カナダに到着後にすぐやるべき4つの事

いよいよカナダに到着をしたあなたは、滞在先に到着し、荷物の整理をし、やっと落ち着いたところです。
ただ本番はこれから。

カナダに到着後すぐにやっておくべきことが沢山あります。
それは以下の4つです。

  1. SINの申請
  2. 銀行口座の開設
  3. 携帯電話の契約
  4. 在留届の提出

カナダに到着をして、一息ついたらできるだけ早くこの4つは済ませておくと、後々不便がなくなります。
このページでは、それぞれの項目について、詳しく説明していきたいと思います。

SIN(社会保険番号)を申請しよう

SINとは Social Insurance Numberの略で、社会保険番号と訳されます。

カナダの税金や保険などはすべてこの番号で管理されています。カナダ国内で合法的に働くためには必ず必要になるものです。

また、すぐに働く予定のない方でも、身分証明書の代わりになるなど、色々と便利なこのSIN。申請しておくと後々便利です。

<申請に必要なもの>
① パスポート
② 就労許可証(ビザ)

<どのように申請するの?>
申請はすごく簡単。まずは上記の必要書類を持って、最寄りのService Canadaに行きましょう。(Service Canadaとはこちらでいう市役所の出張所のようなものです。)

次に、窓口で渡された申請書に記入をして呼ばれるまで待てば、すぐにSIN番号が記入されたレターが発行されます。

名前だけ聞くと、一見して手続きの難しそうなSINですが、申請は本当に簡単です。手続きはできるだけ早く済ませておきましょう。

銀行口座を開設しよう

ワーホリで仕事に就き、給料の受け取りをする際に必要な銀行口座。また、日本から持ってきた当面の生活費を保管しておくのにも使えますので、銀行口座の開設も到着後すぐに済ませてしまいましょう。

<必要な書類>
① 身分証明書×2 
通常、銀行口座の開設には2種類の身分証明書が求められます。認められる身分証には、パスポート、SIN、国際免許証、ビザなどがあります。

② 住所が証明できるもの
これは公共料金の請求書や、語学学校から発行されたホームステイの手配書など、自分の名前と住所が記入されているものであれば認められる銀行が多いです。ただし、この書類については銀行の窓口に問い合わせておくと確実です。

<カナダの銀行口座の種類>
① Checking Account
Checking Accountとは、日本でいう「普通預金口座」です。小切手を使う場合、このタイプの口座を使用することからこう呼ばれています。

引き出しの際には決められた回数までは手数料無料になるなど、利便性が最も高い口座です。銀行によって維持費は異なります。また銀行によっては、一定額以上お金を預け入れると維持費が無料になる場合があります。

② Saving Account
これは、日本でいうところの「定期預金口座」です。普通預金よりは金利が高いものの、引き出しの度に手数料がかかるなどの制約があります。そのため、カナダに超長期で滞在する方向けです。

ワーホリで滞在する方は、特別な場合を除きChecking Accountの開設をすることになると思います。このページでは以後、銀行口座とはこのChecking Accountを指すことにします。

カナダの5大銀行の紹介

カナダの5大銀行と呼ばれる、大手の銀行を以下の表で紹介します。
また、この表に記載している維持費は公式HPを参照し、各銀行の最も基本的なプランの維持費を記載してありますので、参考にしてください。

 

銀行名

特徴

維持費

公式HP

RBC Royal Bank

カナダ最大の銀行。

$4.00/月

http://www.rbcroyalbank.com/

CIBC

カナダ国内のセブンイレブンのほとんどにATM設置。

$3.90/月

https://www.cibc.com/

TD Canada Trust

トロントが中心。バンクーバーにはタワー支店のみ。

$10.95/月

https://www.tdcanadatrust.com/

Scotia Bank

国外支店数はNO.1

$3.95/月

http://www.scotiabank.com/

Bank of Montreal

カナダで最も古い銀行

$4.00/月

http://www.bmo.com/

銀行によって選択できるプランは様々です。比較検討をして、ご自身にピッタリなプランがある銀行で口座を開設しておくのがいいでしょう。

携帯電話を契約しよう

求職活動中には、連絡先として携帯電話番号を聞かれることがほとんど。カナダにはフリーWi-fiがいたるところにあるので、すぐには必要ないかもしれませんが、少なくとも仕事を探し始める前には契約を済ませておくといいと思います。

<必要な書類>
① パスポートなどの身分証明書
② 住所の証明ができるもの(公共料金の請求書、ホームステイの手配書など)

<携帯の契約の種類>
① 長期契約
年単位での契約や、月単位での契約が一般的。後に紹介するプリペイド方式と比べ、トータルでの費用は安くなる傾向があります。しかし、契約満了までに解約をすると罰金がとられてしまうので、長期滞在者向けの契約方式です。

② プリペイド方式
日本でもすっかりお馴染みのプリペイド方式。従来の、使ったら使った分だけ料金を払う、従量課金方式が一般的。ですが最近では、一定額を月額料金として支払うことで、データ通信が使い放題になるなどのプランも増えてきています。契約をするわけではないので、特別な書類なども必要なく、短期滞在者でも気軽に手に入れることができます。

カナダの通信キャリアの紹介

日本でいうところのNTT、ソフトバンク、KDDIなどの通信キャリア。カナダ国内にも大小さまざまな通信キャリアが存在します。

各社とも様々なプランがあり、それらをすべて紹介することはできませんが、カナダ国内の通信キャリアと、その公式WEBサイトを下の表にまとめてみましたので参考にしてください。

通信キャリア名

公式HP

Bell

http://www.bell.ca/

Rogers

http://www.rogers.com/

Telus

http://www.telus.com/

Fido

http://www.fido.ca/

Virgin Mobile

http://www.virginmobile.ca/

Wind Mobile

https://www.windmobile.ca/

Mobilicity

http://mobilicity.ca/

日本語で携帯が契約できる!

カナダに渡航をしたばかりの頃は、なにかとやることが多くて頭もいっぱい。さらに携帯電話の契約となると、プランも多くてパニックになってしまいます。

そんなときに頼りになるのが、日本語が通じる携帯電話の販売代理店です。
下の表ではバンクーバーとトロントの二大都市にある、日本語が使える代理店を紹介してあります。

 

お店の名前

特徴

WEBサイト

モバコン

トロントにある日本語が通じる代理店。BellWind Mobileを扱っています。

https://www.facebook.com/MobaCon.Toronto

けーたい屋

バンクーバーにあるカナダ最大級の日系代理店。取り扱いはBellFidoです。

ketaiya.com

プランも複雑で、頭を悩ませる携帯電話の契約。このような日本語が通じる代理店があるのは嬉しいかぎりですね。

在留届を出しておこう

「在留届」とは、海外で大きな事件や事故、災害などがあった場合、在外邦人の居住地を把握しておくことで、政府のすばやい対応を可能にするためのシステムです。

通常、3カ月以上海外に滞在する場合には在留届の提出が推奨されています。

提出していなかったとしても、罰則などがあるわけではありません。しかし、万が一の際、家族があなたの安否確認をできるようにするためにも、提出しておくことを強くお勧めします。

申請は無料で、その手続きもとても簡単。

申請には郵送とインターネットの申請の2種類があります。ただ、住所の変更のために何度も郵送で提出する人も少ないと思いますので、ここではインターネットでの申請について紹介します。

とは言っても、3ステップだけのとても簡単な手続きです。

<STEP1>
「ORR Net」(URL: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html)にアクセス

<STEP2>
画面の左側にある「在留届を提出する方」をクリック

<STEP3>
あとは、画面の指示に従い必要事項を記入していくだけで完了です。いかがですか?とても簡単な手続きですよね。
こちらもSINと同様、名前とは裏腹にとても単純化された手続きとなっていますから、早めに手続きを済ませておくといいでしょう。

まとめ

カナダに到着後すぐにやっておくべき4つの手続きの紹介でした。ここまで済ませておけば、心身ともに仕事探しの準備ができているはずです。

カナダ生活のいいスタートを切るためにも、このページを参考に手続きを済ませておきましょう!