他の国で働く女性たちの生きる姿を実際に自分の目で確かめてみたいという思いから、ワーホリをしたいという決意に至りました

私は東京のとある企業で総合職として6年間働く生活の中で、年を追うごとに仕事の責任やプレッシャーが膨らんでいくことや、人間関係、日々の残業や休日出勤、満員電車での通勤など、あらゆるストレスから押し潰されそうになっていました。

一方で昔から、テレビや映画、本からの影響でカナダはとても暮らしやすい国であることを知っており、とても興味があったので、カナダで生活し、働いてみたいという思いがどんどん大きくなっていきました。

また当時私の職場は女性が多い環境であったことや、周りの友人達が結婚し、子供を持って育てていく中で、東京で働きながら母として生きる女性たちの仕事と家庭の両立の難しさを目の当たりにしていました。

日本では女性の働く環境は徐々に改善されてきてはいるものの、それを海外と比較したときに大きく違うのではないかということに気づき始めました。

そのため、私はほかの国で働く女性たちの生きる姿を実際に自分の目で確かめてみたいという思いから、ワーホリをしたいという決意に至りました。

ワーキングホリデーの準備の仕方

私はワーキングホリデーの渡航の約6か月前から準備をし始めました。

エージェント選びもはじめに連絡を取っていたところがやりとりをする際に迅速な返事をしてくれなかったことなどから、一度一定の金額を支払ったものの、途中で変更し、別のところにお願いしました。

今はインターネットを便利に活用できる時代ですが、逆に情報量が多すぎて、混乱してしまうことも多いように思います。

エージェント選びもインターネット上では実際にエージェントの質や評判は全くわかりません。

そこで一つの手段としては、ビザなしでカナダに入国し、あらゆる準備を現地に来てから行い、準備万端な状態でワーホリを始めるというやり方です。(ワーホリ申請後、カナダからアメリカの国境に行くことで、ビザなしからワーホリビザへの変更をすることができます。)

ワーホリは1年間自由に働くことのできる貴重なビザです。その開始してからの期間をリサーチや準備にあてることは実は大変もったいないことなのです。

ビザなしで入国する場合、観光ビザ(ビジター)という扱いになるので、最大入国してから6ヵ月間はカナダに無条件で滞在することができます。

働くことはできませんが、その期間に全てのリサーチを行い、バンクーバーの生活にも慣れておけば、ワーホリを開始してすぐに実のある就職活動を始めることができます。

また、その6か月間の間に学校に通うことも可能なので、働く前に語学学校などに通うことを検討されている方は、効率的に滞在期間を増やすためにも間違いなくビザなしで入国することをおすすめします。

渡航前に不安だったこと

渡航前に最も不安だったのは、ワーホリというと若い人がするイメージがあったため、同世代の友達ができるかということがとても気がかりでした。

私は20代ギリギリでカナダに入国し、申請可能なぎりぎり最後の年齢でワーホリを開始するという「ギリホリ」を経験しました。

もちろん、ワーホリは世界的にも若者のための制度なので、利用しているほとんどの方が20代前半のように思われますが、実はギリホリもの方も多くいることに現地に来てから多くの人と出会う中で気づきました。

私のように日本人で社会人経験をしてから、海外でやはり挑戦してみたいという人、海外に移住したいという人、目的は様々ですが、ギリホリ世代に共通しているのはワーホリに対して真剣に臨んでいる人が多いです。

同世代の友達をつくることはモチベーションを高めあったり、情報交換をする上でも非常に大切なことであると感じました。

また、仕事に対して熱意があり、プロフェッショナルな考え方をしている人も多いです。そのような人々とのネットワークや交換する知識を増やすことによって、若い世代の人たちからもアドバイスを求められたり、頼りにされることも多くなりました。

また、カナダの人々は日本よりもとてもオープンな考え方なので、英語には敬語がないことからも、年齢に対しては非常に柔軟であることも事実です。

日本では何歳だからこうあるべきとか、結婚するべきとか、出世するべきとか、固定観念に縛られている部分が多くみられますが、カナダでは何事も本人次第であり、若くても年をとっていても自信を持てる生き方をしているかということが重要と言われています。

また、いくつになっても若い気持ちでいることがその人自身を若くさせると考える人も多いので、年齢にこだわらない社会であり、世代を越えた友達を多くつくれるのも魅力だと思います。

バンクーバーは世界一住みやすい都市

バンクーバーはかつて世界一住みやすい都市に選ばれたということもあり、自然も多く、海と山に囲まれ、空気もきれいな素晴らしい環境です。バンクーバーはカナダで第3の都市なので、街としても大きすぎず、どこにいても大体は電車かバスが通っているので、移動も比較的便利なことを知っていました。

また、カナダの西海岸に位置しているので、成田からのフライトもわずか約9時間程度のため、万が一緊急で日本に帰らなくていけなくなった場合もさほど遠くはないのも安心できるポイントです。

フライトの短さから、私はワーホリのステータスであるにもかかわらず、愛犬を日本からバンクーバーに連れてきており、今では犬と一緒に生活し、精神的にも落ち着いた快適な生活を送れています。

日本人女性にとってのバンクーバーの治安

また、バンクーバーは治安がとても良いことも魅力です。私は東京で渋谷から数駅という場所に住んでいたため、帰宅が夜遅くなるときなど、夜道を歩きたくないがために最寄駅からタクシーで帰ったこともたびたびあります。

それに比べてバンクーバーは夜道に人通りは少ないものの、都心で遭遇しうるような危険はほぼないと言って良いと思います。市内であれば、バンクーバーは狭いので、仮にタクシーを使ったとしても20ドル以内で帰ることができますし、深夜もナイトバスが通っていますので、日本のように終電を心配することは少ないです。

しかしながら、私は東京の中心に近いところで育ってきたため、バンクーバーに初めて下り立ったときは、自分が思っていたよりもはるかに田舎であることに驚きを憶えましたが、最後にはその安全さや住みやすさに居心地がとても良くなりました。

一方で、お店やレストランが夜遅くまで営業していなかったり、エンタテインメントやレジャーが少ないため、そこら中に24時間営業のコンビニがある日本と比べれば、不便であったり、やることがないように感じることに間違いはないですが、東京での生活がいかに情報過多であったかに徐々に気づき始め、自分にとって本来必要な遊びや情報の量は最小限で良いのだと知ることができました。

また、そういった状況からも、同僚や友達と多く時間を取ったり、穏やかな時間を過ごすことに価値を置く生活ができるようになりました。

バンクーバーは多分化社会

また、バンクーバーは多分化社会なので、あらゆる国の食文化が共存していることも事実です。世界各国の料理のレストランが軒を連ね、日本では輸入食品を扱うお店でしか買えないようなものも、街のあらゆるスーパーで買うことができます。

もちろん日本食レストランも多いですし、お寿司屋さんの数には驚愕します。対人口で考えたときに、日本よりもバンクーバーの方がお寿司屋さんが多いのです。バンクーバーはベジタリアンが多く、オーガニックやグルテンフリー食材しか取らないという健康志向な人々も多いということも影響しているのか、数ブロックに1軒は必ず寿司屋があります。

勿論その多くは日本人経営ではなく、寿司といってもカナダ特有のロール(巻物)ですが、大きく捉えれば日本食であることに代わりはなく、生魚や酢飯や味噌汁がいつでも食べられるという点では安心できる環境ではないのかと思います。

また、世界各国の料理が当たり前のように試せるのもバンクーバーの魅力です。海外へのワーホリの場合、食事に苦労するということが最大の悩みであると良く聞きます。食事は人間を支える基礎であり、それに満足できなければ心身の健康すらも脅かされるということも事実です。バンクーバーの場合は、それどころか食を楽しむことさえできると思います。

英語力について

私はカナダに来るまでも海外で生活していた経験があったので、英語に関してはあまり心配はなかったのですが、バンクーバーはあらゆる英語圏の都市の中でも英語を学ぶのにとても恵まれた環境であるように思います。

その最大の理由は、バンクーバーが多文化都市であるという点です。バンクーバーで暮らす人々の滞在期間に違いはあれど、ほぼ全ての人々が違う国から来ているので、多くの人が英語にアクセントがあったり、間違った英語でも平気で喋ります。

そのため、英語を話すのに自信があまり持てなくても恥ずかしがる必要がないのです。どんな場合でも聞く方も丁寧に聞いてくれます。

ダウンタウンに留学生も多いので、自分だけが違う人種であるというシチュエーションはほぼありません。カナダは移民社会なので、親もおじいちゃんおばあちゃんもカナダ出身であるという人に出会う方が難しかったりするくらいです。

そういった事実から、バンクーバーに来てもきれいな英語を学べないのではないかと、日本人によってはネガティブに捉える人も多いかと思うのですが、現在はグローバル社会であり、英語は世界語になってきているというのが現実です。

TOEICやIELTSでも、あらゆるアクセントを聞き取れるようにならなければハイスコアは取得できません。ワーホリ後、日本に戻ってから英語力を活かして仕事をしたいという人は多いはずですが、様々な種類の英語を理解し、様々な文化を持つ人々とコミュニケーションを持った経験がある方が、間違いなくその後役に立ちます。

たくさんの国にワーホリをしてみたり留学をすることは、経済的にも時間の面からも非常に難しいことですが、バンクーバーに来れば、それに近い体験がたった1年の間にできるという点で私はとても魅力的だと感じています。

人種のサラダボウル

人種のサラダボウルと呼ばれていることからも、世界で最もマルチカルチュラルな都市はニューヨークだと思われがちですが、文化的な側面からはそうかもしれないものの、実はトロントの方が多民族の人々が共生している都市なのです。対人口の割合では現在ではアメリカよりもはるかにカナダの方が移民を受け入れている国家であることも事実です。そのためカナダでは人々が外国から来ることは当たり前なので、外国人にやさしいのが当たり前の社会となっています。

また、私はいくつかのカナダ以外の英語圏の国でも何年か暮らしたことがありますが、都市によっては外から来た人間がほぼいない、全ての人々がネイティブであるという場所も多く、そのような環境下ではどんなに一生懸命英語をしゃべっても、外国人の話す英語を温かく聞こうとしてくれないという場合もあります。

自分だけが異質であるために、差別を受けることもあり、本当の意味での友達をつくることもできず、疎外感に襲われることも多々ありました。バンクーバーはそういった心配が一切ない社会です。

全ての人々が仲良く暮らし、平和な環境が築き上げられています。そういった社会を作ることは、この混沌とした世界の中では難しいように感じられますが、それを現実として形成している都市であるバンクーバーの素晴らしさを、実際に来てみて生活し、実感してみることが、その後の自分の視野を広げるという点でも大きく役に立つのではないかと思います。

ワーホリの方におすすめなのが、求人用のクラシファイドのウェブサイトを見ること

バンクーバーではあらゆる仕事の探し方がありますが、ワーホリの方におすすめなのが、求人用のクラシファイドのウェブサイトを見ることです。日本語のサイトはJpcanada、人材カナダなどがあり、ワーホリ向けの仕事も常に多く募集されているのでとても探しやすいです。

現地のサイトでもCraigslistやKijijiなどがあり、英語がまだ不安という方も検索項目に“Japanese”と打ち込めば、日本語を使った仕事の求人情報を見つけることができます。また、メールや電話にて連絡を取り、まずはレジュメを送るのが一般的ですが、どんな業種でも、その仕事先に訪問可能な場合はレジュメを直接渡しに行った方が効果的であるように思います。

その際訪問するのに良い時間帯は、先に先方に聞いておくことが肝心です。マネージャーや役職の方に直接会えるチャンスとなるだけでなく、そのまま面接をしてもらえる可能性もあるだけでなく、自己紹介もできるので、良い印象を与えることができるチャンスになります。

また、もし特定の仕事をしたいという業種が明確にあるのであれば、カナダは日本と異なり、人脈から仕事を紹介してもらえる場合が多いので、日頃からネットワークを広げることが大事になってきます。

日本では誰かの紹介で入社するということはコネクションを利用しているように思われ、むしろ周囲には悪い印象にもなりかねませんが、カナダでは誰かの紹介である方が信頼性があり、高評価になります。専門学校でも希望の職種に就くための最初に動かなければいけない手段としてネットワークを形成することという事実をレクチャーとして受けることすらあります。

そのため、同じ分野の人と出会えるように日頃から友人を増やす、多くの人と社交できるようなパーティーに行くなど、同じ業種の友人を紹介してもらえるチャンスを自分から掴んでいくことは非常に大切です。また、一度仕事に就いてからも、それが長期的な契約でない場合、仕事を探している旨を積極的に職場で同僚や上司に伝えていった方が、関連の仕事を紹介してもらえるという可能性が高くなります。

また、就職する際も、レファレンスレターという、以前の仕事先などからの推薦文の提出が必要だったりするので、仕事をする上で良いネットワークと人間関係を形成しておくことは非常に大切です。また、意外にもそれに関しては英語力うんぬんではなく、その人の姿勢・真剣さ・熱意が大きく問われます。実際には英語ができるかどうかよりも、能動的に動いた人の方が、チャンスをものにする確率が圧倒的に増えるので、希望の仕事に早く就くことができているように思います。

現地の保育園で保育士として働いています

私はワーホリを始める以前に、1年間バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州に認定された保育士の免許が取れる専門学校に通っていたため、今はその免許を利用して現地の保育園で保育士として働いています。それ以外にも、夜はレストランで働いたり、週末は子供の音楽の学校の受付をしたり、空いた時間を見つけては様々な仕事をしています。

バンクーバーでの良い点は、クラシファイドのサイトから求人の検索をすると、フルタイム、パートタイム、単発の仕事が同時に出てくるので、様々な種類の仕事を探しやすいということです。そのため、私は空いた日には単発の仕事を入れたりなどして、うまく収入を効率的に得られるようにしています。

また、カナダではフルタイムの仕事に就いても、副業禁止規定がない場合がほとんどです。そのため、メインの仕事以外に、空いた時間で自分のビジネスを企業しても良いですし、それ以外の時間は他の仕事に就いても全く問題ないのです。

ただ、カナダの人々は公私の時間をできるだけ区別し、プライベートや週末の時間を大切にしたい人が多いので、縛りがないにも関わらず、お金を稼ぐだけのために働きづめの生活を送っている人々は少ないです。ただ、実際にカナダでは、オープンワークパーミットといって、どの仕事をどれだけして、どれだけ稼いでも個人の自由という労働ビザはあまりないのが現実なのですが、ワーホリというビザは実はその数少ないビザの中の一つなのです。

そのため、働くことに関して自由であるというワーホリの最大の特権を謳歌して、様々な仕事にチャレンジしながら経験を積んでみるのも、一つの楽しみになるのではないかと思います。

カナダの仕事事情

外国人経営者が雇用先の場合はどうかわからないのですが、日本と比べてカナダは基本的に残業がほとんどない社会だと言われています。

業種にはよりますが、フルタイムの仕事であっても、その日の仕事が早めに終了した場合は、早く帰宅できることもあります。休憩や休みもきちんと取ることができます。

また、ワーホリのステータスでアルバイトの勤務体系であっても、バケーションペイといって、4%の金額を有給休暇分のような意味合いで受け取ることができます。(バケーションペイが支払われるタイミングは退職時や毎回の給料が渡されるときなど雇用先によって異なります。)

また、給料が現金で手渡されない限りは日本のように毎回の給料から税金が引かれてしまうのですが、日本での年末調整のようにタックスリターンという制度があり、その翌年に申請をすることである程度の金額が返ってきます。

また、このタックスリターンは基本的には国民に義務付けられているのですが、タックスリターンの代理店なども多く存在しているため、日本に帰国した後の場合でもそういった代理店にお願いしておけば、日本にいながらにしてお金を受け取ることは可能です。

どれくらい働きたいかにもよりますが、もしうまくいくつかの仕事を組み合わせて、あまり休みをつくらずに仕事をすることに抵抗がなければ、バンクーバーではアルバイトだけでも月に30~40万円を稼ぐことは可能かと思います。

また、もし英語力に自信があり、ハイクラスのレストランなどで働くことができるのであれば、チップを多くもらうことができるので、稼ぎやすいと思います。ただ、いずれも自分のやる気次第です。働くことに対して意欲がなければ、日本でもカナダでも思うように仕事ができないのは一緒です。

日本語を使った仕事もするようにしました

せっかくのワーホリのため、職場でも100%英語を使いたいという人も多いと思います。それは本人次第なので、もし英語力を高めるのがワーホリでの最大の目的と決めているなら、それを優先事項にすることはとても大切なことだと思います。

ただ、実際には職場以外の場面でも、もしシェアメイトとも英語のみのコミュニケーションである場合、日本語を使う場所が生活の中で皆無となります。

帰宅してから毎日日本の家族や友人と何かしらのコミュニケーションを取るのが習慣な人は全く問題ないかと思うのですが、私の場合、完全にアパートでの一人暮らしのため、何日も英語しか話さない日が続くということが簡単に起こりました。

そういった生活になると、あまり心が休まる瞬間が訪れることがなく、不思議と心からリラックスできる時間がないことに気づきました。

そこで私は空いた時間を利用して、日本語を使った仕事もするようにしました。そうすることで、1日の中で日本語を使う時間が少し生まれ、不思議と精神的に落ち着いた日常を送れるようになりました。

これに関しては個人差があるので何ともいえませんが、私にとっては語学は食事のようなもので、四六時中英語を話し、英語で考えなければいけないという状況は、いつも自分の属さない世界に身を置いているような環境でした。

また、日本語をあまりに使っていない日々が続くと、とっさに漢字などが書けなくなるのではないかなどという別の不安も襲ってきました。

語学というのは発音の良さやスピードや会話の滑らかさという課題を乗り超えると最終的には、ボキャブラリーや言い回しのバラエティをいかに豊富に持ち合わせられるかというところがその人の力量になってきます。

その点から考えると母国語を巧みに操れない人は、他の言語を学んでも成長できるレベルがある一定の場所で止まってしまうことになります。

また、国際人になるということは、海外の情報に敏感になるのは勿論なのですが、自分の国の情報についても多くの知識を持ち、堂々と語れる人となることのように思います。その事実に気づき始めた私は、カナダに来てからは日本にいたとき以上にカナダのニュースだけでなく、日本のニュースもチェックするようになりました。

シェアハウスの見つけ方

シェアハウスはインターネットを通じて日本から探すこともできます。クラシファイドのサイトや、シェア物件を紹介しているサイトもありますので仲介業者や大家さんと直接事前にメールで連絡を取り合うこともできます。

私の場合は前もって見学をせずに、立地の利便性や写真で見る部屋のきれいさから、渡航前に日本からお金を海外送金にて振り込みをし、家を契約しました。

事前に場所を見ることができないという点で大きなリスクはありますが、着いてからホテルやホステルにて泊まる必要がなく、その分の宿泊費だけでなく、来てから家を探すという時間も節約できるため、すぐに安心した生活を始められる点にメリットがあります。

そのためワーホリの場合は、はじめはホームステイからスタートされる方も多いですが、もし20代後半の日本でこれまでずっと一人暮らしをして生活してきた人のワーホリの場合、ある1つの家族と共に突然寝食をするというのはいくら外国であるとはいえ、とても気を遣う生活となることになります。

ただでさえ、新しい環境で不安なことばかりなのに、たとえ自分専用のベッドルームがあってもなかなか気持ちが休まるものではないのではないかと思います。

また、バンクーバーは多文化社会なので、ホームステイ先が白人家庭でないことも多く、人種やその家族の食文化によっては食事が合わず、苦労するというケースも多いです。

その点シェアハウスでは、食事も帰る時間も自由な上に、シェアメイトは同様に同世代のワーホリや学生であることが多く、現地のカナダの若者がシェアメイトであったりもするので、友達をつくることができたり、協力し合うことができます。

ワーキングホリデーをしてよかったこと

ワーホリは自分の全ての時間が自由に使える、それも場所は海外で、というとても貴重で不思議な体験のできるかけがえのない1年間です。

若者は日本にいる場合、多くは学校や職場などある一定の場所に属し、それを中心に生活を形成していきますが、ワーホリにひとたび来ると、その全てが一度リセットされ、短期で学校に通うも、どのような仕事をするも、全ては自分次第という最高の自由が与えられます。

その一方で、そのベースが海外という、自分の今まで良く知るテリトリーではない場所で、その地域や環境や文化について、一から吸収しながら自分を試していかなければなりません。

そのため、挑戦することを恐れて、なかなか殻から抜け出せなかった場合は、そのままで止まることになってしまい、せっかくその贅沢なチャンスが与えられた1年間を棒にふることになってしまいます。その反面、当たって砕けるような気持ちでワーホリに飛び込めた人は、1年後は期待以上のものを手にして帰国できると思います。

そのため、ワーホリは自分の力だめしとしての絶好の機会だと思います。日本ではないということを逆手に取り、日本では絶対にしないようなことに挑戦したり、今までの自分を打ち破って、失敗することを恐れなかった人だけが、その後に素晴らしいものを手にできるのではないかと思います。

これからワーホリをする人へのメッセージ

海外に渡って1年間生活をした人の感想は様々です。1年後の自分が、胸を張って最高の1年間だったと言えるかどうかは、意外にもいろいろな経験を与えてくれる周りの環境によってではなく、自分がいかにその1年間を自分自身でプロデュースできたかどうかで決まってきます。1年という期間は長いようで、何もしないスローな毎日を過ごしてしまえばあっという間に過ぎていってしまいます。

ワーホリを始める際に是非してほしいのが、何か大きな目標を一つ持つこと。英語を話したいならどこまで話せるようになりたいのか、何か資格を取得するのか、どこかで働いたという実績を獲得したいのか、もしくは目標が自分探しならそれでも良いと思います、今まで知らなかった自分に出会うことも素敵な目標です。

ただ、そのためにその1年間をどう動くかを時系列で細かく計画し、具体的にイメージすることは何よりも大切です。それは何か問題やハプニングに遭遇したときのリスク回避にもなります。そして常に選択肢を多く持っておくこと。

海外では予期せぬことが絶えず起こります。その度に慌てず、柔軟な思考を持ち合わせておくことが海外でも求められる人材となる最大の秘訣のように思います。