留学だからといって勉強ばかりではなく、せっかくバンクーバーで過ごすのだから色んな所へ出かけてみたい!

と考えている方も多いと思います。

バンクーバーと言っても、そのエリアは広く、空港から北へ進むとバンクーバーの中心部であるダウンタウン、さらへ北のエリアはノースバンクーバー、ダウンタウンより東側は日本人のホームステイ先によく選ばれるバーナビーなど魅力あるエリアが様々です。

また交通事情を知っていることは、ホームステイやシェアハウスなど家探しの時にポイントにもなります。

バンクーバーで快適に暮らすために、交通事情を抑えておくことは重要だと思いますので、どんな交通機関があるのかご紹介します。

バンクーバーの交通手段

バンクーバーの主な交通機関はバス、Skytrain(電車)、Seabus(フェリー)になります。

これらを運行しているのはTransLink社で、どの交通手段でも共通のCompass Card(ICカード)を利用し、バス以外は同じ料金設定のため利用するのはとても簡単です。

バスやSkytrainは主にダウンタウンや郊外の移動の際にとても便利です。

海外の交通機関は遅延が多いこともありますが、ほぼ時間通り、Skytrainも大体5分間隔で動いています。

バンクーバー国際空港からご自身で移動を考えている場合は、TaxiやSkytrainでの移動が便利です。

荷物が多く一人で運べない場合や、移動先が駅から離れている場合はTaxiをお勧めしますが、Skytrainでもダウンタウンへは30分弱で移動が可能です。

Seabusはダウンタウンのメイン駅であるウォーターフロント駅からノースバンクーバーを結ぶフェリーで、ちょっとした旅行気分が味わえます。

フェリーと言っても観光用ではないので、定期的に運行しています。

通常のバスの運行時間や終電が過ぎてしまっても、ダウンタウンからはナイトバスも運行しているので、バンクーバーでのナイトライフも楽しめます。

交通機関の使い方

バス、Skytrain、Seabusに乗るにはCompass Cardを使用します。

日本で流通しているICカードと使い方は一緒で、駅の券売機で購入でき、カードにマンスリーパスや希望金額のチャージができるようになっています。

紙でできた通常券(区間切符)や1Daypassも券売機で購入できますが、通常券を購入するよりもカードにチャージする方が割引価格で乗車できるので、長期滞在の場合はカードの購入をお勧めします。

バンクーバーの中心部であるダウンタウンを1Zoneとし、そこから離れたエリアを2Zone、さらに離れると3Zoneと3つのZoneに区分されています。

各ゾーン毎に料金が設定されており、1Zoneは$2.75(カードチャージの場合:$2.10)、2Zoneは$4.00($3.15)、3Zoneは$5.50($4.20)です。

Zone内での移動は1Zone分ですが、Zoneを超えた分だけ料金がかかります。

例えば、3Zone内での移動は$2.75、1Zoneから3Zoneへ移動した場合は$5.5となります。

ただしバスはどの区間でも1Zoneの金額になります。

またSkytrainとSeabusも平日の午後6:30以降と週末はどの区間でも1Zoneの金額で移動できます。

旅行などで以前にバンクーバーへ来た方は知っているかもしれませんが、FareSaver Ticketsという回数券が2016年春より廃止されています。

もしお手元にあるようでしたら、残念ながら現在は使用できませんのでご注意ください。

その他の交通手段

主な交通手段としてバス、Skytrain、Seabusを紹介しましたが、その他にもバンクーバーをめぐる手段はいくつか挙げられます。

例えば、Taxiや観光バス(トロリーバス、ビックバス)、ダウンタウンの入り江をミニフェリーが運行しています。

また、サイクリングロードも整備されているので、レンタサイクルを借りてスタンレーパークやイングリッシュベイなどの公園めぐりも気持ちがいいです。

また、バンクーバーから観光地へ行く際に便利な交通手段がありますので簡単に紹介します。

バンクーバーと言えばという観光地であるキャピラノ吊り橋へも期間によりダウンタウンから無料のシャトルバスが出ています。

時間帯は時期によって異なるようなので、キャピラノ吊り橋のサイトを事前に確認した方が良いと思います。

ヴィクトリアやナナイモのあるバンクーバー島、カナダ最大の都市であるトロント、アメリカのシアトルなどへ手軽に行くこともバンクーバーの魅力です。

バンクーバーからほど近い島々へはバスやSkytrainを乗り継いで港へ行き、そこからフェリーに乗り継ぐ方法や、バンクーバーから大型バスに乗りそのままフェリーに乗り込む方法があります。

バンクーバーからは少し離れますが、足を伸ばせば同じカナダの都市であるトロントや隣国アメリカのシアトルへも行くことができます。

トロントとはカナダ横断鉄道VIA鉄道が結び、その中間にあるカナディアンロッキーへも訪れることができます。

シアトルやポートランドへは鉄道(アムトラック)や格安バス(Bolt Bus)を利用する人も多いようです。

また、日本で免許を持っていてバンクーバーでもレンタカーを運転したいという方は、免許証が必須です。

カナダ国内では国際免許で運転できる場合もありますが、バンクーバーのあるBC州など一部の州では州の免許が必要となります。

バンクーバーでは日本領事館で日本の免許証を訳してもらう必要がありますので、免許証を忘れないようにしてください。

まとめ

ご紹介したように、バンクーバーの交通機関の利用はとても簡単です。

また、バンクーバーから少し離れた場所へ行くのも様々な交通手段があります。

しかし、慣れない土地ですので土地勘や地名を覚えるだけでも大変だと思いますので、暮らし始めのうちは余裕を持って出かけてください。

カナダではストライキもありますし、交通状況の遅れが生じている場合もありますので事前に確認して行動することをお勧めします。

うまく活用して、思う存分バンクーバーライフを楽しんでみてはいかかでしょうか。