カナダの中でも美しい街と知られているビクトリア。

美しい海と山に囲まれていて、ツアーでも住むのにも人気がある街です。

またカナダのなかで一番古いチャイナタウンがあることでも有名です。

古くから残るイギリス風の街並み、歴史ある建築物が沢山あることや、街全体が庭園のように美しいことから、『Garden City』とも呼ばれています。

バンクーバーからはアクセスもしやすく、比較的リーゾナブルな旅行先でもあります。

またバンクーバーより日本人が少ないという理由や過ごしやすい気候という事でビクトリアを選ぶ学生も多いです。

このページではそんなビクトリアの交通手段について詳しく書いていきます。

  1. バンクーバーからビクトリアへの行き方。
  2. ビクトリア市内の交通手段。
  3. ビクトリアからナナイモ、ポートアルバーニ、トフィーノの行き方。
  4. ビクトリアの自転車事情。

値段などは変わることがあるので、出発前に一度確認してください。

1、バンクーバーからビクトリアへの行き方。

ビクトリアはバンクーバーアイランドにあるので車ではいけません。

移動手段は飛行機、水上飛行機、フェリー、ヘリコプターで結ばれています。

旅行者にはフェリー乗船がセットになった長距離バス利用もできます。

もちろんフェリーで車を運ぶことはできます。

①飛行機

ビクトリアには国際空港があり、バンクーバー空港からもエア・カナダ、パシフィック・コースタル航空が就航しています。

所要時間は約25分ほどですが、バンクーバーから空港にいく時間やビクトリア空港から市内に行くのに30分ほど時間がかかることを考えると、あまりお勧めはしません。

また飛行機なので一定の値段設定もないのが難しいところです。

値段$200-$400(往復)

②水上飛行機

水上飛行機はバンクーバーとビクトリアのダウンタウンを約35分で結ぶ便利な交通手段。

1日の運航便数はその月によって異なりますが、各社1日8~15便程度。

バンクーバーの発着所は、カナダ・プレイス近く、ビクトリアはインナーハーバーなので、観光するにはぴったりです。

値段$120-$400(往復)

③フェリー

パシフィック・コーチ・ラインズ(Pacific Coach Lines)がバンクーバー空港とバンクーバーのダウンタウンからビクトリアまでを運行しています。

バンクーバーダウンタウンの乗車ポイントはパシフィック・セントラル駅で利用しやすいです。

バス乗車後は、バンクーバー南部にあるツワッセン港からスワルツベイ(ビクトリア)間はBCフェリーにバスごと乗船します。

フェリーの乗車時間90分を含むトータルの所要時間は約4時間。

ビクトリアの乗車ポイントはフェアモント・エンプレス・ホテル裏のバス停ですので、こちらも観光するにはお勧めです。

値段フェリーのみで$40-$50程度。

(往復)
バス付きなら$60-$100(往復)

④ヘリコプター

ヘリコプターの所要時間は35分。

バンクーバーは空港とダウンタウンの2か所に発着所があり、ビクトリアはダウンタウン近くのオグデンポイントにあるアウターハーバーのヘリポートへ着きます。

値段$300-$500(往復)

値段が一番安いフェリーが1番身近な交通手段となります。

フェリーは少し時間がかかりますが、バンクーバーの島々をフェリーで進んで行くのはとても綺麗で退屈しません。

フェリーの中もレストランやショップが沢山あるので道中楽しめること間違いなしです!

2、ビクトリア市内の交通手段。

ビクトリアは小さい街なので基本的には歩いて観光を楽しむ事ができますが、住むとなれば、交通機関が必要になります。

①市バス

ビクトリア・リージョナル・トランジット・システム(Victoria Regional
Transit System)が市バスを運行しています。

ダウンタウンから、BCフェリーの
着くスワルツベイ(Swartz Bay)やスークまでの広いエリアをカバーしています
が、料金はすべて統一されています。

10枚綴りの回数券や1日券といったお得なチケットは、ドラッグストアなどでも購入出来てお得です。

1回券は$2.50

10回券は$22.50

1日券は$5.00

1ヶ月パスは$85.00

②ミニフェリー

ビクトリア・ハーバー・フェリー(Victoria Harbor Ferry)が、フェアモン
ト・エンプレスホテルの前から、港内の17カ所の停泊所を結んでいます。

フェリ
ーが来たらドライバーに行き先を告げ、 降りるときに運賃を渡します。

運賃は
ゾーンに分かれていて、$6・$10・$15・$20のいずれかを支払います。

また観光用の料金も設定されており、フィッシャーマンズ・ワーフなどを回るハーバー
ルートは所要時間45分で、乗船券は大人C$22、造船所などがある歴史的なエリアを過ぎゴージ水路まで1時間かけて行くゴージ・ルートは、大人C$26。

15~20分間隔で運航されており、何度でも途中下船可能なのが魅力です。

住む予定の家の近くに乗り場があれば、是非利用してみてください。

渋滞がないので、朝夕のラッシュ時にお勧めです。

③主要な市内の観光地へのバス

・Emily Carr House(エミリー・カーの家)

カナダを代表する画家 Emily Carr(1871~1945)の生家。

ロイヤルBCミュージアムからブッチャート・ガーデンの間にあるので歩いて10分ほどで行けます。

市バスに乗るなら#27/28か#30/31で行けます。

1863年に立てられたもので、Emilyの当時の生活を垣間見ることが出来る。

バンクーバーのグランビルアイランドにある『Emily Carr University of Art + 
Design』は彼女の名前にちなんでつけられている。

・The Butchart Gardens(ブッチャート・ガーデン)

ビクトリアに来たら絶対行きたい観光スポットです。

サンクンガーデン、ローズガーデン、イタリアンガーデン、日本庭園、地中海庭
園の5つの庭園があります。

夏の時期(7月~9月)は毎週土曜日に花火が上がります。

歩いて行く事も可能ですが少し遠いのでバスがお勧めです。

市バス#75を利用しましょう。

・Craigdarroch Castle(クレーダーロック城)

カナダにはお城がない、と言いますがビクトリアには実はお城があるんです。

ダウンタウンからも近いので観光スポットとして人気があります。

1890年にスコットランド出身の石炭王 Robert Dunsmuirが愛する妻に建てた邸宅で、お城の様な美しさから、クレーダーロック城と呼ばれている。

市バス#11、14を利用しましょう。

徒歩で30分程度です。

3、ビクトリアからナナイモ,トフィーノの行き方。

バンクーバーアイランドにはビクトリア以外にも沢山の美しい街があります。

各街の特徴と行き方を紹介していきますね。

①ナナイモ

ナナイモといえば、ナナイモバー!!

せっかくアイランドにいるなら是非食べて欲しいです。

街も大きく港町として栄えています。

ダウンタウンにあるオールドシティースクエア(Old City Square)は古い街角が残っていることで有名です。

ナナイモにはビクトリアからバスで行く事ができます。

グレイハウンド社(Greyhound)が定期運行しています。

所有時間は約2時間でダウンタウンを結んでいます。

$60程度(往復)

②トフィーノ

トフィーノはカナダではめずらしい、ビーチタウンです。

サーフィンもできることから、春から夏はサーフレッスンを受けることもできますし、ホエールウォッチングが出来ることでも有名です。

ビクトリアからユークレット、トフィーノにはトフィーノバス(Tofino bus)で行く事ができます。

所有時間は約6時間です。

$120程度(往復)

4、ビクトリアの自転車事情。

いくら小さな街だとしても、毎日バスに乗るのはお金がかかります。

それなら、通勤や通学に自転車を使いたいと思う人は多いのではないでしょうか?

そもそもカナダで日本のようなママチャリやおしゃれな自転車に乗っている人はあまり見かけません。

ほとんどの人がマウンテンバイクのような自転車に乗っています。

BCでは自転車に乗るには日本と違うルールもあります。

①ヘルメットの着用が義務です。

②歩道の走行は禁止です。

③自転車専用のレーンか車と同じレーンを走りましょう。

④前の人を抜かす時は必ず『On your left』(左注意してね)と言って左側を追い越すのがルールです。

これさえ守れば、自転車に乗っても大丈夫です。

またビクトリアは自転車の首都と呼ばれているくらい自転車にフレンドリーな都市です。

郊外に向けてはサイクリング用に整備されたトレイルがあるので、休みの日はサイクリングを楽しむのには最高です。

いい運動にもなりますし、ビクトリアに住むなら自転車とヘルメットを買っておきましょう!

まとめ

ビクトリアには日本のように地下鉄や電車が走っている訳ではありません。

最初は不便に感じるかもしれませんが、すぐ慣れてきます。

バスも最初は緊張するかもしれませんが、最近のバスはバス停の名前をアナウンスしてくれるようにもなりました。(昔はバス停の数を数えていました・・・)

バンクーバーアイランドはカナダの中でも世界的に見ても美しい島です。

また、住みやすい街としてもビクトリアは有名です。

語学学校や卒業後に仕事をするにはぴったりなところです。

是非一度遊びに行ってみてください。