『宿題?そんなのたまにしかやらなくて大丈夫!テストさえ頑張ればいいんだから!!』

なーんて甘いこと言えるのは日本での義務教育まで!!

ここはカナダ!!あなたは何をしにカナダへ留学に来たのですか??

もちろん、カナダという完全な英語環境でしっかりと英語を学習し、習得に努めることはカナダに来られる日本人方々の最も大きな目標ですよね。

これは私自身も経験したことで、はっきりと言えるのですが、英語は自力で勉強するよりも、絶対に語学学校へ行き、先生たちから生きた英語をしっかり学び、クラスメイトと共に学び伸びていく方が確実です。

もしカナダの語学学校へあなたが無事入学したとして、そこであなたを待ち構えているものはもちろん多くの新しく出会う人々、英語を学ぶために整った環境、そしてたくさんのホームワーク(宿題)やテストです。

宿題やテストは聞くだけでも嫌かもしれません。

せっかく語学学校へ入学したのに宿題を真面目にしなかっただけでとっても痛い目にあった生徒さんたち、大切なテストが全部宿題の範囲から出ていたために点数が十分に取れず、語学学校を卒業できなかった生徒さんたちを私は多く見て来ました。

この記事を読んでいるあなたがそんな不幸な生徒さんたちの一員にならないように、語学学校から出される宿題や課題がどれだけ大切か、また宿題を実際に行う際にみなさんに覚えておいて欲しいテクニックやコツをこの場を借りてお伝えいたしますね。

  • たかが宿題、されど宿題
  • 宿題を効率よく行う方法『ただやるだけじゃダメ?』
  • どんな宿題が出るの?意外な宿題も!
  • プラスもう一歩!が成長への鍵

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たかが宿題、されど宿題

たかが宿題、されど宿題

語学学校の授業が終わり、いざ帰路につくとき、あなたの目には英語の看板や標識がずらりと並び、街ゆく人々はみんな英語で会話をしている。

あなたがカナダに来て毎回外に出るたびに『本当に私はカナダにいるんだ!』と感動することでしょう。

またその思いが英語学習へのやる気も奮い立たせることでしょう。

語学学校の最初の学期までは、ほとんどの人が宿題をしっかりと期限内にこなします。

しかし、数ヶ月経ってカナダでの生活に慣れて来たところで学業をサボり出す人が出て来てしまうことも事実です。

せっかく語学学校の学費を払い、カナダまで来たのに自分の怠慢で英語学習に支障が出て来てしまうことほどもったいないことはないです。

出続ける宿題に『もうやだ!宿題なんて!』となってしまう人もいるかもしれません。

ここでどうしても言っておきたいことがあります。

実は、宿題はどんな学習の中でもあなたの力を伸ばす最も大切な部分なのです。

それと同時に語学学校側があなたの成績を判断する際の重要な要素でもあるのです。

成績が判断されるときにテストが最も大切と思われがちですが、そうではありません。

私が行っていた語学学校では毎週色々な部門に分かれてのランキングが張り出されていました。

そのランキングに上位になるとプレゼントがもらえたり、いいことがたくさんあります。

またそのランキングを元に学校側の審査の元、あなたが卒業する際の表彰でVIPが発表されます。

(ここでは最優秀生徒という意味。)

VIPになることは、それはそれは誇り高いことですし、あなたの今後のキャリアにもつながります。

(私はこのVIPを取ったことを理由に語学学校に頼み、カナダの大学院への特別推薦とその大学院から入学許可書をもらいました。このような特典に関しては語学学校によって異なります。)

ちなみに、私の見て来た中でこういったVIPの生徒や先生たちから高い評価を受ける生徒たちはいつもテストでいつもトップを取っているわけではありませんでした。

彼らは無遅刻無欠席だったり、授業態度が素晴らしかったり、もちろん宿題はしっかりこなしていました。

テストの点数がどうのというより、こういった基本的なことをこなしている生徒たちは自然と学習効率も上がりテストでもいい点数を取りますし、誰からの印象もいいです。

中には数カ月でレベルの高いクラスに移ることのできた生徒さんもいらっしゃいます。

語学学校での時間を有意義に過ごすためにまずはあなたにして欲しいことは、遅刻や欠席をせず、授業を意欲的に楽しんで受けてください。

そして宿題を必ずこなすことです。

宿題を効率よく行う方法『ただやるだけじゃダメ?』

宿題を効率よく行う方法『ただやるだけじゃダメ?

宿題も毎日やっているし授業にも毎回欠かさず出ているのにこれといった収穫が無いという方。

もしかしたらあなたの宿題のやり方はとても勿体無いやり方かもしれませんよ?

宿題は何のために出されるのかをまず考えて見ましょう。

その日に授業で学んだことの理解を深めるためであったり、大切な復習であったり、たまには予習も兼ねた宿題も出されます。

みなさん。この復習を兼ねた宿題にも復習がいることをご存知ですか?

単に宿題をやるだけでなく次の日に宿題がどんなものであったか、内容を覚えているくらいがベストです。

しっかり調べて答えを導き、仕上げた宿題をもう一度見直す。くらいは必ずしましょう。

また自分への宿題を一つ二つ決めておくのもいいです。

私は、授業中に知らなかったこと、疑問に思ったこと、新たに学んだことをノートやパソコンにざっと書き留めておき、それを寝る前に読み返して頭に入れておくことと、次の日の授業の予習をすることを自分への宿題にしていました。

次の日の予習というのは、次の授業の際にやるであろうと予測できる部分をざっと読み、練習問題などを軽く解いてしまう。というものです。

また、私の先生は授業の始まりの時に昨日何をしたかを必ず生徒一人一人に聞いていたので、私は授業の始まる前や通学の電車の中であらかじめ先生を笑わせるようなエピソードを頭の中で練っていたりしました。

パソコンやノートに書き留める方法はものすごくオススメです。

宿題で困った時はノートを見ればそれが答えやヒントになっていましたし、授業を最初から最後までしっかり興味深く聞くことができます。

また、特にテスト勉強の際にテキストより要点を押さえている素晴らしい教材になりますよ。

クラスメートの中にはボイスレコーダーを使って授業を丸々復習している方もいいましたし、宿題を通して先生と英語の日記交換をしている方もいました。

あなたが良いと思う勉強方法はどんどん試して見てくださいね。

どんな宿題が出るの?

どんな宿題が出るの?

日本ではワークブックタイプやレポートタイプの宿題が一般的ですよね。

ドリルが夏休みの宿題の代表的存在だったりもしました。

しかし、私が語学学校にいた時は意外な宿題が多くて驚いたことを覚えています。

これから意外だった宿題とその宿題を行う時のコツなどを紹介いたしますね!

*街角インタビュー

これはすごく良いスピーキングの練習になります。

survey (アンケートのこと)形式で街ゆく人々にインタビューしていき、その結果をまとめたものを提出するという宿題です。

難点は、自分の英語が伝わるかどうかや相手の英語が聞き取れるか不安に思ったり、そもそも人に声をかける勇気がなかったりすることですよね。

質問する英語のセンテンスを事前に書き(あっているか不安なら先生に修正してもらう)、返ってくるであろう英語をあらかじめ予測しておき心の準備をしましょう。

カードボード(ダンボール紙)をスーパーからもらって、質問をわかりやすく書いたインタビュー用ボードを作るのも素晴らしい工夫ですね。

また、ゆっくり歩いている方や笑顔で歩いている方に声をかけるとみなさん優しく返答してくれますよ。

一人が心細ければ、友達と調査を行うのも良いです。

最後にありがとう!とインタビューを受けてくださった方に言うのも忘れずに。

私はアンケートやインタビューに答えてくれる方に日本のキャンディーを配っていました。

みなさんとっても喜ばれていました。

*プレゼンテーション

毎週のようにプレゼンテーションの準備が宿題に出ていました。

しかも場合によっては内容がとってもハイレベルだったりします。

なので、調べるだけでも凄く大変で放課後は図書館に通い詰めていましたが、プレゼンテーションを終えるたびに達成感があり、あなたの英語力や知識に自信がつきますよ。

コツとしてはお題にあった記事をインターネットや本から見つけ出しパワーポイントを作りながら何を言うかセリフを書いた紙も作り、声に出して何度も繰り返し練習することです。

ここでのポイントは音読すると言うことです。

音読の方が覚えが良いですし、音読しないと発音が良くなかったり本番の時に余計に緊張してしまいます。

最終段階の練習の際に、ボイスレコーダーで自分のセリフを録音し、発音をチェックするのもオススメですよ!

生徒の皆さんは、プレゼンテーションの内容を凝ったものにしないといけないと思いがちですが、語学学校は大学ではないので先生はプレゼンテーションの内容よりどれだけあなたが新しい単語や表現を使っているか、発音や文法はどうか、また前回のプレゼンより良くなっているのかを見ていますので、プレゼンテーションの内容はあなたのできる限りでまとめていれば大丈夫ですよ。

*その他

その他にも色々とユニークな宿題が出されると思います。

これはもう語学学校に行ってのお楽しみです。

今でも私の印象に残っているのは、放課後に先生が私たち生徒をダウンタウンのレストランへ連れて行ってくれてオーダーの仕方やチップを払う方法などなど詳しく教えてくれたことです。

この先生のおかげでレストランでのオーダーで困ることはなくなりました。

あなたも素晴らしい宿題を出してくれる先生に出会えると良いですね。

プラスもう一歩!が成長への鍵

あなたが宿題に取り掛かる時に忘れて欲しくないことが二つあります。

・あなたのできる範囲で一生懸命に取り組むこと

・プラスもう一歩!で周りの生徒と差をつける

ことです。

あなたのできる範囲で一生懸命取り込むと言うことは案外簡単なことです。

と言うことは、みんなが実践していること。

先生にとって宿題とは、それを通して生徒一人一人をしっかり個々に見れる大切な機会なのです。

よって宿題で一歩周りのみんなと差をつけることが、あなたを語学学校での先生に認められるパワーある生徒にする近道です。

では、そのプラス一歩とはどういった事なんでしょう?

もしあなたがワークブックでの宿題を出されたとき、
ただ空欄を埋めるのではなく、わからない英語のセンテンスに線を引き、覚えておきたい新しい単語にも印をつけ英語でのdefinition(意味)を小さく書いておく。

また次に宿題になるかもしれない部分の問題を解いておく。

レポートや何かの文や記事を書くなどの宿題の際は、目安の文字数よりも500字は多く書く。

また、同じ内容の文章をより難しい発展した用法や文法を使って書いたバージョンも作り、提出する。

(間違っていても大丈夫です。先生が丁寧に修正してくれますよ。)

もしくは、違ったタイトルの文章も作ってみる。

プレゼンテーションなども時間制限がない場合は人より3分ほど長いプレゼンテーションを行う。

またオーディエンスへの質問や問いかけも3回ほど取り入れる。

アンケートやインタビューの宿題も、先生が目安にした人数より数人多めに調査してみる。

予習が宿題の際は教科書にどんどん書き込みをし、練習問題も解いておく。

などなど。少し考えてみれば色々な方法が思い浮かびますよね。

どんどん実践していきましょう。

語学学校生活の英語学習の効率を何倍にも濃くしていきましょうね!

まとめ

宿題はいい成績につながる学習成功の大きな鍵です。

是非、あなたのできる範囲で精一杯に、クラスメートを良きライバルとして、周りに差をつけられる方法で宿題をこなし、目一杯カナダでの生活を楽しんでください!

もしも、あなたが英語学習へのモチベーションをなくしてしまったとき。
多くの人々がカナダに来たくてもくることができず、留学したくても出来ないという事を是非もう一度考えて見てください。

あなたの今の環境がどれだけ恵まれているのか、語学学校に通えて、宿題に取り組めることがどれだけ幸せなのか。この素晴らしい機会を無駄にせずに、英語をできるだけ多く学び、この留学をあなたにとって有意義なものにできますように願っています。