“海外に行けば英語は絶対に伸びるよ!”と言うのは留学を控えた学生の定番の言葉ですはないですか?
ですが留学経験者から言わせいただければ英語を使わなければ英語は伸びないです。
これは個人の経験に限らず、留学を経験した方なら理解してもらえると思います。
絶対に英語を伸ばしたいなら海外留学で無理やりにでも英語環境を作る必要があるのですが、留学生によっては海外にいても英語をしゃべらなくても生活できる環境になって英語が上達しないという事が実際にあります。
ワーホリで海外に行ったものの、日本食レストランでキッチンの仕事をしてキッチン内ではすべて日本語。
日本人の友達と日本語で会話、さらに語学学校のクラスでは大半のクラスメイトが日本人、、、さらに彼女や彼氏は日本人、、、このような状況は実際に海外留学ではめずらしくありません。
そんな状況を回避するべく今回は海外で日本人が少なくうまく英語環境を作れる学校を見つけるためのコツを書かせていただきます。
- 日本人が少ない時期に留学国にする
- 日本人が少ない地域にする
- 日本人が少ないレベルで勉強する
- インターンシッププログラム
- 4年制大学付属語学学校
- 正規留学
- 週末の教会
- 州政府の語学学校
- 学生寮をつかう(お勧め)
1.日本人が少ない時期に留学国にする
寒い時期にわざわざ海外留学なんて!いう方は意外に多いと思います。
ですがこの意味を本当の意味で理解している人は多くはないと思います。
カナダやオースラリアやニュージーランド確かに基本的には日本人は多いのですが、1年中いつでも多いわけではありません。
カナダなら厳しい寒さのために12月―3月の間は日本人留学生は減りますし、オーストラリアやニュージーランドでは6-9月の間は冬のために日本人留学生に限らず、世界的に留学地としての需要は下がります。
上記のような期間は語学学校に留学生が少なくなるため(日本人を含めたアジア系の留学生は本当に減ります)に英語環境を簡単に作れると言う利点だけではありません。
留学シーズンではない時期に留学する事で語学学校の学費はもちろんの事ですがホームステイや賃貸なども安くなるのです。
わざと留学する時期を外して留学する事がいかに長所が多いかわかっていただけたかと思います。
2.日本人が少ない地域にする
今ではどこの留学エージェントも同じで、どこの留学地でも日本人がまったくいないという事はないと言います。
それ確かに正しいのですが、海外の有名な留学国でも留学する場所によって日本人の数が極端に少なくなるという事は知っている留学希望者は少ないです。
例えばカナダの留学地ならバンクーバー、トロント、モントリオールの順で日本人留学生は減っていきます。
バンクーバーのような世界を代表するような留学地ではやはり日本人は多くなってしまいます。
カナダ東部最大の都市トロントも、バンクーバーに比べれば日本人留学生は少ないものの、民間の語学学校のクラスに日本人が全く言いないという事はまずありえない事です。
ですのでどうしても日本人留学生が少ない留学地がいいという事であればモントリオールやカルガリーさらにはエドモントンなどの地方の留学地を探してみると英語環境作りに成功する事が多いです。
これはカナダだけに限らず、他の国でも同じことが言えます。留学地として有名な都市ではやはり日本人が多い事が多いです。
ですので、そのような有名な場所をさけて留学する事が日本人留生が少ない語学学校で勉強できる方法なのです。
3.日本人が少ないレベルで勉強する
日本人が多いという語学学校でも、少ないと言われる語学学校でも基本的に同じことがあります。
それは下(ビギナー)の方のレベルでは日本人留学生が多く(基本的にアジア系の留学生が多い)上(アドバンス)に行けば行くほど日本人留学生が減るという事です。
残念ながら、欧州や南米の方と比べるとアジア系の学生は英語学習で苦労する事が多いです。
英語発祥の英国と日本では文化だけではなく、発音や文法も全く違うからです。この結果が語学学校で大きく影響します。
ろくに英語を勉強していないドイツ人やスペイン人でも語学学校の上の方から始まるという事は珍しい事ではないのです。
そうです、彼らの母国語は英語と近く、単語は発音も似ているからです。
日本人が中国語を勉強したら欧州の人に比べたら習得は早いはずですよね?
同じことが起こっているのです。
ですので、日本人が少ない場所で勉強したいという方は日本で英語力を高めて語学学校に行くことをお勧めします。
経験則ですが、TOEIC600点くらいあると語学学校の上級者クラスから始まる事が多く、クラスメイトは中東系(サウジアラビア)、南米(ブラジル)などの留学生が多くなります。
さらに日本で英語磨いて留学すればクラスメイトは欧州系という事が多いです。
日本で英語力を磨いてからの留学はどうですか?
4.インターンシッププログラム
最近では語学学校でも就労ビザ(インターシップビザ)を出すところが増えてきました。
インターンシップなどのクラスではある程度の英語力がある留学生ではないと英語力が乏しいためにクラスに入れないなどの条件もあり、そのクラスを受ける人は日本人が少ないという事も多いです。
また、このようなクラスにはカナダ人の生徒(永住権保持者や市民権保持者)などもインターンシップに向けて勉強をしているという事がよくあります。
インターンシップをしたいのは何も外国から来た留学生だけではありません、カナダではどんなに学歴があっても初めに仕事を見つける事は難しいのです。
そのためにインターンシップなどの機会は重宝されるのです。
語学学校などにあるインターンシップのプログラムでカナダ人と勉強も悪くないのでは?
5. 4年制大学付属語学学校
カナダの民間の語学学校と公立の語学学校の大きな違いの一つに日本人留学生の数の違いがあります。
一般的に民間の語学学校は海外からくる留学生に向けて勉強だけではなく観光も含めたアクティビティを提供しています。
例えば金曜日などにある映画クラスや夏にあるBBQや語学学校で企画するツアーなどはこれに該当します。
ですので、そのような語学学校には英語も伸ばしたいけど観光などもしたいという留学生が多く来ることは簡単に想像できます。
しかしながら語学学校と言えば英語を勉強するだけの場所でありアクティビティなどは入っていないのが一般的なのです。
カナダ政府などが運営する大学付属の語学学校はこれに該当するものであり、英語を勉強している学生の種類が随分と変わります。
正規留学がしたいのだけど英語力が足らないから語学学校で勉強している。
またつい最近、他の国から移民してきたのだけど英語力が乏しくて生活するのに問題がある。
などの人が行く語学学校が大学付属の語学学校です。
当然の事ながらこのような学校には日本人はおろか、他の国から短期でくる留学生は少ないのです。
結果的に民間の語学学校に比べると日本人が極端に少ないクラスを見つける事が簡単です。
値段やカリキュラムなどが民間とかなり異なるために絶対にお勧めと言うわけではないですが、とにかく日本人が少ない所がいいという事であれば選択肢の一つという事になります。
6.正規留学
このオプションは語学留学に比べてかなり多くの費用や長い期間が必要な留学で簡単にできないというのは事実なのですが、語学学校に比べると日本人の数は極端に少なくなります。
あなたが取る授業で日本人はあなただけという事はざらでカナダの地方の大学では日本人はおろかアジア系の留学生もほとんどいないという事もよくあります。
正規留学と言えば確かに授業料はかかるのですが、カナダの短期大学で2年間勉強をした場合では学生用の就労ビザが下りるために合計すれば留学費が少なく済むという事もあります。
カナダのトロントの短期大学、セネカカレッジの国際ビジネス学部の学費は1年間で約$18000ドル程度(就学中に就労ビザ取得可)です。
またトロントのダウンタウンにあるフルタイムの語学学校の学費は1年間で約$14000程度(就学中に就労ビザ取得不可)と正規留学とそれほど違いはないという事がわかると思います。
もしあなたが語学学校に1年間行くというのであれば少し多く学費を払ってでも州立の正規の短期大学もオプションに入れてみることをお勧めします。
7.週末の教会
なにも英語を伸ばす場所は語学学校だけではありません、日本から来た留学生ではまず知らない情報だと思いますが、教会で英語を学ぶことができるのです。
さらにこの教会の語学学校はボランティアで運営されていて基本的に無料です。
カナダには世界各国からの移民がいて世界のいろいろな宗教が信仰されています。
イスラム教やキリスト教やヒンズー教などは代表的な物です。
週末には教会やモスクなどをたくさんの人が訪れます。
その中で決まった人が英語で聖書やコーランなどを分かりやすく英語学習者に教えてくれるのです。
英語を無料で勉強できてしかも日本人は少ないです。
ですが問題として英語を使って聖書などの勉強する事に限られてしまう事はここで書いておかなければいけません。
8.州政府の語学学校
移民大国のカナダでは移民や難民でカナダに来たけど英語を伸ばしていい大学やいい仕事に就きたいという人はたくさんいます。
でも英語伸ばしたいけど仕事をしていて大学付属の語学学校にはいけないという人もたくさんいるのです。
ではそのような人たちはどうするのでしょうか?
正解は州政府の語学学校に通うです。
この語学学校はカナダの永住権所持者や市民権保持者は無料で行くことができます。
では観光ビザや学生ビザを持っている学生はどうなのか?と言いますと有料ですが行くことができます。
例えばトロントでは1時間に$7のコストがかかりますが世界からの移民者からと同じクラスで英語勉強する事ができます。
このような州政府の語学学校が観光ビザで来るような短期の留学生にも通う事が可能であることは全く知られていないと思いますが、この語学学校のクラスには会話クラスやIELTSの準備クラスやビジネスレベルの英会話までも勉強できるのです。
さらに大きな図書館やコミニティセンターなどのアクセスがしやすい場所で行われる事が多く通いやすいという利点があります。
ですのでお勧めの語学学校になります。
ただし、短所がないわけではありません。
世界の移民や難民が勉強する場所であるために一般に言う20代の学生のような年齢の方は少ないです、結果的に友達などは作りにくいかもしれません。
また民間の語学学校などに比べるとクラスが2-3クラス程度しかなく喋れる人と喋れない人が同じクラスになる事もよくあります。
9.学生寮をつかう(お勧め)
海外に留学する方々にお勧めの方法としては大学や短大の学生寮を使うと事です。
大学や短大によっては、付属の大学で正規の勉強をしなくても住める場所も存在します。
大学の学生寮では主に20-30代の方が勉強している事が多く友達ができやすい環境であることは間違いありません、さらにほとんどの日本人留学生はホームステイかシェアハウスの方に住みますので、学生寮で日本人だらけと言う環境は考えずらいです。
絶対に英語環境を作りたいならレジデンス(学生寮)はどうですか?
まとめ
日本人が少なくいい学校はありますかと言う質問に答えてきましたがいかがでしたでしょうか?
基本的に言える事ですが留学シーズンに人気の留学地に留学するようでは日本人が少ない場所で勉強をすることは難しいです。
ですが、留学地が人気のない時期に留学していただければ日本人が少なくなる事は間違いありません、さらに少しマイナーな地域に留学をしていただければさらに日本人は少なくなります。
どのような人気の留学地でも語学学校の高いレベルに行けば日本人の数は減っていきます。
また、インターンシップのクラスで留学生だけとではなくカナダ人とも勉強ができれば英語の質は上がるはずです。
付属の語学学校や正規留学では日本人の数が極端に少なくなるので,どうしてもいう方であればお勧めの方法になります。
またすべての方がお金を十分に持っているという事ではないと思います。
その場合には教会はお勧めです。
留学地で色々な経験がしてみたいという方は州政府が運営する語学学校がお勧めになります。
個人的にお勧めしたいのは同年代の学生が多く英語環境が作りやすい学生寮です。
日本人少ない=英語が絶対伸びるという事ではありませんが、その傾向が強いですので頑張って絶対英語環境を作ってください。