ILAC toronto校、General English 16週間

K様、女性、21歳

どのくらいレベルが上がったか

General English では1~15段階に分かれていて8のhigh intermediateから12のAdvancedまで上がりました。

先生はどうだったか

学校自体が大きく生徒数も多いためどのくらい先生がいるかは分かりませんが、ベテランの先生から教師歴が数ヶ月という若手の先生まで幅広くいました。

同じレベルでも先生によって授業方針や接し方は大きく違いました。自分のやり方に合わない場合は、すぐに空きがあればクラスを変えられるところが良かったです。

色んな国から来ている先生ばかりでしたが、聞きやすい英語で生徒のアクセントの癖について理解して個人的に指導してくれたり、生徒が誕生日の時はお祝いをしてくれるアットホームな雰囲気な先生もいます。

定期的に先生の評価をするタイミングがあるので、改善点があれば学校を通して伝えることも出来ますし、人気の先生の情報なども簡単に耳に入るのでたくさんの選択肢がありました。

授業はどうだったか

大体10?15人前後のクラス構成になっていて韓国人と南米人が比較的に多い
です。日本人はそこまで多いとは思いません。その他にヨーロッパ、中東人も
いてたくさんの国籍の友達を作ることができます。

8:45~11:45が午前の授業、12:15?1:45が午後の授業です。

テキストを中心にリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングを扱ってくれるのでバランスよく学ぶことが出来ます。

週に2回火曜日と木曜日にはelective classがあり、自分で選んだ授業を受講できます。スピーキングやグラマー、TOFLE対策、映画を通して英語を学ぶ授業などたくさんの種類から選べました。

午前とは違うクラスで違う先生なので、また違った楽しみがありました。

私は発音のクラスを受講していましたが、基礎から生徒に合わせた応用まで対応してくれてすごくタメになり、とってよかったなと思います。

月に2回レベルアップテストがあるのでその対策を授業で扱ってくれるのでそこも良かったです。

学校のスタッフ、カウンセラーについて

各国の言語対応のスタッフはもちろん、アクティビティ専門のスタッフなど相談できる人はたくさんいました。大規模校ならではだと思いますが生徒数が多いためアットホームな感じは少し欠けていたと思います。

ですが、話しかければ、明るく親身になって答えてくれます。(人によっては無愛想な人もいましたが…)日本人スタッフがいるというのはやはり安心感があり、授業について相談をしに行くと丁寧に対応してくれました。

教室など学校の校内や施設について

ビルが4つあり、とっているコースやレベルによって移動しなくてはいけなかったところが難点。

ビルによっては周りに何もない場所もあり、生徒はいつも不満を言っていました。

教室は綺麗でしたしロビーもカラフルな家具が置いてあって可愛かったです。電子レンジは生徒数と比べると少なくていつも争奪戦でした。

校内には複数のパソコンもあり自由に使えました。ラウンジはないので、ロビーのソファーか教室でランチを食べていました。

Wi-Fiは不自由なく使うことができます。

自主学習するスペースがなかったので皆近くの図書館に放課後行っていました。

良い点

・世界中に友達を作れる
・ 実績があるから安心
・ アクセスが良い
・ イベントやアクティビティが多い
・ 日本人が多くない
・ 厳しくない(先生による)
・ 全体的に偏ることなく勉強できる
・ レベルが細かく分かれているから自分に合ったところで勉強できる

良くない点

・ ビルの行き来があると不便
・ 先生の方針やレベルにばらつきがある
・ レベルアップテストがリスニングとリーディング中心な為、スピーキングが出来なくても上に上がれてしまう
・ English onlyのポリシーがあまり守られていない
・ 授業料とテキスト代が高い(生徒内で中古のやり取りもあります)
・ アットホームな雰囲気ではない

こんな人に向いている

色んな国に友達を作って異文化交流したい人、厳しくというより楽しく勉強をしたい人、アクティビティを楽しみたい人、偏りなく英語を勉強したい人

こんな人に向いていない

アットホームな雰囲気で学びたい人、楽しみよりしっかりと勉強したい人、早起きが苦手な人(午後の授業に変更も可能ですがプラス料金がかかります)

語学学校に通った都市について(トロント)

トロントは色んな国の文化が織り混ざっていて、色んな人種がいます。なので差別などはなく皆優しいです。小さな世界にいるような感覚です。

24時間TTCという公共交通機関が動いていて、治安も日本ほどではないですがいいです。ILACがある場所もダウンタウンの栄えた所で放課後どこに遊びに行くのも、不便しません。

物価は日本と比べて少し割高かなと思います。冬はとても寒く少し退屈してしまいますが、その他は過ごしやすい天候で郊外に出れば大きい公園もあって、自然も堪能できます。住みやすい街というのが素直な感想です。

映画やショッピングをしたり、色んな国のレストランに行って異文化体験をしたり、カフェ(ティムホートンが激安で学生はよく利用する)で友人とおしゃべりして楽しんでいました。ナイトライフも充実していて、クラブやバーに行くことも多かったです。

お酒を飲むところではパスポートなどの身分証明書が必需品です!

滞在先について

初めはホームステイを4か月、その後ルームシェアに移動しました。私のホストファミリーはフィリピン系でした。とてもよくしてくれてご飯も美味しく、お米もしょっちゅう食べられました。

休みが合えば観光に連れて行ってくれて本当の家族のようでした。当たり外れがあるというのは事実です。ルームシェアは日本人の女の子のみが住んでいる家でした。

色んな家を見学しに行きましたが、ダウンタウン近くは家賃が高く古い家ばかりです。理想の家に住むことは難しいので何を第1優先にするかよく考えて決めた方がいいと思います。

学校の評価

☆☆☆☆結構、よかった

アクティビティーについて

毎日色々なアクティビティがありました。観光をしたり、イベントにみんなで参加していました。金曜の夜にはクラブイベントがありエントランス無料などILAC生だけの特典もありました。

フレンチカナダやニューヨークへ行くプランもあり生徒に人気でした。

語学学校の体験談

メイン入学日という日があって、9月のその日に入学しました。同じ日に入学する生徒が全校生徒なんじゃないと思うほど多くてビックリしました。

レベル分けテストはリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングという4部構成です。

そこまで手応えはなかったのですが、日本でも英語を勉強していたので8のhigh intermediateに決まりました。初めのクラスには日本人は私以外1人しかいなかったのでとても不安でやっていけるのかといつも思っていました。

先生の言っている事は理解できるのにも関わらず他の国の人たちのアクセントが理解できなかったです。国民性の違いで皆堂々と発言しているのに対して、答えもわかっているのに自信が無くて先生に聞きとってもらえるか心配であまり自分から発言できなかったのを覚えています。

ですが途中から文法力はアジア人の方が長けていて、ただ自主性がない為にスピーキング力がないのだなと気づきました。その時からはまずは深く考えず自分の意思を伝えることを心がけました。

そして語彙力を伸ばす為に、小さな単語ノートを作り1回でも意味を調べた単語はそこに意味を書き込みました。それを毎日行き帰りの電車の中で必ず復習することを自分ルールにしていました。

電車の中はWi-Fiがなくて携帯を使えなかったので暇つぶし代わりにしていて苦痛ではなかったです。単語ノートで覚えた単語を自然と授業中や会話の中でアウトプットできた時には達成感を感じることができました。

English onlyのポリシーを掲げているILACですが、そこまで厳しくはないので母国語を使う生徒はいました。私は日本人同士でも英語を使うことを徹底していました。わからない単語があるとその場で調べてみんなで共有していたのでみんなで協力して成長している感じが楽しかったです。

日本人があまり多くないところは本当に他の学校に比べると良い点でした。印象的なのはやはりelective classの発音の授業でした。

グラマーなどは自分でやろうと思えば勉強できますが発音に関しては直してもらわないと分からないし、発音記号から単語と単語のつながり方などを教えてもらえるのはすごく英語を話す上で重要だなと思いました。

例えばworkとwalkの差を聞きとってもらえないと意味は全く違ってしまいますし、コミュニケーションも滞ります。日本人が苦手なLとRの発音の仕方を徹底的に練習させられ、恥ずかしがっていたら怒られます(笑)

少しずつネイティブの発音に近づけると思います。習った後はスピーキングの時に“こういう舌の位置だったよな”と思い出すようになるので後は練習あるのみでした。

スピーキングの時だけではなく、リスニングや映画を見ている際でも前は早すぎて単語の繋がりを聞き取れず理解できないことがほとんどでしたが“ここ繋がっているな”と把握する事ができるので圧倒的に理解度が高まりました。アクティビティはハロウィンパーティーやナイトクラブパーティーに参加しました。

やはり海外といった感じで規模が大きく、日本では体験できない事ばかりでした。学校が大きい為に校舎が違う生徒とは出会う機会が普段はないのですが、こういったパーティーでみんな分け隔てなく楽しんでまた新しい出会いができる事がとても楽しかったです。

みんな同じ目的で留学に来ているので情報交換も出来ますし、それぞれの国の文化の違いや言葉を教え合うという経験は留学したからこそだと思います。4週間で1タームという仕組みになっているのでタームの最後の金曜日は教室でパーティーかランチをクラスメイトと先生と外食しに行くのが恒例でした。

普通の学校とは違うので先生とはプライベートな話やトロントについてなんでも話せて恋愛話をすることも多々ありました。テキストからは学べないようなスラング、日常でよく使うフレーズをネイティブの先生に教えてもらえるのも良かったです。

これからILAC Torontoに入学を検討している人へのメッセージ

私はILACで良かったなと思います。課題の量もそこまで多くないので他に勉強したいことや、やりたいことがあれば出来ましたし自分の時間を確保出来ていたと思います。

初めは緊張や不安でいっぱいだと思います。色んな国籍の人がいてどう接したらいいのか分からないとも思いますが、国は違っても皆同じです。まずは隣の人に微笑んでみたりそういうところから始まっていくと思います。

時間が経って慣れてくれば自分なりのやり方が見つかってどんどん楽しい生活になっていきます。アドバイスとしては、あまり気が乗らない時でもパーティーやご飯を食べに行くのに誘われたら行ってみる事です。

思いがけない出会いがある場合もあるし、一人で時間を無駄にするよりトロントを存分に楽しんでほしいです。

ホームシックもほとんどの人が経験しますし、疲れてしまった時は休憩をしてまたスタートってマイペースになるのも大切だと思います。

私はベルギーと韓国の子ですごく仲良くなれた友人がいます。もしILACに行ってなかったら一生出会うことのなかったと思うし日本に帰っても連絡を取り続けていつか会いに行きたいと思っています。

こういう出会いがあればまた海外に行くきっかけにもなるし、楽しみのための目標にもなるので私にとっては良い影響しかありません。皆さんにも私以上に楽しんでもらいたいです。