ワーキングホリデーに行こうと決める理由は100人いたら100通りの理由があります。
ワーキングホリデーは、仕事をしてもいいし、観光してもいいし、学校に行くこともできる、なんでもできちゃうビザです。
ワーキングホリデーに行く理由が100通りあるのと同時に100通りの1年間があります。
このページでは、ワーキングホリデーに行くことについて書いていきます。
- ワーキングホリデーとは
- ワーキングホリデーにかかる費用
- ワーキングホリデーのメリットとデメリット
- ワーキングホリデーの申請方法
今回はカナダのワーキングホリデーについて書いていきます。
1、ワーキングホリデーとは
そもそもワーキングホリデーに行く理由や目的を考える前に、ワーキングホリデーとは何?というのを知る必要があります。
ワーキングホリデーは日本とワーキングホリデー協定を結ぶ14の国とで結ばれているもので、1985年から2010年までで35万人もの若者が海外に行きました。
カナダへも毎年6500人の若者がワーキングホリデービザを申請しプログラムに参加しています。
対象となる人は、18歳から30歳までの健康な男女でそれ以外の条件はありません。
ワーキングホリデーは留学中にかかる費用を減らすために就労を認められています。
これがワーキングホリデーの人気の秘密でもあり、たくさんの若者が海外に渡航できる理由です。
海外の高校や大学などに進学する場合、1年間で300万円ほどの費用が必要になります。
奨学金などもありますが、3年間の学費を借りたら900万円になり、就職してからの返済が大変になりますし、成績が良い生徒しか奨学金は給付されません。
またそれだけの金額を出してくれる両親も少なく、一般の家庭では不可能です。
金銭的な理由から留学を諦めないために、ワーキングホリデーという制度ができました。
ワーキングホリデーでは就労許可があるので働くことができます。
そのことから、留学費用も最低でも30万、十分な額として100万円程度で留学することが可能になりました。
そのことから、親や銀行にお金を借りる必要もなく、若者が働いて貯金できる額で留学でき、多くの若者が英語を習得し、異文化理解をし、広い世界が見られるようになりました。
勉強以外にも、ボランティア、インターンシップ、仕事、観光など自分のしたいことが可能なことから、英語以外の目的でプログラムに参加する人も多いです。
遊んでよし、勉強してよし、仕事をしてスキルアップしてよし、ボランティアで活躍してもよし!
自分の新しい世界を広げるのに、ワーキングホリデープログラムはぴったりなプログラムです。
2、ワーキングホリデーにかかる費用
ワーキングホリデーにかかる費用は、過ごし方で変わってきます。
エージェントやワーキングホリデー協会で言われている金額が100万円以上です。
最低限30万円必要と言いましたが、それはカナダ入国の際、資金証明として$2500必要だったこと、あとは仕事が見つかるまでの1ヶ月の生活費の値段を考慮しています。
ワーキングホリデーに行く際に、必ずかかる費用は、航空券代、滞在費、食費、海外保険代です。
学校に行く人は、そこから学費がかかります。
①航空券 $800~2000
まず、ワーキングホリデーの場合は、航空券は往復でも片道どちらでも入国できます。
しかし実際のところ往復の航空券と片道の航空券の値段は同じなので、皆往復を買います。
日程も変更できますし、キャンセルすることもできます。
航空券の値段は、直行便か経由便か、時期、目的地によって変わります。
バンクーバーは近いので、トロントと比べると安いです。
少しでも値段を抑えたい人は、経由便で繁盛記を避けて日程を決めましょう。
②滞在費 1ヶ月$500~$800
カナダの家賃は1ヶ月$500~$800ほどで、ホームステイはそれより$100ほど高くなりますが、食事が3食付きます。
生活が慣れるまでの1ヶ月をホームステイにする人が多いですが、安いバックパッカーズやホステルに泊まって、住む家を探す人もいます。
③食費 $200~$300
ホームステイの場合、食事付きなので、この出費はありませんが、ホームステイの食事は当たり外れがあります。
インド人系の家は、カレー味しか出てこなかったり、白人の家でも肉ばかりで嫌になったりします。
ランチボックスも日本の弁当を思い浮かべてはいけません。
パン、りんご、ポテトチップス、などが入ったタッパを渡されたりします。
④海外保険料
ワーキングホリデープログラムに参加する人には、医療保険に加入する義務があります。
加入していないと入国できませんので、必ず加入してください。
AIU海外保険の1年間の保険料は、20万円ほどかかります。
保険料を安くしたい場合は、クレジットカードに付帯している海外保険が3ヶ月使うことができますので、それを利用すること(入国の際には、英語の証明書が必要です)4ヶ月目からは、カナダの現地で医療保険に加入すると安くなります。
9ヶ月の保険料は、$300程度で収まります。
そこから学校に行く場合は、学費が月$1200~$1500必要になります。
家賃の支払いも給料も2週間に1度ですので、カナダについてすぐ仕事をみつけ働けばすぐ給料がもらえます。
30万円の貯金で入国する人は、いかに早く仕事を決めるかが鍵になります。
エージェントを通す場合は、これにエージェントに支払う手数料がプラスされます。
3、ワーキングホリデーのメリットとデメリット
留学ではなく、なぜワーキングホリデーに行く人が多いのでしょう。
ワーキングホリデーのメリットとデメリットを書いていきます。
・ワーキングホリデーのメリット
①貯金額が増やせる人もいる
留学生を苦しめる物価の高さは、ワーキングホリデーの場合プラスになります。
人件費も高く、チップももらえるカナダで働けば、貯金をして次のワーキングホリデーや旅行の費用にすることも可能です。
仕事にもよりますが、チップがたくさんもらえる忙しくて高級なレストランで働けば、チップだけで生活ができ、もらう給料は全部貯金できます。
美容師もチップがたくさんもらえる仕事です。
カナダに来るのに、お金はかかりますが、お金を増やすことを目標とすればお金を増やすことは可能です。
②英語が話せる様になる
1年間海外に滞在できるワーキングホリデーでは、もちろん英語が話せる様になります。
しかし日本人が多い街で、日本人と一緒に住んで、日本食レストランで働いたら英語は上達しません。
ワーキングホリデー後の英語力はTOEIC500点と言われています。
これ以上のスコアが出せる様に頑張りましょう。
③世界中に友達ができる
1年間カナダにいることができるので、カナダ人の友達もできます。
また留学生も多いカナダには、世界中から人が集まっています。
1年終わる頃には、外国人の友達でフェイスブックが埋まるハズ・・・
④好きなことができる
ワーキングホリデーは好きなことができます。
ヨガが好きな人は全米ヨガ認定を受けてヨガ講師になることもできます。
サーフィンが好きなら、海辺に住んで毎日サーフィンができます。
スノーボードが好きなら、スキーリゾートで働いて、仕事前や終わってから毎日山に行けます。
⑤日本が好きになる
日本を1年間も離れると、日本に対する気持ちが大きく変わります。
桜が綺麗なこと、夏の虫の声、秋の紅葉、冬の景色、日本食のレベルの高さ・・・カナダ人は政治の話が好きなので、自然に日本の政治や天皇のことなども気になってきます。
知らないことや行ったことのない場所なども沢山あったことに気づくでしょう。
⑥家族の大切さに気づく
一人暮らしをすでにしている人でも、改めて家族の温かさに気づかれます。
またカナダの家族や愛情表現と日本の違いを目の当たりにすると、自分の家族の愛情が足りてないことに気づきます。
離れるからこそ感じる家族の愛に、泣ける日もあります。
⑦ダメな自分に気づく
同じ1年間を平等に与えられるワーキングホリデーでは、過ごし方で成長の仕方や語学力に差が出ます。
自分に甘いと、気づいたら仲よかった友達と差が出ていて自分の甘々な考えに嫌気がさします。
でも気づくからそこから成長することができます。
・ワーキングホリデーのデメリット
①なんでもできるからこそ、なにもしない
短期留学は目標を持ってがんばりますが、値段が安くなるワーキングホリデーは、なんとなく過ごしてしまうことも可能です。
気づいたら1年終わって、英語も全然喋れない・・・なんて人も多いです。
②遊びすぎる
楽しいことだけするのもワーキングホリデーの魅力ですが、帰国後帰ってみたら、英語も喋れないし、資格もない、英語の試験を受けられるレベルでもない・・・そんな結果も待っています。
③キャリアにつながらない
ワーキングホリデーで1年間滞在するだけでは、語学力の証明にも、スキルにもなりません。
資格も何も取らないで帰国すると遊んでいただけ、と見られる場合もあります。
帰国後のスキルやキャリアアップを考えてのワーキングホリデーならビジネス英語や翻訳などの勉強をして、インターンシップなどに参加しましょう。
4、ワーキングホリデーの申請方法
ワーキングホリデーの申請はエージェントに頼まなくても自分でできます。
申請はすべて英語でしないといけませんが、インターネットで検索すれば和訳が出てきます。
申請はCIC(カナダ移民局)のサイトからできます。
①『MYCICアカウント』を作成
まず、『MYCICアカウント』を作成します。
これから使うアカウントなので、ログイン名やパスワードは忘れないようにメモしておきましょう。
②IEC(ワーキングホリデー申請)をする
同じサイトでの申請です。
ワーキングホリデーに参加する条件が揃っているかの審査になります。
英語の質問に答えていきます。
2016年からこの申請が抽選に変わりました。
以前のように3ヶ月で招待状が届く状況ではありません。
招待状が届くまで待機しましょう。
③就労許可(WORK PERMIT)の申請
ここでは、書類の作成、支払いがあります。
必要書類をダウンロードして、記入できたらアップロードします。
・必要書類
家族構成フォーム(FAMILY INORMATION FORM)IMM5707
英文履歴書(C/V RESUME)
証明写真(DITAL PHOTO)
パスポート(PASSPORT)
④就労許可通知書が届く
就労許可通知書が届いたら1年以内にカナダに入国してください。
まとめ
ワーキングホリデーに参加する理由は、人それぞれですが、やはり目標を持って1年間を過ごした人とそうでない人は、帰国後大きな差が出ます。
しかし、楽しかったらそれでOK!!という人もいます。
自由に楽しむことができる、それがワーキングホリデーの選ばれている理由でもあり人気の理由でしょう。
あなたのワーキングホリデーはどんなワーキングホリデーになりそうですか?