海外の大学には、歴史があることを知っていますか?

どこの大学も古い建物に囲まれている歴史的建造物が大学の寮だったり校舎だったりします。

大学はその国の歴史と共にある。

そう感じてしまう建物に目を奪われます。

最近ではアメリカに留学する学生が激減したと言われています。

銃社会のアメリカでは、たくさんの留学生が銃事件に巻き込まれてきました。

また学費が高いことも原因の一つでしょう。

そんな中留学の人気が高まっているのが隣国カナダです。

2013年には留学生の数が、100万人を超えました。

このページでは、留学生に選ばれるカナダについて書いていきます。

  1. カナダの大学とは?
  2. カナダの大学に入学する方法
  3. カナダの大学を卒業したら?
  4. カナダ大学留学にかかる費用と奨学金

かかる費用はアメリカ留学の半分です!!

ぜひカナダ留学を検討してみてください。

1、カナダの大学とは?

レイクルイーズ

カナダには、90以上の大学があり、そのほとんどの大学が公立の大学です。

どの大学も教育水準が高く、大学間で教育の質に差がないことで知られています。

治安がいいカナダでの留学は、親御さんも安心して留学に行かせてあげることもできます。

イギリスの植民地だったカナダですが、アメリカが隣にあるのでアメリカ文化の影響の方が強く、使う言葉もアメリカ英語を使用しています。

また、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランドのような強い訛りもないので、癖のない綺麗な英語を学べます。

カナダは移民に対してオープンな国で、カナダの大学を卒業すれば、3年間の就労許可(WORK PERMIT)をもらえるので、カナダでの就職も可能で、そのまま永住権も申請することも可能ですし、ファミリークラスで家族をカナダに呼ぶこともできます。

カナダの大学では 11 の産業分野に、州毎に強い分野の特徴があり、各州の地元産業と結びついた共同研究なども盛んに行われています。

ブリティッシュ・コロンビア州ではマルチメディア、バイオ、次世代エネルギーや環境、アルバータ州は天然資源のマネージメント、工学が盛んです。

オンタリオやケベック州ではビジネス、IT、通信、アート、マルチメディア、航空宇宙産業などが盛んです。

ニューファンドランドであれば海洋産業、サスカチュワンは農業など、カナダ全土で若干特徴が異なるので、大学選考の際に参考にしてください。

大学の授業選択も自由がきき、選択授業やコース自体を変えることが可能なので、目標の変化などにも柔軟に対応することができます。

カナダの大学には、学士、修士、博士の三つの課程があります。

また多くの大学が学位取得課程の他に、Diploma (ディプロマ)、Certificate (サティフィケート)の 2 種類の修了資格を与える 1年~3年コースがあります。

日本で一般的な 4 年制の大学は、カナダでは Bachelor’s Degree (バチェロー・ディグリー=学士号)と呼ばれます。

専攻や学科によって異なりますが、必要な単位を取得するまでに、一般的に 3 年~5 年掛かります。

年数に関係無く必要な単位を取得しないと卒業出来ません。

カナダの学位はアメリカを含めた英連邦で認められ、世界的に通用する学位ですので、北米や南米やヨーロッパでは就職の際にとても有効な学位となっております。

また移民が多いカナダでは、白人社会では珍しくアジア人差別などがありませんので自分らしく、自分の好きなことを学べるのがカナダ大学留学です。

2、カナダの大学に入学する方法

父と息子

カナダの大学に入るのは実は難しくありません。

必要になる条件は以下の通りです。

①高校卒業証明書

日本の高校を卒業するのが条件です。

入試がないカナダの大学では、日本の高校の成績で入学が決まります。

平均以上の成績は必須です。

名門校なら1/3以内に入る必要があります。

②語学力証明

英語がある程度できないと授業にも、学校説明にもついていけません。

英語が話せない親御さんも助けることはできません。

必要な語学力は『iBT TOEFL』で79-93、『IELTS』で6.0-6.5です。

事前に試験は受けておきましょう。

また文法が理解できているだけではいけません。

リスニング力、スピーキング力も養っておきましょう。

コースによっては、別に試験と面接がある場合もあります。

最近では、条件付きで入学を認める大学が増えてきております。

最初の1年を語学学習メインの授業を受け、並行して基礎教養の単位を一部取得して、2年目からは大学の本科の受講を開始し、4年間で卒業が可能なプログラムです。

条件付入学が可能な条件として、高校の成績や英語のスコア(TOEFL、IELTS)が必要となりますが、英語力は中級程度で構わないので、語学留学を経て直接入学をするより短期間で大学へ進学が可能です。

語学力がついていけない生徒の場合は、語学学校に行ってから生活するための英語を身につけます。

その後カレッジへ編入し、学部に必要な専門的な語彙力を身につけます。

カレッジの学費は大学の2/3ほどなので、カレッジに行って大学に編入すると、学費を抑えることができます。

3、カナダの大学を卒業したら?

成功勝者女性

カナダに留学する人の多くが、大学を卒業してからカナダに残りカナダやアメリカで就職する人が多いです。

日本人にはあまりいませんが、ほとんどの留学生がその後に取れる永住権を目的にしてカナダの大学に進学しています。

では、なぜ自分の国で就職しないのでしょう。

カナダは人件費も高く、また働きやすい環境が整っている国です。

日本のようなサービス残業などもありません。

残業の場合、給料が割り増しでもらえるでしょう。

生活水準の高い国で『住みたい国』『住みやすい街』などにも何度も選ばれています。

子育てをするのにも環境が整っていて、子ども手当は今年から年間70万ほど貰えることになりました。

高い学費もカナダ人になれば無料です。

医療費、学費などは国が支援してくれるので支払う必要もありません。

高速も無料です。

また物価が上がっている国なので、家を買っても値段が下がりません。

カナダの政策の一つで、年金が少ない分家をリタイアした時に家を売れば、売った分の税金は免除、また物価向上のため、家の値段が購入時より何倍にも高く売れます。

そのことによって老後はカリブ海やアジアのリゾートに移ってリタイア人生を楽しむのがカナダスタイルです。

日本と比べてみてください。

日本は先進国で、恵まれた国とされていますが、本当にそうなのでしょうか・・?

これは日本だけの問題ではありませんが、その高い生活水準を求めて、世界中からカナダに人が集まっています。

もちろんカナダの大学を卒業、日本に帰って就職することも可能です。

英語も完璧に話せるあなたはグローバル企業の戦力として雇われるでしょう。

4、カナダ大学留学にかかる費用と奨学金

日暮れのトロント・スカイライン

カナダ大学にかかる 費用は 、アメリカのよりも安く、日本の大学に行って学費と両親が仕送りをする金額と同じくらいです。

年間で、学費、滞在費込みで170万円~300万円ほどです。

これは学校の場所で大きく値段が変わります。

やはり都会のバンクーハーやトロントは学費も家賃も高くなります。

また日本では簡単に仕送りができますが、カナダは一回送金するのに¥5000ほどかかってしまうので、頻繁に仕送りもできません。

留学する多くの人が、奨学金を給付してもらうか、貸与型の奨学金でお金を借りて留学すると思います。

奨学金の種類の中には、日本に帰ることが条件のものもあるので申し込む時には注意して申し込みをしましょう。

JASSO(日本学生支援機関)の奨学金も三種類あり、給付型(返金する必要がない)第一種貸与型(利息なし)第2種貸与型(低利息)があります。

・給付型(返金する必要がない)は毎月¥80000ほどの学費の支給がありますが、年間で¥980,000しかもらえないので全額学費を負担することはできません。

足りない分は親御さんに払ってもらうか、別の教育ローンを組みましょう。

※1年以内の留学のみ対象

http://www.jasso.go.jp/ryugaku/study_a/scholarship/jasso.html

・第一種貸与型(利息なし)は、返済義務がありますが、利息がないので借りた分だけ返す奨学金です。

毎年¥80,000の支給です。

※1年以内の留学のみ対象

http://www.jasso.go.jp/shogakukin/seido/type/1shu/index.html

・ 第2種貸与型(低利息)

第2種貸与型(低利息)は、利息がつきますが、銀行や国の教育ローンに比べると 毎年¥80,000の支給です。

金利が低く返しやすいのが特徴です。

※1年以内の留学のみ対象

http://www.jasso.go.jp/shogakukin/seido/type/2shu.html

・トビタテ!留学ジャパン

給付型奨学金で、申請に通れば、学費、渡航費、滞在費を支給されます。

留学前後に日本で研修があります。

http://www.tobitate.mext.go.jp/

・国の教育ローン

最高450万円まで借りることができます。

これだけでは留学資金は足りないので、足りない分は、親御さんに支給してもらいましょう。

https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/ippan.html

まとめ

カナダの大学は、入学は簡単ですが、進学、卒業するのが難しいと言われています。

必要な単位や学位をとるためには、4年以上かかる人も多いです。

しかし、大学に行くことで永住権までとれる国は少ないです。

カナダは移民にとって本当に住みやすい国です。

数多くの移民者がカナダへ住むのを決めたように、あなたもカナダ移住を目指してカナダ大学入試をしてみませんか?

カナダの大学でスムーズに勉強するにはカナダの高校に進学するのも一つの案です。

高校でしっかり学べれば、語学力も問題なく大学に通えるでしょう。