あなたが留学をしたい理由はなんですか?

たとえば、純粋に『海外に行って生活がしてみたい』とか『英語が話せるようになりたい』という理由ですか?

それとも何か夢があり、その為に行くのでしょうか。

今の時代、飛行機も安くなったので海外に行くのも気軽に行けるようになりました。

また留学もワーキングホリデープログラムができたので、気軽に誰でも参加でき、100万円程度の留学資金で海外への長期滞在が可能になりました。

そんな中、1年間海外に滞在したのに英語が喋れないで帰国する人も少なくありません。

なぜ、夢を持って海外に行った人が何も成し遂げずに帰って来てしまうのでしょう。

このページでは、留学前に何を考え、留学中にどんな事に気をつけたらいいのかを書いていきます。

  1. 留学の目的を決める大切さ
  2. 留学失敗談
  3. 留学成功談

貴重な留学期間は、有意義に使いましょう。

1、留学の目的を決める大切さ

留学の目的を決める大切さ

留学する際に目的がない場合、途中で何をしたかったのか、なぜ留学に来たのかわからなくなる事があります。

また留学する事自体が目標、夢の場合も同じです。

留学したい、海外に行きたいと夢見る事は大切ですが、ビザの許可が下りた時点でその夢は叶っています。

その事に気付かないまま留学してしまうと、留学している事に満足してしまいまい、なんとなく1年を過ごしてしまします。

もしもあなたが、留学する事や海外で生活する事を目標にお金をためていたなら、留学に行く前に、留学先で何をしようか考えてください。

英語が話せるようになりたい、と漠然と思っているなら、どのくらいのレベルの英語力になりたいのか、考えてみてください。

学校には一般英語コースとは別に、通訳・翻訳コースや、ビジネス英語コース、TOEICなどの英語検定コース、バリスタコース、ホスピタリティーコースなどがあります。

一般英語コースは、生活するのに困らない程度の英語力が身につきますが、それ以上は伸びません。

また目標もなしに勉強するのはつまりません。

ワーキングホリデーの場合、学校に行けるのは6ヶ月間と決まっていて、語学留学もワーキングホリデーもほとんどの人が3ヶ月ほど学校に通う事を選びます。

3ヶ月学校に通うに40万円かかります。

せっかく貯めた40万円を、なんとなく使うのではなく、目標を決めて使うようにしましょう。

また仕事の面でも、日本食レストランなどの求人は多く簡単に仕事が見つかるので選ぶ人も多いですが、できたら自分のスキルを伸ばす仕事を選んだり、日本でしていた同じ仕事を探したりしてみましょう。

もちろん英語ですし、ライバルとなるのはカナダ人で企業に入ったりするのは厳しいかもしれませんが、最初は雑用でもいいと思います。

帰国後のスキルにつながる何かを探してください。

趣味を楽しむ人も多いと思いますが、どうせ楽しむならインストラクターやカメラマンなどの仕事をしてみませんか?

英語圏で働いた経験は必ず帰国後、役にたつはずです。

2、留学失敗談

留学失敗談

留学やワーキングホリデーに行った人の反省談、失敗談を読んだ事がありますか?

こんな風に絶対ならない・・・と思っていてもなってしまうのが留学です。

しかし人の失敗談を知るとこで、意識してそうならないようにもできます。

いくつか紹介するので、同じ道を辿らないよう気をつけましょうね!

①引きこもってしまった。

留学中、日本人とは一緒に住まないと決め、日本人がいない家を選んで生活をスタートしました。

最初はがんばってシェアメイトと話しをしていましたが、全然通じないし、言っている事もわからないので、リビングルームに行かなくなってしまった。

だんだん英語を聞くのも嫌になってしまい、一人で仕事が終わったら部屋にこもっていました。

②遊びすぎてお金を全部使ってしまった。

円からドルに代わる事で、お金に対する価値観がなくなってしまい、まだ大丈夫、まだ大丈夫と思い使っていたら、気づいた時には時遅し、貯金額が0円になっていました。

学校のアクティビティーで出かけたり、観光にお金を使ったり、バイトがなかなか決まらなかったり、決まってもシフトをあまり入れてくれなかったり・・・

100万円あったはずなのに3ヶ月で10万切りました。

③日本の文化について何も知らなかった。

ホームステイ先や学校、新しい友達。

いろんな国の人と知り合うと、自分の国について話す機会が増えます。

政治のシステムや天皇について、福島の事故について、また家族の歴史などいろいろな話しをお互いにすると自分が日本について知らない事が多い事に気づきました。

文化についても簡単な質問には答えられても、なぜ?と聞かれると答えられない質問も多かったです。

また行った事のない場所が多かったのに気づきました。

日本には、まだまだ自分の知らない綺麗な景色や自然がある事に驚かされました。

④結局日本人としかいなかった。

語学学校でもクラスメイトと話す事はあっても、遊びに行ったりはしなかった。

仕事も『最初だけ』、と日本食レストランで働きだして、そのまま1年働いてしまった。

シェアハウスも日本人しかいない家に住んでしまい、居心地が良すぎて出て行けなくなってしまった。

英語が話せるようになりたくてカナダに来たのに、気づいたら外国人を避けるように生活していた。

ワーキングホリデーが終わりに近づくと、友人もカナダからどんどん去って行き、新しい友達もなかなかできず帰国しました。

外国人の友達は数人、学校であったクラスメイトくらいです。

こんな経験をした人は、少なくないと思います。

なんとなく、仕事を探し、なんとなく学校に行き、なんとなく家を探し・・・

留学自体が目標だった人は『なんとなく』過ごしてしまう人がいます。

こうならない為にも、目標を決めて留学しましょう。

3、留学成功談

留学成功談

同じ留学でも、的確な目標、目的を持って留学する人と、しない人では大きな差ができます。

それは学校でも同じです。

同じクラスでスタートしたのに、一人はそのまま同じクラスで、もう一人は通訳の資格を取っていたり、卒業時の英語力が全然違ったり・・・

留学には、失敗談もありますが、成功談もあります。

成功談の中には、成功の秘密が隠されています。

いくつか紹介するので、参考にしてください。

①カナダの自然の中で働くのが夢でした。

カナダに来る事を決めたのは、カナダのオーロラの写真を見たのがきっかけです。

留学前、英会話教室に通ったので語学学校の一般英語のクラスは1ヶ月で終わり、ツアリズムについての勉強をしました。

学校を修了し、夢だったイエローナイフへ行きました。

最初は英語も全然喋れず、雑用しかさしてもらえなかったのですが、すこしずついろんな仕事を任されるようになりました。

シーズンが終わってからはバンフのツアーガイドとして働きました。

②先生になるのを目標に勉強し、帰国後英会話講師に!

学校の先生になりたかったのですが、大学に行けず諦めていましたが、留学すると決めた時に、もう一度夢に挑戦する事を決めました。

児童英語の資格を取れる学校に行き、その後インターンシップをして、保育所で子供達の面倒を見ました。

外国人の子供たちは本当に可愛くて毎日一緒に写真を撮っていました。

帰国後は、英会話講師としての仕事を地元で見つけて、晴れて講師になれました。

③趣味から仕事へ

日本にいる時、ヨガ教室に何度か通っていました。

体が柔らかいので基本どのポーズも簡単にできて、先生にもよく褒められました。

カナダにきて、ふとヨガ教室を探しているとヨガ全米インストラクターという資格を見つけました。

ヨガに通うより、講師になった方がいろんな事を学べると思ったので、インストラクターの資格がとれる教室に通い、資格を取ったあとは、ボランティア活動に参加したり、ヨガの講師としてスタジオで働いたりしました。

帰国後も英語でレッスンするヨガインストラクターとして、日本にいる外国人の方や英語が学びたい人とヨガレッスンをしています。

④美容師として成功!

もともと日本で美容師として働いていました。

カナダにきてから、3ヶ月間語学学校で語学を学んで、その後雇ってもらえるサロンを見つけて働きだしました。

いろんな髪質の人がいるのに驚きましたし、日本人とは違うワークスタイルで働きやすさにもビックリしました。

最初は日本との違いに戸惑いましたが、帰国後は外国人にも対応できる美容師として、美容院にもたくさんの外国人が来てくれるようになりました。

目標を持って来る人もいれば、目標や夢を途中で切り替える人もいますが、常に自分に何ができるのか考えていれば、帰国後のスキル、またはカナダに残って働く事もできます。

まとめ

短期留学でも資格を取る事ができます。

ワーキングホリデーなどの長期留学では、資格、インターンシップなど色んな事にチャレンジする事ができます。

やりたい事があるなら、語学力で諦めず挑戦してみましょう。

また仕事も、無理だと諦めずレジメをやりたい仕事に出し続けましょう。

海外にいるだけでは、英語は話せるようになりません。

しっかり勉強し、英語を使えば語学力も上がって行くでしょう。

出発前に、やりたい事、できるようになりたい事、決めてから留学してくださいね。