『留学』と言うと、どんな事を思い浮かべますか?

一言に留学と言っても、人それぞれ思い浮かぶ形は違います。

留学とは、外国で長期間勉学に励む事をいいます。

ワーキングホリデーも留学ですし、語学留学、短期ホームステイ、大学進学、海外ボランティア体験なども『留学』になります。

このページでは、いろいろな留学の形のなかの一つ、語学留学について書いていきます。

  1. 語学留学とは?
  2. 語学留学にかかる費用
  3. 語学留学のメリットとデメリット
  4. 就学ビザの申請方法

どこの国に行くかで、体験する事や目的も変わってきます。

このページではカナダの語学留学について書いていきますね。

1、語学留学とは?

語学留学とは?

語学留学とは、簡単に言えば語学の勉強をするために海外に行く事です。

語学留学に人気があるのは、アメリカ、オーストラリア、フィリピンそしてカナダです。

それぞれの国で値段も、できる事も、また渡航する目的も違ってくると思います。

例えば、アメリカに語学留学すると、この4ヵ国の中で一番英語力が伸びると言われています。

なぜかというと、アメリカ人の多くはこちらが留学生だろうが、観光客だろうが気にせず早口で英語を話したり、英語が通じない場合は、『もういい』などと言って電話を切られたりします。

留学生に優しくない・・・といえばそうなりますが、そんな中で逞しく英語の学習をすれば、英語も上達します。

オーストラリアの場合、言葉に強い訛りがあり慣れるのに時間がかかります。

短期留学の場合、慣れた頃に帰国するようなかんじでしょうか。

また日本人が多い事、陽気な国で誘惑が多い事などで、留学に集中できない人も多いです。

格安留学で有名はフィリピンでは、講師に差があり、学校と寮の往復で治安が悪い事からもあり外出ができないなどの規則が多いです。

またフィリピンの公用語は英語ですが、島の人は現地の言葉を喋るので、日本同様なかなか英語を使う機会がありません。

カナダ留学は留学生に一番人気があります。

親切で優しい人柄や、学校が多いので高い水準の教育を受けられる学校が多い事、ホームステイ先も多く英語環境が整いやすい事、治安がいい事などが人気の理由です。

語学留学をするにしても、どのレベルになりたいのかで、滞在する期間が変わってきます。

基本語学学校に行く期間は3ヶ月ほどの人が多いです。英語初心者でも3ヶ月学校に通えばそれなりの英語は喋れるようになります。

しかしその英語力で、仕事をしたり、帰国後英語を使う仕事を探したりするのは無理でしょう。

趣味のレベル(外国人と喋りたい、友達になりたい)なら、3ヶ月の留学で大丈夫ですが、それ以上目指すなら専門的なコースを受講する必要があります。

語学学校には、一般英語コースがあり、留学に来て最初に受けるコースがこのコースです。

基礎的な会話や文法を学ぶコースで、ワーキングホリデーで滞在する人も多くもこのコースを受けてから仕事を探します。

もしあなたの語学留学の目的が趣味英語以上なら、一般英語コースから他のクラスに移行する必要があります。

一般的に専門コースは、期間なども決まっています。

選べるコースには、ビジネス英語、医療英語、ホスピタリティー(接客)、通訳・翻訳などのコースがあります。

これらのコースを一般英語の後に受ける事によって、専門的な語彙力を身につけ語学力を上げていく事ができます。

これらのコースには、中級の英語力が必要になります。

コースによって違いますが、TOEIC550以上はどこコースも必要になります。

学校によっては、バリスタコースやヨガなどのコースも用意されている学校もありますので、どんなコースがあるのかは、学校を決めるときに見ておいてください。

語学学校に行って一般英語コースを受けただけだと、履歴書に記入はできませんが、専門的なコースを受ければディプロマ(卒業証書)やサティフィケート(修了書)が貰えますので、スキルの一つとして見てもらう事ができます。

また夏休みなどの長期休みを利用して短期留学を何度かしながらレベルアップしていく事も可能です。

同じ学校に通えば、先生もカウンセラーの先生も、またはホームステイ先も同じところに行けるかもしれません。

語学留学とは。

自分のレベルに合わせて、自分に必要な英語力をつける為の留学という事です。

カナダでは、6ヶ月以内の留学の場合、観光ビザで学校に通う事が可能です。

6ヶ月以上になると、就学許可(STUDY PERMIT)の申請が必要になります。

就学ビザは、CIC(カナダ移民局)のサイトから学校が決まってから、申請できます。

2、語学留学にかかる費用

語学留学にかかる費用

語学留学する際に一番問題になってくるのが、留学費用ですよね。

語学留学する際に必要になる費用は以下の通りですので、自分の滞在プランに合わせて計算してみてください。

①航空券代 (往復)

航空券の手配は自分で、インターネットで簡単にするとこができます。

いく時期、使うフライトで値段は大きく変わってきますが、バンクーバーなら直行便で¥80,000~¥150,000程度でトロントは、¥100,000~¥200,000ほど必要になります。

安いフライトを希望するなら経由便で行けば、安くなります。

エアカナダやANAのサイトから直接予約もできますし、格安航空券のサイトで購入も可能です。

②学費

一般英語のクラスは月$1200~$1500程度、入学時に入学金$100~$200程度必要になります。

専門コースはコースによって変わりますが、だいたい同じくらい、もしくは少し安い場合もあります。

専門学校に行って勉強すれば、就労許可を出してもらえる学校もありますが、その場合、入学金が必要になります。

③家賃

短期留学の場合、ホームステイをお勧めします。

短い留学で外国人の友達を作るのは難しいですし、カナダの文化をホームステイなら体験することができるからです。

料理も作る必要がないので、勉強に集中することもできます。

ホームステイの場合も、いく場所で値段が違いますが、3食付きで月$600~900くらい必要になります。

バンクーバーなどの物価が高い場所では、$900ほどかかると思います。

田舎に行けば行くほど、家賃は安くなるでしょう。

④交通費

ホームステイ先から学校までの通学費は入ります。

カナダの多くの地域は、運賃を一律にしているので基本$1~$3くらいで設定されています。

カルガリーでは、ダウンタウンは運賃無料ですので、通学費がかからない人もいるでしょう。

⑤海外保険料

長期留学の際には海外保険に加入しないといけません。

留学生に人気のAIUでは、一ヶ月の保険料が一番安いので¥15,910で、長くなれば、その分割引があります。

3ヶ月以内の留学なら、クレジットカードに付帯されている海外保険を利用すれば、保険に加入する必要がありませんし、3ヶ月以上の場合もカード付帯の保険が修了してから現地で保険に加入することができます。

※AIUなどの日本の保険は海外からの加入ができません。

⑥生活費

身の回りのものを買ったり、友達と出かけたりするのに、月最低でも$300ほどは用意しておきましょう。

合わせると1ヶ月の留学で、40万円~50万円ほど必要になります。

エージェントを使う場合はこの費用に手数料などがプラスされます。

3、語学留学のメリットとデメリット

語学留学のメリットとデメリット

語学留学をするのには、時間も費用も必要になります。

語学留学をする場合のメリットやデメリットを書いていきますので、悩んでいる方は参考にしてください。

・メリット

①夢が叶う

いつか海外で留学したい!そう思っていた夢が叶います。

②日本以外の文化に触れることができる

自然が美しいカナダでは、見たことのないような景色に出会うことができます。

③英語が喋れるようになる

留学することで自信が付きます。

外国人に話しかけられるようになったり、友達ができたりします。

帰国しても外国人の友達がいれば、語学力は上がって行きます。

④カルチャーショックを受ける

『留学するとダサくなる』と言われますが、ダサくなるのではなく、流行に流されなくなります。

テレビや雑誌から数ヶ月離れるだけで、そういうものにコントロールされていたことに気づくでしょう。

留学後、『ダサくなった』と言っている友達の服装がダサくて笑えます。

また考え方も大きく変わるでしょう。

今までと違う観点で物事を考えるようになります。

⑤海外に旅行に行けるようになる

英語が少しでも喋れるようになると、どこの国にも行けます。

英語は世界共通語です。

海外旅行が今までの何倍も楽しくなります。

⑥世界中に友達ができる

語学学校には世界中から人が集まっています。

短期の留学でも学校でたくさん友達ができます。

・デメリット

①お金がかかる割には、語学力が上がらない

数ヶ月の留学では、仕事で使える語学力はつきません。

また語学学校に行っただけなら、履歴書などにかけません。

スキルアップを目指すなら、長期留学になります。

②ダサくなる

先ほども言いましたが、ダサくなります。

ファッションに気を使わなくなります。

③教育ローンが使えない

語学留学の場合、資格などを取るわけではないので、教育ローンが使えません。

必要な費用を全部揃える必要があります。

4、就学ビザの申請方法

就学ビザの申請方法

就学ビザとは、学生ビザと呼ばれているものですが、カナダでは就学許可(STUDY PERMIT)と呼びます。

6ヶ月以上の留学の場合は、この就学許可が必要になります。

申請方法は2つで、オンライン申請と、郵送での申請になります。

どちらもエージェントなどに頼らず、自分で申請するとこが可能ですので、自分でやってみましょう。

(申請の流れ)

6ヶ月前・・・学校を決める

5ヶ月前・・・学費や入学金を払う。

4ヶ月前・・・入学許可書をもらう

3ヶ月前・・・学生ビザ申請

2ヶ月前・・・申請許可が下りる

就学許可は学校の入学許可書が申請に必要になります。

(オンラインでの申請方法)

①『MYCIC』のアカウントの作成

CICのサイトで『MYCIC』のアカウントの作成をします。

自分についての簡単な英語の質問に答えて行くだけです。

サイトは英語ですが、インターネット内に和訳があるので、それを見ながら質問に答えて言ってください。

パスワードやアカウント名などを決めます。

②申請準備

アカウントが作成できたら、引き続き質問に答えるために『continue』を押して次に行きます。

質問に答えて行けば、就学許可の申請が可能かの審査に移ります。

③申請資格チェック

自分の婚姻状況や国籍などの質問に答えて行きます。

内容の確認をします。

④書類送付の準備

必要書類のダウンロードのページになるので、ダウンロードしてください。

必要書類は5つあります。

・IMM1294 Application:ビザ申請書。バーコードを必ず表示させる。署名欄は空白。記入例はこちら。

・Proof of Means of Financial Support:留学資金の証明(カナダドル・英語表記で銀行から残高証明を用意)のスキャン。

・Letter of Acceptance:学校からの入学許可証。PDFまたはJPGなどの画像データ。

・Passport or travel documents:パスポートの顔写真があるページと、入国歴(どこでも)のスタンプがある全ページのスキャン。

・Digital Photo: 過去半年以内の撮影された3.5cmx4.5cmの証明写真のスキャン、またはデジカメを証明写真のように切り取ったもの。

書類が集まったら、ファイルをアップロードして申請完了です。

⑤支払い

クレジットでの支払いです。

就学許可の申請料は$150です。

1ヶ月ほどで、申請許可がおりますので、就学許可通知書をもってカナダに行き、カナダの空港で就学許可をもらってください。

まとめ

6ヶ月以内の語学留学なら、観光ビザで入国できますが、観光ビザは観光するためのビザなので、入国審査時に『観光と語学の勉強』と答えないといけません。

『学校に行くためにきました。』と答えると、学生ビザを取りなさいと言われますので注意してください。

あくまでもメインは観光ということを覚えていてください。

語学留学は短期で来る人が多いですが、短い間でもできる経験はたくさんあります。

短い留学からこそ、目標をしっかりもって留学生活を充実したものにしてくださいね。