留学をする事は、夢があり、目標があり、若いうちにしか経験できないことです。
留学する意味や、意義は、結局留学した後にならないとわかりません。
意味があったのか、それだけの費用を払ってまで行く必要があったのか・・・
それは、留学後どれだけ成長したかで決まる事です。
また留学後に、自分が留学先でしてきた経験を活かさなかったら留学した意味もなくなります。
留学するという事は、日本でできない経験を海外でし、帰国後はそれを活かし社会に貢献する事です。
このページでは、あなたの留学が意味のあるものになるためのアドバイスを書いていきます。
- 留学前に考える留学する意味
- 留学中に考えるべき事
- 帰国後、自分の経験を活かせる仕事を探す事
留学する事が、意味があるのか、それとも無意味なのかは結局あなた次第です。
1、留学前に考える留学する意味
留学には、失敗する人、成功する人が必ずいます。
まずその違いを考えてみましょう。
留学前に必ず考えて欲しい事があります。
それは留学する目的です。
『留学するのが目的』『海外で生活するのが夢』『英語が話せるようになりたい』、それを夢見ている人は、もう一度留学する意味を考えてください。
『留学するのが目的』の場合、ビザが下りた時点で夢は叶っています。
そのまま海外に行ってしまうと留学した事に満足してしまい、滞在中に何をするべきなのかわからなくなります。
そうなると『なんとなく』過ごしてしまいます。
この『なんとなく』過ごすのが留学の失敗につながります。
みんなが3ヶ月語学学校に行くから、自分も通う。
卒業したらお金のために日本食レストランで働く。
気づいたら1年終わっていた。
海外で生活すれば、英語が話せるようになると思っている人が多いですが、実際はそんな事ありません。
努力した人だけが英語が話せるようになります。
目標を決めて、頑張った人だけが意味のある留学体験ができます。
『留学するのが目的』のまま留学すると、この『なんとなく留学』まっしぐらです。
留学中に何をしたいのかちゃんと決めてから留学しましょう。
『海外で生活するのが夢』の場合も同じです。
ビザが取れれば、取れた分だけ海外に滞在する事ができます。
ビザが取れた時点で夢は叶っています。
『海外で生活する』そして海外でどんな体験をしたいのか、なにを学びたいのか、出発前に考えて欲しいです。
海外での生活に刺激があるのは1ヶ月ほどで、2ヶ月目には見慣れた景色になり、刺激もなくなります。
日本にいた頃のように普通の生活が始まります。
いかに充実した留学生活をするかは、あなたの滞在中の行動次第です。
仕事で充実するのか、趣味で充実させるのか、また学問に励む事、ボランティア活動に専念する事で充実するのか、それはあなたにしかわかりません。
しかし『なんとなく』毎日過ごしていては何もできません。
やりたい事、やりたくない事、挑戦したい事を決めておくのが大切です。
『英語が話せるようになりたい』そう考えて留学する人が一番多いのではないでしょうか。
しかし、この理由も『なんとなく』過ごしてしまう留学になる可能性が高いです。
英語が話せるようになる・・・どのくらいの英語力が欲しいのでしょうか。
会話ができる程度?仕事で使えるビジネス英語?通訳などで活躍できる程度?
もしくは旅行に行っても困らない程度?
カナダやオーストラリアには、日本人留学生が多く、街を歩いていても日本人同士が一緒に歩いていて日本語を聞く機会も多いです。
日本人と一緒に住み、日本食レストランで働き、休日は日本人と過ごしている人が、沢山います。
エージェントに言われた通り、3ヶ月語学学校に通っても目標がないので英語も話せるようにならない人が多いです。
3ヶ月間、友達作りに学校に通う。
そんな人は珍しくありません。
なぜそうなるのかというと、目標がないからです。
英語が話せるようになりたい。
ではなく一つどのレベルになりたいのか決めましょう。
頑張れば、ワーキングホリデー中に通訳や翻訳の資格も取れます。
ビジネス英語も身につける事ができます。
しかし『なんとなく』過ごせば、英語がまったく話せない状態で帰国する事になります。
ワーキングホリデーで1年滞在して、英語が喋れないで帰国する人は本当に多いです。
そうならない為にも、目標を立て勉強しましょう。
2、留学中に考えるべき事
留学中は、慣れない生活や言葉がうまく伝わらない為のストレスなどが溜まりやすいです。
英語を聞くのも、話す のも嫌になったりする事もあります。
また出会いと別れの繰り返しで、鬱になる人もいます。
そんなときに支えになるのが留学中に出会った日本人の友人たちです。
こんな時はしっかり甘えましょう。
しかし、これも落とし穴です。
目標を見失ってしまったり、諦めてしまったりする事があります。
辛い時は甘えてもいいですが、目標を見失わないようにしてください。
こんな時は、自分のしたかった事をノートに書いてみましょう。
それから自分の今の状況を書いて比べてみてください。
字にする事で、自分の状況がよくわかります。
気づかない間に、やりたくないと思っていた事をしていたり、やろうと決めていた事を後伸ばしにしていたりします。
これは無意識に起こる事なので、気付いた時に修正していきましょう。
留学中には、挫折する事もあります。
金銭的な理由などで諦める事も多いです。
しかし状況は常に変わっています。
またあなたが努力しているなら成長もしていますし、語学力も上がっています。
例えば、バリスタを目指していたが、語学力が足りないで現地のカフェで雇って貰えなかったとします。
しょうがないので、日本食レストランで働き出しました。
しかし1ヶ月後はどうでしょう?
語学力が伸びていたら、もう一度挑戦できるはずです。
あなたが努力し、成長した分、あなたの可能性も広がります。
起動修復する為にも、ぜひノートを活用してください。
3、帰国後、自分の経験を活かせる仕事を探す事
英語は、使わなければ忘れてしまします。
海外に滞在していると日本語が出てこなくなります。
生まれてからずっと使っていた日本語さえ、使わないと忘れてしまいます。
覚えたての英語を忘れるなんて、簡単な事です。
また使えば使うほど語学力は伸びていきます。
帰国後、できるだけ英語を使う仕事を探しましょう。
また語学以外でも、あなたが海外で経験した事を活かせる仕事があるなら挑戦してみてください。
帰国後、就く仕事は留学を意味あるものにするのか、無駄にするのかにも繋がります。
いくらあなたが成長しても、帰国後何も活かせないのなら留学した意味はありませんよね?
留学で得た事を発揮するのもしないのも、留学後のあなたの進路次第になります。
また帰国後の就職についても留学中に考える必要があります。
TOEICなどの英語試験を帰国前に受けておくと語学力の証明にもなるので、必ず受けるようにしましょう。
何か仕事に使えるような資格を取れば、帰国後の仕事も見つかりやすいです。
カナダの場合、ワーキングホリデー中に6ヶ月間、学校に通う事ができます。
最初の3ヶ月は語学の勉強に費やし、帰国前の3ヶ月で資格を取る。
そんな選択もできます。
専門的なコースを受けるのには、中級レベルの語学力が必要になりますので、まずはそのレベルを目指して語学力をつけるのもいいかもしれません。
語学以外にも、留学中はいろいろな経験をする事ができます。
自分がしてきた経験を特技に変える事だって可能です。
留学に意味があるのか、ないのかはあなた次第です。
まとめ
留学前は、夢と希望に溢れていて、『なんとなく過ごしている自分』は想像できないと思います。
頑張って貯めたお金、親が払ってくれたお金。
安い金額ではありません。
なんとなく過ごしてしまわない為にも、出発前に留学して何がしたいのか、留学中に現状を確認し、留学後は経験を活かせる仕事を探しましょう。
留学する意味はあなた自身で作るものです。