留学ローンは、自分の今の状況に合わせて、また学びたい方向などで選ぶローンが変わってきます。

学生の場合学生ローンが使えますし、成績が良かったら奨学金にも申し込みできます。

学生ローンについて詳しく知らないと、もらえるお金をもらえなかったり、高い金利を払わなかったりしないといけない場合もあります。

このページでは、留学ローンの種類を紹介しますので、自分の条件に合ったローンを見つけてください。

  1. 奨学金は3種類ある。
  2. 2つの教育ローン。
  3. 銀行、カード会社のフリーローンの使い方
  4. ローンの選び方

ローンをする場合は、必ず返済計画をちゃんとしてから借りましょう。

1、奨学金は3種類ある。

3人で並ぶ女子学生

奨学金は、金銭面が理由で留学や進学ができない学生を支援する機関です。

個人での申し込みはできず、必ず学校を通さないともらえません。

また学生であることや、成績なども審査基準になってくるので、『自分の成績では無理かも・・・』と諦める学生も多く、初めから申し込みをせず学生ローンに頼ってしまう人もいます。

しかし、学生の場合は、申し込みをしたら受けられる可能性の高い奨学金もあります。

奨学金には3種類あって『給付型奨学金』『無利息貸与型奨学金』『有利息種奨学金』があります。

給付型奨学金は返金する義務がなく、毎月10万程度の給付があります。

この奨学金は、狭き門で受けられる学生は成績がいい学生のみになります。

無利息奨学金は、返金する義務がありますが、無利息なので100万円借りたら、100万円だけ返せばいいという仕組みです。

こちらも審査基準の学校の成績がみられます。

平均成績が1/3と言われていますが、平均ほどの成績でも奨学金がもらえることもあるようです。

有利息奨学金は審査基準が平均の成績になっていることから、多くの学生が支援を受けられています。

有利息と言っても、金利は銀行や学生ローンと比べても低いので利用しやすくなっています。

奨学金はJASSOを始め、各地域自治体の機関も多くあります。

各奨学金制度で、成績基準、金利、返済機関など変わってきますが、どれも学生ローンと比べると、在学中の返済が一切ないシステムがあったり、卒業数ヶ月返金を待ってもらえたり、学生には嬉しい仕組みになっています。

学生ローンに頼る前に、一度奨学金制度に目を通してみてください。

ただし、奨学金の場合学費分として毎月8万円ほどの支給があるだけですので、これだけでは留学することはできません。

両親の支援がない場合は、他の教育ローンと併用する必要があります。

※ワーキングホリデー、語学留学には奨学金はありません。

JASSO(独立行政法人 日本学制支援機関)サイト

http://www.jasso.go.jp/

2、2つの教育ローン

通話中

教育ローンとは、学生が進学するにあたって、学費を支援してもらえるローンです。

奨学金同様、在学中は支払いの義務がないものや、利子のみの支払いでいいものなどがあります。

奨学金は低所得者を支援する形の奨学金で、お金を借りる本人がお金を返しますが、学生ローンの場合は学生ではなく『世帯の所得者』、つまり親がお金を借りる形になります。

その借りたお金を、働きながら返すのか返さないかは、あなた次第です。

学生ローンは、国の教育ローンと銀行での教育ローンがあります。

まずは、国の教育ローンは低所得世帯のみ申し込みが可能で、800万円以上の世帯収入では申し込みができません。

※所帯数でローンが受けれる世帯収入が変わってきます。

世帯収入の下限もありませんので、多くの学生が利用することができます。

また、学校での成績は関係なく支援してもらえます。

奨学金と違い、一括で最大450万円まで配給してもらえ、学費以外にも家賃や教科書代、保険料など留学に必要な資金すべてを支援してもらえます。

金利はありますが、銀行の金利が4%?9%ほどなのに対し、国の教育ローンの金利は1.9%です。

また低所得世帯(年収200万円)や母子家庭などの場合、1.5%まで金利を下げてもらうことが可能です。

連帯保証人も必要なく、指定された保証会社に加入すれば保連帯保証人なしでお金を借りることができます。

連帯保証人には、一緒に住んでいない人に頼む必要があります。

祖父母にお願いする人が多いのではないでしょうか?

在学中は利息のみの支払いでいいので、毎月数千円の返済ですみます。

また返済期間が長く、15年以内の返済、また低所得者(年収200万円以下)は18年まで伸ばしてもらえます。

銀行の教育ローンも、他のローンに比べると学生ように金利を下げてくれています。

学生ではなく、社会人でも修学のためにお金を借りることができます。

学生の場合は保護者が、社会人の場合は本人が借り入れすることができます。

銀行の教育ローンの場合、低所得者(年収200万円以下)は利用することができません。

学生ローンですので、もちろん元金返済(利息のみの返済)が在学中はできます。

借入額は国の教育ローンよりも大きく、三井東京UFJ銀行では最大500万円まで借り入れができ、安心して留学することができます。

基本、返済期間が10年ほどに設定されていますので、500万借りると返済が少し大変になってしまいます。

国の教育ローンも、学費のみではなく、学費、家賃、航空券代など幅広くお金を使うことできます。

連帯保証人も最近は必要ない銀行が多く、銀行が指定する保証会社に加入すれば、ローンを借りることができます。

銀行の中には現在学生でないといけないローンもありますので、プラン内容を確認いましょう。

※教育ローンは、語学学校、ワーキングホリデーには使えません。

国の教育ロー ン(日本政策金融公庫)サイト

https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/ippan.html

3、銀行、カード会社のフリーローンの使い方

貯金箱とパソコン

『学生ではない』『語学学校、ワーキングホリデーでは教育ローンは使えません。』

『奨学金がもらえなかった。『留学先のレベルが低く、教育ローンでは支援してもらえなかった。』

教育ローンを断られる理由は沢山あるでしょう。

特に語学留学を考えている人は、お金を借りるのが難しいと思います。

そんな時に利用するのが、銀行のフリーローン、カードローンです。

教育ローンではないので、留学中や在学中も支払いを続けないといけませんが、比較的審査も簡単に通ります。

もちろん、お金の使い道は自由なので、ワーキングホリデーや語学留学にも使えます。

銀行のフリーローンなら年収200万~400万円くらいあれば借り入れが可能です。

しかし。教育ローンより金利が高く、5%~14%ほどの金利を払わないといけません。

ですので、金利の高い銀行で200万円以上借りてしまうと、返済が少し大変になります。

銀行での借り入れを考えているなら100万以内にしましょう。

カードローン(アイフルなど)は基本誰でもお金が借りられますし、即日でお金を借りられるものもあります。

最近ではインターネットで簡単にお金が借りられるようにもなっています。

最大500万円まで借りることができますが、金利が最大で18%です。

このような高金利のローンは高い金利を毎月払わないといけないので、毎月の返済額が大きくても実際残金はあまり減っていきません。

銀行のフリーローン同様100万以上は借り入れしないようにし、1年以内に返済しましょう。

高金利のローンでは、返済計画が1番に大切になります。

無理のない計画をしましょう。

4、ローンの選び方

サイコロ

奨学金、教育ローン、国の教育ローンなど、ローンの種類もたくさんあります。

まず、学生の場合で留学する場合は最初に、奨学金制度に申し込みをしましょう。

奨学金で学費分が払えれば、必要になるのは生活費のみになります。

奨学金、学生ローン、国の教育ローンなどは変容することができるので、できるだけ金利の低いものからお金をかり、足りない分を銀行などに頼るようにしましょう。

また奨学金は毎月の支払いですが、国の教育ローンや銀行の教育ローンは一括でもらえるので、出発前の出費にも使うことができます。

ローンの中には、使える用途が決まっているものもありますので、契約前に何に使えるか確認しましょう。

(ローンの確認する点)

・いつの振込になるのか

・金利(固定か変動か)変動の場合金利が変わるので、申し込み時より高くなることもあります。

・お金の使い道が自由か

・元金返済ができるか(在学中は利子のみ)

・返済期間(金利が低いところなら長い方が返済は楽かもしれません。)

ローンができる銀行や機関のサイトには返済シミュレーションができるようになっています。

借りるお金に対して、毎月いくらなら支払いができるのか、何年で返済するのかがシミュレーションできますので利用してください。

その際、国の教育ローンと奨学金は金利が安いので、10年~20年ローンなどを設定しても大丈夫ですが、銀行のローンはなるべく早く返済できるように計算してみましょう。

その場合、金利でいくら払わないといけないのか見るのがいいでしょう。

毎月いくら払うのかに気を取られず、100万円借りて10年ローンで金利がいくらで最終的にいくら自分が払うのか、金利が高い銀行では気にしてください。

借りすぎには注意してくださいね!

まとめ

教育にはお金がかかるので、このようにたくさんの教育支援があります。

親がお金を出してくれるのが一番ですが、出してくれない場合は自分でローンを組む(親名義になりますが・・・)ことも可能なことを覚えていてください。

また語学留学がメインの場合は、ワーキングホリデー制度というのがあります。

語学留学を目的としている30歳までの人なら誰でも海外に行くことができるので、ワーキングホリデーに参加することも考慮してみましょう。