お金がない!でも留学したい!

いろいろな家庭の事情で両親に留学費用は頼めない人、家に生活費を入れていて、バイトをしていても貯金ができない人、大学などの学費を自分で払っているから、留学資金まで用意できない人、そして仕事が見つからないのでいまのうちに留学したい人。

人それぞれ、お金がない事情があると思います。

そんなあなたに、資金ゼロから留学できる秘訣を教えます!

  1. 学校の成績がいい人は奨学金制度を使おう!
  2. 社会人で30歳以下ならワーキングホリデービザを活用しよう。
  3. 休学して働いてお金を貯めよう。
  4. カナダ滞在費を節約する。

カナダへ留学しようと思うと、1年間の生活費120万円プラス大学の学費240万円(または、語学学校学費144万円)そして海外保険料16万円程度、安く見積もっても376万円(280万円)必要になります。

大学に行く場合は、400万近い額がカナダ留学には必要になります。

無理をしない計画を立てましょう。

1、学校の成績がいい人は奨学金制度を使おう!

若い男女

もし、あなたが今大学生で成績がいいのなら、奨学金制度というのがあります。

奨学金の中には、学生ローンのようにお金を貸してくれるものありますが、成績がいいなら返済しないでいい奨学金をもらうこともできます。

JASSOの奨学金は、対象になる学生に毎月8万円ほど支給してくれます。

しかし大学の場合は学費のみで月20万円ほど必要ですので、これだけでは留学できません。

この奨学金と併用し銀行や国の教育ローンからお金を借りる必要があります。

大学に入学する場合は就労許可がもらえますので、週20時間の労働が許可されています。

時給が¥1,200と考えても、週¥24,000、月で¥96,000程度しか稼ぐことができません。

生活費をこの¥96,000以内に抑えることができれば、奨学金と教育ローンで足りない分を補うことができます。

奨学金を毎月8万円、1年間で96万円もらえるとすれば、教育ローンから借りるお金は大学に行く場合は280万円ほどになります。

資金ゼロから始める留学の場合、いかに借り入れを少なくするかがキーになります。

例えば、国の教育ローンから足りない分280万円を借りて10年間で返済を完了、また留学中は利息分のみの返済をする設定にします。

・大学の場合

毎月の返済額:¥38,000

留学中の利息:¥6,000

保証料:¥194,211

これから、航空券代、バイトが見つかるまでの生活費などかかりますので、その分30万円ほどは、必ず貯金をしておきましょう。

また大学に行く場合も、学校に慣れるまでは、課題などに追われバイトをする余裕はないかもしれません。

ですので、このプランはギリギリのプランですが、頑張れば実行できると思います。

国の教育ローンではインターネットで返済シミュレーションもできます。

自分の留学期間に合わせて、いくら必要なのかを計算してから、シミュレーションを利用してみてください。

返金する必要のない給付奨学金は審査が厳しいですが、貸与型もあり、学生ローンのように学生に低金利でお金を貸してくれます。

成績が平均ならこちらが申請できるので、サイトを確認してみてください。

・国の教育ローンサイト

https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/ippan.html

・ JASSO

http://www.jasso.go.jp/index.html

2、社会人で30歳以下ならワーキングホリデービザを活用しよう。

外国語を勉強する女性

ワーキングホリデービザは18歳から30歳までの人なら条件なしで、誰でも取れるビザです。

ワーキングホリデービザをもらえれば、1年間カナダに滞在する許可が出て、6ヶ月間の就学許可(学校)、また滞在中の生活費を稼ぐための就労許可(仕事)ができます。

働くことができるので、必要な貯金額は最低で30万程度でいいと言われています。

しかし30万円だと学校に行く費用はありません。

ワーキングホリデー参加者の多くは3ヶ月間、語学学校に行って語学力を付けてから仕事を始める人が多いです。

学費月学12万円×3ヶ月=36万円

月生活費10万円×3ヶ月=30万円必要だとしたら最低66万円必要になります。

社会人の場合、国の教育ローンなどは利用できませんし、銀行の教育ローンも利用できません。

銀行でフリーローンという枠があるので、そこで借りるか、カードローン(アイフルなど)で高い金利で借りる必要があります。

教育ローンと違い、留学中も返済しないといけないので、そこが難しいところになります。

カナダで働きながら返すにしても、お金を送るたび手数料がかかるので毎月の返済は難しくなりますので、留学中の返済は両親にお願いしましょう。

・某カードローン会社の場合

70万円の貸し入れに対して5年ローン

毎月の支払い:¥18,000

利息:18%

・銀行のフリーローン

毎月の支払い:¥13,729

固定金利:6.6%

銀行の利息が4%~7%ほどですので、カードローンで借りたら、最初のうちは払っているローンの半分ほどが利息を払っているだけの状況になります。

ワーキングホリデーの場合、カナダについてすぐ働き出し、お金を貯め、貯まってから語学学校に行くこともできます。

ワーキングホリデーの場合は、ローンなしでも行くことが可能な金額だと思いますので、できるだけローンに頼らず、貯金をしてから行きましょう。

3、休学して働いてお金を貯めよう。

矢印

もしも奨学金ももらえず、ワーキングホリデーに参加できない年齢で、語学学校に1年間留学することを考えている場合、1年間にかかる生活費120万円プラス語学学校費用144万円すべて借りる必要があります。

語学留学の場合、履歴書にも記入ができない上、語学力も仕事で使えるレベルにはならないことから、教育ローンは基本使えません。

264万円はワーキングホリデー同様、カードローンか銀行のフリーローンになります。

ちなみに、264万円かりて10年で返済しようと思うと・・・

・某カードローン

毎月の返済額:¥43,000

利息:15%

利息だけで240万円支払います。

・銀行フリーローン

毎月の返済額:¥29,276

利息:5.975%

利息だけで、87万円ほど払うことになります。

そうなってくると、お金を借りるのももったいないですよね。

学校を休学して、1年間働いて貯金し、1年間留学するのも1つの案です。

語学の勉強が目的の留学なら、お金を貯めてからワーキングホリデーで滞在するのが1番いい方法になります。

1年必死に働けば、ワーキングホリデーに行くお金は溜まると思います。

ローンを考えるなら、休学も視野に入れて予定を立ててみてください。

4、カナダ滞在費を節約する。

親子

お金ないけど、借金してでも、何がなんでもカナダに来たい!と思っているあなた。

普通に生活していると、すごい金額の借金を追うことになります。

少しでもいいから、出費を抑えたいですよね。

①航空券

代理店で飛行機のチケットを買うひとは、もういないと思いますが、インターネットで『格安航空券』と検索すれば、たくさん安いフライトが出てきます。

お金がないのに、直行分でカナダに行ってはいけません!

飛行機には、経由便という便があり、ANAやエアカナダでカナダに行く半額くらいの値段で経由便は買えます。

韓国経由、中国経由、台湾、アメリカなどを経由してカナダに行くフライトで、時間はかかりますが、半額です。

お金はないけど、時間はありますよね?

ぜひ、経由便探してみてください!

②住み込みで働く

看護婦さんや、保母さんなどは、住み込みの子守として、家賃を払わなくても1日数時間の子守をすることで、食費、宿泊費を払わなくてもいいオーペアという仕組みがあります。

資格を持ってないひとも、カナダでチャイルドケアの勉強を6ヶ月すれば、参加でします。

お給料も少ないですがもらえます。

また農家などに住み込みで働き、ボランティアとして、家事や畑仕事を数時間するだけで、食事と宿泊代を払わないでいいプログラムもあります。

1年間の生活費120万を払わなくてよくなれば、留学資金もだいぶ減りますね。

③レストランで働く。

大学生やワーキングホリデーの場合、就労許可があるので働けます。

どうせ働くなら、賄いが出るところがいいですよね。

食費が浮きます!

またレストランのウェートレスはチップが貰えるので、給料は全部貯金してチップのみで生活できている人もいます。

④インターネットで稼ぐ。

カナダで働けなくても、日本では働けます。

インターネットを使って稼ぐことができれば、日本から毎月収入を得られます。

⑤Exchangeの相手を探す。

カナダの中には、今から日本に行くので日本語が勉強したい人もいます。

そんな人を見つけて、日本語を教えてあげるかわりに英語を教えてもらいましょう。

学校に行く必要がなくなります。

出費を抑えることができれば、お金を借りても返す額も減ります。

まとめ

留学と言っても、いろんな種類の留学があります。

しかし留学にはお金がかかります。

お金がない場合、社会人になるまで待って、お金を貯めてから留学することもできます。

学生のうちに行かないといけないわけではありません。

また社会人で貯金がない人は、カナダではなく、フィリピンなどへの格安留学などもあります。

北米は物価が高く、学費、生活費と高くなるので、留学費用も自然と高くなります。

自分の今の金銭状況に合わせた留学プランをたてていきましょう。