ワーキングホリデーのプログラムに参加を決めても、どこの国に行くか迷う方いっぱいいます。
2016年現在、ワーキングホリデープログラムで行ける国はなんと16国もあり、行く国によって申請方法や対象年齢などが違います。
アジアでは韓国、香港、台湾。
ヨーロッパではオーストリア、デンマーク、フランス、ドイツ、アイルランド、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、イギリス。
北米ではカナダ。
オセアニアでは、オーストラリアとニュージーランドです。
この中でも人気があるのがカナダとオーストラリアです。
ワーキングホリデーに行きたいと考えている人はこの二つの国で悩む人が多いと思います。
このページでは
- 英語力アップが希望な人!
- とにかく楽しみたい人!
- 治安が良いところがいい人!
- 各国の特徴
について書いていきます。
この人気の2国を比べて見て、自分に合っている国を見つける手伝いができたらいいなと思います。
1、英語力アップが希望な人!
ワーキングホリデーに参加するほとんどの人が、語学力アップを目標や目的にしていすと思います。
ではどっちの国が英語の語学力アップに優れているでしょうか?
まず、オーストラリアはイギリス英語です。
最近の主流はアメリカ英語の為、日本に帰って英語を教える時や、仕事で英語を使う場合、アメリカ英語が必要になります。
また実際にイギリスでも最近ではアメリカ英語が使われるようになってきました。
日本でも学校で習った英語はアメリカ英語です。
イギリス英語はアメリカ英語と違う単語を使ったり、フレーズワードが少ないので覚える単語が多くなります。
フレーズワードは熟語みたいなもので例えば、
I’m going to pick up my kid.? (USA)
I’m going to collect my kid. ?(UK)
どちらも『子供を迎えに行きます。』という英語ですが、アメリカ英語では(pick up)プレーズワードを使い、イギリス英語では(collect)を使います。
単語の違いといえば・・・
アメリカ英語でサッカーはSoccerなのに対してイギリス英語ではfootball
持ち帰りもアメリカ英語はTake outでイギリス英語は Take awayです。
また文法での違いも沢山あります。
なので、これからのスキルを考えるならカナダでアメリカ英語を勉強する方が良いかもしれません。
またオーストラリアは訛りがあり、最初はリスニングにも苦労しますし、その訛りを覚えてしまったら、日本に帰ってから直さないといけません。
とえあえず、なんでもいいから英語が話せるようになりたい!と思う人にはオーストラリアでも大丈夫です。
カナダはアメリカに近いのでもちろんアメリカ英語を使います。
ですがやはりここでも単語のスペルの違いがあります。
アメリカではcolorカナダではcolourだったりします。
これはイギリス英語の残りで、アメリカは単語や文法をシンプルに変えていった結果今のようなアメリカ英語ができたようです。
またカナダの人の発音は綺麗でわかりやすいことで学生に人気があります。
アメリカ人はこちらが英語がわからなくてもベラベラ喋るのに比べて、カナダの人はこちらがわかるようにゆっくり話してくれたりします。
ということで語学力アップが目的なら、カナダをお勧めします。
2、とにかく楽しみたい人!
英語も喋れるようになりたいけど、それよりも楽しい事いっぱいしたい!と思っている人。
そんなあなたには、どっちの国が合うでしょう。
まずオーストラリア。
なんて言っても1年を通して暖かい気候なのが特徴です。
寒いのが苦手な人はオーストラリアがお勧めです。
しかし暑すぎる事もあります。
私がいた時にお正月に40度が越えて外を歩けないほど暑かったです。
ほとんどの街が海岸沿いにあるので、マリンスポーツが好きな人やアウトドア派にはオーストラリアが楽しめますし、海の見える家に住む事もできます。
サーフィンはゴールドコースト、シドニー、メルボルン、アデレード、パースと主要都市で楽しむ事ができたり、ケアンズでは世界中からスキューバダイビングを楽しむ人が訪れます。
観光地としては、有名なのはエアーズロックやグレートバリアリーフがありますが、他にはあまり有名な所がないのが残念な所ですが、オーストラリアはジブリの映画のモデルとなった場所と言われている所が沢山あり、日本人の観光客やワーホリで滞在している人などは見に行く人が多いです。
そしてオーストラリア人はとっても陽気です。
知らない人とも街を歩いているだけで知り合いになれますし、家のパーティーなどにも気軽に誘ってくれるので、すぐ友達ができます。
カナダは寒いイメージがあると思いますが、西海岸にあるビクトリアやバンクーバーは比較的暖かく過ごしやすいです。
雪も市内はあまり振りません。
もちろんロッキー山脈周辺やトロントなどは冬寒くなります。
マイナス20度前後になる事もあります。
バンクーバーアイランドのトフィーノではサーフィンを楽しむ事もできます。
西海岸では、クジラやシャチのウォッチングツアーなども市内から出ていて大自然を楽しむ事ができます。
また世界的に有名なスキー場も沢山あり、世界中からウインタースポーツを楽しみに観光客が来ます。
観光地は有名なナイアガラの滝やオーロラが見えるイエローナイフ、ロッキーの自然を見る事ができるバンフ、英国時代の面影を残すビクトリア、赤毛のアンで有名なプリンスエドワード島などがあります。
またカナダのほとんどの街がアメリカとの国境の地近くなので、バンクーバーからはシアトルやカルフォルニア、トロントからはニューヨークにショートトリップも可能なのが嬉しい所です。
また中南米への格安のツアーなども多く、カリブ海を満喫する事もできます。
3、治安が良いところがいい人!
とにかく安全な所に行きたい人!
カナダもオーストラリアも治安はいいです。
でも日本同じくらいの治安の良さではありません。
どちらの国に行くのにも、気をつける事は沢山あります。
でもどちらの治安がいいかというと、カナダです。
カナダは世界的に見ても治安のいい国として知られています。
『夜一人で歩いても大丈夫な国』と言われるくらいです。
ですが実際は一人で歩かないようにしましょうね!
どちらの国でも普通に暮らしている限り犯罪に巻き込まれる事はありません。
泥棒や置き引きなどは話に聞きますが、日本でもある事です。
自分自身できるかぎり守りましょう。
そしてカナダ、オーストラリアでは医療マリファナが合法です。
(治療目的でマリファナを使用する事です。)
街を歩けばお店が沢山あったり、レストランの前などでマリファナを吸っている人を見かけたりもします。
日本では違法なものなので、興味本意でお店に入ったりしないようにしましょう。
また吸っている人を見かけても、変に思ったりしないようにしましょう。
医学的に認められているものです。
4、各国の特徴。
カナダとオーストラリア。
同じ英語圏ですが文化も、また楽しみ方も違います。
・オーストラリア
1年中暖かいので、マリンスポーツをする人に人気です。
またマリンスポーツをしない人も海沿いのカフェや公園でゆっくり読書を楽しむこともできます。
オーストラリアはセカンドワーキングホリデイというシステムがあり、政府指定の地域で3ヶ月働くことで、希望者は2年間の滞在が許されます。
ラウンドと呼ばれる1年間でオーストラリアを1周するのが人気で、色んな街を移動するのが主流です。
オーストラリアの難点は何故か毎年色んな昆虫が大量発生することです。
ある年はゴキブリ、ある年は蛾、クラゲ、毒蜘蛛やトカゲなど・・・
また蝿とゴキブリは年間と通して多いですが、慣れてきます。
しかしオーストラリアには、オーストラリアにしかいない動物たちに会うことができます。
コアラ、カンガルー、カモノハシなど、とても可愛いので是非見に行ってくださいね!
野生のコアラなども見ることができます!
イルカやクジラのツアーなども沢山組まれていて1年間飽きることなくオーストラリアの自然を楽しむことができます。
食べ物で有名なのは、ミートパイやハンバーガー、フィシュアンドチップス。
・カナダ
カナダと言えば、自然ではないでしょうか。
西海岸は得に美しく、バンクーバーやビクトリアは自然に溶け込んだ都会として有名です。
西海岸は日本と同じくらいの気候ですが、基本的には寒い所が多く、スキーヤーは春先までスキーを楽しむことができます。
カナダはその寒さから、害虫が少ないです。
しかし野生動物は沢山いて、家の庭で鹿やうさぎなど見ることができます。
サーフタウンのトフィーノでは、サーフィン中にクジラを見ることができたりもします。
カナダの難点は物価が高いことです。
カナダ人は高いものを買うのをステイタスに思っていて、企業もそれを知っているので、アメリカより値段設定が高いそうです。
その分、チップはアメリカやオーストラリアより多めにくれるので、レストランやホテルで働く人には嬉しい事です。
また移民の国なので差別などがなく、カナダ人の一員として過ごすことができます。
西海岸の海沿いはフレンドリーですが、内陸になるとすこしフレンドリーではなくなります。
とりあえずカナダ人はカナダが好きなので、カナダグッツを身につけていたら、誰とでも友達になれます。
食べ物で有名なのはプティーン、飲み物はシーザーです。
まとめ
どちらが良いか、それは個人で変わってくると思います。
オーストラリアが合っている人、カナダが合っている人がいます。
カナダか、オーストラリア悩んでいるなら、暖かいのか寒いのかで選ぶくらいの気軽な選択でもいいと思います。
どちらにいても、英語の勉強はできるので安心してください。
どちらに行くか、決められましたか?
どちらにしても日本から出て、海外生活を体験することは貴重です。
ワーキングホリデー楽しんでくださいね。