留学前に必須な心構えとして、カナダと日本の文化の違いを是非とも知っておきたいところです。

なぜなら、心の隅っこでこれらのことを少し意識しておくだけで、今後の留学生活が心地よく過ごせるだけでなく、大きなトラブル回避にもなりるからです。

おそらく皆さんも渡航後に感じることばかりだと思うので、みなさんが気をつけるべきこととして、絶対にこの記事に目を通してみてください。

実際に留学してみると分かりますが、海外生活は、日本の文化100パーセントで育ってきた自分の常識が通用しないことばかりです。

様々な人種との交流について、コミュニケーションについて、トラブル回避について、カナダと日本の文化の違いとカナダの文化に適応するための心構えをご紹介します。

カナダ人との様々な人種との交流について

カナダ人との様々な人種との交流について

カナダは今年(2017年)めでたく建国150周年を迎えました。

カナダは多くの移民によって国が成り立っているので、多様な人種と文化の人が共に生活しているとっても国際的な国です。

日本人がカナダ人を想像するとき、きっと白人を思い浮かべる人が多いと思いますが、実際は白人よりもそれ以外の人種の方が人口を上回っています。

特に都会では、アジア系、アフリカ系、アフリカ系、南米系、など様々なバックグラウンドを持つ人が共に生活し、それぞれの文化を尊重しています。

そのため、良い点と言えることは比較的人種差別が少なく、外国人だからといって特に珍しがられることもありません。

また、色々な国の文化をひとつの都市に住みながら、各国のレストランや、フェスティバルなどのイベントを体験できるという楽しみもあります。

このようにアフリカやアジア、ヨーロッパなどの、各地から様々な人種の人たちが集まっている移民の国であるため、いろいろな文化に触れられる機会が多くあります。

その分、留学中に出会った人々から、カルチャーショックを受けたり、なかなか理解しがたい文化や習慣に出くわすこともあるのですが、仮に自分は相手の文化を受け入れられないとしても、相手の文化や習慣について、否定的なことを相手に言う必要はありません。

外国との文化や習慣は違って当たり前なのですから、自分とは違う考え方をする人もいるんだとさらっと解釈して、相手を尊重するように努力しましょう。

また、日本ではほとんどが日本人なので人種差別を感じる機会はあまりないですが、海外にいくと人種差別が問題になっていることを耳にしたり、感じたりすることはしょっちゅうありますので、カナダも人種差別がないとは言い切れません。

日本人だからと言って、特別に差別を受けたなどと言うことは、カナダにおいてはあまり耳にしたことはありませんが、日本と違っていろいろな人種がいるので、自分が日本人(アジア人)だからと差別されるようなことが万が一にあっても、あまりショックを受けないように改めて心しておくといいでしょう。

その国の習慣や文化になじむようにする

海外は日本ではないことを理解していない日本人留学生が結構多いです。

日本は先進国ですが、先進国だからと言って西洋の国と習慣が同じかというと実際はそうでもなく、日本であたり前だと思っていた習慣が海外に行くと失礼にあたってしまうこともあります。

その国の習慣や文化に積極的になじむように心がけましょう。

海外に行って、日本ではこうだからと、日本の習慣を押しとおすのは考え物です。それでは日本にいればと思われてしまっても仕方がないでしょう。

一つ例を挙げると、日本はお客様一番のサービス業で、買い物や注文をすると店員に丁寧に「ありがとうございます」と言われ、客は何も言わない場合が殆どです。

海外でもお店などで日本と同じようにしていると、マナーが悪い、鼻が高い人と思われてしまう場合があります。海外ではお店などでもHi.と一言挨拶をしてから注文し、品物を出してもらったら一言“ Thank you.”と言うのが常識です。

ホームステイをしているなら日頃からホストファミリーをよく観察し、ホストファミリーのマナーを学び取るようするといいかもしれません。

ホストファミリー以外にも現地の人などから現地の習慣やマナーなどを積極的に学ぶことが大事です。

日頃から相手に失礼にあたらないよう、「挨拶をすること」、「感謝の気持ちを伝えること」、「褒めること」、「謝ること」、「丁寧に話すこと」、「フレンドリーになること」を心がけましょう。

コミュニケーションにおけるカナダ文化をオープンマインドで受け入れることが重要

コミュニケーションにおけるカナダ文化

カナダだけに限らず外国のほとんどどこに行っても感じることかもしれませんが、日本人は、シャイ(恥ずかしがり屋でおとなしい人種)だと言われています。

いやいや、自分はそんなことはない!という方は立派ですが、カナダ人たちの、知らない人でもすぐに友達になってしまう性質はなかなか日本人に真似できないというのが一般的な考え方かと思いますが、カナダでは、バスを待っている間やレジに並んでいる間に友達ができてしまうような文化です。

私が体験した中で今でも忘れられないのが、初めてカナダに行った時のこと、その時は1週間だけの旅行でしたが、知らない人にちょっと遠くから手を振ってハローとただ挨拶されただけで、何?何か用があるの?!と思ってしまいました。

これが日本だったら、知らない人に声をかけられたら怪しい人と警戒心が湧いてしまうまあ何と悲しい常識が私にはありました。

でも、これカナダではただの挨拶だったんですね。

それから、電車に初めて乗った時にも、あるカナダ人がケーキの箱を持っていて座っていたんですが、次の駅でまた他のカナダ人が乗り込んできて、『あら、そこのケーキ屋さんって美味しいわよね』っと話しかけていて、そしたら既に乗ってた別の乗客も『おーそうだよそうだよー』と、周りのみんながワイワイ話し出したんです。

厳密には英語ではっきりとは何を言ってるのかわからなかったものの、コミュニケーションの仕方が、既に友達同士な感じで、全く初対面との会話とは思えず、本当にびっくりしました。

東京の山手線ではこんな光景は、まず見かけませんから。

というわけで、カナダ人は日本人よりとってもフレンドリーで親しみやすい民族です。

ですから、日本のおとなしい性質は捨ててカナダ生活できれば、留学生活がグンと楽しめるようになるはずです。

そのためには挨拶や声かけも大切です。

『HELLO,HOWARE YOU?』『THANK YOU』はもちろんのこと、日本人はどういたしましてとはなかなかいいませんが、カナダ人は『 YOU’REWELCOME』をほぼ100%言いますので『THANK YOU』と言われたら必ず返せるようにしましょう。

思っていることをはっきりと相手に伝える

また、フレンドリーなカナダ人の性格を理解した上で気をつけたいポイントがあります。

日本人の多くの人は、自分の思っていることを相手に伝えるのが苦手だと思いますが、英語圏ではあなたが思っていることを積極的に理解しようとはしてくれません。

何か不満などがあって自分の中にためていると、いつまでたっても相手には伝わらないでしょう。

何か相手に伝えたいことがあれば、口に出してコミュニケーションをすることが非常に大切です。

カナダ人は、「はい」、「いいえ」、「したい」、「したくない」、をはっきり言います。

これが日本人との文化の一番大きな違いで、なかなか生活する上で気づいて意識しないと意外とできないことの一つです。

周りの空気を読み、相手の思いを汲み、自分は遠慮するのが普通のこととして過ごしてきた私たち日本人には、はっきり言うというのが何とも少し厳しく感じることもあるでしょう。

むしろ、遠慮する、自分の意見を抑えるのが良いと評価されてきた日本文化ですが、カナダ人にとってみると、日本人の私たちは、意見をはっきり言わないので、何を考えてるのか、何をしたいのかがわからなくて、誤解につながったり、逆にイライラされたりすることにもつながりかねません。

そしてさらに断言してもいいですが、どんどんとアピールしないと聞いてもらえません。

あなたもいずれ、この「言ったものがち」という習慣があるという印象をうける場面が出てくると思います。

日本は規律やルール、順番などに基づいて物事を処理していきますが、カナダでは要求をどんどんしていかないと、スルーされたり、いつまでたっても物事が進まなかったりします。

言いたい放題言えばいいわけではありませんが、日本人なら少しくらい大げさに自分の要求を言っていくぐらいで、本当にちょうどいいのです。

そして、相手のカナダ人には、自分の気持ちを読み取ってくれるように期待なんかしてはいけません。

また、相手ははっきり自分の意見を言ってくるので、ストレートに何か言われたとしても、いちいち傷ついてもいけません。

積極的にhug(ハグ)をしよう

“hug”(抱き合うという一種の愛情表現の挨拶の仕方)の習慣は日本にはありませんが、海外では“hug”は普通のことです。

通常はある程度知り合った中で“hug”をしますが、あまり知らない人から“hug”を求められることもあるかもしれません。

ホームステイをしていれば尚更、hugをする機会がでてくると思いますが、相手が両手を広げて“hug”をしようとしていたら、それに応じて“hu”gをするのがマナーです。

それを拒否することは失礼になりますので気を付けましょう!!

最初はhugをする抵抗があるかもしれませんが、“hug”をしている内に“hug”をすることに慣れるはずです。

このように、日本と海外での習慣の違いはたくさんあり日本で当たり前のことが海外では普通でなかったり、その逆に海外での常識的なことが日本ではその風習がないこともあります。

海外で生活していると色々と習慣の違いに気が付くことがあるでしょう。そんな時は、あなたが海外にいることをあらためて思い出して積極的に新しい文化に適応しようとする態度を持つことが大事です。

海外では常識を持って行動することがトラブル回避につながる

トラブル回避について

カナダと日本の文化の違いについて話す際に、必ず知っておきたいのが、法律が異なるゆえに、その文化も異なっているということです。

留学中は文化の違いや習慣の違いのため、ちょっとしたトラブルに巻き込まれてしまうこともありえます。

大きなトラブルの当事者になることだけは絶対に避けたいですよね。

そうならないよう、ここでは日本ほど安全ではないカナダで生活するにはどのようなことに気をつけておくべきなのかについて触れておきます。

まず頭に置いておきたいのが、日本のように、のほほんと過ごしてはいけないということです。

のほほんと過ごしてはいけないというのは、常に無防備でいることのないように、いつも危機感を持って過ごしていればひとまず大丈夫ということです。

日本人をあえて狙った犯罪があるというよりも、身近なところにどこでも危険や誘惑があります。

合法のドラッグがある

日本と違うのがドラッグの使用です。

日本の常識ではありえませんが、街中で使用している人を見かけることや、現地でできた友達だったり、他の留学生たちだったりがドラッグを使用している現場に出くわしてしまうことが普通にあります。

そして、なぜドラッグがこんなにも横行しているかというと、近年ドラッグが合法化したことに関係しています。

全てのドラッグが違法ではなくなったという、日本人の私からしたら異常としか思えませんが、合法、違法に関わらず、絶対に関わらないようにしてください。

自分は大丈夫!危険は冒したりしない!と思っていても、いつの間にか周囲の人に誘われて、はっきりNOと言えずに流されてしまうこともあるので、十分に警戒しておくことが大切です。

お酒や喫煙のルールを知る

また州によって法律は異なりますが、お酒や喫煙のルールやマナーはしっかりと知っておきましょう。

日本は自動販売機で、簡単にいつでもどこでもお酒やタバコが購入できますが、カナダにはそもそも自販機はあまりありません。

あっても病院や施設の中に、ジュースやチップスの自販機があるくらいしか見かけません。

お酒を購入する場所は、リカーストアや一部のスーパーに限られていて、購入するのには身分証の確認が比較的厳しくなっています。

また、飲酒は野外ですることは禁止されており、屋内でしかできませんので屋外での飲酒には要注意です。

それから、レストランでもお酒を提供するのはライセンスが必要なので、どこのお店でも飲めると言うわけではありません。

日本では花見、夏の花火を見ながら自由に飲める、なんて自由な国なんだとひしひし感じるでしょう。

留学中にお酒は不必要ですが、周りの友人たちから誘われることもあるので、お酒に絡んだトラブルにも巻き込まれないように気をつけましょう。

日本人女性の服装について

もう一つ、日本人女性の服装についてですが、日本人女性によってはミニスカートなど露出が多い格好を好む方がいます。

日本ではそれがファッションでも、海外の西洋人男性にとっては、“slutty” (やらしい格好)をしていると取られてしまうことが多いので要注意です。

露出の多い格好をするなと言っているわけではありませんが、日本と海外では服装の感覚が異なるということを覚えておいて下さい。

他の国に行く時には、その国の他の人の服装を参考するといいでしょう。

海外では常識を持って行動することが大事

当たり前のようですが、海外が日本とは違うということを結構理解できていない人が多いので留学中は常に用心しておくことが大切です。

海外の大きな都市はどこの都市も危険な地域というのがあり、そういう所には絶対に近づいてはいけません!

特に夜は危険ですので、絶対に近づかないでください。

どこが危ない地域かは、あらかじめ学校やホームステイ先で確認しておきましょう。

海外では常識を考えて行動しないと危険な状況に身を置くことにもなりかねないこともあるということを覚えておいて下さい。

日常生活の中でも盗難や暴行事件などに合わないように、自分の身の回りの持ち物などには気を配って、夜道はなるべく一人で歩かない、知らない小道は歩かないなどは基本事項です。

路地や大きな公園を夜に一人で歩くのも危険です。

日本にいると、安全かつ慣れているので、なんとなく感覚で、安全かそうでないかはわかると思いますが、カナダに来ると全く習慣も違えば、常識も日本のものとは違いますので、危機感が鈍ることがあります。

特に留学先の街に慣れていない頃は、街中でどんな人が怪しい人なのか、とかの判断が難しいので本当に気をつけてください。

違う文化の中で、自分の常識が当てはまるという考えは持たない方がよいです。

しかしながら、殆どの留学生は、危険な思いなど全くせずに帰国しますので、大事件に巻き込まれる可能性は極めて低いとは言えます。

とはいえ、楽しいカナダ生活の中で、トラブルに巻き込まれてしまったら、せっかくの留学も台無しになってしまいますので、最低限の危機管理は行いましょう。

以上にあげた最低限の警戒心は持って行った方が良いと思います。

自分の周囲には払うべき注意を払い、安全で楽しい留学ができるようにベストを尽くしましょう。

まとめ

大きく4つに分けてカナダと日本の文化の違いを見てきましたが、これ以外にも留学生活で文化の違いは細かいところをあげて言ったらきりがありません。

しかし上記のポイントを心構えとして留学中心に留めておけば、スムーズで安全、かつ楽しい留学生活になることは間違いありません。

あえて文化の違いを是非楽しめるようになれれば留学は成功します。

自国と相手の文化を知った上で、是非心に余裕を持って留学準備をしてくださいね。