日本にも沢山あるチャイナタウン。

もちろんカナダにも各都市にある!と言っていいほどあります。

バンクーバーはとくに、街全体がチャイナタウンと呼んでもいいくらい中国人が多いです。

カナダにあるチャイナタウンは、カナダに最初にできたと言われるビクトリアにあるチャイナタウン、バンクーバー、トロント、カルガリー、モントリオールなどで、日本人留学生からすれば、簡単に日本の食材が手に入るチャイナタウンが自分の住んでいる街にあるかないかは大きな違いになってきます。

このページでは、そんなチャイナタウンの治安について書いていきます。

  1. チャイナタウンの歴史
  2. チャイナタウンは無法地帯!?
  3. チャイナタウンの治安
  4. チャイナタウンの歩き方

チャイナタウンがその街にあるのには、歴史的要因があります。

調べてみると興味深いですよ。

1、チャイナタウンの歴史

ランタンで飾られる天井

各街のチャイナタウンには、それぞれ歴史があります。

それを知ることで、カナダの歴史を知り、移民の歴史を知り、またチャイナタウンの現状も理解することができます。

バンクーバーにあるチャイナタウンは、1858年にゴールド・ラッシュの頃に発祥しました。

カナダの鉱山を求め世界中から移民が集まり、多くの中国人もカナダにやってきました。

ゴールド・ラッシュが終わると今度は、鉄道を作る労働力として中国人は必要とされました。

鉄道がカナダ東部からバンクーバーまで通ると、森を開拓して街を作るための労働者として雇われました。

バンクーバーにあるチャイナタインはそのとき、州政府から自分たちで開発することを条件に、10年間無償で現メインストリートがある場所の60エーカを貸与されたものです。

しかし、中国人労働者は白人から雇用を奪う存在とみなされ、激しい差別を長い間受けていました。

そんな中、貧しい人も多く十分な勉強もできず、カナダに住んでいながら英語も喋れない人も多くいました。

その貧しいなかでの街の開発は中国人だけでは厳しく、街はあまり規制されず、ヨーロッパから来た白人達も、自分たちの街に中国人が住む必要もないので、チャイナタウンの開発や規制はせず、チャイナタウンは孤立し、与えられた地で独自の文化を築きあげてきました。

白人からみれば、中国人は多人種で、多人種の集まる場所がチャイナタウンとなりました。

しだいに、ホームレス、犯罪者、売春婦、お金がない移民など白人社会で生きること難しい人が集まるようになり、安宿や売春宿、パブなどができるようになりました。

ですので、中国人が治安を悪くしているのでは決してありません。

その場所でしか生きることができなかった。

そんな人たちが集まっている街といえるでしょう。

現在では、チャイナタウンに住んでいる中国人は減り、バンクーバーでも風水の関係からリッチモンドに移り住み、リッチモンドが巨大なチャイナタウン化をしています。

中華料理も名店の多くもリッチモンドに移っていますし、スーパーでは、普通手に入らない日本の食材が格安で売られていますので、一度足を運んでみてください。

2、チャイナタウンは無法地帯!?

動物海賊、帽子とサーベルをもつリス

歴史が見えてくると、なんとなく治安が悪い理由も見えてきますね。

これは、中国人は独自の文化を大切にしています。

それもあってか、あまりカナダの法律を気にしないところもあります。

例えば、夜2時以降はレストランやバーでお酒を出してはいけない法律がありますが、チャイニーズレストランや、バーでは、秘密の合言葉を言えばビールが出ています。

秘密の合言葉は、カナダに来たらすぐ誰かが教えてくれます。

北京ダックも、衛生上法律で規制されていて、つるし売り(すでに焼いた北京ダックを窓際につるして売ること)ができないことになっています。

しかし町中につるし売りをしている北京ダックを売っているお店があり、『飾り』
として売られています。(実際には食べますが・・・)

このほかにも、あまりカナダの法律や事情を気にしてないことが多いのが事実です。

また違法のブランドの偽者や、DVDのコピーなども格安で多く売られています。

違法ですが、カナダとしてはなんの処置もしていません。

無法地帯と呼ばれるのは、長い歴史のなかで、中国人が白人社会に差別されてきた結果かもしれません。

3、チャイナタウンの治安

夜のチャイナタウン路地

多くのチャイナタウンはダウンタウンの中心にあります。

治安が悪いと言われるチャイナタウンには、ダウンタウンの中心にも関わらず安い物件が多いです。

これは悪循環ですが、治安が悪いから家賃が安く、家賃が安いから治安が悪いのです。

基本的にどこの街も、低所得者があつまる場所は治安が悪いです。

バンクーバーのチャイナタウン周辺は特に治安が悪く、観光気分で日中に行くのはいいですが、一歩道を間違えると、危険地帯に入ってしまします。

ヘイスティングストリートと呼ばれる道は、ダウンタウンの高層ビルが立ち並ぶ景色からチャイナタウン、その先には閑静な住宅街やコマーシャルドライブまで続いている道です。

そのヘイスティングストリートのチャイナタウン周辺は、ホームレス、アルコール中毒者、薬物中毒者が集まる場所で、治安のいいカナダでは、信じられない光景を目にします。

この場所は面白がって行く場所ではありません。

スリ、窃盗、レイプ、強盗、暴行、殺人事件。

何に巻き込まれても、歩いていたあなたが悪い場所です。

この場所には、ホームレスの人に食事や寝床を与えるシェルターがある場所なので、日中からホームレスが集まっています。

『ホームレスなんてかわいそう』と思うかもしれませんが、日本のホームレスとは全然違います。

薬物やお酒を買うためにお金を媚ってきます。

同情してお金を渡すと、また薬物を買いに行きます。

安い宿や、安い家などが多い場所です。

カナダについて初めて泊まる宿泊先がこの場所ではないように値段だけみてホテルを取らないようにしましょう。

『ヘイスティング行ったけど大丈夫だった』という話を耳にしても信じてはいけません。

バンクーバー以外でも、各街の治安の悪い場所を調べると、チャイナタウンはほぼいつも出てきます。

美味しい食べ物がたくさんありますし、日本食も手に入りますが、夜行くのは避けましょう。

4、チャイナタウンの歩き方

お祝いの食物通り

物騒なチャイナタウンですが、行くなと言うわけにはいきません。

バンクーバーは色んな場所にアジアの店がありますが、他の都市ではチャイナタウンはレストランやアジアンスーパーなんかもたくさんある地域ですので、行くことも多いと思います。

チャイナタウンに行く時には、なるべく誰かと一緒にいくようにし、暗くなる前には、チャイナタウンから出ていくように心がけましょう。

バンクーバーやトロントのチャイナタウンは近くに危険地帯があるので、道を間違えないようにして歩いてください。

自分の今歩いている場所をちゃんと把握しながら、行きたい店もできたら事前に調べて行きましょう。

カナダの生活が長くなるにつれて、危機感は徐々に薄れて行きます。

日本にいる感覚で、『街ブラ』をするのは、危険だということは、覚えて起きましょう。

まとめ

チャイナタウンに行かなくても、最近では、スーパーで日本食が買えるようになってきました。

観光地としても人気のあるチャイナタウンですが、治安が悪いのも事実ですが、行ってみたいお店もたくさんある魅力的な街でもあります。

日中は観光客も多い場所ですので、怖い雰囲気はないと思いますが、スリが多い地域なので、荷物の管理にも十分気をつけながら、チャイナタウンを楽しんでくださいね。