モントリオールはフランス語が話される都市の中では2番目に大きな街です。

トロントより東にあるこの街は17世紀、フランスの植民地として栄えました。

市内には歴史的建造物も多く残っており、旧市街では植民地時代の面影を見る事ができます。教会も多く残っており、ノートルダム大聖堂やセントジョセフ礼拝堂は目を疑う美しさで、未だに観光客を魅了し続けています。

カナダの中では、トロントの次に大きな都市で、北米でも最大級の地下街があり、ショッピングを楽しむ事もできます。

フランス文化が色濃く残っているためか、街行く人たちはおしゃれで見ているだけで楽しめます。

またモントリオールに住むほとんどの人がバイリンガルで、フランス語も英語もどちらも喋れる人が多いので、フランス語も英語も学びたい人にはモントリオールは夢のような場所になるでしょう。

観光で一時的に訪れる場合、フランス語が喋れないのが心配かもしれませんが、英語も普通に通じるので安心してください。

そんなモントリオールの交通手段についてこのページでは書いていきます。

  1. トロントからの行き方。
  2. モントリオール市内の乗り物。
  3. 市内の観光地への行き方。

フランス語が喋れない人は挨拶だけでもフランス語ですると、現地の人に喜んでもらえます。

ちなみに『こんにちは』は、『ボンジュール』 『ありがとうは』は『メルシー』です。

1、トロントからの行き方。

トロントからの行き方

トロントからモントリオールまでの交通手段は飛行機、電車、バスの3つの方法があります。

どれが一番安く、時間がかからないのでしょう。

①飛行機

トロントアイランド空港(Billy Bishop Toronto City Airport)からモントリオール空港(Montreal-Pierre Elliott Trudeau International Airport)
料金:$120-$250(片道)

所有時間:1時間程度 モントリオール空港からダウンタウンまでシャトルバス$8が必要。

トロントのダウンタウンから、飛行場までは無料のシャトルバス、フェリーがでているので、利用してください。

飛行機の場合、待ち時間や移動時間もありますが、全部含めても4時間ほどでモントリオールに着く事ができ、3つの移動手段の中では飛行機が一番最最短の交通手段になります。

シャトルバス以外にはSTMと呼ばれる市バスがあり、24時間運行のエクスプレスバスを運行しています。

主要なホテルの近くや地下鉄の駅の周辺にバス停があるので使いやすいです。

料金:$10.00

所要時間:約30分

※このシャトルバスのチケットはSTMが運営しているため、購入してから24時間は、STMが運行しているバスや地下鉄に乗り放題になります。

タクシーの場合は飛行場からダウンタウンまでは$40と決まっているので、観光客には利用しやすくやっています。

日本とは違い、タクシーに乗った場合チップを払う必要があります。

$40に対して15%-20%払うので$6~$8払いましょう。

②電車

トロント ユニオン駅からモントリオール駅まで。

料金:$45~(片道)

所有時間:4時間半程度

五大湖のひとつ、レイクオンタリオの景色を楽しみながらモントリオールに行く事ができます。

列車ではWi-Fiも使えるので、景色を楽しんでもいいし、映画を見ながら道中を楽しむ事ができます。

ビジネスクラスなら食事の配給もあります。

車内販売もあり、快適な旅ができるでしょう。

飛行機よりは時間は掛かりますが、座ったままでいいので一番快適で楽な移動法です。

③バス

トロントコーチバスターミナル(Toronto Coach Bus Terminalからボナベンチャー(Bonaventure)バス停まで。

料金:$15-$60(片道)

所有時間:6時間程度

コーチカナダ(Couch Canada)が運行しているバス、メガバス(Megabus)がモントリオール行きの長距離バスです。

バスの値段は日本とは違い、人気の時間や、席のグレード、予約した時期で変わってきます。

夜行便もあるので、時間を節約したい人にはお勧めです。

※女性には特に注意してもらいたいのですが、バスターミナル周辺は基本どの街も治安が悪いです。

深夜便に乗る時や夜遅い時間に着く場合はバスから降りたら明るいところを歩くか、タクシーにすぐ乗るようにしてください。

モントリオールもバスターミナル周辺は治安があまりよくありません。

モントリオールはトロントからは少ししか離れていませんが、雰囲気などはガラリと変わって、ちょっとしたヨーロッパ旅行気分を味合わせてくれる街です。

一度は是非遊びに行ってみてください。

2、モントリオール市内の乗り物

モントリオール市内の乗り物

モントリオール市内は同じSTMという公共交通機関が運営しているバスや地下鉄を皆利用しています。

地下鉄からバスへの乗り換えなども、90分以内の乗り換えには追加料金が取られません。

料金も統一されているので、便利です。

料金:

1回券$3.25

二回券$6.00

10回券$26.50

夕方券(17時~6時)$5.00

1日券$10.00

週末券(金曜18時~月曜6時)$13.00

3日券$18.00

一週間券$25.50

1ヶ月券$82.00

バスの路線はモントリオール島全体をカバーしているので、市内に住んでない人も使用する事ができます。

地下鉄とバスの乗り換え時にはトランスファーチケットの発行が必要ですので、バスを降りる際には運転手に『Transfer ticket please!』と言ってもらいましょう。

地下鉄の場合は駅に『BILLET DE CORRESPONDANCE』と書かれた箱があるので、電車に乗る前に自分がチケットを買った駅でチケットを発券しましょう。

モントリオールは歩いても楽しめる街並みですが、最近はBIXIという自転車サービスが人気です。

市内の主要な場所に駐輪場が設置されていて、1日パス、3日パス、片道パスなどあり自分にあったサービスを選べます。

また日曜日は30分乗り捨て無料のサービスが始まり、30分以内ならどこの駐輪場にでも乗り捨てが無料でできるという、嬉しいサービスです。

またBIXIはアプリもあり、駐輪場の場所やトリップの計画も立てる事ができるのが魅力です。

※$100のデポジット(自転車を所定の駐輪場に戻したら帰ってきます。)を最初に払う必要があります。

3、市内の観光地への行き方

教会

モントリオールの地下鉄はモントリオール市内全体をカバーしているため、観光には便利です。

観光を楽しむ場合は1日券の購入をお勧めします。

なぜなら市内には数多くの観光地があり、1日では回りきれないほどあるからです。

①ノートルダム大聖堂(Basilique Notre-Dame de Montreal)

外見は少し地味ですが、内部はとても美しいです。

青を基調としたステンドグラスに囲まれ、思わず時間を忘れてしまいます。

世界最大級のパイプオルガンもあります。

料金:$5 子供$4

地下鉄 プラスダム駅(Place-d’Armes)から徒歩5分。

②セントジョセフ礼拝堂(Oratoire Saint-Joseph du Mont-Royal)

大きな緑色のドーム型の屋根が目印。

信仰の力で病気を治した事で有名なアンドレ修道士によって建てられました。

カナダの守護聖人である聖ジョセフに捧げられたものです。

年間200万人の人が訪れている、北米三代巡礼地の一つです。

高さ97メートルある銅製のドームはローマのバチカン市国の中にあるサン・ピエトロ寺院に続き2番目に大きいものです。

礼拝堂の入り口まで階段が3列あり、真ん中だけ木製でできています。

これはお祈り用であり、信者は一段一段ひざまづきながら登っていきます。

料金$3

地下鉄コートデネーション駅(Cote-des-Neiges)から徒歩5分

③モン・ロワイヤル公園

標高233メートルの小高い丘にある公園で市内が一望できる場所として有名です。

夜景を見にいくカップルも多いです。

サイクリングやジョギングが人気で休日になると、ピクニックをしている人で賑わいます。

山の頂上には大きな十字架があり、100キロ先からも見る事ができる。

地下鉄モンロワイヤル駅(Mont-Royal)からバスで10分

④ジャン・タロン・マーケット

駅から近いマーケットで、地元の人の生活を見る事ができる。マーケットでは食事もでき、安い値段でランチを食べたり、野菜や果物を買う事ができる。

ジャン・タロン駅(Jean-Talon)から徒歩5分

⑤地下街

モントリオール地下街は世界最大級の地下街としてしられています。

ダウンタウン周辺の地下街の中には地下鉄の駅が7駅もあったり、地下道はショッピングセンター、アパート、ホテル、マンション、銀行、会社、博物館、大学、モントリオール、通勤列車駅2駅、地域バスターミナル、ベル・センターアリーナなどの施設に接続されている街の中心地でもあります。

まとめ

魅力溢れるモントリオール、行きたくなりましたか?

モントリオールはJoie de vivre(生きる喜び)を信条にしています。

美しい自然、街、食を楽しめる事ができる場所。

バンクーバーからも直行便が出ていますので、『北米のパリ』に是非足を伸ばしてみてください!

またモントリオールは留学生にも人気の高い場所ですし、英語以外にも、この街はアーティストの街でもあります。

きっと充実したワーキングホリデー生活が送れるでしょう。