English only policyとは、母国語禁止ということです。

カナダといえど、英語力向上のためにカナダに留学している留学生はたくさんいます。

日本語を話したいと思えばいつでもどこでも話せます。

しかし、それは自分の語学力の向上のためにはならないのです。

このページでは学校生活やホームステイ、友人との間での母国語禁止について記述したいとおもいます。

『学校生活でのEnglish only policyについて』

私がバンクーバーで行っていた語学学校ではEnglish only policyがありました。

学校の校舎、校舎の立っている1ブロック内での母国語での会話は禁止されていました。

学校敷地外でも見回っている先生が実際に居ました。

母国語での会話を発見されてしまうと、イエローカードが出されます。

イエローカードが2枚、レッドカードがでると自宅待機、学校にくることができなくなってしまいます。

私はみたことがありませんでしたが強制退学という処分もあるようです。

ちなみにイエローカードをもらっている人は山ほどいました(笑)

私が実際にイエローカードをもらったのは、TOEICのクラスでマークシートのテスト解答用紙に漢字で自分の名前を書いてしまい、担任の先生に見つかってしまったときです、(笑)それほど厳しくチェックをされています。

中には、校内でも母国語を話している生徒もいましたが、みつかるとすぐに職員室に連れていかれます。

見つからなければラッキーという感じでした。

また、休憩中に携帯を触っていて日本語をつかうのも禁止、先生によっては、携帯の設定を英語に変更しなさい!という先生も居ました。(笑)

また、日本語が話したくなった際には、校舎前の通りを渡って日本語を話しに行っているという生徒もいました。

私の通っていた学校は特別厳しい印象でした。

その厳しさを売りとしていることもあったようです。

他の語学学校でもEnglish only policyの制度があるにも関わらず、校内で話している生徒はたくさんいるそうで、他校ではそこまで厳しくはないようですが、注意を受ける程度だそうです。

しかし、留学したばかりで学校の校則やホームステイなどに関して英語では少々不安な場面もあると思います。

そのようなときは職員室にある日本人カウンセラーの方とだけなら日本語での会話も可能であるという制度もあったので安心でした。

『ホームステイでのEnglish only policy』

私がカナダで2か月間ホームステイをしていた家族はカナディアンのホストファザーとフィリピンから移住してきたホストマザーに子供が2人と犬2匹の家族でした。

家庭内ではもちろん英語のみでの会話。

留学当初、私は全くと言っていいほど英語が話せませんでした。

まず朝起きて学校に行く前に何て言えばいいんだろう、かえって来たときは、食事の前後は…?などわからないことだらけでした。

しかし、ホストマザーがとても優しく『帰ったときはこういえばいいんだよ』『今日一日どんなことがあったの?』と聞いてくれることがたくさんありました。

その中からどうやって言えばいいのかわからなかったことや、わからない英単語などを学ぶことができました。

時には宿題も一緒にやってくれ、文法やリーディングなどわからないことを聞くこともできました。

ホストマザーだけではなく、ホームパーティーを開いたりしたときには、カナダ人のお友達もたくさん来て日本について聞かれたり、会話の中で英語を上達することができたと思います。

その中ではスピーキングだけでなく、もちろんリスニング力、発音、ボキャブラリーなどたくさんの学びがあったと感じます。

また、近所にはホストマザーの妹さんが住まれていて、彼女もまたホームステイの受け入れを行っていたので、ホームステイをしているメキシコ人や日本人とバンクーバーについての情報交換をもちろん英語で行いました。

日本人の留学生は私と同じ時期にカナダに留学しに来ていたため、たまに会うと私はどちらの方が上手にスピーキングができるようになったのかなど、勝手に争っていました。(笑)

英語力を伸ばすうえでは、競争心も重要ですよね!

『なぜ母国語禁止が大切なのか?』

英語を第二言語として学びに行くと、ESLスクールには必ずと言っていいほど同じ国籍で同じ母国語を話す人はたくさんいます。

私が感じた印象は日本人同士で英語を話すことは最初は少し恥ずかしいのだと思います。

実際に私のルームメイトが言っていたのは『留学したばかりで英語が上手に話せないのに、日本人同士で英語を話してほかの人に自分の英語を評価されたりするのがいやだから、日本人同士では英語を話したくない』という意見もありました。

また、英語がうまく話せないと意思疎通が難しく日本語で話す方が簡単に言いたいことが言えます。

そうすると、日本人同士でいるほうが楽しく過ごすことができるのです。

そして、毎日、日本人と遊び日本語を話す環境となってしまいます。

また、留学はじめは『よし!英語の勉強を頑張って英語をたくさん話せるようになるぞ、外国人の友達をたくさん作って日本人とは一緒にいないようにしよう!』という気持ちで入国するのですが、留学生活が長くなってくると、そのモチベーションを維持することが難しくなってくるのです。

中には、日本人同士でも英語で話している人もいましたがごくまれでした。

私の友達の韓国人の子たちは、一緒にルームシェアをしている自宅内でも英語しか話さないことを心がけていました。

私は台湾人の友達大勢と居ることが多かったので常に英語でした。

彼らもまた英語を勉強しに来ているため、会話の中で出てくるボキャブラリーでわからないものがあれば、英語で説明してくれ自分にとっても友達にとっても英語力の向上となるので一石二鳥でした。

一度で覚えることができない英単語も重要なものであれば何度も会話の中で出てきます。

また、南米やヨーロッパからの留学生は英語の発音も良く英単語もよく知っているので一緒に勉強したり遊んだりしていると英語力の向上につながるとおもいました。

しかし、日本人だけでなく他の国籍の人もやはり国ごとにかたまってしまう傾向がありました。

私は台湾人の友達と一緒に旅行に行くことがあったのですが、逆に台湾人の友達3人が台湾語で会話をしていてカリフォルニアのディズニーランドで『英語で話してくれないと分かんない!』とケンカになった思い出があります。(笑)

しかし、今考えてみると私の英会話力の向上は彼らや多国籍の友達と常に遊んだり勉強したりしたことが一番の理由だと考えます。

私が良く見ているYouTubeの方に、オーストラリアに1年間留学していただけで発音もとても綺麗で外国人の友達がたくさん居る方がいます。

私はカナダに1年8か月留学していましたが、彼女の方が断然英語が上手であると感じます。

彼女いわく、日本にいても自分で英語を話す環境をつくっているということでした。

英語を話す機会の多いバーで働き、遊びに行ったりするときも常に外国人の方ばかりと言っていました。

『まとめ』

このように、英語を話す環境をつくるのは自分です。

日本に居ても環境次第では英語は上達できると考えます。

私は、カナダでできた友達とのメールやフェイスブック、LINEのやりとりはすべて英語にしていました。

また携帯の設定も英語、日本のニュースを見るも英語のニュースサイトのページから読んでいました。

せっかくカナダへの留学を考えているなら恥ずかしいからとか、周りの人にどう思われるかなどは気にせず、どんどん喋って英語力アップを目指しましょう!