留学をする上で一番問題になるのは、留学費用です。

自分の行きたい留学にいくら必要なのか、奨学金は必要か、両親が支援できる金額なのか、またいくら貯金が必要なのか。

留学費用がいくらなのかを知ることは、留学に行くための最初のステップ。

正しい金額を知ることで、あなたの夢が叶えることができる夢なのか、難しいのかわかります。

私自身、中学生時代に両親に『高校留学に行きたい!』とお願いしたことがありますが、3年間留学するのにいくら必要なのか、親の年収がいくらなのか、何も知らないでお願いしていました。

今考えれば断られて当然でしたが、当時は断られたのがショックだったのを覚えています。

留学の種類は1つではありません。

高校留学、認定留学、交換留学、短期留学、ワーキングホリデー、語学留学。

行きたい留学によっても、滞在方法によっても留学費用は変わります。

そこでこのページでは、各留学の留学費用について紹介して行きます。

  1. ワーキングホリデーの必要留学費用
  2. 語学留学1ヶ月分の留学費用
  3. 専門留学の1ヶ月の留学費用
  4. 中学、高校留学の留学費用
  5. 交換留学の留学費用
  6. 1年間の大学留学費用

費用を知ってから、留学準備を始めましょう。

1、ワーキングホリデーの必要留学費用

ワーキングホリデーの必要留学費用

私のように両親が留学資金を用意できなかった人にオススメなのが、ワーキングホリデービザを使った留学です。

ワーキングホリデーとは、日本とカナダで協定を結んでいるビザで、30歳以下なら1年間カナダに滞在し働くことができ、半年間の就学を許可されているものです。

そんなワーキングホリデーに必要な留学資金は25万円~150万円と言われています。

25万円!?と思った方もいると思いますが、ワーキングホリデービザを申請する際にカナダで暮らすために必要な資金を持っているのか証明するために『資金証明』が必要になるんですが、カナダが掲示している金額が25万円($2500CAN)です。

ようするに『25万円持っているならカナダに来てもいいよ』とカナダは行っているのです。

この場合の25万円の使い方はこうなります。

・1週間の格安ホステル代・・・¥3000×7日=¥21000

カナダに来てから家が見つかるまでのホステル代です。

余裕をみて1週間。

・1ヶ月ルームシェア代・・・¥60000+デポジット¥30000

家が見つかったら、1ヶ月分の家賃とデポジットを支払います。

デポジットは家を出る時に帰って来ますが、家を借りる時には必ず支払わなければ行けません。

デポジットは家賃の半分が相場です。

・1ヶ月分の生活費・・・¥60000

仕事が見つかるまでは収入がないので、使いすぎないように注意しましょう。

交通費・・・¥10000

空港から市内までのバス代や電車代、家探しや仕事探しで最初の数日はバスなどに乗って移動することが多いので、交通費も必要です。

もしもの時の予備・・・¥69000

実際25万円で、カナダに渡航するのは厳しくこの金額でカナダに来る人は少ないですが、可能といえば可能なことですが、この場合カナダに来ても学校には行けませんし、観光なども当分することはできません。

カナダに来たら、すぐに仕事と家探しをする必要があります。

この25万円という金額は、あくまでもカナダに来る際に必要な金額なので、出発前には他にも出費はあります。

例えば・・・

・航空券代・・・10万円~20万円

これは安い時期に購入できればこれくらいの金額ですが、夏休みやお盆になると、2倍、3倍の値段になります。

・海外旅行保険料・・・20万円

クレジットカードに付帯している保険を使うことができれば、最初の3ヶ月はクレジットカードがカバーしてくれるので、保険料を少し安くすることができますが、基本1年間で20万円ほど必要です。

ワーキングホリデービザを申請する時に、海外保険の加入が義務付けられていますので、必ず支払わないと行けない額です。

・ワーキングホリデー申請料・・・¥15000

ワーキングホリデーを自分で申請してこの金額です。

代行申請の場合は別料金が必要です。

このギリギリプランは、本当にギリギリなので、オススメはできません!

カナダのワーキングホリデーに必要な金額は100万円~150万円と言われていて、この金額は社会人になってから3年~5年ほどで貯金できる金額なので、ワーキングホリデーに来ている人も20代半ばの人が多いです。

・1ヶ月の学費・・・15万円

英語初心者の場合4ヶ月ほど語学学校に通う人が多く、学費は50万円ほどかかります。

資金によって、または語学力によってどのくらい学校に通うか変わって来ますが、語学学校では同じ時期に渡航した学生に沢山会える場所でもあり、日本人の学生や、アジア、ヨーロッパから来た学生と出会い、一緒に勉強し、一緒に海外生活をスタートすることができます。

・1ヶ月のホームステイ・・・8万円

滞在先としては最初の数ヶ月はホームステイをする人は多く、少し高いですが3食付きの家が多いので、ホームステイ中は食費が必要ないのでそのぶん生活費が安くなります。

・1ヶ月のホームシェア、ルームシェア・・・6万円

市内のマンションなら60000万円でシェアルーム、少し離れたら同じ金額で一人部屋になります。

・留学エージェント代・・・1万円~30万円

留学する際に留学エージェントを使うと、必要な手続きや準備の仕方、航空券の手配、現地エージェントなど留学の手助けをしてもらえます。

しかしこの留学エージェントはカナダ留学センターのような無料の会社と有料の会社があり、高いところだと30万円近い金額を支払う必要がある会社もありますので、自分にあったエージェントを探しましょう。

学校通っている間も働く人もいますが、学校を卒業してから働き出す人の方が多く、学校に行く期間が長くなればなるほど、留学費用は高くなります。

働き出したら貯金を使うことは、ほとんどなく自分の稼いだお金で生活できます。

ワーキングホリデーなら1ヶ月で20万ほどは、レストランで働いても稼ぐことができます!

1年間のワーキングホリデーに必要な費用・・・100万円

2、語学留学1ヶ月分の留学費用

語学留学1ヶ月分の留学費用

語学留学とは、語学の勉強をメインとした留学のことで、語学学校に通う留学のことを語学留学と呼びます。

カナダの観光ビザでは半年以内の語学目的の留学は許可されているので、学生ビザなしで留学することができます。

半年以上の留学を希望する場合や、語学学校から専門学校に移行する場合は学生ビザが必要になります。

語学留学の場合、観光ビザでも学生ビザでも就労が禁止されているので、ワーキングホリデービザのように働くことができませんので、短い留学でも留学費用が高くなります。

・1ヶ月の学費・・・15万円ほど

入学時には1万円~3万円の入学金やテキスト代がかかりますが、1ヶ月の学費は15万円ほどです。

語学学校は、カナダにあるエージェントを利用して探すこともできますし、日本にいる間に学校を探すこともできます。

もちろん自分で学校のサイトから入学申請することもできます。

・1ヶ月の滞在費・・・¥80000

こちらもワーキングホリデーと同じ滞在費です。

語学留学の場合短期で語学力を上げたい人が多いので、ホームステイを希望する人が多いです。

ルームシェアなら¥60000ほどです。

・1ヶ月の海外保険料・・・¥10000

カナダの医療費はとても高いので、必ず海外旅行保険に加入してください。

3ヶ月以内の留学ならクレジットカードに付帯されている保険を使えば保険料は無料になります。

・ビザや航空券代・・・¥200000

観光ビザで渡航する際にはeTA申請料$7(¥700)、学生ビザ$125(¥12500)が必要です。

・1ヶ月の生活費・・・¥60000

カナダで外食すると朝食でも¥2000ほど必要です。

とても高いので、なるべく自炊しましょう。

1ヶ月の語学留学費用・・・50万円

3ヶ月で100万円!

3、専門留学の1ヶ月の留学費用

専門留学の1ヶ月の留学費用

日本の専門学校は2年間で卒業できますが、カナダの専門学校がコースによって卒業までの長さが違います。

数ヶ月で卒業できるコースもありますし、3年、4年かかる学校もあります。

どの専門学校も、中級以上の英語力が入学に必要になり、コースによって必要になる語学力は変わります。

専門学校に通う場合学生ビザが必要になり、週20時間までの就労も許可されています。

滞在費はワーキングホリデーと同じくホームステイなら8万円、ルームシェアなら6万円ほど、生活費も6万円ですが週20時間のアルバイトが可能な分、生活費や家賃の一部は給料から払うことができます。

カナダの最低賃金$11.25なので、それで計算しても1週間で$225、時給$15なら$300ほど1週間で稼ぐことができます。

時間が短い分、チップがもらえるウェートレスや短時間で高収入のハウスキーピングなど、時給が良い仕事がオススメです。

専門留学の場合、学費が語学留学に比べ高くなり、その分留学費用も高くなりますが、ディプロマ(卒業証書)やサティフィケーション(コース受講証明)がもらえるので、帰国後のスキルにもつながります。

・ツアーリズム 半年コース 100万円

・ホスピタリティー 4ヶ月コース 70万円

・フライトアテンダントコース3ヶ月 65万円

・IT 2年コース 200万円

1年間の専門留学費用・・・150万円

4、中学、高校留学の留学費用

中学、高校留学の留学費用

中学、高校の留学の場合、現地でしっかりサポートしてくれる留学エージェントにお世話になることをオススメします。

エージェントではビザや航空券の手配だけでなく、現地サポートもしてもらえますし、何かあった時には日本に連絡をしたりもしてもらえます。

親元を離れ、一人で生活するにはまだ少し早い年齢ですが、中高留学の場合はホームステイが滞在先になります。

ホームステイ先には子供がいる家、いない家もありますが、留学中に家族として過ごすホストファミリーも、エージェントを通せばホストファミリー経験がある良い家族を紹介してもらえます。

1年間のホームステイ代で90万円、学費120万円、エージェント代で30万円~50万円が年間で必要になるので、中高の留学の場合は奨学金や学生ローンを利用し、なるべく費用を押さえるようにましょう。

1年間の留学費・・・250万円

5、交換留学の留学費用

交換留学の留学費用

交換留学とは、今通っている学校に在籍した状態で行く留学、または交換留学団体を通した留学のことで、海外の学校での卒業は目的とせず、決まった期間留学し、勉強することを言います。

期間は学校によって違いますが、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年などの期間で留学でき、普通に留学するよりも費用が抑えられるので、交換留学を希望する人が多いです。

まず学校が主催になっている交換留学の場合、学費や旅行準備、ホームステイ先の手配など学校がサポートしてくれるので、留学エージェントなどは必要ありません。

学費の免除を始め、留学資金の援助をしてくれる場合もあります。

市町村が主催になっている交換留学も同じで、この場合は夏休みなどを利用した留学が多いですが、こちらも同じく主催している市町村が留学準備を手伝ってくれます。

交換留学の多くはホームステイ先に宿泊しますが、基本ホストファミリーはボランティアで宿泊費を払う必要がないため、留学費用を抑えることができます。

奨学金を利用した交換留学もあり、留学費を始め、留学前の研修や留学中のサポートなどを無料でしてくれる団体もあります。

自分の学校、住んでいる市町村で交換留学制度があるかどうかは、市役所に行くか学校で聞けばわかりますので、聞いてみましょう。

交換留学の場合、応募者の条件で成績も見られるので、交換留学に行きたい人は普段から勉強を頑張って、成績が下がらないようにしましょうね。

1年間の留学費用・・・90万円~150万円

6、大学留学費用

カナダの大学はほとんどが州立大学で、どこの州の大学に行っても同じ水準の教育を受けることができます。

大学に留学するには高い語学力が必要になるので、留学に行きたい人には早い段階でTOIEFLなどの英語検定を受けて、語学力をつける必要があります。

大学入学前に語学学校に通って語学力をつけることも可能ですが、大学留学は費用が高いので、留学費用を抑えるためにも、高校に通っている間に語学力をつけておきましょう。

カナダの大学は世界水準の大学ですので、カナダの大学を卒業するとカナダで働くことができる3年間の就労許可をもらえますし、アメリカやイギリスでの就職も可能になることから、大学卒業を目的とする正規留学を希望する学生も多く、留学生も多いです。

カナダの大学の年間学費の平均は$23589=235万円で、一番高いのが
トロントにあるオンタリオ州で$29761(300万円近く)、1番安くてニューファウンドランドで$9360(93万円)です。

バンクーバーがあるBC州は$21486(210万円)ですので、比較的留学しやすい額ではないでしょうか。

また長期留学の場合は医療費のみを保証する現地の健康保険に入るのが一般的で値段も安く抑えることができ、AIUの留学保険なら年間¥165760ですが、BC州の保険は月$70(¥7000)なので、年間で$840(8万4千円)になります。

滞在先は、個人の自由となり大学によっては寮があったり、ホームステイの紹介してくれたりもしますが、大学は郊外にあるため家賃も少し安くなります。

1部屋の平均は$600(6万円)を目安にしておきましょう。

1年間の大学留学費用・・・300万円

まとめ

今回はカナダの留学費用徹底比較、2017-2018について紹介しましたがいかがでしたか?

留学費用高かったですよね。

そんな高い留学資金ですが、夢を追う人をサポートするための団体、奨学金、ワーキングホリデーと言う制度があります。

まず必要な費用を知ること、そこから条件にあった奨学金を探したりして、留学に行けるように準備をして行きましょう。