留学生のよくある失敗例として留学中にお金が無くなり勉強の続行が不可能になってしまうことがあります。

実はこれ、留学生にとっては数ある失敗例の中でも一番過酷なもので、強制帰国を命じられます。

今回はこれを避けるためにいかに留学費用を安く抑えるかについてお話ししたいと思います。

皆さん、留学費用は高いのが当たり前だと思っていませんか?

確かに、それは間違っていません。

ですが、高いという事はそれだけ節約できるチャンスがあるとも言えます。

皆さんが留学費用を使う前に必ずもう一度本当にその出費はそれ以上安くできないのか、考える癖をつけましょう。

金欠で強制帰国を避ける対策としては前もってリサーチをするに限ります。

もしあなたが家賃や学費、日用品を定価で買おうと思うのなら少し待ってください。

必ずあなたの出費を減らす方法があるはずです!

まずはこの記事を参考にしてください!!

田舎を選ぶ

田舎

突然ですが、カナダで一番物価が高い場所はどこか知っていますか?

バンクーバーだと言われています。

物価を調べるときには実際に色々な物を調べなくてはいけないので単純に答えはでませんが、バンクーバーの場合はそもそも土地の価格が高いので賃貸も高くなる傾向にあります。(アルバータ州の北部のフォートマクマレーはオイルの産地として物価が異常に高いですが、ここでは省略します)

物価が高い大都市(バンクーバーやトロント、モントリオールなど)を避けるという選択もあります。

メリットとして

(1)中規模の都市の方が物価が安い

(2)日本人が少ない

(3)外国人に対してフレンドリーであるなどが挙げられます。

(ただし、ワーキンホリデーの場合はあまりにも都市が小さいと仕事が見つからない場合があります。)

カナダの大きすぎないメジャーな都市として、オタワ、ウニィペッグ、エドモントンがあります。

人口の規模はカナダの大都市に比べると少ないものの、どの都市も100万人を少し下回る程度と仕事を探すには問題ないと言えそうです。

また日本人の少なさでしたらトロントやバンクーバーに比べて確実に少ないですし、田舎の方がアットホームなことが多いです。

冬場に語学学校を契約

冬場に語学学校を契約

皆さんの出費で一番高いものの一つに語学学校へ支払う学費がありますよね。

語学留学やワーキングホリデーの学生さんがカナダに行くとほぼ必ず語学学校には行かれますが、夏場と冬場では支払う学費にかなり差がある事を知っていますか?

カナダの夏場の語学留学はとても人気で、留学生が世界各国からやってくるため値段は下がりません。

これはもちろん語学学校によるのですが、値下げをしなくても生徒さんが来るので割引が少ないか、全くないのが基本です。

ですので、もし留学する時期に強いこだわりがないのであれば冬場を狙うのも一つの手です。

どうしても夏場を希望する場合は、公立の語学学校(大学やカレッジの付属)の方がいいかもしれません。

というのも、公立の語学学校は私立の語学学校と違い学費の割引システムがないので、どうせ夏に行くのなら生徒の国籍が世界各地に及ぶ(カナダは移民国家のため)ので色々な人と話ができて学べる事が多いなどのメリットがあります。

安い語学学校を選ぶ

安い語学学校を選ぶ

カナダ国内には星の数ほどの語学学校があります。

その数と言ったら間違いなく公立の大学やカレッジよりも多いです。

ですので、皆さんが語学学校を探すときは色々な留学エージェントで複数の語学学校を比べてみることをお勧めします。

ちゃんと時間をかけて探せば、価格が安い学校は必ずあります。

実際にカナダのトロントでは一番高い語学学校と一番安い語学学校で4週間$500の差がありました。

学校次第で留学生活の大半の過ごし方が決まってしまうのです。

ぜひ学校探しは時間をかけて行ってください。

ちなみに語学学校を選ぶ基準は人それぞれですが、特に学生の国籍率、勉強できる内容(TOEIC対策のクラスが有名、など)や治安・立地条件がよく選ばれる基準のようです。

あなたが何を重視しているのか、どんなことを希望するのか、一度紙に書いてみて一番譲れないものを基準にすると選びやすくなるかもしれませんね。

日本の物はできるだけ日本のディスカウントショップで買う

割引

カナダに長期滞在する人は、半年も経つと日本の食べ物が恋しくなってきます。

実際、現地でみそ汁や納豆や海苔などを買ったりする人もいると思いますが、値段が日本比べてかなり高くなっていることに気が付くと思います。

例えばハウスのバーモントカレー4人用(中辛)ですが、日本で買うと250-300円くらいで買えると思います。

しかし、カナダの日本食品店で買うと500円くらい、つまり日本で買う値段の2倍程度ととても高くなってしまいます。

そこでお勧めの方法は、日本で安く買えて日持ちがする物、かさばらない物はトランクに入れてカナダに持っていくこと。

できるだけ余計な出費はしたくないですものね。

タックスリターン

会計

カナダに来る前の学生さんは「タックスリターン」と聞いても、あまりピンとこないのではないでしょうか?

これは、単純に言えば所得申告の税金還付金のことを言い、ワーキングホリデーで短期の就労者としてカナダに来る皆さんは税金還付の対象者となる事がよくあります。

一般に$15000くらいまでの年収なら払った税金は還付されるようです(あなたが働いた州によって税率や仕組みが異なりますので、是非調べてみてください)。

さて、ここまでの話を聞いて『これはワーキングホリデービザ所持の人用で学生ビザの私には関係ないでしょ』とか思っていませんか?

実は、学生ビザの人でも還付金がもらえる事があります。

これは賃貸のタックスリターンとして、オンタリオ州(例えばトロント)、またはケベック州(例えばモントリオール)では申請できる事がわかっています。

もしあなたが学生ビザでの滞在でも、払った賃貸の一部を還付金として申請できることを忘れないでください。

また、ワーキングホリデーの皆さんは所得税の還付金(稼いだ額によります)と賃貸の還付金のどちらも申請できますので帰国前に必ずやりましょう!(申請していない場合は還付されることもありません。)

住み込みの仕事を探す

ヘルパーと高齢者

カナダに留学に来ると色々な出費があり、結果予想以上の出費に不安を感じることも多いと思います。

特に学費、交際費、交通費などの出費は毎月出るので大きなものです。

では賃貸はどうでしょうか?

これも毎月必要な出費の一つですよね。

もし、この出費を無料に(または安く)できる方法があったら知りたくないですか?

ここでは何種類かある方法の一つ、ファームスティをご紹介します。

住み込みで仕事をするスタイルなので、賃貸が無料になるか最低でも安くはなるようです。

また介護職も住み込み仕事が多いので家賃を安くするチャンスと言えるでしょう。

中華系のモールを使う

パンダ

お金を節約したい!でも外食がしたい!と思っているあなたに、朗報です。

驚くほどの価格で外食ができる場所があります。

それは一般に華僑系のモールと言われているところですね。

本当に色々な物の価格が安いことで有名です。

少し失礼な話かもしれませんが、中国人の方はカナダのどこにでもいます。

一般にカナダの大都市はもちろん、中規模の都市であるエドモントンやオタワでも中華街はあります。

そんな中華街に行けば、洋服、日用品、食品が安い値段で手に入ることがわかると思います。

また、文化的な背景からか中華料理は本当に美味しいので、皆さんも興味があれば一度足を運んでみてください。

週末の教会

教会

金銭的な理由で語学学校に行くことを躊躇している方に朗報です。

無料英語レッスンを受けに、週末の教会に行ってみてはいかがでしょうか?

週末の教会ではカナダ人がボランティアとして英語を教えていると言う話を聞いたことがあります。

交友関係を広げるためにも、何事にもトライしてみましょう。

稼げる仕事を探す

本とお金

出費を最大限に抑える事も重要ですが、もしあなたが働けるビザを持っているなら出費を抑える事だけが節約ではありません。

収入をあげれば結果的に留学費用は安く済むものです。

お勧めとして、日系のレストランのサーバーはカナダで比較的需要があり賃金が高いという事がわかっています。

また、履歴書を出す前に一回はそのレストランへ行き、レストランの雰囲気や料理の味、お客さんの入りがいいかどうかを確認してください。

お客さんの数はあなたが実際にもらえるチップの額に比例します。

またお客さんに白人の方が多いかどうかなどもチップの額に影響する事がわかっています。

割引券を使う

チケット

日本でクーポンと言えばマクドナルドなどのファーストフードショップが思い浮かぶと思いますが、カナダでも同じことです。

ファーストフードから日用雑貨まで様々なお店でクーポンが使える事がわかっています。

入手の方法として新聞の折り込みまたはインターネットでクーポンをプリントする方法も最近では多くなってきました。

少し面倒かもしれませんが、ショップに行く前には必ず新聞とオンラインの両方から調べてみる事をお勧めします。

留学ローンをつかう

財布を持つ男性

残念ながら、ほとんどの学生ローンでは語学留学のローンが組めないことが分かりました

もちろん方法がないわけではないですが、ローンを組むためには組む人が働いている必要があるなどハードルは高いようです。

例えば、国民生活金融公庫(公的機関)が学生ローン(金利2%以下)を出しているのですが、6か月以上の留学、さらに就労ビザが下りる人(ワーキングホリデーは除く)でないと使えないとあります。

条件はかなり厳しいですね。

でも、語学留学でも上の条件を満たす留学ができないか考えてみました。

まず6か月以上の留学ですので、公的機関の語学学校に入学し、そこから大学付属の語学学校を経由して正規のプログラムにアプライする事で学生の就労ビザ(OFF CAMPUS-WORK PERMIT)が下りることが分かりました。

この方法ならローンを組めるはずです。

留学エージェントをつかう

留学エージェント

留学エージェントを利用すると、ほとんどの場合で留学生が得することが多いです。

これはカナダ留学の情報を収集し、ある程度の時間が経っている皆さんなら既に知っていることだと思います。

あなたの留学を全力でサポートしてくれる留学エージェントを使って、お得で有意義な留学生活を送りましょう。

海外留学奨学金(JASSO)

本と虫眼鏡

日本学生支援機構JASSOでは、主に次の4つの目的で奨学金を受け取ることができます。

(1)特定の専門知識を勉強・習得するための海外留学、

(2)日本人学生の海外大学院での勉強のための学費、

(3)大学の学士号取得のための学費、

(4)交換留学です。

しかしながら、語学留学の場合は奨学金が出ないものが大半でした(これから将来はわかりませんが)。

もし皆さんが奨学金を使いたいと思うのなら、思いきって海外正規留学を目指してみても良いかもしれません。

まとめ

今回は、留学費用をいかに安く抑えるかについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

今まで高いイメージしかなかった留学費用も、工夫次第でかなり安くできることがわかって頂けたのではないかと思います。

特に語学学校、賃貸などでは割引を受けるチャンスですので、上手く活用しながら頑張ってくださいね!