1年間留学するのに、200万円から400万円かかると言われています。

その留学費用には、学費、航空券代、ホームステイ代、海外保険料、そして留学エージェントに支払う手数料が必要になります。

奨学金や教育ローンを利用して留学する際の手続きも留学に行く半年前にはしています。

どんなに準備万端でも、留学をキャンセルしないといけない事があります。

このページでは、そんな時に支払わないといけないキャンセル料について書いていきます。

  1. 留学エージェントに支払うキャンセル料
  2. 学校に支払うキャンセル料
  3. 航空券代のキャンセル料
  4. ホームステイ代のキャンセル料
  5. ワーキングホリデーのキャンセルについて

申し込み時にキャンセルについてはしっかり説明してもらいましょう。

1、留学エージェントに支払うキャンセル料

キャンセル

留学エージェントを利用して留学、ワーキングホリデーをする際には、各会社規定のキャンセル料を支払う必要があります。

また、いつキャンセルするかで、キャンセル料は違ってきます。

基本的にかかるキャンセル料は、以下の通りです。

・入学金

返金される事はあまりありません。

入学が決まってから、入学するまでのデポジットのようなものです。

・キャンセル料

『キャンセル料』としてお金を取られる場合があります。

これもエージェントによって違い、何に当てはまるのかはわかりません。

この『キャンセル料』を、学校やホームステイのキャンセルに当ててくれる会社もあれば、キャンセルするための事務手数料として取られる場合があります。

キャンセル料も¥20,000~¥200,000万まで幅広いです。

契約時に、キャンセル時の説明などはあまりされる事はありません。

またキャンセルについての項目の中には、英語で書かれていた、字が小さかった、説明がなかった・・・などのクレームがありますが、自己責任になってしまいます。

エージェントの中には、『30日前までキャンセル料無料』など記載がある場合もあります。

契約する時には、キャンセルについて書かれているところを確認しましょう。

エージェントのオフィスで契約する場合、キャンセルについて説明してもらいましょう。

・取消手数料

エージェント会社が一つ一つのサービスに対し、取消手数料を取って行く事もあります。

この場合、航空券取消、ホームステイ取消、空港出迎え取消・・・など自分が申し込んだサービスに対して、キャンセル手数料を取っていきます。

サービスが多ければ多いほど、高くなります。

※返ってこないお金
・ビザ申請料
ビザを申請するのにかかった費用は、キャンセルしても返ってきません。

・紹介料

学校紹介料、ホームステイ紹介料なども、紹介され契約をした時点で発生しているものですので、返ってきません。

留学エージェントは旅行会社ではないので、旅行会社の標準約款は適応されません。

またエージェント入会時にクーリングオフの規定があるのか確認も必ずしましょう。

入会時にキャンセル料90%など、高額なエージェントには入会しないようにしてください。

入会時のキャンセルの説明は、義務です。

難しい言葉で説明される場合、または『ここは、こんな感じ?』と軽く流される場合もあるので、説明はちゃんと聞きましょう。

入会時に『こんなサービスがあります』と言われても、有料の可能性、またはキャンセル料が発生する場合があるので、細かいところまで聞きましょう。

2、学校に支払うキャンセル料

契約

学校へのキャンセル料の支払いは、すべて自分で負担します。

この場合で多いトラブルは、案内所や契約書が英語だったからわからないままサインした。というものです。

契約する際には、必ずキャンセルについて書いている項目を確認しましょう。

先ほども言いましが、入学金が返済される事はありません。

学費として支払ったものも、学校の規定に合わせて返金がされます。

学校によっては、支払われた分の授業料の返済をしないところもありますので、注意してください。

エージェントを通さず、学校にホームステイ、空港出迎えなどを依頼した場合も、同じで学校の規定に合わせてキャンセル料を支払います。

ホームステイの場合、多くの家庭がホームステイ代を当てにして生活していますので、キャンセルした場合、迷惑料はホストファミリーに支払わなければいけないでしょう。

海外の学校に入会するので、契約書は英語です。

読める、読めないは、学校側やエージェントが気にすることではありませんので、読めない場合は、エージェントに翻訳を頼んだり、自分で翻訳を頼んだりする事もできます。

英語でも、しっかり読んで、契約内容は理解しましょう。

3、航空券代のキャンセル料

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自己手配か、エージェント手配でキャンセル料は違います。

各航空会社、チケットのレベルでキャンセル料が違いますので、購入時に必ず確認しましょう。

まず、エージェントで頼んだ場合、自分のチケットがどの会社で、キャンセルについてどんな規約になっているのか、知らない場合があります。

エージェントに頼んでいる場合は、自分で出発日を決めてエージェントが飛行機を手配してくれます。

基本的には、変更、キャンセルが無料のものを選んでいるとは思いますが、費用を抑える為に安い航空券を購入されている場合、航空会社に対してキャンセル料が発生する場合もあります。

事務作業を任せる為に、エージェントにお金を払っていますが、任せきりにしてはいけません。

自分の飛行機の規約の確認などはしてください。

またエージェントに頼んでいる場合は、航空会社に対するキャンセル料がない場合でも、キャンセル手続き手数料がかかります。

自己手配の場合は、予約時にキャンセルについて確認できます。

基本『◯日前までは無料』など記載されていますが、安いチケットを購入した場合、キャンセルできない航空券もあります。

ANAやエアカナダなどの大きな会社以外でカナダに行く場合は、必ず規約を確認するようにしましょう。

フライトが安いのには、理由があります。

4、ホームステイ代のキャンセル料

改装

・自己手配

日本にいながらホームステイ先を自分で見つける人は少ないと思いますが、自己手配の場合は、デポジットを支払っていますよね?

デポジットは返金されません。

迷惑料だと思い、支払いましょう。

・エージェント手配

エージェントに頼んでいる場合、紹介料などは返金されませんが、ホームステイ代は返ってきます。

この場合もいつキャンセルするのかで、キャンセル料が発生します。

また取消手数料も必要になります。

会社によって違いますので、各会社に確認しましょう。

・学校手配

学校による紹介でも同じで、取消手数料や、紹介料は必要になります。

何日前にキャンセルしたかで、返金される額が違ってきます。

ホームステイの手配には、間にたくさんの斡旋会社が入っている場合があります。

あなた→学校→学校側ホームステイ斡旋会社→ホームステイ側斡旋会社→ホームステイ先
このような場合、手数料が高くなる場合もあります。

また連絡が行き通るまでに時間がかかることもあります。

5、ワーキングホリデーのキャンセルについて

顔を覆うビジネスウーマン

ワーキングホリデーの申請は、第一ステージ、第二ステージと分かれています。

第一ステージは、ワーキングホリデー適正調査です。

第二ステージは就労許可の申請になります。

ワーキングホリデーのキャンセルは、第一ステージの時点ではできます。

この時点でキャンセルすれば、また後になってからもう一度申請することが可能ですが、第二ステージの就労ビザを取得すれば、ビザを破棄することはできますが、キャンセルすることはできません。

1年以内に入国しないと、ビザはなくなります。

この時点で支払ったお金も申請料なので、返金はされません。

ビザのキャンセルはCICのサイトでできます。

エージェントでワーキングホリデーのビザの手配をしてもらっている場合は、既に支払っているワーキングホリデー代理手配などは、返金されないでしょう。

ビザ申請金も返ってきません。

また取消事務手数料が発生するでしょう。

まとめ

キャンセルするのには、お金が少なからずかかってきます。

行ってもいない物に、お金を払うのは嫌かもしれませんが、あなたは『留学』や『ワーキングホリデー』一つの事をキャンセルしたつもりでも、実際には、学校、ホームステイ、保険、飛行機、出迎え、間に入っている仲介会社など、たくさんの企業を巻き込んでのキャンセルです。

自己手配をすれば、キャンセル料は低くなりますが、エージェントに頼んでいる場合は、関わる会社が多くなる分、キャンセル料はかかります。

目に見えない事務作業にも、人件費は必要になります。

事前にいくらキャンセル料が発生するのかは、必ず確認しましょう。