カナダは日本と同じくらい治安がいい国です。
しかし、いつでもどこでも安全で治安がいい訳ではありません。
日本も同じように、近寄ってはいけない場所や、治安の悪い地域がありますよね?
それはカナダも同じです。
これからの留学で、住むところや学校など選ぶと思いますが、安全な場所を選んでいきましょう!
このページでは、モントリオールの治安について書いていきます。
まず大事なのは、自分の身は自分で守ることです。
1、モントリオールの危ない場所
モントリオールはパリに続き、世界で2番目にフランス語を話す人が多い街です。
街の外観は美しく、観光でも1年中賑わっています。
モントリオールは英語、フランス語を使う街でもあるので、2ヶ国語同時に学ぶことができ、その美しい街で勉強したいと思う留学生も多いです。
そんなモントリオール、美しい場所もあれば、危険なところもある。
危険なところと言っても、どこの街にもある治安が悪い地域というだけですので、近づかなければ安全に暮らしていける街ですので、安心してください。
①Berri-UQAM(クォーターラテン)周辺
Berri-UQAM駅周辺は、昼間はカフェやレストランなどで賑わっていますが、モントリオールの中では、治安の悪い地域にされています。
特に夜中の女性の一人歩きなどは、危険ですのでやめましょう。
昼間でもあまり雰囲気はよくなく、このあたりは道にゴミが散乱していたり、壁に落書きがしてあったり、空き家なども多いです。
周りにレストランなどもあるので、行くことはあるかもしれませんが、人通りの少ない道はさけましょう。
②グリーンラインの Berri-UQAM駅周辺 東側
東側は特に、治安が悪く夜は近づかないことをおすすめします。
③サンミッシェルより北側
サンミッシェルより北側に行くと、低所得者層の住民が多く住んでいます。
昼間でも訪れる場合は、身の回りのものに注意しましょう。
④メトロATWATER駅?GUY-CONCORDIA駅間
メトロの ATWATER駅?GUY-CONCORDIA駅間は、夜は歩かないようにし、メトロを利用しましょう。
以上が危険と言われている地域になります。
自分だけは大丈夫と思わず、気をつけてください。
また、すりなども多く報告されています。
留学するときには、日本で持ち歩くカバンではなく、しっかり防犯も意識しているチャックがあるものや、内ポケットがあるものなどを利用しましょう。
夜間は、性犯罪も少なからず怒っています。
女性は気をつけましょう、ではなく男性も気をつけてください!
カナダは同性愛者も多い国です。
実際にそういう事件も起こっていますので、夜道は男女問わず気をつけて欲しいです。
2、治安が悪い場所の見分け方
治安が悪い、と言われている場所以外にも治安が良くないところはあります。
家探し、学校探しの時お金を払ってから治安が悪いことを知るのは嫌ですよね。
先ほど述べた地域以外も含め、治安が悪いところというのは、共通点もあります。
それを知ることで危険回避もできると思いますので、覚えていてください。
①バスターミナル周辺
これは、どこの国でも言われることです。
バスターミナル周辺は貧困層が多かったり、ホームレスが多かったりします。
昼間は大丈夫ですが、夜間バスに乗る場合などは、道中気をつけてください。
②家賃が安い
家を探している時に、なぜか安い物件を見つけます。
写真を見ても、家やアパートは普通で、なぜこんな値段で借りられるのだろう・・・と疑問に思う物件あります。
その答えはひとつ、治安が悪い地域または低所得者の住人が住んでいる地域だからです。
③道にゴミが落ちている
裏道に限らず、やたらゴミが落ちている地域は治安が悪いです。
知らない道を歩いていて、ゴミが多いストリートだったら歩くストリートを変えましょう。
④壁に大量の落書き
これは若いギャングが多い印ではないでしょうか。
ホームレスとかではなく、若者が面白半分で犯罪を犯している場所です。
夜は危険ですので近づかないようにしましょう。
⑤シェルター周辺
ボランティアのシェルターがあれば、ホームレスの人がその周辺に集まります。
ホームレスの中には、薬物中毒者やアルコール中毒などの方も多く、昼間でも身の危険を感じます。
ボランティアに参加する場合も、なるべく一人歩きはしなしようにしましょう。
3、麻薬について
カナダでは医療マリファナが合法化しています。
4月20日はマリファナを吸う喜びを祝うお祭りなども開かれるほど、カナダではマリファナは受け入れられています。
2017年からは、医療マリファナ以外にも嗜好品としても大麻を合法に使えるように、政府が発表しています。
カナダに留学するには、この医療大麻に対する知識が必要になります。
まず医療大麻とは、大麻が持つ天然の成分で、がん患者やエイズ患者の痛みを和らげる作用や、不眠症、拒食症、鬱など多くの場面で利用されています。
日本ではこの医療大麻ついては議論されていますが、現在医療目的でも違法とされています。
アメリカ合衆国では2016年6月時点で全50州中25州と首都ワシントンD.C.カナダ、イスラエル、ベルギー、オーストリア、オランダ、イギリス、スペイン、ドイツ、フィンランド、オーストラリア、コロンビアなどでは医療としての効果を認めており、医療大麻は麻薬ではなく多くの国に認められている薬です。
カナダでは、街を歩けば公園やレストランの前で大麻を吸引している人を見かけますが、決して悪いことをしているわけではありません。
もちろん日本では、違法になっているものですので、むやみにまたは興味本位で近寄ったり試したりはしないようにしてください。
また大麻ショップも多くありますので、この店にも入らないようにしましょう。
周りの人間に医療大麻を利用しているひとが現れる可能性もありますので、合法であり、薬であるということを覚えて置いてください。
4、物乞い
モントリオールだけ ではありませんが、カナダは物乞いが多い国です。
ホームレスのひとたちが、ダウンタウンや駅周辺、ハイウェイ、レストランの前などでたむろしており、コップを片手にお金をこびます。
モントリオールの物乞いは、フランス語と英語で話しかけてきます。(さすがバイリンガルシティー!)
お金を渡すか、渡さないかはあなた次第ですが、お金を渡したからといって後をつけられるわけでもなく、危ない目にはあいません。
物乞いのなかには、ボロボロの服をきた老人もいれば、元気そうな若者もいます。
アルコール中毒者や薬物中毒者などもいると思いますが、どこにでもいるので少し、慣れてしまいます。
人が多いところにいるのが多いので、そこまで身の危険を感じる必要はありませんが、一応身の回りのものに気をつけたり、お金を目につく所に置かないようにしたりしましょう。
まとめ
モントリオールは、東と西側に分かれていて、西側は英語も通じやすく治安がいいと聞きます。
また東側はフランス語圏内で、西に比べると治安もよくないようです。
大学の近くは基本治安がいいので、なるべく学校の近くに住むように心がけましょう。
ホームステイ先やシェアハウスでの、盗難被害も報告されていますので、身の回りのものの管理は、どこにいてもしっかりしましょう。