ワーキングホリディ経験者のNKと申します、私が初めてカナダに降り立ったのは2006年の初夏でした、当時私は20代前半でパチンコ業界でアルバイトをしていました。

特に夢はなく、そのパチンコ屋さんも時給がいいからとやっていた仕事でいつでも辞める準備はできていました。きっかけは英会話のGEOSでカウンセラーさんに語学留学を勧められた事でした、日本で勉強するよりも上達が早いと言われ決断しました。

ワーキングホリデーに行った目的

特にこれといって目的はなかったのですが、主に英語の上達のためですね。英語が話せるとカッコいい,お給料のいい仕事ができる、それにワーホリなら仕事もできるので多少日本から持って行くお金も少なくて済むというのも理由の一つでした。

またテレビでNOVAやGEOSなどのCMがブラウン管をとうして日々頭の中に入ってくる生活をしていたのもこの頃です、TOEIC900点を目標に英語漬けの生活をしたいと思っていました 。

ほぼ全てのことが不安だった

正直に話しますがほぼすべてのことについて不安でした、まず第一に言葉の璧ですね、自分の英語力も語学学校で言う5段階中の3くらいのレベルでしたし、カナダと日本の文化の違いなども不安の原因でした。

海外の長期滞在が初めての方のは大半は不安になると思いますが、行ってしまえばなんとかなると思って渡航してしまうべきですね。

じっさい私の知り合いでも英語圏に行きたいのにもう一歩前に進めない方がたくさんいますが、ワーキングホリデェは基本30歳までプログラムで人生で一回しか取れませんので行きたいと思ったときに行くべきだと思います。

トロントを選んだ理由

高校からの友達に“なんでカナダにしたの?”留学ならオーストラリアの方温かいし、物価ならニュージーランドの方が安いいでしょ?とよく言われたものです。

ですが、オーストラリアもニュージーランドも英語のアクセントが多少あり、その面で一番癖が少ないカナダに行くことになりました。

私が選んだカナダ最大の都市トロントについてですが、トロントは移民で有名な都市です。統計では人口の50%は移民いう話もあるくらいです。

真冬は気温がマイナス20度くらいまでに下がるのですが、夏は30度くらいにまで上がります、また移民都市なので夏の間に行われるイベントは本当に色々なジャンルにわたる事で有名です、他えばゲイフェスティバルやジャズフェスティバルまたはトロントの映画祭なども有名ですね。

ワーキングホリデービザの申請

 正直英語の自信がない方は、自分でやらない方がいいかもしれません。手続きのミスで申請が遅れたという話をよく聞くからです。

私がお勧めしたいワーキングホリディの申請方法ですが、エージェントに頼むことです、この方法なら無料でやってくれるところもかなりありますし、それよりもそのような場所で働いている方々は非常に経験豊富でいろいろ問題に対処できるからです。

私もエージェントを通して手続きをして色々ワーホリに役立つ知識を教えていただきました。

ワーキングホリデーの準備

ワーキングホリデェの準備の仕方ですがまずはパソコンで調べてみましょう。そうすれば大体の何が必要なのかは出てきます。またワーホリですと意外に友達や、友達の友達などがワーキングホリデェ行ってたりするものです(今は本当にメジャーになりました)。

FACEBOOKなどのSNSを通して準備の仕方などを聞いてみるといいかもしれないですね。

お金は少し多めに持っていったほうがいい

個人的にここで絶対に言っておきたいのはお金は少し多めに持っていったほうがいいです。

理想は100万くらいですね(イギリスなら200万でしょうか)
私のESLの知り合いでお金を20万しか持ってこなかったあまり、仕事が見つからず3か月で帰国する事になった人を知っています。

仕事ができるとはいえすぐに見つかる人もいればそうではない人もいます、100万は持っていけなくても、50万円は最低ラインだと思います。私はワーキングホリデェのために約100万円ほど貯めていきました(*ホームスティや語学学校の費用は含みません)。

ワーホリ中の保険

最近はワーキングホリデェもメジャーになった事もありAIUなど一年間10万くらいからあります、海外の場合医療費が膨大になる事が多々ありますので保険はMUSTです。

実際自分はワーホリ中にインフエンザにかかりましたが保険ですべてカバーされました、日本語対応で日本人の医者を紹介されてまるで日本にいるようでした。

出発前のチェック

さあ、いよいよワーキングホリデェに出発ですがその前に忘れていませんか?保険は入っていますか?パスポートの有効期限は1年以上ありますか?航空券は1年オープンですか?

お金も現金ではなくトラベラーズチェツクなどが理想です。どれもこれも非常に重要でちゃんと準備をしないとワーキングホリデェで台無しにしかねないです。是非、もう一度確認してください。

現地の情報サイト、クラシファイドなどを見て、仕事先を探しました

最初のホストファミリー

これからワーキングホリデェに行かれる皆様に私の経験を少し話したいと思います、皆さんの中でもホームスティしたことないけどこれからしてみたい人や、これからワーホリで海外に行ってホームススティをするという人もいると思います。私の場合はホームスティの経験が三回あります。

初めてはホームスティは白人の夫婦で子供が一人の家庭でした、私の英語力が過去三回のホームスティで一番低い時期でしたのでかなり大変でした。

この家庭では冷凍食品が晩御飯に大量に出てきて味もあまりおいしくなかったのですが、当時の私は冷凍食品をこれ以上食べたくないと正直に言えませんでした(そのような事は失礼にあたるのではないかと思ったのです、)しかしここでアドバイスです、自分が食べたくない物や食べれない物をホームスティ先の方に正直に食べれないから他のものにしてくださいというのは失礼ではありませんので正直に堂々と言いましょう。

2番目のホストファミリーは、メキシコ人夫婦

2番目のホームスティ先はメキシコの夫婦でしたここの家庭はホームスティの経験が豊富で料理もおいしかったのですが、やんちゃな育ち盛りの子供が3人いて(5歳から12歳)夜の10時を過ぎても勝手に私の部屋に入ってきて私のパソコンでインターネットのゲームを始める始末でした、

これもまた正直に“自分のパソコンを使うなと正直に言えればよかったのですが、子供がまた小さくてそこまで強く言う度胸はありませんでした、、、。

3番目のホストファミリーは、インドネシア夫婦の家庭

最後のホームスティは定年後のインドネシア夫婦の家庭でしたアジア系という事もあり食事はおいしく、前回に悩まされた子供いなかったので勉強に集中できました。

しかし、そんな家庭でも問題は起きました日本では一般的に豚を食べることは問題ありませんが、イスラム教の家庭では宗教上の理由で絶対に食べれません。私は彼女らにその旨をホームスティ初日に言われていたのでわかっていたのですが、私がたまたま買ってきた餃子に豚が入っていたのです(共有の冷蔵庫にその食材を入れる前に事前に確認をするべきだったのです。)、豚などが入った食品は違う冷蔵庫に入れる事になっていたため、本当に怒られました。以上の経験を踏まえてみなさんがホームスティに行くときはその家庭の状況をよく調べて行くことをお勧めします。

トロントの語学学校GEOS に通いました

観光ビザでも学生ビザでもワーホリでもほぼ100%のみなさんが行っている場所が語学学校です、期間は人によって様々ですが大体少なくても8週間程度は語学学校で勉強しているみたいです。私の場合はGEOSのトロント支店で12週間の勉強をしました。

日本の語学学校ですが外国から来た生徒もかなりいて、日本の語学学校にしては外国人が多いと感じました(いい事だと思います)クラスは少人数制で4-6人程度で1クラス90分でそのクラスが一日に4クラスあるような感じでした。

また週末には課外授業もあり本当に楽しかったですトルコから来たアイハン君とすぐに友達になり色々な事を話しました。私からのアドバイスですが自分の思った事は遠慮せずに言いましょう。

日本人同士なら遠慮して自分の意見を率直にいう事は避ける人もいますが、海外の場合自分の意見を言わないと自分の意見がないと勘違いされます。

私などは自分の意見をできるだけストレートにいう事心がけていました、YESかNOがわからないと外国人は特に戸惑ってしまいます。

コロンビア人に日本料理は魚が臭いので行きたくないと言われました

例えば私の南米のコロンビアの友達が日本料理は魚が臭いので行きたくないと言われました。これは日本人の感覚からすれば少しストレートに言いすぎです。

しかしコロンビアからすれば自分の意見をストレートにいう事こそ失礼がないのです。ですからその知り合いからコロンビアのステレオタイプ何と聞かれ、マフィアとサッカーと答えました。

そしたらそれはステレオタイプではなく本当だねと言われました(笑)つまり自分の意見を正直に話すことが本当の友達を作る事では重要な事です(ただし、アジア系の友達は除く)いつも、いい部分しかい言わないと信用されなくなります、自然体で接することができるといいですね。

アルバイトの見つけ方

さてワーキングホリデーで最大の特徴といえば就労ビザが1年間出る事です、しかしこれは仕事を保証してくれるものではなく自分で仕事を見つけなければなりません。ワーホリをこれからするみなさんは仕事が見つけられるか不安だと思います。経験者からのアドバイスをしたいと思います。

私はカナダに来た年にタイレストランのバサーとして約10か月働きましたバサーという職業は日本の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、簡単に言うと給士係ですね、テーブルをセットしたり電話を取ったり、料理を運んだりします。

また慣れてくると簡単な料理を作ったりする事を頼まれてたりと何気に仕事の量は多いです。
日本で給士係と言えば簡単な仕事のイメージがありますが、それは日本語でこの仕事ができるので当たり前です、カナダではもちろん別問題です、全部が英語なのです。

この仕事をGETした経緯ですが、たまたま語学学校で知り合った人がタイ人で仕事を紹介してくれたのでした。チップを含めた時給は約$10程度でしたがレストランの賄でパタイが食べれたりトムヤンクンスープが飲めたりしましたし、また日本語しゃべる人がそのレストランにいなかったため英語力もある程度伸びたと思います。

みなさんに共通することだと思いますが最初の3か月は英語力の低さが原因でミスもたくさんするとも思います。

日本人が私だけでしたので全てが英語になりました

皆さんにアドバイスが出来る事をうれしく思います、しかし母国語が日本語の皆さんが英語での仕事で慣れるようになるためには長い道のりがあります。最大の問題は英語力です。毎日が英語の勉強だと思ってください、最初の数週間は間違いなども良く起ると思います。

それは単純に皆さんが仕事ができないわけではなく英語のレベルや文化の違いからなる勘違いなどが原因です。ですから雇われてから最初の1か月はどんな間違いをしても落ち込むことなく頑張りましょう、しゃべるより聞くことに集中してわからない事などは紙に書いてもらいましょう。

私の英語力はアルバイトを始めた当初はあまりにも低くお客様の注文も聞き取れないけない程度でした、しかしわずか2か月後には注文などはほぼ完ぺきに取れるようになりました英語力という問題は努力をしていれば必ず時間が解決してくれます。ですので、できるだけ前向きに英語環境で毎日努力を続けましょう。

わたしはタイレストランに10ヵ月いましたがアルバイト最終日にはそのレストランのすべての従業員とジョーダンでを交えて話せるレベルまでになりました、本当にいい経験だったと思います。
運がいいことにそのレストランには日本人が私だけでしたので強制的にすべてが英語になってしまいました、また親日の従業員に恵まれたのも運が良かったと思います。

経験者からのアドバイス

アドバイスその1

第一に、就労ビザはちゃんと残っているか!?まず採用者が最初に目を通す項目は経験もそうですが英語力と就労ビザの残りです。

就労ビザが半年以上ある事が条件になる事がよくあります、半年以上あり英語力もあれば仕事も見つけられやすくなります。つまり就労ビザが半年以上残っている状況で自分のやりたい仕事見つける必要があります、逆に言えば半年を切っていると他の仕事にうかる可能性が下がってしまいます。

アドバイスその2

第二に、英語力とお金の両方は取れない!例を上げますと、私の知り合いのAさんですがoffice clerkとしてダウンタウンで働いていますが時給はオンタリオ州の最低賃金の 11.25CADです。

毎日英語に接するAさんは英語力のなさを毎日実感すると言っていますが、仕事をしていて日に日に英語力伸びてるのが自分でわかりますと言っていました。自分が英語が伸びていると実感できるくらい英語が伸びているって素晴らしいですよね。

又知り合いのBさんは高級日本食レストランでウェイトレスをしています。賃金はオンタリオの最低賃金よりも低いのですがチップがもらえるので、月に3000ドルを超える事もあるようです。

キューバやニューヨークにはすでに旅行に行っていて今度はオーロラを見に行くそうです、ワーホリにしてはなんとも羽振りがいいですが、英語の方はというと日本食レストランという事もあり、接客に英語を使わないことも良くあるのだそうです。

ここで言えるのはお金を取るのか?英語を取るのか?ちゃんと決めないといけません、そうでなければ二兎追う者は一兎も得ずになりかねません、仕事する前に何が目的で働くのかをちゃんと確認してから行動を開始しましょう。

アドバイスその3

第三に英語力を伸ばすのは学校だけではない!たまに知り合いで語学学校に半年も行ってその後に仕事を探し出す人がいますが、これは就労ビザ(人生で一回きりでしかも30歳まで)の無駄使いです半年も英語を勉強するなら学生ビザ(取得に制限はありません)で入国して半年間勉強した後に就労ビザを習得するべきです、個人的に学校は英語の伸ばし方を勉強する場所であって実際に多くの事を経験をしたり英語力を伸ばすのは職場であったり、外国の友達だったりします。

アドバイスその4

第四に冬は語学勉強!夏は仕事!私がみなさんにお勧めするスタイルはズバリ夏は仕事でお金を稼ぎ、冬は語学学校にいけ!です。カナダの冬はほとんどの都市で日本より寒くなります、一部の都市ではマイナス40度なんて事もあるのです、そんな国には冬の間には行きたくないですよね?これはみんなが思う事なんですね、その結果冬の間は語学学校の授業料は安くなる事が多いです、これを狙わない手はないですよね。また夏はカナダに来る人が増えて仕事の重要が高まりますので、仕事をGETできるチャンスが増えるのです。

履歴書の書き方

さて仕事ゲットをするために必要な物、それは履歴書ですね日本でもカナダでも同じです、経験者の立場から履歴書の書き方を少しアドバイスさせていただきます。

まずレジメはかならず2ページ以下にしてくださいフォントは均一で(ただし、自分の名前はでかいフォント使ってください、日本などでの職歴などを一番目立つ場所に書く事、学歴はより英語が喋れる事ことをもっとアピールする事です。

白紙の部分などが余ってしまうのは見栄えがよくありません、その場所にはボランティアなどの経験を書いても問題ありません、それでも残ってしまう場合は趣味なども少しであれば問題ないです。

カナダでの仕事や住居の見つけ方

みなさんはこれからワーキングホリデェに旅立つ人だと思いますが、私からどのように仕事や住居を見つけるのがいいのかを話したいと思います。

E-MAPLE(http://www.e-maple.net)

E-MAPLEに行くと実に色々な物を探せます、例えばこれからカナダに行く人は住む場所が必要ですよね、その場合はこのサイトで部屋が探せます。

私の知り合いの人は最初の数か月だけはホームスティで、その後にこのサイトでルームシェアを探していました。またワーホリでカナダに来る人は就労ビザがありますので仕事などが探せます。

しかも全部日本語です。ワーホリでカナダに来たばっかりの人にはぴったりのサイトです。こんな便利なサイトですが、いいことばっかりでもありません。賃貸などの値段は相場により少し高いですし、探せる仕事も日本語がしゃべれれば勤まってしまう仕事もかなりあります。そんな皆様に耳寄りな情報があります。

カナダ人が仕事を見つけるときなどに使うホームページ「KIJIJI」

カナダ人が仕事を見つけるときなどに使うホームページは、KIJIJI(http://www.kijiji.ca)といいます。

このサイトの最大の魅力は先のホームページとは違い、見る人がカナダ国内全土に広がっていることです。つまり仕事なら日本人が少ない場所で働けるチャンスがありますし、賃貸なら日本人がオーナーである可能性は少ないです。その分、英語力がないと苦労する事は多いです。

これからワーホリをする人へのメッセージ

ほぼすべての皆さんが思う事は自分の英語力を激的に向上したいと思うでしょう、これはみなさんだけではなく、世界のどこの国の生徒も同じことです英語は今や世界で一番よく使われている言語です。世界で最も話されている言語(人口比)ではありませんが、世界で一番使える言語である事は間違いのない事実です。

英語を伸ばしたい、でしたら自分の回りの英語環境を作る事です(英語漬けというやつですね)。
日本人以外の友達を作り、そしてその友達とfacebookなどを通じて親交を深めるのもいいでしょう。語学学校の初日でクラスのすべての生徒と話すぐらいの勢いがあってもいいですね。

他の国から来た生徒もみなさんと同じように友達を作りたいと思っています。週末の日にちを使ってみんなで外出もいいですね一人でも多く友達を作る事を心がけましょう。また語学留学中の旅行ですが是非、日本人とではなく外国人と一緒に行きましょう。私は知り合いのトルコ人とニューヨークに行きました、この旅行は本当に楽しかったですし、また得られるもの大きかったです。

ワーキングホリデーで得たもの

ワーホリでの最大のベネフィットと言えばやはり、異文化を体験できるという事でしょう。学校でも職場でもそうですがこれこそが最大にして最高の目的です、ですので色々な国の人とできるだけ多く話をするという事が本当に重要です。

毎日が勉強の連続です例えば私が語学学校に行っていた時に、東欧の一部の国のではYESの時に首を横に振りまたNOの時に縦に振るのだそうです、これには本当に驚きました。また日本の女性が写真を撮る時にピースサインをよくしますが、これは北米では違う意味にとられる事がよくありますので気をつけましょう。

そのような異文化コミニケーションを通して上達した英語力があれば大企業を含む会社で就職の機会があるはずです。ワーホリを通して私の英語力は格段に伸びましたし、これのおかげで私の人生は大きく変わりました。

ワーホリのおかげで今の仕事がといっても過言ではありません、当初一年のつもりが今年で在加10年目を迎えてしまいました、そして自信をもって言えるのは本当にワーキングホリデェをして良かったと今でも思っています。