元ワーホリメーカーのH(女性)です。

ワーキングホリデービザの醍醐味はカナダでのアルバイト経験でしょう。

私自身も、ワーホリ1年間のうちの約10か月間、2か所でアルバイトを経験しました。

異国で働くということは、自分が思っていたより厳しく、さまざまな困難がありました。

ここでは、私自身が実際にトロントで経験したアルバイトでの困ったことを少し紹介したいと思います。

冬の求人の少なさ

私は、秋頃にトロントへ渡航、12月中旬からアルバイトを探し始めました。

しかし、その時期は気候のせいやホリデーシーズンにあたるため、なかなか求人がありませんでした。

e-mapleやkijijiなどを使って職種を問わず手当たり次第にレジュメをemailで送ったり、お店に直接渡しに行ったのですが、年内は返答が一切ありませんでした。

また、冬の寒い時期にお店へ直接出向いてレジュメを渡しにいくのはとても大変でした。

年が明けてからもいろんな仕事にアプライして、いくつかのレストランから面接に呼ばれるようになりました。

こちらでは、面接に呼ばれても、不採用の場合は全く連絡が来ません。

最初はその文化の違いにも少し戸惑いました。

何回か面接を行い、1月の末にようやく日本食レストランに採用が決まりました。

私の場合、航空券の安さや前職の都合でカナダへの渡航時期を決めたので、アルバイトの求人のことまでは考えていませんでした。

春から夏にかけて、求人が増えるようなので、どうしてもすぐに仕事がしたい場合は、そのようなことも考慮してカナダへの渡航時期を決めることをオススメします。

知らない英単語が多かった

日本食レストランでサーバーとして働き始めました。

以前に留学経験があったことから、お客さんのオーダーを取ったり、簡単な会話をするには全く困りませんでした。

しかし、食材の名前や調理方法など、今まで聞いたこともない英単語を覚えるのに苦労しました。

カナディアンのお客さんは日本の食材に馴染みがない人が多く、毎日たくさんの質問を受けました。

日本にいたときより、日本の料理の知識が必要と感じていました。

言っていることはわかるのに、自分の知識のなさから答えられないことが最初はよくあり、悔しい思いをすることがありました。

また、簡単な会話をするには問題なかったのですが、何かお客さんからクレームや注意などがあったときに、うまく英語で話すことができずにお客さんを納得させることができなかったことがありました。

もう少し上手に英語で説明することができたら、お客さんからのクレームも大事にならなくて済んだと思います。

宗教やアレルギーなど

カナダはたくさんの国から移民が集まる国です。

そのため人々の食生活も様々で、料理になにが含まれているかの詳しい質問をよく受けました。

宗教上の理由で、豚肉や牛肉を一切食べることができない人もたくさんいますし、日本ではあまりなじみのない食生活を送っている人もいます。

例えば、ヴィーガンやグルーテンフリー、デイリーフリーなどで、働き始めた頃はそういった言葉になじみも知識もなく、スーパーバイザーやマネージャーに確認のために毎回聞きにいっていました。

また、アレルギーを持っている人も多く、命に関わることなので、応答には真剣になりました。

上に述べたような知識やそれに関する英単語もあまり知らずに働き始めたので、もう少し人々のバックグラウンドや食文化などを勉強してから働き始めたらもっとスムーズに仕事ができたかなと思います。

職場の人がすぐに辞めてしまう

私の働いていた職場は、日本食のレストランでサーバーは全員日本人、キッチンもほとんど日本人でした。

そのためワーホリビザでカナダに滞在している人がほとんどで、従業員の入れ替わりがとても頻繁にありました。

少しの期間働いていると次々と先輩たちが辞めていき、自分よりあとに働き始めた人ばかりになっていました。

新しい人がたくさん入ってくるので、仕事内容をすべてよく理解していないまま自分が教える立場になってしまい、苦労することもたくさんありました。

また、すぐに先輩になってしまうため、結果的に自分が希望していた週に30時間というシフトをはるかに多く上回る40時間-45時間働くことになってしまい、ワーホリという限られた時間をすべて働くだけで過ごしていました。

せっかくのワーホリなので、アルバイト以外のこともいろいろ挑戦したかったので、春になったころにこの日本食レストランの仕事は辞めることになりました。

まとめ

以上、私が経験したワーホリで困ったことを少し紹介しました。

一番の問題はやはり英語力が原因でしたので、ワーホリ前にもう少し勉強していたら、困ってしまうことも少なかったのかなと思います。

しかし、このようなことも経験して乗り越えて、英語も上達したと思うので、悪い経験ではなかったといえます。

日本では直面しないさまざまな問題が起こると思いますが、それもよい経験だと思って、いろいろなことに挑戦してみてください。