カナダは治安がいい国として有名です。
しかし、100%安全というわけではありません。
せっかくのワーキングホリデーや留学でカナダに滞在しているのに、事件に巻き込まれたり、事故に遭ったりしては台無しです。
このページでは、カナダ滞在中の安全面や事故防衛について書いていきます。
- バックの選び方について。
- 夜の街について。
- 夜の一人歩きについて。
- トラブルに遭った時の連絡先。
トラブルに遭わない為には自分自身で気をつけるしかありません。
いくら治安がいい国だからと言って、安心してはいけません。
1、バックの選び方について。
日本では普段持ち歩くカバンなど、気にする機会はないと思いますが、カナダに留学やワーキングホリデーで来る場合には、しっかりと防犯を意識したカバンを用意するのをお勧めします。
もちろんファッション重視で、防犯など気にしない人もいると思います。
もしかしたら何か盗まれるかもしれませんが、それでもいい人は可愛いカバンを持ち歩いてください。
カバン選びにはポイントがあります。
・チャックがあるもの。
・内ポケットがあるもの。
・両手が空くもの。
特に語学学校に行く事を考えている人はノートや筆記用具の入るサイズのリュックの購入をお勧めします。
リュックなら両手も空きますし、チャックもあります。
学校帰りに食材の買い物をしても、リュックの中にしまって帰れます。
また登山やピクニックに行く時にも使えて便利です。
日本人は治安がいい国で育っているので防犯意識が低く、泥棒に狙われやすいと言います。
また現金主義なので、現金を持ち歩いている事でも知られています。
日本ではチャックがついていないカバンをよく見かけますが、カナダにいる間はなるべく中身が見えないカバンを選びましょう。
また取りやすいからといって、手前に財布や携帯を入れないようにしましょう。
なるべく奥の方や内ポケットの中など、取りにくいところにしまってください。
レストランやバーなどで、日本ならカバンを机や椅子に置いたままでも大丈夫かもしれませんが、カナダでは大丈夫ではありません。
机から離れる時は必ず手荷物も持って行きましょう。
置いていく場合は同席者に一言伝えましょう。
バスで電車での居眠りも危険です。
寝ている間にカバンの中身を盗まれる事もあるので、どうしても眠たい時は荷物を抱きしめて寝ましょう。
ちなみに、カナダの公共交通期間の利便性はあまり良くなく、バスや電車で居眠りをして降り過ごした場合、次の便がない事や、何時間も待たないといけない事もあるので注意しましょう。
リュックなんてダサくて持てない!と思うかもしれませんが、みんなリュックを持っているのですぐ慣れます。
手さげカバンならチャックがあり、肩にかけられるような物を選びましょう。
カナダの治安はいいです。
しかし、やはり泥棒はどこの国にもいます。
またトロントやバンクーバーなどの都会はホームレスやアルコール中毒者、ドラッグ依存者なども多く見られます。
高級なカバンや時計を身につけていても狙われやすいですので、ブランドのカバンなどは日本に置いて行きましょう。
2、夜の街について。
カナダについて数ヶ月が過ぎて、友人もでき、夜の街に出かける機会も多くなるとおもいます。
カナダ人の男性は積極的で、話しかけて来てくれたり、飲み物を買ってくれたりします。
日本人のナンパとは違い、スムーズなので友人感覚で接してしまいますが、ナンパです。
『知らない人から物をもらってはいけない!』と両親に小さい頃言われませんでしたか?
それは大人になっても一緒です。
カナダにいるのですから、日本にいる時の2倍気をつけなくてはいけません。
最近では飲み物にドラッグや睡眠薬を入れて、眠ったところで荷物を盗まれたり、レイプされたりするような事件もあります。
荷物を盗まれるだけならいいですが、体まで狙われてはかないません。
あなたに声をかけてくる全員が危ない訳ではありませんが、実際にそういう事件は起きています。
知らない人から飲み物を買ってもらう場合、薬などを入れられない様、バーカウンターまで一緒に着いて行きましょう。
また急に気分が悪くなった場合、トイレなどの鍵が掛かる場所に行きましょう。
外に出るのは危険です。
気分が悪くなり、外に出たところを狙われます。
友人が近くにいる場合は、友人のところまで行ってもいいです。
トイレか友人、近い方に行きましょう。
ドラッグの場合、数十分で目が冷めると思います。
カナダは医療マリファナが合法ですので、街に出れば、マリファナを吸っている人も見かけます。
興味本位で手を出さないようにしてください。
バーやクラブに行く時には、邪魔にならないショルダーバックにしましょう。
預けられる所もありますが、盗まれてもバーは保証してくれません。
ロッカーがある所もありますが、あまり大きいと入らない事もあるので、小さめなカバンをお勧めします。
またカナダのバーではあまり酔っていると、お店に入れてくれない店や、ソファーなどで寝ていると追い出される事もあります。
どんなに酔っていても、自分の身は自分で守りましょう。
3、夜の一人歩きについて。
夜遅くまで仕事をしたり飲みに行ったりして、行って帰りが遅くなる事もあると思います。
女性は特に夜道の一人歩きには気をつけましょう。
家賃が安いエリアは治安が悪い場合が多いです。
またバスセンター周辺、チャイナタウン周辺なども治安が悪いです。
夜仕事をする人は、仕事先と家はなるべく近い所を選ぶのをお勧めします。
家探しは家賃が安い所を探すのも大切ですが、安いのには理由があります。
仕事場からの距離や人通りの多さ、バス停からの距離。
そういう事も意識して家探しをしましょう。
西海岸は比較的陽も長く、夜の9時頃まで明るいのでそれに合わせて家に帰るなど、工夫も必要です。
男性の場合はあまり夜道を歩く事など気にする人も少ないので、バイト先の店長が男性の場合、あまり気を使ってくれない事もあります。
自分が危ないと思ったなら、自分から伝えましょう。
また遅い時間の電車に乗る時や人が少ない便などは、なるべく人が多い所にいるようにしてください。
近道よりも、明るく車通りが多い道を選ぶなど、自分で意識してください。
タクシーに女性一人で乗るのも、気をつけた方が良いと言う意見もカナダでは聞きます。
あまり遅い時間にウロウロするのは、それだけリスクがあると言う事です。
大丈夫と言っている人がいても、その人が危険な目にまだ遭っていないだけです。
いつ、どこで、誰に狙われるかは誰にもわかりません。
慣れてきた時が一番危ないです。
カナダで何か事件に巻き込まれても、夜遅い時間に歩いていたあなた自身の責任になります。
被害者であるあなたが、警察から『何故そんな時間にそんな所を歩いていたのか!』と問われるのはあなたです。
どこを通ったら安全なのか、どこの家に住むのが安全なのか、何時まで働いたら明るい時間に帰れるのか。
自分で決めて、行動しましょう。
何度も言いますが、自分の身は自分で守る。
忘れないでください。
4、トラブルに遭った時の連絡先。
気をつけていても、トラブルに巻き込まれる事はあります。
もしもの時の連絡先や対処方について説明します。
①TEL911(警察、病気、火事)
この番号には公衆電話から無料でかける事ができます。
オペレーターが出たら、『POLICE』事件『FIRE』火事『AMBULANCE』救急のどれが必要なのか伝えましょう。
もしかしたら、日本語が話せるスタッフがいるかもしれないので、『JAPANESE PLEASE』といえば、日本人オペレーターが出てくれるかもしれません。
アメリカのテロが起こった日付と同じですので、覚えておきましょう。
② TEL 1-866-215-4700(事故、病気)
通訳医療サービスで、24時間の看護師ヘルプラインです。
風邪とかの軽い症状の時は利用しなしでください。
③ TEL 604-436-1025 (女性支援)
バンクーバー・アンド・ローアーメインランド・マルチカルチュラル・ファミリーサポートサービス
Vancouver & lower mainland multicultural family support services society
DVやセクハラ、シングルマザーなどの相談に乗ってくれます。
ホームステイ先でのセクハラは、担当した会社に相談しましょう。
④TEL 1-800-8740-119 (盗難、病気、事故) AIU
ワーキングホリデーや留学でカナダに滞在する場合は海外保険に加入する義務があります。
AIUに加入している人が多いと思うのでここでは AIUの連絡先を載せました。
病気になった時、事故に合った時、何か盗まれた時など、海外保険が保証してくれる事もあります。
自分が加入している保険会社に連絡しましょう。
保険の中には、病院でお金をこちらが先に支払って、後からお金が返ってくるタイプや病院に行った時に、医者に支払請求書を書いてもらう必要があるものなど、会社によって様々です。
支払請求書を書いてもらわないといけないような保険に加入した場合、もしもの時の為に数枚コピーを採っておきましょう。
⑤ TEL613-241-8541 (パスポートの紛失など)在カナダ日本国大使館 領事班
このような緊急連絡先は携帯に登録をし、メモにとっておくなど工夫しましょう。
まとめ
これを読んでいると、カナダは本当に治安が良いのか不安になるかもしれません。
カナダの治安は日本よりも良いと言われるほどです。
日本は人口密集率が高い事もあって、夜道を歩いていても危機を感じる事はないかもしれません。
しかし日本でも事件は起こっています。
もちろんカナダでもそうです。
なるべくトラブルに巻き込まれない気配りは自分でしましょう。