トラベラーズチェックの発行が終了し、現地まで安全で便利に滞在費を持っていくことができる他の方法を探している人は多いと思います。
ここでは、そのトラベラーズチェックに代わりになると話題の〝キャッシュパスポート″について紹介したいと思います。
キャッシュパスポートとは?
海外専用のトラベルプリペイドカード(電子マネー)で、トラベラーズチェックの安全性とクレジットカードの便利さを兼ね備えたものです。
あらかじめ、日本にいるときにキャッシュパスポートカードに入金をしておくと、カナダにあるATMからカナダドルを引き出すことが可能です。
また、カナダ以外の国外へ旅行へ行ったときにも、その国のATMから現地の通貨を引き出すことができます。
世界210以上の国や地域のMasterCard の加盟店で、食事やショッピング時にクレジットカードの代わりとして利用することもできる大変便利なカードです。
申し込み方法
キャッシュパスポートは、インターネットまたは郵送、FAXで申し込むことができます。
プリペイドカードなので年齢制限がなく、審査もないため最短1週間で発行されます。
入金方法
キャッシュパスポートに入会の際に、入金のための口座が指定されます。
ですので、渡航前にその口座に振り込みをしておきます。
渡航後に残高が少なくなった場合には、インターネットバンキングで日本の口座から振り込み、キャッシュパスポートの残高を増やすことも可能です。
また、あらかじめ委任状が必要ですが、カード保持者の家族からのチャージも可能ですので長期での留学などの場合にはとても便利です。
キャッシュパスポートのメリット
キャッシュパスポートの他のメリットを少し紹介したいと思います。
まず最初に、キャッシュパスポートは最初の申し込み時にスペアカードも一緒に発行されるため、紛失した際にそのスペアカードを引き続き使用することができます。
失くした方のカードの止めてからも、スペアカードを利用することによって同じサービスを受け続けられます。
紛失などの際には、24時間日本語で対応してくれる"緊急アシスタントサービス″というものが利用できるので安心です。
次に、キャッシュパスポートは入金時のレートが使用されるため、自分で円高の時を見計らって入金することによってより多くの外貨を保有することができます。
他のクレジットカードやプリペイドカードの多くは外貨使用時の為替レートで決済されることが多いので、その時々の為替レートに左右されることが多いですが、キャッシュパスポートはそれがありません。
また、残高をインターネットのマイページでカナダドル建てでみることができるので、現地であとどのくらい使用することができるのかがとても分かりやすいです。
最後に、現地でATMから通貨を引き出す場合や、マスターカードとして、食事やショッピングなどのに利用する際に、Tポイントが貯まります。
利用金額200円につき1ポイントが貯まります。
デメリットは?
では、次にキャッシュパスポートのデメリットについても少し紹介します。
まず最初に、為替の手数料が4%とクレジットカードを利用したときにかかる為替の手数料より高めに設定されています。
クレジットカードの為替手数料はどの手段で換金するよりも安く2%以下となっているので、クレジットカードの利用時と比べれば4%は少し高いと思います。
為替レート以外にも、ATMからお金を引き出す際に、手数料として1回200円が必要です。
また、キャッシュパスポートは年会費や入会費は無料ですが、利用が1年以上ない場合に、毎月150円の管理費がかかります。
ですので、ワーホリなどが終了してキャッシュパスポートを使用しなくなったら、キャンセルを行うことをおススメします。
まとめ
以上、キャッシュパスポートの概要やメリット、デメリットについて紹介しました。
為替手数料の高さから、クレジットカードやデビッドカードの代わりに毎日利用することはおすすめしませんが、渡航後すぐの家賃の支払いやカナダからまた別の国への旅行時に携帯できるなど、一枚持っていたら便利なカードだと思います。
日本からの現金を持っていく手段の一つとして検討してみてください。