ワーキングホリデーや留学の為に貯めたお金を、いざカナダに行く時にどうやって持っていくか、悩みますよね。

カナダにお金を持っていく方法はいくつかあります。

このページでは、日本で入金したお金をカナダで引き落とす方法を紹介していきます。

  1. 海外送金をする
  2. 日本で海外バンクの口座を開設する
  3. SBIレミットを利用する

どの選択にもメリットとデメリットがあります。

かなりの大金の移動になると思うので、慎重に行動しましょう。

1、海外送金をする。

お金を運ぶ自転車

海外送金とは海外の銀行にお金を送金する事をいいます。

口座間送金と口座宛送金があり、口座間送金は日本の銀行からカナダの銀行への送金。

口座宛送金は、現金でカナダの口座への送金になります。

この方法はカナダに着いてから、カナダの銀行で口座を開設しなければいけないので、最初の1ヶ月で必要分は現金で持っていく必要があります。

海外送金のメリット

・手数料が安い

基本送金手数料が¥2000~¥3000プラスカナダでの銀行で受取手数料が$7~20。

・お金を持ち歩かなくて良い。

現金をカナダに持っていくのは不安ですよね。

口座開設までの数日間は、気が休まりません。

・レートがいい時期を選べる。

レートによって受け取るカナダドルは変わってきます。

レートがいい時期を見計らって送金すれば、予定より大きな額が手に入るかもしれません。

海外送金のデメリット

・海外送金には時間がかかります。

だいたい2週間ほどかかります。

送金に時間がかからないものは、手数料が高いです。

・誰かに送金を頼まないといけない。

自分の口座からの送金には委任状が必要です。

口座からお金を先に引き出してもらい、送金すれば委任状はいりませんが、引き落としの限度額などもあるので、数日に分けてお金を引き落とす必要があります。

銀行によってルートや手数料が変わってきますし、送金にかかる時間も違います。

大きな銀行で手数料が安いのは、郵便局です。

送金のスピードが早いのは三菱東京UFJ銀行です。

最近ではアプリでレートが見られるサイトもあります。

レートの見方は上がり調子か下がり調子かをグラフで見るとわかりやすいです。

CURRENCYというアプリは1日から5年間のグラフを見る事ができ、レートがいい時期かどうか、素人がみてもわかるようになっていますのでオススメです。

2、日本で海外バンクの口座を開設する。

クレジットカード

日本にある銀行で口座を開設し、日本で入金してからカナダへ行けたら、送金をする必要はないですよね。

いくつか方法があるので紹介します。

・国際キャッシュカード

国際キャッシュカードは日本にある銀行口座からカナダで使ったお金が引き落とせるカードです。

これを利用する場合はカナダで稼いだお金はカナダで開設した口座に入れて、足りない分はこのキャッシュカードを使って支払いする方法です。

これだと、日本からカナダにお金を持っていく必要がありません。

世界中で使えるATM機には2つあり、VISAカード系のPlus(プラス)とMASTERカード系のCirrus(シーラス)があります。

ATMの見やすい所にプラスかシーラスのシールが貼ってあるのですぐわかると思います。

基本的にほとんどのATMがどちらも対応しているので、気にする必要はあまりません。

ATMで引き落とす場合、一回の引き落とし限度額が設定されています。

手数料が毎回かかるので、10万円や20万円といった額をATMでおろすには複数回おろす必要があるのが難点です。

国際キャッシュカードは大金を下ろすにはあまり向いていません。

引き落とし手数料が¥200程度かかるのと、レートにプラス3%の手数料やATM手数料などがかかる可能性があります。

これらのどの手数料がかかるかは利用するATMや銀行によって変わってくるので、普段使いにはオススメしません。

あくまでも、予備としてのキャッシュカードとして使うのをオススメします。

・CITIBANK

CITIBANKをご存知ですか?

2015年からプレスティアという名前に変わりましたが、 CITIBANKのサービスは継続されています。

口座に50万以上入ってないと口座維持費が毎月¥2100かかるので残高に注意しないといけませんが、それだけ気をつければ引き落とし手数料は無料です。

しかし残念な事にカナダにはシティーバンクの支店がないので、PLUSのATMを利用してVISAレート+3%が必要になります。

・RBC ROYAL BANK

RBC銀行は東京に支店があるので日本での口座の開設が可能ですが手数料がかかります。

・Scotiabank

Scotiabankも東京に支店があります。

3、SBIレミットを利用する。

お金を運搬するミニチュア

SBIレミットの国際送金サービスは、世界200の国と地域に約35万拠点の取扱店を持つマネーグラム社のネットワークを利用したサービスです。

また、インターネットと金融のノウハウを持つSBIグループが提供する、パソコンや携帯から送金や受取のお手続きが出来る便利なサービスです。

※必要書類

・パソコンや携帯でインターネットに接続できる環境とメールアドレス。

・身分証明書

・受取人情報

※登録方法

オンラインで会員登録する。

この手続きは日本にいる間に済ませておきましょう。

佐川急便で届く書類で本人確認をできない人は登録ができません。

送金には4つの方法があります。

・フリコミ送金

送金先(受取人)が毎回同じ場合、便利な送金サービスです。

「フリコミ送金」サービスの登録をすると、入金をSBIレミットが確認後、会員サイト上で送金依頼の操作をして送金を行い、送金結果をメール等で受け取る事ができる。

・インターネット送金

インターネット送金用銀行口座に入金して、それ以降はその都度送金先(受取人)や送金額を会員サイト上の操作にて指定する事ができます。

・レミットカード

送金先(受取人)と送金理由が毎回同じ場合、とても便利なカードです。

日本全国にある、ゆうちょ銀行・郵便局のATMからお気軽にご利用できます。

Remit Cardで入金すると、SBIレミットが確認後、会員サイト上で送金依頼の操作をして送金を行い、送金結果をメール等で受け取る事ができます。

・コンビニ送金

平日はなかなか時間が取れない、また銀行口座を持ってない方にお勧めな送金サービスがこの「コンビニ送金」です。

ウェブ上で送金依頼後、画面上に表示されるコンビニ注文番号をお近くのファミリーマートにお持ち頂いて、レジで支払いすれば送金ができます。

送金の流れは、まず会員登録をし送金先の情報を登録します。

会員登録と同時に送金先を登録するのをオススメしますが、住所など決まっていない場合は登録できませんので、後から報告する事になります。

受取人情報は氏名と住所です。

送金の手続き次第、SBIレミットが入金を確認し、確認できたら8ケタのレファレンスナンバーがメールで届きます。

この番号は会員サイトでも確認できます。

この番号と身分証明書が受取には必要になります。

受取できる銀行はマネーグラム社の取扱店になります。

カナダで必要な身分証明書など、銀行によって異なる場合があるので、受取前にマネーグラムコールセンターで確認してください。

Canada:1-877-716-6940

日本人のオペレーターが対応できるので、オペレーターが答えたら、英語で『Japanese please』と伝えましょう。

手数料は3万円まで¥880。25万円までで¥1480。それ以上は¥1980がかかります。

まとめ

海外送金には他にも色々な方法がありますが、ここではレートがよく手数料が比較的に安いものを紹介させていただきました。

以前は留学やワーキングホリデーで渡航する際はトラベラーチェックを利用する方が多かったのですが、2014年で中止になったので、今はトラベラーチェックの利用はできません。

手続きが大変なので、現金を持っていく方も多いです。

自分のこれからの予定に合わせて、お金の持って行き方も変わってくるとおもいますので、手数料、レートなどをよく見て決めていきましょう。