留学の日程が決まり、出発の日も近づいてきました。そろそろあなたは荷造りを始める頃です。
初めての海外、どんなものをどれくらい持っていけばいいのか、迷うところだと思います。
「日用品は一揃い持って行った方がいいの?」
「レトルトの日本食を持っていくべき?」
「カナダでも買えるものってどんなものなの?」
もちろん、長旅になりますので、余計な荷物は持っていかないのが一番ですが、海外に着いてから、
「ああ、あれを持ってきておけば良かった!」
とならないように、ここでは、特に日本から持って行った方がいいものをご紹介します。
絶対必要!電子辞書!!
私が日本から持ってきておいて良かったと思ったナンバー1は、そう、『電子辞書』です。
なぜかというと、これは英語学習者にとってはありとあらゆる場面で必要になりますし、日本語?英語の電子辞書をカナダで買おうと思ってもなかなか見つけることができません。
本の辞書もいいですが、やはり持ち運びに便利な電子辞書は留学生には必需品と言えるでしょう。
昨今では携帯電話でも十分辞書の代わりになり得ますが、語学学校によっては携帯電話禁止のルールがあるところもありますし、やはり辞書機能に特化した電子辞書の方が使いやすいです。もし持っていない方は、これを機会に購入を考えてみるのもいいかもしれません。
日本のパソコン・携帯電話
こちらもカナダで買おうと決めている方以外は、必ず持ってきた方がいいです。
カナダではホームステイでもシェアハウスでも、普通インターネットは使える家がほとんどです。カナダでは日本のように漫画喫茶がどこにでもあったりするわけではないので、もしパソコンがなければインターネットをするのに図書館に行ったり(しかも英語のみ)、現地の留学エージェントを頼るなどとても手間がかかります。
そんな時自分のパソコンがあれば、自分の部屋から好きなだけ情報を検索することもできますし、家族や友人とスカイプなどで会話をすることもできます。
荷物としては少しかさばりますが、持ってきておいて損はないでしょう。
パソコンの代わりにipadやタブレットでもいいの?
私の友人に、パソコンの代わりにipadを持ってきている人がいましたが、色々と不便を訴えていました。理由としては、
「スカイプで電話をかける時に、手に持つには大きすぎるし、パソコンのように自立しないので壁に立てかけるなどしないといけなく、使い勝手がよくない。」
「カバンに入れて毎日持ち運ぶには少々大きすぎる。」
などでした。
こちらに来て仕事を探す場合は、レジュメ(履歴書)を作ったりもするでしょうし、語学学校によってはエッセイの宿題を出されて家で準備しなくてはいけなかったりもします。
あとは情報収集などあらゆる場面で長時間パソコンと向き合うことがたくさんあると思うので、ipadはあくまでもサブと考え、少し重たくてもノートパソコンを持ってきた方がカナダで暮らす上で便利になるでしょう。
日本の携帯はなぜ必要?
私がカナダに来た時、日本の携帯は電話帳として持ってきていました。
実家の番号や兄弟、友人の電話番号など、ふとした時に急に必要になったりします(辛い時にどうしても愚痴を聞いてほしい時など)。そんな時、日本の携帯電話があると番号がすぐ探せるので助かります。
もし解約をしてこないのであれば、LINEなどの機能はインターネット環境さえあればそのまま使うことができるので、カナダで携帯電話を契約するまでのつなぎとしても役に立ちます。
なので、日本の携帯電話もあると便利なツールのひとつと言えるでしょう。
何があるかわからない、常備薬!!
これも忘れずに持ってきてほしいものの一つです。カナダでも薬はドラッグストアで買うことができますが、当然ですが日本の薬は売っていません。
私はカナダに来てから風邪をひいて、風邪薬などを試しましたが、自分に効くのを見つけるのに何種類も試したりしましたし、ものによってはすごく眠くなったりするので、使い慣れた常備薬があればそれを持ってくるのがいいでしょう。
種類としては、風邪薬、胃腸薬、頭痛薬、便秘薬、喉の薬(カナダの風邪は喉にくることも多いです)、鼻水止め、目薬などでしょうか。乗り物の酔い止めや湿布などもカナダではあまり見かけないので、自分が使う可能性のある薬は持ってきておいたほうがいいでしょう。
絶対ではないが、その他持ってきておくとよいもの
スーツやドレスなどフォーマル服
もし事務系の仕事などに応募する場合、面接でスーツを着ることもあります。
また、ちょっとしたパーティなどに呼ばれた場合などにも使えるようなお洒落な服が一枚あるといいでしょう。
お気に入りの文房具
もちろんカナダでも文房具は購入できますが、質の良さが全然違います。
ペン類、ノート類は日本製のものが圧倒的に使いやすいですし、壊れにくいです。これも一揃い持っていくといいでしょう。
折りたたみ傘
日本では傘はコンビニでいつでも買えるお手軽品ですが、カナダではそうはいきません。傘は傘屋さんに行って買うのが一般的です。
そのため値段も日本よりはお高めなので、安い折りたたみ傘を一本持っていくといいでしょう。
ポケットティッシュ、マスク、ヘアゴム(女性)
ポケットに入るサイズのナプキンのようなものは売っていますが、日本のいわゆる『ポケットティッシュ』は売っていないので、話題作りのためにもひとつ。
マスクはサイズもデザインも1?2種類くらいしか見たことがないので(しかも本格的な口ばしのような形)日本から持ってくると便利。外では普通使いませんが、乾燥するので夜寝る時など室内用に重宝します。
カナダのヘアゴムは日本のクオリティには遠く及びません。日本のように伸縮性があって長持ちするものはこちらではほとんど見かけないので、ぜひ持ってきましょう(必要ならばヘアピンも)。
(おまけ)日本食は持っていくべき?
海外でしばらく暮らしていると、ほぼ間違いなく、日本の味は恋しくなります。かといって日本食は日本から持ってくるべきか?答えは、「No」です。
なぜかというと、『手に入る』からです。
ここではトロントを例にあげますが、トロントにはいくつかアジア系スーパーがあり、そこで梅干し、レトルト味噌汁、日本のお米、ふりかけ、カップ麺、そばやうどん、醤油やみりん、マヨネーズから食べるラー油までありとあらゆる食材が手に入ります。果ては生のわさび(自分ですり下ろす)さえ売っているのを見たことがあります。
お菓子類はポテトチップス、チョコレート、イカの燻製やアメ類など選ぶほど売っています。
筆者が今までで見つけられていないものといえば、ウェイパー(関西以外の人は知らない?)という調味料と、赤貝の缶詰くらいでしょうか(笑)。
あとは日本生粋の日清カップヌードルが手に入らないので(カナダでも売っているが、味が違う)、時々恋しくなるくらいですが、チキンラーメンなどでよければ手に入るので(割高ですが)、はっきり言いますが、日本から食材を持ってくる必要はありません!!
ただ、あなたが都市圏外や田舎で暮らそうと思っている場合は、これの限りではないので、多少の日本食は持って行った方がいいかもしれません…。
まとめ
さて、これでスーツケースの中身は大体決まってきたでしょうか。
備えあれば憂いなし、自分の行く地域と自分が現地でしたいことをよく調べて、必要なもの・必要じゃないものをしっかり吟味し、安心して出発の日を迎えられるようにしましょう。