多くの方が疑問に思う事の一つにカナダ留学の費用が挙げられます。
そこで、今日は一般的にどのような物にどのくらいの費用が掛かるのか、また工夫次第でどのくらいお得になるのか、を具体的な行動と併せてご紹介していきますので、最後までお付き合いください!
学費
学費は、留学にかかる最も大きな出費の一つですよね。
実際にひと月で家賃よりも費用がかかる事が多いです。
カナダの地域によって値段も異なりますが、大体の場合は月額でフルタイム月曜から金曜日まで(金曜日は半日授業の所が多いです)で$1000-$1500の間に収まるようです。
時間は午前9時ごろから午後の4時くらいまでです。
ワーキングホリデーの人で約3ヵ月、学生ビザの人で長くて6か月くらいが相場です。
アドバイスとして
・留学エージェントに行けば定価から少しは値段が安くなる事がほとんどです。
必ず最寄りの留学エージェントにいって値段を聞いてみてください。
(1割引きで$1250程度)
・冬の方が平均でさらに1割は安くなるので、もしあなたが語学留学をする時期を選べるなら冬を選択してください。
学費を少しでも抑えることができます。
ただし、デメリットとしては夏と比べて出会える生徒の数や国籍が豊富とは言えません。
【重要!】たまに留学エージェントで冬期に契約すると、たとえあなたが夏期の間に勉強しようが冬期と同じ割引が受けられる場合があります。
つまり、金銭面はもちろん、学習面でもおいしいのです。
気になる方は一度調べてみてください(2割引きで月$1000まで下がる場合があります)。
・大学付属の語学学校の方が日本人が明らかに少ないです。
さらに、大学付属の場合はカナダ国内の生徒(特に最近カナダに移民してきた生徒たち)と英語を勉強するので語学力を高める環境に適しています。
しかし一方で、値段は高くなりますので、何を優先したいのかよく考えて頂ければと思います。
滞在費
滞在費も学費と同様かなり負担が大きく、しかもどうしても避けられない出費の一つです。
滞在場所によって異なりますが、一般的に考えてホームスティが$800-$1000、レジデンス(学生寮)が$650-$800、シェアハウス(一軒家を使い、トイレキッチンなどはシェア)が$400-$700の順で価格が安くなっていきます。
これは生徒さんによってホームスティから始める人もいれば、シェアハウスから始める人もいます。
アドバイスとして
・これはどのタイプにも通用する技ですが、ズバリ割引を聞く事です。
カナダの文化で割引を聞くことは大概の場合は失礼ではありませんので怖がらずトライしてみてください(私の知人は必ず5%-10%程度の割引を聞きます)。
・長期の滞在契約を結ぶ。
つまり、1-2か月での短期の滞在ではなく、6か月から1年と言う長期の期間滞在を保証する代わりに、割引してもらう方法です。
実際に、1-2割程度割引してもらえる事がありますが、デメリットとして長期滞在できなかった場合はペナルティがある場合があります。
・ダウンタウンから少し離れた場所のほうが家賃が安い場合が多いです。
・【重要!!】華僑系サイト“约克论坛”を使う。
カナダ全土のみならず、世界中にいる中国人が使うサイトです。
信じられないほど安い物件があったりします。
メリットとしては安さと、カナダの大都市なら必ず需要があります。
しかし、デメリットとして部屋が極端に汚いなどの事はよくありますので、見学は厳しく行きましょう!
観光
これはカナダに限らずとも海外に行けば色々と観光したいですよね。
ですが、旅費が馬鹿になりません。
上の写真のようなオーロラは極端に北の方へ行かなければ見られないですし、航空券も東から西への移動(例えばトロントからバンクーバー)では$800くらいかかります。
そして、旅行ですから宿泊費も当然発生します。
アドバイスとして
・個人で旅行を企画せず旅行ツアーを使う。(安さ重視であれば中国系をお勧めします)
・E-maple やKIJIJIなどのオンラインサイトで安いコンドや滞在できる家を探す。
一泊$30-$40(一人当たり)くらいなら簡単に見つかります。
(商業用でない事が多いですので、のちのトラブルを避けるためにも領収書は必ず貰っておきましょう)
・なるべく飛行機ではなく、バスを使う。
交通手段で一番高いのは飛行機です。
これをバスに変更した場合はかなりの節約になります。
(コーチカナダのバスなどは時によって、プロモーションがあり信じられないほど安くなることがあります)
定期
カナダ留学の最大の利点と言えば交通機関が発展していて運賃が安いという事です、カナダの場所によって運賃の仕組みが少し異なるのですが、バンクーバーはゾーン制、トロントとモントリオールは均一料金制です。
また平均の月額の料金で$150-200くらいの出費になるようです。
アドバイスとして
・留学エージェントで割引のきいたマンスリーパスを購入する。(価格が通常の1割引き程度になります)
・価格が安くなる週末などを狙う。
バンクーバーの交通機関やトロントの交通機関は平日と比べて週末の方が値段が安くなるので、お得です。
・トロントに長期滞在の場合は、プレスト(日本で言う電子カードのような物)を購入すると行動範囲が広がります。
航空券
留学の最初と最後に必要不可欠な航空券。
これも留学生にとって最大の出費の一つですよね。
つまり、この航空券を安く抑えることが留学の出費を減らすポイントの一つであることは明白です。
実際に調べたところ、ワーキングホリデービザで1年間オープンの航空券を東京―トロントで買うと20万円を超える事も珍しくないようです。
恐ろしいですね。
アドバイスとして
・航空券の安い時期(オフシーズン)を狙う。
特に、お正月が明けた一月が安いと言われています。
・まずは片道分しか買わない。
生徒さんの中ではワーキングホリデーでカナダに来るために1年のオープン航空券を買ったが、結局2年間滞在してしまったので、無駄になってしまった、という方も少なくありません。
計画的な出費をしましょう。
航空券は安い時期(オフシーズン)に買うと、一番高い時期に比べて25%程度値下がりするようです。
これを利用しない手はないですよ!
アパレル
何故かはわかりませんが、カナダの衣料品のほとんどは高額です。
日本ならユニクロなどアパレル系のお店でも服を安く買える場所は多くありますが、カナダになると日本のユニクロ的存在のお店はないように思います。
ウォールマートくらいでしょうか?
アドバイスとして
・アウトレットで一括買いをする。
ダウンタウンの中心街にあるショッピングモールよりも絶対に安いです。
実際に私はこの方法で服を年に2回、買いだめしています。
・服が安くなるバーゲンを狙う。
日本と同様、カナダでもバーゲンがありますので、その時にまとめて買うのもお得です。
ただし、基本的に早い者勝ちなので必ずしも自分の気に入ったものが買えるわけではありません。
・そもそも新品を買わない。
皆さんの中で服だから中古なんて嫌だと思う人もいるかと思いますが、意外に綺麗ですし価格は新品の4分の一くらいになるようです。
【重要!!】ハロウィンパーティの時に使う衣装も、古着屋さんで買いましょう。
年に一回しか着ないのに、定価で買うのはもったいないですよ?
安くて有名なお店として、GOOD WILLやVALUE VILLEGEには一度行ってみる価値があると思います。
雑費(小遣い等含、交際費など)
カナダに来ると、この雑費(という名のお小遣い)の出費がかなり多くなることがよくあります。
特に、カナダに滞在する時間が長ければ長いほど雑費の出費は必ず増えていきます。
なぜなら、お酒、外食または学校で知り合った友達とバーやカラオケ、行楽地に行くなど、魅力的な事はいっぱいあるからです。
アドバイスとしては
・レストランなどの出費をできるだけ避ける。
どうしてもと言う場合には、ディナーではなくランチスペシャルがある比較的安い店を選ぶ。
・友達の家などで週末にパーティを開く(オーナーには事前に相談し、許可を得ておきましょう)
・ミュージアムや映画館など、出費がある程度予測できる施設を使う。
ミュージアムや映画館は曜日によって安い日がありますので、是非調べてみてください。
正直に私個人の意見を言わせてもらうと、この交際費を節約するのはお勧めしません。
日本人との集まりならまだしも、特に外国人との飲み会には積極的に参加してほしいです。
出費は増えても皆さんの英語力向上と他文化について学べる絶好のチャンスになるはずです。
愛好品
愛好品、これは人によって出費が本当に異なると思います。
タバコ(最低でも$8)もお酒(最低でも$3)も飲まない人なら余計な出費がないので問題はありません。
ですが、タバコを一日で一箱吸う人やビールを一日一本飲みたいと言う人にとっては、苦しい現実を突きつけられるでしょう。
参考までに、タバコの価格ですがバンクーバーで1箱の平均価格が約$11、一番安い部類に入るオンタリオ州(トロント)でも約$8.5です。
これは日本と比べると約2倍、この出費は大きいですよね。
アドバイスとして
・お酒を飲む人は、レストランでは飲まない。
レストランでは余計な税金がかかるためか値段が異常に高いです。
時には定価の2倍を取られるなんてこともあるようです。
・お酒を買う時にクーポンを使う。
またはプロ―モーション(例えば、カナダの日など)としてお酒が安くなる時を狙って、まとめ買いする。
・タバコを日本から持ってくる。
・オンラインサイトを使って、日本のタバコを安く買う。
E-MAPLEやKIJIJIなどのオンラインサイトでは、時々日本のタバコが売りに出されているため安く買うことができます。(ただし、日本の価格よりは高く、カナダ国内で買うよりは安い値段です)
本当はタバコをやめるいいチャンスなのですが、タバコは絶対にやめられないと言うあなたにお教えします!!
巻きタバコ、というものを知っていますか?
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、自分でタバコの紙と葉っぱを買って自分で巻くのです。
なんとなく言葉の響きから違法行為を彷彿とさせるのですが、もちろん合法です。
この巻きタバコだと、コストが1箱$6くらいまで下がるので、タバコがやめられない人は試してみてもいいかもしれません。
まとめ
今回はカナダ留学に必要な経費について様々なポイントからお話ししてきましたが、いかがでしたか?
とりあえず、絶対に節約すべきところは家賃と学費、そして愛好品だと思います。
家賃は少し田舎の方へ行けば格段に下がりますし、学費も冬場などに契約すれば安くなります。
また愛好品はできるだけ頻度を減らすようにすれば節約になります。
メリハリをつけて頑張ってください。
逆に交際費はあまり抑えないほうがいいですよ。
世界各国の外国人達と一緒にお酒を楽しんだり、映画を観たりする機会は日本に帰ってしまえば減る一方です。
もっともっと貪欲に、英語力を伸ばすチャンスを掴んでいきましょう。