カナダの留学に良い時期

カナダといえば、寒い!イメージを持っている人が多いのではないでしょうか。

もちろんカナダは寒い国ですが、カナダと言っても広いので、場所によって気候が大きく変わります。

同じ夏でもすごく暑いところと夏なのに寒いところ、冬でもマイナス40℃まで下がるところとあまり氷点下にはならないところ、等色々あるので、自分に合った場所と時期を一緒に考えていきましょう!

おすすめはやっぱり夏

日本の夏は皆さんご存じのとおり、毎日蒸し暑くて大変ですよね。

カナダの多くの場所では、気温は30℃近くまで上がっても、湿度が日本に比べるとすごく低いので快適に過ごせます。

汗をかいてもすぐ乾くので、日差しが熱く感じても日本のように常に汗びっしょり、ということがありません。

カナダ内で色んなところに行きましたが、一番暑かった(暑さを経験した)のはカナダの西に位置するオンタリオ州のトロントでした。

そこに8月頭に訪れた時は、たまたま特別に暑かったらしく、日中30℃を越える一瞬日本を思い出すような気候でした。

それでもやはり湿度が低いので、外に立っているだけで汗が噴き出てくるような日本の暑さよりはましでした。

夜になり日が落ちると気温もぐっと下がります。

その週はトロントに住んでいる友人も、「すごく暑かった」と言っていたので、その週は特に暑かったのだと思います。

日本だとそれが毎日続きますが、カナダだと30℃を越える猛暑日は断然に少ないです。

一方、東に位置するブリティッシュコロンビア州にあるウィスラーという山で、ひと夏住み込みで働いていたのですが、夏なのに衝撃の寒さでした(笑)。

その年のウィスラーの夏は特に天気が悪い日が多かったらしく、運が悪い時に来たねと言われてしまいました。

毎日朝晩、真夏なのに10℃前後まで下がり、くもりの日にはTシャツ短パンなんて着られる気温ではありませんでした。

他の年はもっと暑かったようですが(笑)。

このように、カナダの中でも場所によって気候が大きく異なるので、暑い日本を離れて避暑地で留学できたらいいなぁ!と思っている人は、カナダの中でも気温が低い場所を選べば完璧ですね。

<夏のアクティビティー>

アクティビティー

夏にカナダに来るとハイキングをするところがたくさんあります。

ハイキングで有名なのではなんといってもカナディアン・ロッキー。

アルバータ州にあるバンフ、ジャスパー、レイクルイーズ等は湖がエメラルドグリーンで息をのむ美しさです。

その辺りは観光地で有名なので、語学学校の数は少ないかもしれませんが、同じアルバータ州のカルガリーなど近辺に住めば、週末や学校が休みの日にバスに乗って少し足を延ばせば、カナダの大自然を楽しむ事ができます。

ウィスラー・ブラッコムも有名な山で、リフトやゴンドラで上まで行くと、なんと真夏でも雪がたくさん残っていてスキーやスノーボードができます。

フルタイムで働いている人たちは夏に二週間くらい休みをとって、のんびりとキャンプや旅行に行ったりする人が多いです。

もし留学時にホームステイをするならば、週末にホストファミリーと一緒にキャンプや湖に連れて行ってもらえるかもしれませんね!

また、カナダ=海(ビーチ)がない、というイメージがあったのですが、カナダには湖が数えきれないほどあり、まるで海のような白い砂浜があるビーチ(湖)があります。

これって本当に湖なの?というほど大きくて、海=ビーチという概念が完全に壊されました。

浜辺が岩のビーチと砂のビーチがありますが、夏になると浜辺で日焼けをする人、ビーチバレーをする人、泳いで遊ぶ人などたくさんの人でビーチがにぎわいます。

カナダでは、冬以外は日照時間が非常に長く、春~夏はなんと夜の10時前後まで日が落ちない時期があります。

日が落ちないと気温も下がらない為、冬が終わり暖かくなると、夜まで皆ビーチで泳いだり、遊んだりしています。

私はカナダで夏を過ごした時、週に何度もビーチに行き、まるでハワイに行っていたかのように真っ黒に日焼けしました(笑)

このように、長期休みを使っての短期留学等を考えている人は、日本より過ごしやすいカナダの夏に留学をして、避暑地で学びながら夏もエンジョイできれば一石二鳥ですね!

カナダといえばウィンタースポーツの冬!

ウィンタースポーツ好きなら一度はやってみたい、外国でスキー・スノーボード!そんな人はやっぱり冬に留学に行きましょう。

カナダの冬は長く厳しい寒さですが、バンクーバーだけは雪がほとんど降らず、気温も他の地域のようにマイナス5℃以下まで下がることはあまりありません。

寒いのは苦手だけど留学中にウィンタースポーツもしたい!という人にはバンクーバーがいいかもしれませんね。

都会なので語学学校もたくさんあり、ウィンタースポーツで有名なウィスラー・ブラッコムまでもバスで約3時間です。

世界中からカナダの雪・壮大なスケールのスキー場を求めて沢山の人が訪れます。

週末に日帰りで行けます。

バンクーバーでなくても、カナダには日本と同じく沢山のスキー場があります。

カナダの冬は、外気温はとても低いのですが、家の中は廊下から部屋の中まで全て一つのヒーターで一括管理されているので、逆にとても暖かいです。

日本の家のように、部屋から一歩出ると廊下が寒い、朝起きると寒くて布団から出られない、ということもありません。

私は寒いのが苦手で、冬に留学していた時、外出時はジーパンの下にレギンスを重ね着したりしていましたが、家の中は一日中暖かいので逆に着こんでいると暑く、一日の中で寒いと感じる時間は日本の方が長かった気がします。

また、日本は常に風が吹いていて気温よりも体感温度が低いですが、カナダ(私が冬に実際住んでいたのはブリティッシュコロンビア州のプリンスジョージ、とアルバータ州のレイクルイーズ)は湿度が低く風も強い日はほとんどないので、0℃位で晴れているとむしろ暖かいくらいでした。

以上の事から、場所によってはカナダの冬は皆さんの思っているより快適かもしれません。

一生に一度留学するなら、週末などにぜひカナダでウィンタースポーツも楽しんでほしいです。

紅葉が楽しめる秋

カナダの国旗にも使われているメープルの葉っぱ。

秋になると壮大なメープルの木の紅葉が見られます。

日本の紅葉も綺麗ですが、夏は日本で楽しんだ後に、寒くなる前にカナダに留学に行きたいな!という人には秋も中々悪くないですよ。

<ナイアガラの滝~ケベック>

ナイアガラ

オンタリオ州にある、かの有名なナイアガラの滝。

トロントから約1時間半のドライブで行く事ができます。

いつ行っても素晴らしい迫力ですが、秋の紅葉の時期に行くと、滝の周りの木々が綺麗に紅葉していて、他の季節とはまた違ったナイアガラの滝が見られます。

秋に行った人だけが見られる景色で、少しお得な感じもしますね。

留学先にトロントを選ぶなら、ナイアガラの滝は絶対行くべきです!

トロントからバスのツアーも出ているので、カナダでレンタカーをして運転するのはちょっと、、、という人はツアーで行きましょう。

また、紅葉で一番有名なのはケベック、モントリオールです。

ナイアガラの町からケベックまで「メープル街道」と呼ばれる全長800kmのカエデの道が続いています。

モントリオールへは、トロントから5時間電車に乗っても行くことができます。

紅葉の時期に留学して、放課後には公園で散歩、木々の見えるカフェで勉強、なんてできれば素敵ですよね!

週末に友人とメープル街道をドライブしてもいいですね。

またケベック州の公用語はフランス語であり、街並みもヨーロッパ風の建物が立ち並びます。

とてもおしゃれで、カナダにいるのにヨーロッパの雰囲気が味わえます。

モントリオールにはその他にもノートルダム大聖堂など、有名な見どころもたくさんあるので、秋に留学に行く人にはぜひモントリオールをおすすめします。

しかし、英語を勉強しに行くのにフランス語圏?と一瞬迷うかもしれませんが、特にモントリオールでは、多くの人が英語とフランス語の両方を話せるので、買い物などの日常生活で「英語が通じない!どうしよう!」と困ることはありません。

以上、レジャーや観光の事ばかり書きましたが、留学でカナダに行くなら、学校に行って終わったらすぐ帰国するのではもったいないです!

学校がひと段落した時や週末、重要なテストが終わったらなど、帰国する前に英語だけでなくカナダの文化、観光地、景色などもたっぷり経験してきてほしいです。

<本場のハロウィン!>

日本でも大分浸透しつつあるイベント、ハロウィンですが、やはり本場は一味違います。

大学で仮装コンテストが行われたり、仮装もただキャラクターのコスチュームを着るだけでなく、手作りの凝ったものや、リアル過ぎて怖いお化けやゾンビの仮装をしている人がいます。

仮装用のメイク道具や、フェイクの牙など仮装グッズも色々なところで売っており、夏が終わると町はハロウィンモードになっていきます。

様々な形をした飾り用のかぼちゃがスーパーで売っており、ハロウィン近くになるとそれぞれ色んな顔をくり抜いた手作りのかぼちゃのランタンが、家の前や玄関に飾られます。

子供たちは毎年、何の仮装をするかを楽しみにしているようです。

10月前後に留学に行ければ、本場のハロウィンが楽しめますね。

季節以外での時期の選び方

飛行機

季節の他に気になるのは、飛行機のチケットの金額の変動です。

基本的に夏休みにあたる8月と、年末年始はもちろんですが飛行機の金額が上がります。

留学の時期を選べるのであれば、8月と年末年始を外した方が航空券代は安く抑えられます。

出費を抑えるところは抑えて、うまく留学に行けるといいですね。

まとめ

短期の留学であれば、何月がいい、何月はよくない、というのは個人的にはあまりないですが、語学学校等のコースの開始時期なども加味しながら、行きたい!と思ったときには後回しにすることなくぜひ挑戦して欲しいと思います。

もっと早くに留学していればよかった、、、と後悔することはあっても、行って後悔することはほとんどないと思います。

行きたいと思った時にすぐ行動して留学をすれば、留学に行った事でその後やりたいことが見つかった場合、今度はそのことに時間を使えて計画ができます。

個人的には、せっかく高い航空券代を払ってカナダに行くなら、半年以上の留学をおすすめします。

私は大学時代に半年間カナダに留学しましたが、「やっと英語に慣れてきて留学生の友人と楽しく会話ができるようになった!」「もっともっと英語環境にいたい!」と思った時期に帰国でした。

例えばカナダだと、半年間学校に行って半年間働けるビザなどもあるので、お金と時間の許す限りは、できるだけ長い期間、カナダに留学をして、留学期間中も日本人の友人とだけ出かけたりせずに、可能な限り英語に触れ内容の濃い留学をしてきてくださいね!