トロント内の移動に欠かせないTTCについて
初めての知らない土地での交通機関を使った移動はとても緊張するものだと思います。
ですので、ここではトロントの交通機関TTCについて詳しくお伝えします!!
トロント市内の交通機関はTTCのみとなるので利用方法を覚えてしまうとトロント中どこでも簡単に移動することができます。
通学にもショッピングにも必ず利用すると思うので、トロントへ渡航前に少しでもTTCのことを知ってみてください。
トロントの生活の中で、TTCを利用せずに暮らすのは不可能に近いです。
トロントの交通機関、TTCとは??
TTCとは、Toronto Transit Commission の略で、トロント市内を走る地下鉄、ストリートカー(路面電車)、バスのサービスを提供しています。
TTCマップ、東京や大阪よりもずっと簡単?
トロントの地下鉄やストリートカー、バスの運行マップはとても簡単です。
特に地下鉄やストリートカーは真っすぐ一直線に走っているものが多く、乗り換えなどで迷うことも少ないです。
一番よく使用する地下鉄ですが、イエロー、グリーン、パープル、ブルーの4つのラインがあります。
地下鉄の駅はそんなに多くはありません。
語学学校やエージェント、大きなショッピングセンターや飲食店が多く集まるところはだいたいイエローかグリーンのライン内にあります。
ストリートカーは主に地下鉄のグリーンラインより南のダウンタウンを中心に走っています。
スケジュールや路線図は、TTCのウェブサイトに載っているので詳しくはそちらをご参照ください。
路線図 | Subway and Streetcar Map
料金、チケット、パスについて
TTCを利用するには、現金かPRESTOカードが必要になります。
PRESTOカードは日本でいうSuicaやPASMOのような運賃をチャージして使うICカードです。
トークン、メトロパスは2018年いっぱいで廃止になりました。
現金での乗車料金は距離に関係なく、大人は一律$3.35。
どんなに遠くても近くても2時間以内なら同じ料金で、片道であれば、トランスファーチケットをもらいTTC内で乗り換えをすることができます。
バスやストリートカーで直接支払う場合はお釣りがでないので、$3.35用意して乗車してください。
<片道運賃>
大人 | 13~19歳 | 65歳以上 |
---|---|---|
$3.35 | $2.40 | $2.30 |
PRESTOカードは大人$3.30となっていて、現金よりもお得です。
PRESTOカード本体は$6。オンラインや地下鉄駅の券売機やShoppers Drug Martで購入可能です。
最低$10から、最高$1,000までチャージすることができます。
2023年4月現在の運賃は下記のとおりです。
運賃タイプ | 大人 | 13~19歳 | 65歳以上 |
---|---|---|---|
PRESTO | $3.30 | $2.35 | $2.25 |
One-ride ticket | $3.35 | $3.35 | $3.35 |
Two-ride ticket | $6.70 | $6.70 | $6.70 |
Day pass ticket | $13.50 | $13.50 | $13.50 |
運賃タイプ | 大人 | 13~19歳 65歳以上 |
---|---|---|
12-Month Pass | $143.00 | $117.45 |
Monthly Pass | $156.00 | $128.15 |
最新の運賃は公式サイトでご確認ください。
One-ride ticketは1回乗車券で料金は一人当たり$3.35。
チケットは購入から90日間有効となっていて、カードリーダーにタッチした時点から2時間乗り放題です。
Two-ride ticketは2回乗車券で料金は一人当たり$6.70。
チケットは購入から90日間有効となっていて、カードリーダーにタッチした時点から2時間乗り放題というのは同じで、2時間を過ぎてタッチすると2回目のチケットが消化されます。
デイパスは1日限りで何度でも乗車できるパスで、料金は一人当たり$13.50。
地下鉄の窓口やShoppers Drug Marketで購入が可能です。
緑色のカードリーダーにタッチすることで、1日中すべてのTTCサービスを利用できます。
マンスリーパスは1か月間何度でも乗車できるパスで、料金は一人当たり$156.00。
購入したときから1か月ではなく、月の1日から1か月間となります。
多くの人がこのパスを購入しており、トロントの生活においては欠かせないパスといえます。
12-Month Passパス(年パス)の料金は一人当たり$$143.00です。
TTCの運行時間は?
まず地下鉄の運行時間ですが、月曜日から土曜日は6:00am、日曜日は8amから翌日の1:30amまでです。
ラッシュ時は2、3分、それ以外の時もだいたい5分から10分間隔で電車が到着します。
次にバスは6amから1amまで、またストリートカーは毎日24時間運行しています。
地下鉄の運行が終了後の深夜でも、主要なストリートであればブルーナイトルートというバスが運行しています。
TTCの遅れや代行
海外の交通機関はよく遅れるなどという話はよく聞きますが、トロントも例外ではありません。
特に、冬の雪が降る時期になると、ストリートカーやバスの遅れはよくあることです。
寒い中、場所によっては30分以上バスが来ないといったこともたまにあります。
ですので、雪の時やバスやストリートカーが来ないときでも、移動が便利な地下鉄の駅が利用できる場所に住むことをおすすめします!
地下鉄の近所であっても、週末になると工事やメンテナンスなどで地下鉄のある一定の区間が閉まってしまうことがあります。
代行のバスが運行しますが時間が余計にかかってしまいます。
トロントではよくあることなのですが、交通機関を使用したときに思っていたよりも時間がかかってしまうことがあります。
TTCでピアソン空港まで行こう!
TTCのパスやトークンを使用して、トロントピアソン空港まで行くことができます。
タクシーやUP EXPRESSという直通電車を利用するより時間はかかってしまいますが、メトロパスを持っていれば追加料金なしで行くことができます。
まずは、グリーンラインの一番西にあるKipling駅まで行きます。
そこから直通の192番のエアポートロケットというバスに乗り20分ほどで到着します。
ダウンタウンからの所要時間は1時間から1時間半ほどです。
メトロパス料金はタックスリターンで返ってくる??
タックスリターンとは、カナダに一定期間以上(約半年)滞在した人が行う確定申告です。
収入によっては、メトロパスの料金として支払った金額の一部が返ってくることがあるので、使用後もパスの保管をおすすめします。
タックスリターンを行わない場合でも、使用済みのメトロパスをタックスリターンを行う人にe-mapleなどで売却することができますので、保管しておくのがよいかと思います。
まとめ
料金のシステムや路面図もとてもシンプルで簡単なものだと思います。
最初は迷ったり、わからなかったりすることもあるかもしれませんが、すぐに慣れると思います。TTCを駆使していろんなところへ出かけてみてください!