ビザの申請方法などと並び、質問が多いのが航空券の問題です。ここでは、航空券の種類、おすすめの購入方法などを解説していきたいと思います。

航空券の種類と選び方

まず航空券の種類ですが、一般の航空券と格安の航空券の2つの種類に分けられます。

<一般の航空券>

航空券の基本となるタイプで、発行から1年間有効です。価格は格安航空券に比べ割高ですが、その分予約変更や払い戻し可能など柔軟性が高いことが特徴です。

<格安航空券>

旅行代理店のみの販売となり、早くて半年前ほどから発売が開始されます。一般の航空券よりも価格が安い分、キャンセルをしても払い戻しが利かないなどの規制があることが一般的です。そして、この格安航空券はさらに2つのタイプに分類されます。

[FIX航空券]

格安航空券の中でも特に価格が安いとされているのは、FIX航空券という種類です。FIX航空券とは、往復の日時などがあらかじめ指定されており、変更が利きません。一週間FIX、10日FIX、30日FIXというような形で販売されていて、期間が短くなればなるほど価格は安くなっていきます。融通が一番きかない航空券になるので、帰国日がなんらかの理由で変更になった場合、航空券が無駄になってしまうなどの難点があります。

[OPEN航空券]

もう一つのタイプがOPEN航空券という種類です。この航空券はFIX航空券に比べると価格はやや高く設定されていますが、その分、あらかじめ決められた期間内であれば帰国日の変更が可能など、柔軟性は高くなっています。ワーキングホリデーは最大1年間と期間が長いので、現地に到着してから帰国日を決めたいという方には適しています。

ちなみに私はOPEN航空券を購入しました。また、旅行代理店によっては「ワーホリ・留学生専用の格安航空券」というのも販売しており、私の場合は大韓航空の留学生専用の格安航空券でカナダに入国しました。

航空券を安く購入するためには、できるだけ早く購入する必要があります。そのためにもワーホリの準備は早めに初めておくのがいいということですね。

航空券は片道と往復、どちらを買うべきか?

入国審査でのトラブルを避けることを考えた場合、往復の航空券を買っておくのがよいと思います。

ワーキングホリデーの場合、その条件として「帰国時の航空券を保有している又はその資金を有している」というものがあります。そのため、入国審査時に帰りの航空券の提示を求められる可能性もあります。

片道航空券でも大丈夫だったとの体験談を聞くことも多いですが、入国審査官によってもばらつきがありますし、国際情勢などによっても厳しさの違いが出てくる場合があるので、万が一のことを考えれば往復航空券を買っておくのがよいでしょう。

往復で買った方がトータルとしてのコストも安くなることも多いです。

どうしても片道の航空券を購入したい場合には、銀行の残高証明などの書類があれば安心です。