カナダに長期滞在する場合は、海外保険に加入しなければいけません。

決して安いとは言えない海外保険、種類もたくさんある上、金額や補償内容も違うので、どれを選んだらいいか悩むと思います。

安い保険から高い保険、紛失物まで補償してくれるような手厚い補償から医療のみの保険。

このページでは、皆さんが自分にあった保険を見つけられるよう、保険の選び方について書いていきます。

  1. 1、とにかく補償が手厚い、簡単な保険。
  2. 2、とにかく安い、医療費のみの保険。
  3. 3、持病がある人の保険。

まず、自分がどんな保険を希望しているのか考えてみましょう。

かけた保険以上が返ってくる事は滅多にありません。

しかし知らないと損する事もあります。

補償内容などはしっかり把握しておきましょう。

必要書類がないと補償してくれない場合もあります。

1、とにかく補償が手厚い、簡単な保険。

比較する女性

値段より質を重視なあなたにはこの保険会社がお勧めです。

AIU海外保険は海外旅行や留学に行く人に長年選ばれている保険で、海外保険の中で一番の人気があります。

充実した補償があり、安心して留学、ワーキングホリデーを楽しむ事ができます。

病気や盗難などのトラブルが不安な方や、持病持ち、妊娠初期の検診などまで補償してくれます。

・自己負担なし

病院に行った際、お金を払う必要がありません。

・持病の補償は保険期間31日までのものには自動で付いてきます。

持病がある人には安心なサービスです。

・通訳サポート有

病院に行った際、入院の手続きや医療説明など電話で通訳を通してしてサポートしてもらえる。

・病院の紹介

近くの病院や日本人医師がいる病院を紹介してくれます。

・弁護士の紹介、手配

事故を起こしてしまった場合、弁護士を手配してくれます。

・パスポートの再発行のお手伝い

パスポートやクレジットカードを紛失、盗難に遭った場合の手続きを手伝ってくれます。

・生活用動産の補償

日本から持って行ったパソコンや現地で買った携帯電話、時計。

家に空き巣が入り盗まれてしまった場合、保険で補償してもらえます。

・航空機寄託手荷物遅延

飛行機に預けた荷物が届かなかった場合など、届くまでの間に必要な洋服や生活用品の購入を補償してもらえます。

・ 航空機遅延

飛行機が天候や事故で遅れたり、欠航になったりした場合のホテル代の補償をしてくれます。

・ 個人賠償責任(長期用)

ホームステイ先やアパートで、物を壊してしまった、お風呂の水を流しっぱなしにしてしまった時の、水漏れの補償など。

・ 携行品補償

滞在中、カメラやスーツケース、パソコンなどが壊れた場合、補償で新しいのを買う金額が返ってきます。

これだけの補償が付いて、保険料が安いのが最大の魅力です。

ワーキングホリデーの場合1年の保険料が20万程度です。

留学の場合は16万円程度から保険が選べます。

数回病院に行き、パソコンの故障を補償してもらえば、元が取れてしまう金額ですね!

パソコンなどの高級品を持っていく事を考えている場合は、手厚い補償をしてくれる保険に入るのをお勧めします。

2、とにかく安い、医療費のみの保険。

ハートマークを持つ笑顔の看護師

日本で加入する保険はどこの会社にも手厚い補償が付いています。

しかし、パソコンなどの高級品はカナダに持っていかない人、最小限に保険料を抑えたい人などもいると思います。

海外保険に入る事が義務だから入るだけで、本当は保険に入りたくない人もいると思います。

そんな人にお勧めの保険の加入方法は、カナダで入る保険です。

海外保険の中には、カナダに付いてから加入できる保険もたくさんあります。

BIIS(BRIDGES INTERNATIONAL INSURANCE SERVICES)はカナダで加入できる保険で、日本人スタッフもいます。

入る保険は医療保険のみですが、最低の保険額が1日$1.69ですので1年間でも、$600程度で保険に加入する事ができます。

しかしこの保険の場合、自己負担なので病院に行ったら一旦自分で支払いをして、後から請求する形になります。

日本で入る保険は、医療の他に色々な補償がありますが、カナダで入れる保険のほとんどが先払いですので、緊急時のためにクレジットカードは必ず持参していましょう。

またワーキングホリデー、留学生の場合、カナダの国民健康保険に加入する事ができます。

条件さえクリアしていれば、ワーキングホリデー参加者も加入でき、1ヶ月の保険料もBCなら1ヶ月で$70程度です。

加入条件は州によって違います。

また加入するまでに3ヶ月はかかるので、3ヶ月分の保険には日本で入っておきましょう。

この3ヶ月間の保険料を支払うのが嫌な人には、日本を出発してから3ヶ月間は無料で海外保険を付けてもらえるクレジットカードをお勧めします。

実は多くのクレジットカードには『自動付帯保険』が備わっており、その保険に海外旅行保険が付いている場合が多いのです。

3ヶ月間と期限はありますが、3ヶ月あれば、カナダの保険に加入するのに十分な時間があります。

この場合、海外保険の加入証明に英文の証明書が必要になるので、クレジット会社に問い合わせてください。

ワーキングホリデーの場合、入国時に海外保険の加入証明がいるので、この保険に入る場合、最初の数ヶ月分だけ、AIU海外保険などに加入し、カナダに付いてから不足している分の保険に加入するか、1年分の保険料を払ってから、カナダ入国後にキャンセルするかの方法になります。

入国審査で海外保険が滞在期間に合ってない事を指摘されるかもしれませんが、その時はどの会社の保険に加入する予定なのかを、審査員に説明しましょう。

オンライン申請もできますので、出発前にも申請する事ができます。

その場合でも、飛行機の遅れや荷物の故障などの補償はつきませんので、覚えておきましょう。

・オリコカード

年間\1,950(初年度無料)

海外旅行傷害保険(最高2,000万円)

携行品損害も補償(100万円)

治療費(200万円)

・楽天カード(年会費無料)

海外旅行傷害保険(最高2,000万円)

携行品損害(20万円)

治療費(200万円)

他にも沢山のクレジット会社にこの海外保険は付いています。

何をいつまで補償してくれるのかを、確認しておきましょう。

クレジットカード会社によっては、手続きやクレジットカードで航空券を購入するなどの条件もあります。

うまく利用すれば、最初の3ヶ月は保険料が発生しないので、自分の持っているカードを確認しましょう。

また家族にゴールドカードを持っている人がいれば、家族会員は年会費が無料の場合もあり、ゴールドカードの補償の方が年会費無料のカードに比べるとしっかり補償してもらえますので、家族に確認してみましょう。

3、持病がある人の保険。

薬

持病がある人、定期的に病院に行っている人は入れる保険が限られていて、加入できても、持病まで補償してくれない場合などあり、海外留学を諦める一つの原因にもなってしまいます。

しかし、持病もしっかり補償してくれる保険があれば、海外生活も安心できますよね!

・AIU海外保険

最初の31日間の持病既住病を補償してくれます。(300万円)

・東京海上日動

最初の31日間の 持病既住病を補償してくれます。(300万円)

・ジェイアイ傷害火災

留学などにも対応。

持病の内容により加入可能です。 窓口で相談しましょう。

・国民健康保険

海外滞在中も保険料を払っていれば、治療費の7割を国が支払ってくれます。

持病がある人はほとんどの人がこの方法で、海外に滞在します。

海外保険のほとんどは、持病は補償しないものなので、持病以外の病気の為に海外保険には加入し、持病で病院にかかった分は領収書を日本に持ち帰り、区役所・市役所で請求しましょう。

・必要書類

治療内容証明書(日本語に翻訳)

医療費明細

領収書

※この3つの書類を市役所に提出するのですが、この場合の日本語翻訳は自分で翻訳する事も可能です。

この場合に返金額は、日本での治療に換算されるので、実際にカナダで支払った金額より少ない場合が多いです。

カナダは医療費が高いので、どうしても支払いが多くなりますが、日本に帰ってから持病でかかった医療費が少しでも返ってくると思うと、安心ですね。

また出発前に医師に海外留学の許可をもらいましょう。

医師が半年しか滞在は無理だと判断した場合は、半年の留学で帰ってきましょう。

出発前に必要な薬1年分をもらう事もできます。(病気によりますが・・・)

持病がある人は、医師との相談が大切です。

海外保険の中には持病がある人でも受け入れてくれるかもしれない会社もありますが、時間は普通に申請するよりもかかりますので、早めに海外保険の申し込みをしましょう。

インターネットより、窓口で相談する方が早いですので窓口に行くのをお勧めします。

まとめ

海外保険なんていらない、と思うかもしれませんが、実際海外で生活してみるとこの海外保険に何度も助けられます。

スーツケースの故障で新しいのを買おうと思っていたが、保険が補償してくれた。

泥棒が入って、大事なものが盗まれ呆然としていたが、保険でお金が帰ってきた。

交通事故に遭い、医師の説明など不安だったが、保険会社が通訳に入ってくれた。

安い保険に入れば、最初はお金が節約できるかもしれませんが、長い1年の事を考えると、しっかりとした保険に加入する事の方がお金の節約になる事もあります。

手続きが面倒だから、これは補償してくれないだろう・・・と諦めずにまずコールセンターに相談してみましょうね。