ワーキングホリデーや留学など、長期滞在する人には海外保険の加入が条件になっています。

実はこの保険、出発前に日本で海外保険に加入する方法と、カナダに着いてからカナダの保険に加入する方法があります。

どちらにしても、特徴や値段が違うので、自分の条件に合った保険を見つけましょう。

そうはいっても、保険会社も沢山あり実際どれに加入すればいいのか、迷うと思います。

このページではそんな海外保険について書いていこうとおもいます。

  1. AIU海外保険について
  2. MSliについて(BC)
  3. カナダで加入できる保険について
  4. 国民健康保険について

補償内容などで、金額が変わってきます。

加入前に一度、金額の確認や契約内容は自分で確認してください。

1、AIU海外保険について

カルテと注射器

AIU海外保険は、旅行者、留学者、ワーキングホリデー参加者、海外出張までのニーズに応える、日本で一番人気のある保険会社です。

日本で加入する海外保険を選ぶ人はこのAIU海外保険を選ぶ人が多いと思います。

まず、このAIUの保険の金額や補償内容を知らないと、カナダの保険と比べられないと思いますので、このAIU保険の紹介をします。

AIU保険は手厚い補償でも知られています。

・ワーキングホリデーの場合

プランW12(アパート暮らし)

治療費用:無制限

生活用動産:30万

航空機寄託手荷物遅延:10万円

航空機遅延費用:2万円

1ヶ月/\17,400 6ヶ月/\95,500 9ヶ月/\147,880 1年/\200,540

・留学

プランS19(寮、ホームステイ)

治療費用:2,000万円

※生活用動産:0円

航空機寄託手荷物遅延:10万円

航空機遅延費用:2万円

1ヶ月/\15,090 6ヶ月/\79,530 9ヶ月/122,490 1年/\165,760

多くの保険会社が出発前の病気を補償してくれませんが、AIUはそれも補償してくれます。

また自己負担がないのも魅力で、病院に行った際に支払う必要がありません。

英語が話せない人には助かる、翻訳サービス(電話)、最寄りの病院の紹介、日本語の話せる医師の紹介などもしてもらえます。

TEL 1-800-8740-119 日本人オペレーターにつながります。

※生活用動産とは身の回りの物の紛失や盗難を補償してもらえる補償です。

例えば、カメラが壊れてしまった、時計が盗まれた、などにも対応してもらえます。

通常のプランには歯医者の補償はついていませんので、渡航前に歯医者に行きましょう。

歯医者に行けるプランもあります。

ではこのAIUの保険を基本として他のカナダで加入できる保険を見て行きましょう。

2、MSPについて(BC)

カナダの旗

MPS(Medical Services Plan)は、日本でいう国民健康保険です。

BCブリティッシュコロンビア州に滞在する場合、条件が合えばワーキングホリデー参加者や留学生も加入する事ができます。

※必要条件

・学生ビザ又はワークビザ(ワーホリ含む)を所有すること。

・半年以上BCに滞在すること。

・申請してから保険が有効になるまで3ヶ月かかる。

・週18時間以上働いている

申請3ヶ月後にCare Cardという保険証にあたるものが郵送されてくると、この保険が使えるようになります。

カードが届くまでの3ヶ月間は別の保険に加入していないといけません。

保険料:$70(月額)

補償額:無制限

AIU同様自己負担なしですので、いつでも病院にいけます。

薬代、歯医者は別料金です。

・必要書類

申し込み用紙

ワークパーミット(就労許可書)

雇用契約日(Confirmation of your employment)のコピー1通

出国日の確認書(Confirmation of your departure date)1通

医療費の他に救急車、ヘリコプター代金が$80(未加入の場合$530)

BCは有料ですが、州によっては医療費が無料の州もあります。

自分が行く街の医療制度を調べましょう。

ワーキングホリデービザの場合、入国審査で海外保険の保険書を提出しないといけません。

まず日本で加入してから保険書が届き次第解約しましょう。

これらの保険は医療費のみの補償でAIUのように生活用動産などは付いていません。

3、カナダで加入できる保険について

聴診器とカナダの国旗

留学生や観光ビザで入国する場合、カナダの民間の保険会社に加入することができます。

医療のみの保険になりますが、1日$2程度の保険に加入することもでき、日本の海外保険にくらべると安いです。

歯医者へのサポートも付けられる所があります。

カナダで加入する保険は、自己負担です。

病院に行く時に、医者に申込書を記入してもらう必要があり、医療費もその場で全額払わなければいけません。

その後、書類を保険会社に郵送してお金を返金してもらうシステムです。

保険料が安い分、自己負担、返金までの時間、病院へ行く時に書類を持っていく手間などかかりますが、安い方が良い方にはこの方法をお勧めします。

・日本語で加入できる会社

ブリッジズ・インターナショナル保険事務所

25歳以下最低保険料$50(月額)

こちらも日本語での手厚いサービスがあり、入院や手術の場合のサポートなどもしてもらえます。

(1-800-663-0399あるいはコレクトコールで 604-278-4108)

カナダ以外に出た場合でもこの保険が適用されます。

限度額:2,000万円

妊娠、歯医者も補償。

日本からオンラインでの受付も可能です。

4、 国民健康保険について

ビジネスウーマン

カナダにいく時に国民健康保険には入っていきますか?

ほとんどの方が保険を一時止めてから来ると思いますが、実は日本の国民健康保険には、海外旅行用の補償があります。

留学中も保険に加入している事が条件になりますが、帰国時に滞在中にかかった医療費を請求する事ができます。

この場合、支払われる額は『日本での医療費に換算した70%の額』です。

カナダは比較的に医療費が高く、日本の医療費に比べると低いので返ってくる金額は少し少ないですが、海外保険と合わして使える事もできますので、レシートは保管しておきましょう。

※保険を適応したものは返金されません。

自己負担したもののみです。

海外保険の多くは、医療費の他に生活用動産なども補償してくれますが、持病に関しては補償してくれない会社もあります。

そういう場合、この国民健康保険を利用すれば、医療費の負担が3割ですみます。

国民健康保険を利用する場合は自己負担になります。

持病がある方は、海外保険か、国民健康保険か、どちらが安くなるのか市役所などでも聞いてみてください。

国民健康保険は安くはないので、日本にお金を残して行くのか、毎月両親に支払ってもらうのか、決めておきましょう。

住民票を海外に移した時点で、国民健康保険は止められます。

まとめ

色々な保険がありますが、皆さんの身近な所に海外保険が隠されているのをご存知ですか?

実は多くのクレジット会社が、90日間の海外保険の機能が付いています。

これは自動付帯保険というもので、カードを持っている人なら申し込みなども無料、保険料の支払いも不要なものが多いです。

カード会社によって条件は違いますが、航空券を購入している場合、飛行機の遅れや、荷物の紛失などもクレジット会社で補償してくれます。

数枚カードを持っている人は合わせて使う事もできます。

補償内容、申し込み方法、海外保険の有無を出発前に確認しておきましょう。

AIU保険で換算すると、3ヶ月で5万円の保険料がかかるので、この機能が付いているカードに加入、または調べるだけで5万円も節約できてしまいます!

今すぐ、自分のクレジットの契約内容を確認してみましょう。