お金がないけど、留学したい!英語が話せるようになりたい!

そんな風に思っている人も多いと思います。

カナダやアメリカ、オーストラリアなどの先進国での留学には安くても1年間で150万~200万円かかります。

ワーキングホリデーに参加できない30歳以上の方には、留学を諦めてしまいそうな額です。

しかし、英語の勉強はアメリカやカナダ以外でもできます。

このページでは、格安留学ができる国について書いて行きます。

  1. フィリピン留学
  2. フィジー留学
  3. シンガポール留学

各国、留学制度などは予告なく変わる事があるので、申請前に一度自分で調べましょう。

1、フィリピン留学

ボラカイ島

最近よく聞くようになった、フィリピン、セブ島留学。

美しいエメラルドグリーンの海に囲まれ、英語が学習できるリゾート留学です。

フィリピンって何語が公用語かご存知ですか?

実は英語なのです。

フィリピンは700以上の島できている国で、地域で使われる言語が違います。

1898年にアメリカの植民地になるまでは、地域の言葉やスペイン語が使用されていましたが、今は英語で統一されています。

フィリピン留学のメリット:留学費用が安い!!

フィリピンでの留学はとにかく安いです。

物価が北米に比べると安いので、生活費も安くなります。

平均生活費、学費で合わせても15万ほどで生活できます。

また寮完備の学校が多く、食事、洗濯、掃除をフィリピンのスタッフが全部やってくれるのが特長です。

留学中の家に家政婦さんがいるような感じですね。

北米では考えられないサービスです。

人件費が安いフィリピンだからこそ、できるサービスです。

また無料レッスンもあるので、レッスン数を増やしたい人は無料レッスンを受ける事もできます。

またフィリピンの語学学校はマンツーマンレッスンが主流なので、先生と向かい合って自分に合った勉強ができます。

コールセンターで仕事をする代わりに、語学学校代、宿泊費を無料にする0円留学というのもあり、貧乏留学生にとっては夢のような条件です。

フィリピン留学が人気の理由に日本との時差が1時間しかない事や、北米に行くより航空券が安い事なども挙げられます。

30日以内の滞在ならビザの必要はありません。

それ以上の滞在になると、滞在ビザの延長を現地でします。

滞在ビザ申請費用は3ヶ月で2万円、6ヶ月分のビザで4万円程度です。

SSP(Special Study Permit)は、観光を目的として入国した人が、フィリピン国内で勉強をするために必要なビザの一種で、滞在を特別に許可するものです。

フィリピンでの留学においてはSSPが必要です。

SSPの発行に要する費用は学校により異なりますが、6ヶ月有効で13,000~16,000円程度です。

必要書類は日本で集めておきましょう。

・戸籍謄本(英語)

・残高証明(英語)

・パスポートサイズの写真3~5枚程度

学校によっては、手続きを全てしてくれる所もあります。

フィリピン留学のデメリット:学校の外では英語が使えない!?

公用語は英語ですが、島でできている国。

地元の人は英語を理解できますが、現地の言葉を話す人も多いです。

また訛りも強く、フィリピン人の英語が聞き取りずらい人もいるかもしれません。

また先生のレベルもまちまちで、文法など理解できていない講師もいます。

マンツーマンレッスンを何時間もするのは、しんどいという意見もあります。

確かにグループレッスンなら、みんなで考えたりペアで練習したりできますが、マンツーマンレッスンではすべて自分で答えないといけません。

北米ではどこにいってもインターネットの環境が整っていますが、フィリピンでそれを望んではいけません。

インターネット環境はまだ整ってないので、Wi-Fiを探すのも苦労するでしょう。

寮も安く滞在でき、料理、洗濯などのサービスがあり助かりますが、その分規則もあります。

学校によっては、門限や平日外出禁止、禁酒禁煙、英語以外を話したら罰金など、厳しいルールに縛られる事も・・・

学校を決める前に、その学校寮でのルールが厳しいのかを調べるのも大事なプロセスになります。

辛いもの好きにはいいですが、フィリピンの留学生のほとんどが、韓国人ですので、寮のご飯が韓国料理です。

またリゾート地ですので、クラブやカジノもあります。

治安はカナダなどに比べると悪いです。

物価や学費、生活費の事を考えると北米に留学する1/3で留学できますが、現地の情報など、しっかり調べてから行きましょう。

※治安について

http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=013#ad-image-0

安いのには訳がある、寮が厳しいのには理由があります。

カナダは世界の中でも治安のいい国です。

しかしフィリピンは、決して治安がいいとは言えません。

収入が低いフィリピン人からすれば、留学生はお金持ちに見えます。

彼らの収入は日本の1/20ほどしかありません。

実際にホームステイ先での盗難も起こっています。

ショッピングでの、クレジットカードの盗難なども起きています。

ひったくりが目的のモールでの睡眠薬投入、レイプや殺人も実際には起こってしまっています。

寮の規則をやぶり、街に遊びに行くのは構いませんが、それなりのリスクは付いてきます。

自分の行動には、自分で責任を持ちましょう。

これは次に紹介するフィジーも同様です。

治安の事を考えるなら、カナダ留学をお勧めします。

2、フィジー留学

フィジー

フィジー留学の魅力といえば、もちろん綺麗な海です。

白い砂浜と青い海は、見るものを魅了します。

このフィジー島も、公用語は英語です。

留学費が安い事や、オーストラリアやニュージーランドが安いので、フィジーに語学留学してから、オーストラリアにワーキングホリデーで行く人も多いです。

メリット:やっぱり安い生活費!

学費と宿泊費など合わして1ヶ月、13万程度で足ります。

お小遣いとして3万円ほどあれば、生活できるようです。

フィジーの人たちも母国語があり、英語は公用語ですが第二言語なので、こちらが英語を苦手でも、優しく話を聞いてくれます。

またとてもフレンドリーな生活で、街を歩いていると声を掛けられます。

フィジーの語学学校ではグループレッスンが主流です。

デメリット:日本人留学生が多い?

インド人が多く、インドの寺院やインド料理、ホストファミリーもインド人の場合が多いです。

フィリピンは観光人が多かったのですが、フィジーは逆に日本人留学生が多いです。

語学学校に行ったら、日本人しかいなかった・・・何て事もあるそうです。

だいたい80%~90%は日本人のようです。

治安はフィリピンと同様、気をつけないといけない事が多いです。

一人歩きなどには十分注意してください。

学生ビザは14日以内なら必要ありません。

短期(84日以内)は短期学生ビザが必要で、入国後の申請もできます。

長期(85日以上)は長期ビザが必要です。

・学生ビザ申請用紙

・パスポートサイズの証明写真×4枚

・健康診断書

・戸籍抄本(英語)

・パスポートコピー

・帰りのフライトのコピー

・無犯罪証明書(※18歳以上の場合)を用意しましょう。

ビザの申請は学校が無料でしてくれる所が多いですので、確認してみましょう。

3、シンガポール留学

シンガポール

シンガポールは比較的治安が良く、格安留学できる国の中では一番過ごしやすいです。

もちろん、スリや泥棒もいますが日本にもいます。

自分の注意次第で回避できます。

公用語は英語ですが、シンガポールは多民国家ですので色んな国から来た人が住んでいます。

中国人が多く、マレージア、インド人も住んでいます。

この3つの国の料理が混ざったのがシンガポール料理です。

とても美味しく、しかも安いので毎日外食できます。

また外国人でも就職しやすく、語学力や能力がある人は、シンガポールで就職も可能です。

日本からの飛行機も多く、アクセスしやすいのも魅力の一つです。

1ヶ月の学費と生活費で14万円程度です。

メリット:治安がいい

先ほども言いましたが、学費も安いですが治安もいいです。

女性が一人であるける街の一つです。

東南アジア成長の中心となっている国ですので、インターネットの環境もあります。

また、シンガポールが気に入れば、就職も可能なのも嬉しいですよね。

デメリット:訛り

中国人が多いシンガポール。

彼らが話す英語はシングリッシュと呼ばれるほど訛りがあります。

住宅費も高く、家を自分で借りるのは難しいです。

日本企業も多い事から日本人も多いですので、気をつけないと日本語で生活をしてしまいます。

シンガポールでは学生ビザが必要です。

在日大使館で取得しても現地でビザをもらう事もできます。

現地で取得する場合は、一旦入国し、1ケ月のSOCIAL VISIT PASSを取得し、その期間中に学生ビザを申請しましょう。

必要書類

・パスポート:コピー一部

・写真2枚

・Form16、V391,V36の学生ビザ申請書

・入学許可書

・英文卒業証明書:最終学歴のもの

・健康診断書

・保証金S$1500:帰国時に返金される。

※保証人の身分証明書:シンガポール国民か永住権をもった保証人が必要。

シンガポールに知人がいない場合は、学校に別途お金を支払い依頼する。

まとめ

実際に格安留学でこれらの国に行く場合、普段の生活で英語があまり使えない事から、カナダに留学した人と比べると英語力は下がります。

しかし、同じアジアでの留学は北米でする体験とはまた違ったものになり、楽しめるでしょう。

このような国での治安は変わりやすいので、事前に調べましょう。

日本ワーキングホリデー協会では、このような格安留学はあまり進めてなく、治安が悪い国に行くリスク、また格安留学後のワーキングホリデーで語学学校に行かないので友達が作れず、帰国する人が多い事を指摘しています。

また格安留学も結局物価の安い国から見たら、物価のいい国に合わせた値段になって、実際カナダやオーストラリア留学するのと値段も数万円しかかわりません。

メリット、デメリットをしっかり理解し、安さだけを見て決めないようにしましょう。