留学費用を安くするヒントについてお話します。

結論を最初に言うと、留学費用を一番安くする方法は、留学前に英語力を高めておくことです。

あとは、留学にかかる諸経費を節約することです。

順番にお話していきます。

留学前に英語学習をしっかりとしておく

英語学習

なぜ、留学前に英語の勉強をしておくと、留学費用を安くことができるのか?

たとえば、語学学校のクラスのレベルが、1~10までだとします。

1が一番低いクラスで、10が一番高いクラスです。

多くの日本人は、1から3の初心者~初級クラスからのスタートになります。

1つのレベルが上がるのに、通常、1ヵ月かかります。

初心者から初級者クラスから始まると、中級レベルに行くのに半年ほどかかってしまいます。

授業料が1ヶ月、11万円だとすると、中級レベルのクラスに行くのに、66万円ほどかかります。

でも、もしも、留学に行く前に、独学して中級レベルになったらどうでしょうか?

留学する前に、半年分の語学学校の授業料と時間を節約することができます。

英文法をしっかり学んで、英文法を使いこなせるようになる、ネイティブの英語を聞き取れるようになるようにリスニングの学習をする、語彙力を高めるなど、一人でも学習できることはたくさんあります。

独学でもしっかりと英語学習をすれば、留学前に中級レベルになることが可能です。

留学前に英語力を高めた分だけ、お金を節約できますので、留学前にできる限り英語力を高めておきましょう。

留学エージェントを上手く利用する

エージェント

留学エージェントを使ったら、手数料を上乗せされるから自分一人で準備をした方がお得と思っていませんか?

今は無料で利用できる留学エージェントが増えています。

無料エージェントを利用すれば、自分一人で準備をするのと費用はかかりません。

また、留学エージェントを通すことで、料金面でお得に申し込めることがあります。

たとえば、留学エージェントを通して語学学校に申し込むと、時期によっては、プロモーションを利用することができ、大幅に割引を受けられることがあります。

また留学エージェントを通すとエージェント価格で申し込める語学学校もあります。

航空券を冬などのオフシーズンに購入する

航空券

海外留学で最大出費の一つは航空券です。

場所にもよりますがカナダに行く場合は選ぶ時期によってかなり金額が変わります。

夏休みが終わる9月か正月明けが航空券の費用が安くなる傾向にあります。

そして、通常、平日出発、平日到着の方が航空券が安いです。

また原油価格にもかなり左右されやすいですので、できれば、原油価格が高くない時に航空券を購入するようにしましょう。

値段が安いシェアハウスが見つかるサイトを利用する

スマートフォン

月$290の家賃のシェアハウスがありました。

その家は大丈夫なの?と思うかもしれませんが、実際に、その物件に行ってみると、非常に綺麗な部屋でしたし、オーナもいい人でした。

これは2014年の話なので、比較的、最近の話です。

カナダの日本人留学生に有名なサイトに、E-MAPLEがあります。

仕事や家が探せるサイトですのでカナダに長くいればこのサイトを使う事も増えてきます。

E-MAPLEは、便利なサイトですが値段が多少高いことが欠点です。

私がお勧めするのはKIJIJIです。

E-MAPLEより値段が全体的に安いのですが、サイトが全て英語で書かれているのと、カナダのサイトですので、大家がカナダ人の可能性が高いです。

ですのでカナダでの経験や文化に理解がないと大家との間に溝ができて問題になるかもしれません。

そして、どのサイトよりも安くオススメなのが、中国系のサイト“约克论坛”です。

いい物件があっても、中国人の間での競争が激しいと言われています。

私たち日本人が考えていないような値段の部屋を見つけられる事があります。

ちなみに上記の月の家賃$290のシェアハウスは、この中国系のサイトで見つけました。

大きな家を10人くらいで借りる

吹き抜けのある部屋

大きな家を10人くらいで借りるのも家賃を安く抑える一つの方法です。

例えばカナダで割と物価が高いと言われているトロントで三階建て(部屋が7-10部屋くらい)の一軒家を借りると相場が月に$2000~$2500で、そこのに光熱費やインターネットが入ってトタールで月$3000くらいになります。

少人数では高い家賃ですが、10人で割ればかなり安く抑えることができます。

ただ10人で借りる場合、誰が代表でその家を借りるのかとか、その家を出ていく人も出てくるので、新しい入居者を見つけなければいけないなどの点はあります。

仕事するのに景気がいい都市を選ぶ

夜景

カナダは世界で2番目に大きな国で、カナダの土地は広大です。

同じカナダ国内なのに西と東では、時差が4時間あります。

カナダは地域によって産業が異なります。

たとえば、カナダの東部の都市ならビジネス系の仕事(サービス)が盛んで、西部なら資源などの採掘の仕事が盛んな地域があります。

その時々によってこれらの地域での景気が異なります。

2014年くらいまでは西部の都市は割と景気が良かったです。

ですので賃金も他の都市と比べると高かったです。

カナダ西部の都市のエドモントンは、カナダ全土の年間平均所得より1万ドルも所得が高いとい結果が出ました。

景気がいい都市に行くと、仕事を探すのに有利ですし、賃金も高くなる傾向があります。

レストランなどで働く(チップと賄い)

飲食店

ワーキングホリデービザを持っている人にオススメの仕事の一つに、レストランでのサーバーがあります。

なぜ、留学費を抑えるのにレストランがお勧めなのかというと、一つは給料が高いからです。

そして、賄い(食事がついてくること)が付くのも利点です。

レストランの時給は大概の場合は$10くらいですが、サーバーはチップがもらえますので時給$15くらい稼げる人も珍しくはありません。

カナダで稼ぐならサーバーがオススメです。

またレストランのキッチンで働いてもチップはもらえますが、チップの額は低くなりますので注意してください。

クレジットカードを上手く使う

クレジットカード

多くのクレジットカードには保険をカバーするサービスが付いているので、海外で病気や事故にあった場合にそのカードを使って無料で病院で治療を受けることができます。

クレジットカード会社には年会費を払っているだけで保険がカバーされます。

1ヶ月以内の短期留学の方は、クレジットカードに付属の保険を利用するようにすると、保険の費用を節約できます。

でも1ヶ月以上、留学する方は、保険会社の保険に入るようにしましょう。

クレジットカードによってカバーされる金額や適用条件などは異なりますので事前にカード会社に確認しておきましょう。

バスツアーを利用する

観光バス

カナダ留学に慣れてくると、友達とアメリカなどに旅行に行く計画を立てるようになると思います。

たとえばバンクーバーならシアトルに、またトロントならニューヨークに行ってみようと思うようになるでしょう。

アメリカに旅行に行くのに、どの交通手段が一番安いかというと間違いなくバスツアーです。

トロントからニューヨークに飛行機を使って旅行に行くとします。

その場合、航空券は往復で$300ほどかかります。

その他にホテルなどの出費があり2~3泊すれば$1000近くになってしまいます。

これに対してバスツアーを使った場合の値段ですがトロントからニューヨーク、ニュージャージーとペンシルベニアを回ってトロントに帰ってくるバスツアーだと4人一室になりますが$200(ホテルとバス代込み)ほどで済みます。

ホテル3泊とバス代を含んだ料金がニューヨークの往復航空券より安くなります。

割引チケットを使う

ナイアガラの滝

カナダで有名な観光地と言えばナイアガラの滝があります。

このような有名な観光地のクルージングツアーなどは必ずと言っていいほど割引券が存在します。

そのような有名観光地に行く前には割引券があるか探してみましょう。

割引チケットは現地留学エージェントや語学学校で手に入ることもあります。

ホテルを安く利用する

ホテル

旅行などに行くときに泊まるホテルですが、個人でホテルを予約するより、ツアーなどを通して予約する方が圧倒的に安くなります。

また個人でホテルを予約するにしても、申し込むサイトによって価格が異なるので、ホテルを比較してよく検討してみて下さい。

手数料を安くカナダドルに換金する

電卓&ドル

日本円をカナダドルに換金する際に、空港はかなりレートが悪いので、できるだけ空港で換金することは避けた方がいいです。

カナダに行く前に、カナダドルに換金したい場合、地元の銀行で換金するようにしましょう。

またカナダでは、街の銀行や現金換金所を利用するようにします。

探せば必ず換金レートがいいところが見つかるはずです。

中古品をオンラインで買う

スマートフォンを持つ女性

カナダで一人暮らしを始める時には色々な物が必要になります。

お湯を沸かすためのケトルだったり、髪を乾かすためのドライヤーやプリンターも必要かしれません。

そのような物をウォールマートなどで買う前にインターネットサイトのE-MAPLEやKJIJIなどで安く買えないか調べてみて下さい。

たまにですが新古品(定義的には中古だが実際はほぼ新品)などが買えるチャンスがあるかもしれません。

私が持っているプリンターは定価で買うと$100はする物ですが、$20で買えました。

誰かが買ったものの結局使わなかった。

または一回しか使っていないなどはよくある事です。

なるべく自転車を使うようにする

自転車

なるべく自転車を使うようにすることで、交通費を抑えることができます。

ただし、カナダは日本に比べてスリや盗難などの犯罪が多いと言われています。

必ずカギをする事を忘れないようにして下さい。

スーパーの閉店間近セールを狙う

スーパーマーケット

カナダにも日本食品が売っているアジア系のスーパーがたくさんあります。

これらのスーパーは閉店間近になると、寿司やお弁当などが安くなります。

半額以下にもなる事もあります。

閉店間近にスーパーに行って買い物をするのもお金を節約する一つの方法です。

キャンセルされたものを安く購入する

ばつ印を持つ女性

名前から聞くと少し不自然ですが他人がキャンセルしたものが極端に安く市場に出てくることがあります。

例えば航空券などがそれにあたるのですがこの場合は価格がかなり安くなることが多いです。

実際に私は他人がキャンセルしたジムのメンバーズカードを格安で譲り受けました。

通常、月額$60のスポーツジムのメンバーシップが$10で買えました。

これは本当にお得な買い物でした。

ブラックフライデーなどセール時期にお得に買い物をする

スマートフォン・驚く女性

アメリカでもっとも有名な行事の一つにブラックフライデ―があります。

これはクリスマス商戦の始まりを意味するイベントなのですが、大半の商品で値段がかなり安くなることで有名です。

カナダでもこのブラックフライデ―が最近、増えてきました。

その時期は価格がかなり安くなるのでまとめ買いのチャンスです。

まとめ

あなたがカナダに行く前に良く調べてみると、意外に留学資金を節約できることがあることに気づくと思います。

特に出費が大きい航空券、家賃や語学学校などはできるだけ質を落とさずに値段だけを安くできるかトライしてみてください。

節約をするのに大事なことはいかに質を落とさずにお金を節約できるかです。