ホームステイ、短期留学、ファームステイ、語学留学、ワーキングホリデー、高校留学、交換留学・・・
留学と一言で言っても留学の目的、ビザ、期間などで留学の呼び方が変わります。
あなたが『留学に行きたい!』と思ったとしても、何留学をするかで費用も準備の手順もビザも違って来ます。
そこでこのページでは、語学留学と正規留学についての違い、それぞれの留学に必要なビザや申請方法について紹介して行きます。
- 観光ビザで行く語学留学
- 正規留学とは・・・?
- ワーキングホリデービザで行く語学留学
- 学生ビザで行く語学留学
- 正規留学に行くための3つの条件
留学に行くのに、下調べは必須!あなたはカナダのどこに、何の目的で、どこくらい留学したいですか?
記事を読みながらどんな留学にするか一緒に考えてみましょう。
1、観光ビザで行く語学留学
語学留学というのは、簡単に言えば『英語が話せるようになるために行く留学』のことで、ビザの種類などは関係ありません。
カナダへ語学留学する場合、半年間以内の留学なら観光ビザでの留学が可能になっています。
この場合通える学校はELS(English Learning School)のみで、専門学校や高校、大学などに通うことはできません。
また学生ビザ(STUDY PERMIT)を取得して留学する場合は、週20時間のアルバイトができますが、観光ビザで留学する場合アルバイトやボランティア活動に参加することができないのが難点です。
しかし学生ビザの申請などをする必要がないので、観光ビザでの留学は非常に簡単に手続きを終えることができます。
では観光ビザで語学留学に行きたい場合の手順を見て行きましょう。
①パスポートを取得しよう!
海外に行くときには必ずパスポートが必要になります。
すでにパスポートを持っている人は、有効期限が留学予定日をカバーしているのか、3ヶ月以上残っているのか確認してください。
②行きたい街、学校を決める
半年間、どこの街の学校で英語が勉強したいですか?
カナダにはバンクーバーやトロント、モントリオールなど魅力的な街が沢山あり、そこに行くか決めるのが一番難しいところでもあります。
行きたい街が決まれば、学校を決めます。
学費、場所、アクティビティーの多さ、通えるクラスの豊富さなどから選びましょう。
カナダ留学センターでは、カナダにある36校の学校を視察したカナダのプロが、無料でカウンセリングをしているので、ぜひご利用ください!
③学校に入学願書を送る
入学したい学校が決まれば願書を送り、許可が出たら入学金などを支払います。
コースの内容により半年以上留学したい場合は、学生ビザの申請に移りますが、半年以内の場合はeTAの申請をしましょう。
④eTAの申請と航空券の購入
入学する時期も決まったので、カナダ行きの航空券を購入します。
観光ビザでの入国の場合は必ず往復の航空券が必要になります。
また観光ビザでカナダに渡航する場合は2016年からeTA(電子渡航認証システム)の申請が義務付けられているので、こちらも忘れないように申請しましょう。
※申請していない場合、飛行機に乗ることができません。
⑤家を探そう!
住む場所はなるべく学校の近く、または駅やバス停の近くがオススメです。
語学学校の中には、寮があったり、ホームステイ先の紹介をしたりしてしてくれる学校もあるので学校に問い合わせ、またはカナダ留学センターに相談してください。
家探しはこちらのサイトがオススメ
・クレッグスリスト(英語)バンクーバー周辺
https://vancouver.craigslist.ca/d/rooms-shares/search/roo
・キジジ(英語)トロント周辺
http://bbs.jpcanada.com/listing.php?bbs=3
・ジャパカナダ(日本語)
http://bbs.jpcanada.com/listing.php?bbs=3
家を探す場合スカイプ面接または直接あっての面接が多いので、カナダに来て数日はホステルなどに宿泊して家を探すようにし、カナダに着いたらすぐに面接の予定を入れておきましょう。
このときにオンラインバンクを持っていると、支払いに便利です。
シェアハウスなどは個人同士の契約、支払いになるのでクレジットカードは支払いに使えません。
カナダに語学留学する場合、1ヶ月で30万以上、3ヶ月で60万以上、半年で110万以上の留学費が必要になりますが、語学留学の場合学生ローンや奨学金の申請などはできず、全部実費になりますので、留学に行く計画を始めたらすぐに貯金も一緒にスタートさせましょう。
ここまでできたら、あとはカナダに来るだけです!
2、 正規留学とは・・・?!
正規留学はカナダの高校、大学などの教育機関で直接勉強することを正規留学と言い、高校3年間、大学4年間学校に通い卒業するのを目的とする留学のことです。
また正規留学の場合は期間が長くなるため、学費や生活費など留学費用も高くなりますが、正規留学の場合市町村や留学支援機構などが提供する奨学金制度や各銀行が提供する学生ローン、留学ローンなどを利用することができ、利用できれば返済不要の奨学金や無利子や低金利でお金を借りることもできるので、留学資金を用意するのが難しい場合でも留学に行くことが可能になります。
高校や大学で『交換留学』というのがありますが、交換留学の場合は行く期間が決まっていたり、行く学校が決められていたりしますが、正規留学の場合は自分で行く学校を選びます。
また期間も卒業できるまでなので、3年、4年、長い場合は5年かかる人もいます。
語学学校に留学する場合は、クラスメイトは英語を勉強しに来た日本人やアジア、ヨーロッパ人など英語を悠長に話せる人はいませんが、正規留学の場合は違います。
クラスメイトはカナダ人、その中で授業を受けて理解する必要があります。
ですので語学力が不安な人は、学校に入学する前に学校に付属している語学学校に通うか、語学学校に通い、授業が理解できるレベルまで語学力を伸ばします。
カナダは移民の国なので、留学生や移民したばかりの学生も多く、英語が苦手な生徒のための特別クラスや補修などを用意している学校も多く、学校に留学カウンセラーがいる学校もあります。
またカナダの高校の授業は選択制です。
自分の将来の夢や進路に合わせた授業を自分で選択して受けるので、留学の目的が『語学』だけでは、選択授業を選ぶのが難しくなります。
大学に正規留学するなら行きたい学部がはっきりしていると思いますが、高校への正規留学の場合、何がやりたいのか決まってない人も多いと思うので、留学前に何が得意でなんの勉強を今からカナダでしたいのか、ご両親とよく相談してから留学しましょう。
もちろん進路や夢が変わった場合選択授業を変更することもでき、学校にいるカウンセラーの先生や進路指導の先生とよく話して将来を決めて行きます。
ちなみにカナダではカナダの大学を卒業すれば就労許可をもらうことができ、そこから永住権の申請にも繋げることができます。
カナダの移住や海外で就職することを考えているなら、カナダの大学に正規留学し卒業するのをオススメします。
ちなみに公立の大学に正規留学する場合、1年間の留学費用は200万~450万円、公立高校留学の場合は250万円ほどが目安になります。
私立の高校、大学に行く場合は倍近い留学費用が必要になりますので、留学先はなるべく公立の学校を選びましょう。
正規留学の場合、住む場所は寮かシェアハウスになり、最初の1年は寮生活と決められている学校もあります。
どちらの場合も自炊ができないと生活できませんので、カナダに来る前にご両親に料理の作り方をしっかり習っておきましょうね。
3、ワーキングホリデービザで行く語学留学
語学留学に行く場合、一番費用を抑えることができるのがこのワーキングホリデービザを使った留学です。
ワーキングホリデーとは、日本とカナダで結ばれている協定で、30歳以下なら誰でも参加することができます。
カナダのワーキングホリデービザでは6ヶ月間の就学、1年間の就労を許可しているので、留学しながら働くことができます。
最初に紹介した観光ビザで留学する場合半年で110万円費用がいると書きましたが、ワーキングホリデーで1年間カナダに行く場合の予算も100万円ほどになっています。
これは最初の数ヶ月間の語学学校代、学校に通っている間の生活費をカバーできる金額で、ワーキングホリデーなら学校が終わればフルで働くことができるので、その分留学費用を抑えることができるようになっています。
この最初に貯めた100万円も学校に行く時に学費の支払いなどでなくなってしまいますが、カナダはチップが貰えたり給料も日本より良かったりするので、沢山稼げる仕事を見つければ貯金して日本に帰ることもできます。
学校には最長6ヶ月しか通えませんが、語学学校が終わってからカナダで働くので、働きながら英語を身につけることができます。
またワーキングホリデービザならインターンシップに参加したり、ボランティア活動に参加したりすることもできます。
語学学校は学歴にはならないので、就職の際に履歴書に書くことはできませんし、学校に行くだけではスキルにもならないので、インターンシップやボランティア活動にカナダで参加することは、とても帰国後の進路にとって大事なことになります。
ワーキングホリデーでの過ごし方は自由ですが、正規留学のような正式な留学ではないので、就職やスキルアップが目的の留学なら、積極的に参加して行きましょう。
また語学以外にも、高校や大学でなければ学校に通い、専門知識を身につけることがワーキングホリデーではできます。
インテリア、医療英語、マッサージ、ウェーブ関係、バリスタ、ネイリストなど、スキルアップになる勉強を半年間することもできますし、TOIECなどの英語資格や発音矯正のクラス、小学校英語指導認定のJ-SHINEの取得を目的に留学することもできます。
正規留学じゃないなら、奨学金も使えないし留学は無理だと思って諦めたあなた!
ワーキングホリデーなら、留学費用を抑えた留学をすることができますよ!
ちなみにワーキングホリデービザでの留学に奨学金や学生ローンは使えないので、留学資金は働きながら自分で貯金する必要があります。
目標100万円!
頑張りましょう!
※2016年よりカナダのワーキングホリデービザの申請は抽選式に変わりました。
申請してから許可がおりるまで時間がかかるので、早めに申請しましょう。
ワーキングホリデーまでの流れはこちらを参考にしてください
https://canada-ryugaku-center.co.jp/workingholiday/junbi/worhli-flow/
ワーキングホリデービザについてわからないことがあれば、カナダ留学センターの無料カウンセリングを是非ご利用ください!
4、学生ビザで行く語学留学
語学留学の場合、観光ビザやワーキングホリデービザでカナダに行くことができる、と説明しましたが、ではいったい学生ビザはいつ必要になるんでしょう。
学生ビザは、半年以上語学学校に留学する場合、期間関係なく専門学校などで専門知識を学ぶ場合、そして短期留学や正規留学、交換留学の際に学生ビザが必要になり、学生ビザは就学許可(STUDY PERMIT)が正式名で、学校が決まり入学許可が降りればカナダのCICのサイトから申請することができます。
語学留学の場合半年間は観光ビザで通えるので、半年以上語学学校に通う場合就学許可が必要になります。
高校や大学に行くための学生ビザの場合、週20時間の就労許可があるんですが、語学留学の場合のみアルバイトが禁止されているため、働くことができないので留学費用も高いのが難点ではあります。
半年以上語学学校に通う場合、語学以外にもビジネス英語コースや児童英語コースなどプラスアルファでコースを受講する人が多く、コースによっては資格を取ることや、ディプロマをもらうこともできるコースもあります。
基本的には語学留学というのは学歴には入らないので、学校に通っている間資格をとったり、検定合格を目指したりするようにして、留学したことを目に見える形に残して行きましょう。
5、正規留学に行くための3つの条件
正規留学はカナダの教育機関で勉強することですが、実際にどれくらいの英語力が必要になるんでしょう。
また留学費用をサポートする奨学金を受けるには、どんな条件がいるんでしょうか。
ここでは正規留学に行くための5つの条件を紹介します。
①留学資金が用意できる資金があるのか
まず、ここが一番大事になります。
奨学金や学生ローンはありますが、全額サポートしてもらえるわけではありません。
留学資金の一部をサポートしてもらうだけなので、やっぱり多額の留学資金が必要になります。
留学に行きたい気持ち!大切です。諦められない夢でもありますよね。
しかし両親に『資金が用意できない』と言われてしまった場合は、留学は少し難しくなってしまします。
社会人になってからお金をためて留学する、交換留学や全額サポートの奨学金がもらえるまで諦めずに申請するなど、他にも方法はあります。
1千万近いお金が必要になる正規留学は両親の許可なしでは難しく、留学する際の一番大きな問題になります。
②語学力があるか
高校に留学する場合も、大学に留学する場合も、カナダ人と一緒のクラスで勉強するので、やはり最初から語学力は必要になります。
入学するために必要な語学力を掲示している学校もありますが、基本的に高校に正規留学する場合は、語学力の指定はない学校が多いです。
目安としては英検3級~準2級ほどが入学するのに必要な語学力ですが、授業を理解するレベルではありませんので、付属の語学学校などで入学前や放課後に英語を勉強する必要はあります。
大学留学の場合は、TOEFL iBT79~80(PBT550)が目安になりますが、カナダの大学に入学するためには入試などはなく、日本の高校の成績で合格が決まります。
③成績優秀であること
カナダの高校に留学する場合は中学の成績、大学に留学する場合は高校の成績で入学が決まります。
語学力も考慮されますが、成績が必須科目の成績B以上または平均以上、もしくは良であることが条件です。
成績が低い場合入学許可がおりませんので、正規留学を目指しているなら成績良を目指し、勉強を頑張る必要があります。
カナダの大学に留学したいけど成績が足りない場合は、大学に直接入学せずに大学のコミュニティーカレッジに入学してから大学に編入することもできます。
コミュニティーカレッジは、大学に比べえると入学条件も低く入学しやすい上、費用も大学4年通うよりも安くなるので、この方法を選ぶ人も多いですし、大学編入用のコースも用意されています。
まとめ
今回は『語学留学と正規留学って何が違うの??』について紹介しましたがいかがでしたか?
同じ留学でも語学留学と正規留学では大きな違いがありましたね。
あなたに合っている留学の形は見つかったでしょうか?
正規留学でカナダに行くと日本で就職できないのではと不安を感じる人もいると思いますが、カナダの大学は世界水準の大学ですので、カナダ以外の国でも就職先を探すことができます。
グローバル化が進んでいるので、日本の企業も海外からの雇用をしている会社も多いですし、カナダの大学に行ったことが就職に不利になることはありません。
正規留学でも語学留学でも行くことに意味があり、海外での経験はあなたの人生に大きな影響を与えるでしょう。
夢に向かって一緒に羽ばたきましょう!
カナダ留学センターは、皆さんからの相談をお待ちしています。