せっかくカナダに留学に来るなら、将来の為に何か使える資格や勉強をしたいと思いますよね。
せっかく英語に興味を持って勉強を始めたなら、『英語』が仕事になったら素敵ですよね。
英語力を使った仕事の中でも、通訳という仕事はどこの国でもでき、また家にいてもできる仕事です。
そんな通訳の勉強をカナダでする為にはどうしたらいいのでしょう。
このページでは、通訳になるまでの道のりを書いていこうと思います。
- 通訳になるには
- 通訳の給料とは
- 学校に行く
- 日本にいる間にできる事
目標をもって勉強し、留学するのはとてもすごい事です。
頑張ってください!
1、通訳になるには?
まず、通訳になるのに必要な資格などはありません。
ですので、目指す資格もありません。
では、どうやって通訳になるのかというと、『私は通訳です!』と言えば通訳になれます。
しかし通訳の仕事をするのには、その国の文化をよく知っている事と、高い英語力が求められています。
また英語が話せる、わかるからと言って通訳になれるわけではありません。
通訳になるための訓練も必要になってきます。
通訳になると基本通訳の派遣会社やエージェントに登録して仕事をもらうようになります。
フリーで仕事ができるようになるのは、沢山の経験を積んでからになります。
常に仕事があるわけでもなく、社員として会社に勤められるのはごく僅かです。
また、通訳になってからも勉強を続ける必要があります。
人前で働く事も多いので、清潔感やビジネスマナーや常識も必要になります。
また語学力だけでなく、通訳には相手の気持ちや状況を見ながら訳す、観察力も必要になってきます。
大きな会社同士の会議などに参加した場合、あなたの選ぶ一言がキーになる事だってあります。
最近では、日本も国際化が進んだので通訳の仕事は増えていますし、高い技術をもった人材が少ない事から需要が伸びています。
これからオリンピックもありますし、通訳の勉強をするなら今がチャンスかもしれません。
通訳の仕事は3種類あります。
①同時通訳
同時通訳とは会議などで、話し手の言葉を聞くのと同時に聴き手に訳して伝える仕事です。
外国のニュースや国際会議などでもよく見かけると思います。
この仕事は通訳の中でも人気がある仕事ですが、話を聞きながら訳して伝える事ができる能力、または高い集中力が必要になります。
基本一人15分ごとに交代しながら行います。
②逐次通訳
逐次通訳とは同時通訳とは違い、話し手が通訳の為に言葉を区切りながらしゃべり、通訳がその内容をまとめてから話す方法です。
ノートなどにまとめてから書く場合もあり、時間をかけて訳すので、より正確に伝える事ができます。
主に、海外の専門家の意見交換や、ワークショップ、インタビューなどの即効性より正確性が求められる場面での仕事です。
③ウィスパリング
基本的に同時通訳と同じですが、通訳がその場に立ち会って通訳をする事を言います。
聴き手の横に立ち、耳元で囁きながら通訳をします。
そのほかにも、日本に買い付けに来た外国人の通約とガイドの役や、海外で日本人を案内したりする事もあるでしょう。
最近では、多くの外国人が日本に住んでいる事から、
医療通訳の必要性も高まってきました。
医療通訳になるにも、必要な資格は得になく、しっかり通訳として経験を積んでから、専門的な医学用語が飛び交う医療現場で研修を受けるしかありません。
仕事ができるようになれば、スポーツ選手の通訳や海外出張などの大きな仕事もこなしていけるでしょう。
2、通訳の給料とは?
通訳を目指したい!と思っても、実際通訳の仕事だけで生活できるのか、不安ですよね。
いくらやりたい仕事でも、お金にならないなら、続けられないし、学費ももったいないです。
通訳の仕事は、企業に入って働いている場合と、フリーランスで働いている場合で給料が変わってきます。
また経験量、専門知識があるかないかでも違います。
企業に雇われている場合は、年収400万円~1000万円ほど貰えます。
経験がない場合でも、普通のサラリーマンよりは少し良い給料がもらえます。
経験がついてくれば、年収1000万以上も超える事もあります。
フリーで働く場合は、時給制になります。
時給¥2000~¥4000ほどで、年収で300万円~600万円くらいです。
しかしこの場合も、医療、車関係、スポーツ、政治など専門の分野がある場合は希少価値があり給料も上がります。
通訳の仕事はスキルと経験量で変わってきます。
頑張れば、頑張るほど給料は上がって行くので最初は割に合わないと思っても、頑張って続けましょう。
国際社会になっていき、英語が公用語になっている会社や海外の会社と取引する会社も増えて行きましたので、これから仕事はどんどん増えて行くでしょう。
給料が少ない間は、英会話教室や翻訳の仕事と併用している人が多いようです。
3、学校に行く。
通訳になるのには資格はいりませんが、通訳になるための講座などはしっかり受けていないと仕事も入りません。
またその学校に入るのにも、英語力は必要です。
必要な英語力は日本でつけて行けば、カナダでは翻訳の勉強に集中でき、時間があれば、インターンシップなどにも参加できますよね。
カナダに来るまでに、語学の勉強、TOIFULなどの資格は受けておきましょう。
では、カナダにある学校を紹介します。
・Arbutus College
バンクーバーにある学校です。
コミュニケーション能力とビジネストレーニングを組み合わせたプログラムを提供する私立の専門学校です。
カナダ政府に認められているEQA(Education Quality Assurance)です。
コースは、通訳、翻訳のコース以外にも、ビジネスマネージメント、国際貿易、ホテルマネージメント、マーケティング、オフィスアドミニストレーションがあります。
全てのプログラムに企業研修も含まれています。
『学校情報』
住所:Harbour Centre 5th Floor, 555 W. Hastings St. Vancouver, BC V6B 4N5
TEL:(604) 681-7701 (英語) FAX (604) 681-7709
加盟教育団体:PCTIA, BC’s Career College Association、EQA
生徒数: 約100名
日本人の割合:23%
ク
ラス編成:8-20名 (コースによる)
入学条件:高校卒業、又はそれに同等な学歴。
TOEFL508点、IELTS5.0又はTOEIC700点以上(TOEICの場合エッセイ、インタビュー要)。
翻訳コースには、翻訳(日本語→英語)、翻訳(英語→日本語)、通訳の3コースが
必須科目になります。
授業は各コース週6×4習慣が1タームになります。
・Western Town College
バンクーバーとトロントにキャンパスがある語学学校で、翻訳、通訳になる勉強ができます。
クラスは翻訳コース以外にも、ビジネス、発音矯正、児童英語、ホスピタリティーなど幅広いコースがあります。
通訳翻訳コースは、通訳や翻訳の基礎を学ぶ事ができる上級者コースです。
通訳や翻訳以外にも外資系の企業への就職やグローバルな環境での社内通訳や翻訳、英文でのカタログや企画書の作成などのビジネス英語のスキルアップを目指したい人にお勧めです。
コースは2ヶ月サイクルになっていて、すべてのトピックが終了するとディプロマが取得できます。
『8週間のスケジュールモデル』
Week 1: 映画字幕・ナレーション・雑誌・レシピ
Week 2: 医療文書・医療会話・科学書・温暖化スピーチ
Week 3: 日本のニュース・日本文化
Week 4: プレゼンテーション
Week 5: ガイドブック翻訳とツアーガイド実践・展示会パンフレット・美術館
Week 6: ビジネスレターとメール・ビジネス会議・法人ホームページ・商品プロモーション・説明書
Week 7: 小説・漫画・児童文学・歌詞・カナダのニュース・世界のニュース
Week 8: 最終プレゼンテーション・商品プロモーション
入学条件:TOEIC700点以上 TOEFL530 18歳以上
卒業後は通訳や翻訳のプロとして活躍している方も多く、旅行会社で外国人向けのガイドや大手自動車会社、IT関係の会社での通訳の仕事につく人も多いです。
・TRANSMED
医療翻訳を学べる学校です。
日本で医療関係の仕事をしている人や医療通訳、翻訳を学ぶことができます。
3週間のプログラムと4週間のインターンシップが受けられます。
卒業生の中には、医療通訳の現場で活躍している人もいます。
4、日本にいる間にできる事。
翻訳、通訳を仕事にしたくて、カナダに留学を考えているなら是非日本にいる間に必要な英語力はつけておいてください。
どの学校も通訳、翻訳コースとは別に語学力をあげる為のコースもありますが、日本でTOEICやTOEFLの資格を受けてからくれば、学校を卒業したらインターンシップに参加したり、翻訳の仕事をしたりする時間に使えます。
その為にも、ワーキングホリデーなどで限られた時間しかない人は特に、カナダに着いてからは翻訳の勉強に集中できるようにしておきましょう。
学費も語学を勉強しないなら、その分安くなります。
試験の勉強は自宅でもできますので、まずは試験に申し込みをして勉強を始めましょう。
翻訳、通訳になるには、海外の大学に行く人が多いです。
しかし、大学に行かなくても翻訳を仕事にする事はできます。
大学に行った人に、負けない英語力、専門の分野を増やして行くことで仕事も増えて行くと思います。
自分の英語力では無理かもしれないと、諦めずにまずはできることから始めて行きましょう。
まとめ
通訳と言っても、色々な仕事がありそれぞれ得意分野があったりすると思います。
自分の特技を活かしながら、英語力もあげ、地域や社会に貢献することもできます。
東京オリンピックでは、通訳の仕事も増えてくると思います。
ワーキングホリデーや留学に行く方は帰国後が不安の人も多いですが、資格を取ることで就職先の選択肢も増えてくると思います。
英語力が少し足りない人は、今すぐ勉強を始めてまずは通訳の学校に入れる英語力をつけるのを目標にしましょう!