日本人留学生が一般的に考える事と言えば海外の留学先は英語のネェイティブの国だから語学学校の先生は英語のスペシャリストなのだろう!
現地で生まれ育ったのだから英語は完ぺきに違いない…と留学生がよく考える事ですが、実際の話で先生の英語が完ぺきではないという事もよくあります。
(単語や文法などにはその先生のレベルが出てしまいます。)
特に民間の語学学校は賃金を抑えるために教師の質を抑えているのではないかと言う所もあります。
ではそのようなときはどうすればいいのか?答えは簡単です。
英語を教える事の出来る英語力あればいいのです。
ESLの生徒を教える事の出来る力量がある先生は英語圏の大学で言語学を修了した先生やESLで20年以上も英語を教えている先生などは典型なパターンです。
これにTESOLを取得したESLの先生もわたし個人としては絶対にお勧めの先生です。
実際に海外の有名な留学地のESLの先生は何かしら(例えばサティフィケート)のTESOL資格を持っている事も多いです。
今回は世界的に有名なTESOLの内幕に迫ってみたいと思います。
- TESOLとは
- 日本ではどのくらい認知されているの?有効性はどう?
- TESOLの難易度は?
- 気になるTESOLの取得費用は?
- TESOL取得は留学がおすすめ!
1.TESOLとは?
非常に恐れ多いのですが日本の公立の学校などで英語を教えている日本人の英語の先生のレベルは低いと言われています。
70%以上の英語の教師が英検準一級も持っていない現実があるのです。
英検準一級(またはTOEIC730点)と言うとかなりの英語力があると思われるかもしれませんが、このレベルだと海外生活でやっとビジネス英語が話せるレベルです。
つまりそのレベルに満たない方のほうが多いという事なのです。
海外で長期間生活をしていると英検準一級レベルの単語は日常で一般的に使う単語である事がわかります。
つまり、海外の一般の生活で支障が出てしまう可能性の英語力の方が大半であるという事です。
そのような壊滅的な状況で日本国政府が最近、公立の英語の先生にTESOLの資格の取得の支援の検討を始めたと言われているのがこの資格です。
この資格ですが個人の英語力を証明する資格ではなく英語を教える事にフォーカスを置いた資格です。
ですので、個人の英語力自体が低くても英語を教える力を向上させて効率的に英語学習に役立てられるようになります。
具体的には科学的に考えられた英語の習得法(第2言語の習得理論)や効率的に教える事の出来る発音の仕方、話し方、聞き方や聞き取り方にはじまり教員に有効なプレゼンテーションの方法など、さらに英語学習に効果的な英語の教材の発掘法まで本当に多岐にわたるものです。
2.日本ではどのくらい認知されているの?有効性はどう?
日本で非常に有名なTOEICのテストですが、似たような名前のTESOLは正直な話、有名とはいいがたいです。
しかしこのTESOLですがTOEICよりも歴史は古く1960年代までさかのぼる事になります。
これまでTESOLは日本ではあまり認知されていませんでした。
しかし、ここ数年の東京オリンピックに向けた、英語特需で状況が変わりつつあります。
すでに日本以外の先進国では十分に認知されている国際的な資格です。
正直な話で日本でも有名になるのは時間の問題と考えられます。
日本で有名なTOEICは自身の英語力の証明のための資格ですがこのTESOLは英語を教える能力があるという事を証明できる資格ですので、英語の教師などに向いています。
日本の公立の英語教育機関にはこの資格あれば就職を有利に進められるでしょう。
さらに日本にある塾や民間の語学学校などにも有効である事は間違いありません。
3.TESOLの難易度は?
TESOLはTOEICのように点数で英語レベルを決める資格ではありません。
その為にTESOLのコースを修了した方は誰でも資格保持者という事になります。
しかしながらTESOLの難易度の幅広くは上はPhDの博士号(主に英語学習者の学習の研究を行う)ような非常に専門的な物や12週間程度で終わるような短期の資格まで様々です。
そして博士号のよなプログラムに入るろうとするとそのプログラムに入るために非常に英語力(TOEIC800-900点相当)が必要です。
しかしそのようなレベルが非常に高いTESOLの資格取得は期間や学費や英語力の問題などで取得したいすべての人がプログラムに入れるわけではないです。
今回ここで紹介させていただきたいのではわりと短期でもTESOLの資格が取れるものです。
さらに短期のTESOLプログラムなら高い英語力をもっていなくてもプログラムに編入できる事が多いです。
ですのでTESOLを取得したいけど英語に自信がないや短期でTESOLの資格の取得を考えている人にはお勧めのプログラムになります。
まず最短16か月間でTESOLの資格の取得が可能なディプロマコースはオーストラリアなどで有名なものです。
また驚くことにカナダではインターネットで受講する事の出来るTESOLクラスが存在しているようです。
さらにカナダにあるいくつかの語学学校では短期でTESOLサティフィケートの取得が可能です。
トレーニングのコースは150時間程度で取得が可能です。
語学留学の方でも英語のレベルをあげてからこのようなコースに編入する、またワーキングホリデー留学の方でも仕事で英語力を上げてからこのコースに編入して資格の取得が可能と言う事になります。
4.気になるTESOLの取得費用は?
取得者の気になる事と言えば資格取得にかかる費用ではないでしょうか?
TESOLはTOEICと違い取得するレベルで学費もかなり異なります。
先ほど述べたような博士号のレベルですと学費だけでも1000万はくだらないと思いますが、オーストラリアにあるような16か月のコースですと約$14000となります。
このケースの場合は勉強しながらオーストラリアで仕事をする事も可能ですので生活費などはある程度は抑える事が可能です。
カナダにある短期のTESOL取得のプログラムは学校によりますが公立の大学が提供している20週間程度のプログラムで$8000程度、さらに民間の語学学校が提供しているTESOL取得のプログラムもあり、この場合は10週間で$3000程度からの取得が可能です。
今回、調べた結果中で一番安いものは4週間ので$990と言うコースがありました。
ここまでくると非常にお手軽に取得できると言っていいと思います。
またインターネッのコースでは世界のどのにいても受講が可能でしかも値段は安くなります。
5.TESOL取得は留学がおすすめ!
値段が安く世界のどこからでもアクセス可能なTESOL取得のプログラムは便利ですがあまりお勧めできないようです。
TESOLの取得を本気で目指している方であれば最低でも20週間程度のプログラムを受講する事をお勧めします。
このくらいの期間ですとプログラムに実技試験などが組み込まれている事が多く、実用性が高いスキルを身に着ける事が可能です。
さらに16か月の程度のコースになりますとインターンシップなどで実際にの語学学校などで仕事をできるチャンスなどもあるようです。
また16か月くらいのプログラムですと卒業後に就労ビザが下りる事もよくある事です。
海外での就労経験はこの時代の日本では大きなプラスです。
ですので、実用的なTESOL取得のプログラムを希望するのならやはり留学がお勧めという事になります。
まとめ
TESOLの取得について書かせていただきましたがいががでしたか?
TESOLがまだ日本では有名ではないのでTESOL自体がどのような物なのかを知っている人はあまり多くはないと思います。
ですが、最近の日本の英語熱の過熱でTESOLの有効性が脚光を浴びつつあります。
TESOLTO一言で言ってもレベルはさまざまであり何年もかかるようなプログラムからインターネットで気軽に受講できるようなプログラムまで様々です。
個人的におすすめのプログラムは16か月以下の短期のTESOLの取得です。
この期間なら学費がそれほど高くならない事に加えて入学するにも高い英語力が必要という事はないです。
将来性有望なTESOLを取得考えてみてはいかがですか?