自分の中で留学を決心したあなた。

行くと決めたら、じゃあすぐ準備にとりかかってさあ出発!!

したいところですが、準備には念には念を、せっかくの留学の経験を充実させ、意味のある経験にしないともったいないです。

準備のうちの一つが親への報告です。

簡単なようで案外、一番重要なこと、だと個人的には思います。

自分が行くと決めて、周りの反対があると、せっかくの決意も足止めされてしまうかもしれません。

でもその反対を押し切ってでも行くか、なんとか説得しても行くか、それとも親の反対意見を尊重してやめるのか、それはあなた次第ですが、留学できる機会を逃さないでほしいと思います。

そこで親の応援、援助は必要不可欠。

私や、周りの留学経験者が実際に説得できた成功術をお伝えします。

あなたのご両親の気持ちを想像してみよう

あなたは親になったことがない前提ですが、親の子供に対する気持ちは自分が親になったことがないとわからないものです。

私がこうやって偉そうに言えるのも、自分が留学した際は大学卒業後の独身時代でしたが、今結婚して、子供を持った今、親の気持ちというものがようやくわかったからです。

実際に自分の子供が留学すると言いだしたら、私だったらまず反対します。

なぜなら、不安だからです。

子供が海外の手の届かない場所にいると思ったら不安で、もちろん寂しい思いをするし、大好きな子供はそばにいてほしいものです。

あなたも多分、親友や家族、特に恋人なんかにはそばにいてほしいと思う気持ちはあると思いますので、なんとなくわかるでしょうが、親の子供に対する気持ちは、その倍の倍の倍も強いということです。

だから、お父さんもお母さんも、寂しいのです。

だから単純に反対されるのがあたりまえだと思いましょう。

それに海外留学やワーホリを反対する親はきっと、海外に行ったことや住んだことの経験がない人が多数なのかなと思います。

目が届かない遠い海外移住という、自分の行動範囲以外で、何かあったときにどうしたらいいか分からないと考えているからです。

私の場合、そもそも仕事を辞めて学生になるということに両親ともに大反対されました。

長女の私に小さい頃から、よく勉強して、いい学校に行って、いい会社に入って、いい人と結婚して欲しいという教育をしてきた親にとって、仕事を辞めて無職でしかも海外へ行くなんてありえない!といった感じでした。

私自身は当時の仕事を続ける意思がなかったのと、人生後悔したくないという気持ちが強く、20代後半からでも遅くはないと思っていましたが、私に仕事で成功するもしくは嫁に行ってほしいという希望のある親にとって、”留学=フラフラ遊び歩く無職”といった認識があったようで、今まで何となく親の教育通り保守的な道を歩んできた私がここへきて急に留学を言い出した事にとても戸惑っていたようでした。

自分の親がどんなタイプなのかあなたが一番よくわかってるのではないでしょうか?

自分のやりたいことを応援してくれなくて、理解のない親だと諦める前に、こういう親の気持ちを想像してみると、説き伏せるには何をしたら良いのかが分かります。

親が反対するにはこういった親心の理由があるんです。

だから、とりあえず反対されても、まだ諦めるのは早いです。

本当は親は誰でも子供の良い人生を応援しているからです。

留学があなたにとって、どんなにプラスで、あなたのためになる経験だということを単純にわかってもらえれば、親という強力な協力者を味方にできるのです。

なぜ留学したいのか、目的をはっきり伝える

「そんなの当たり前」と思っている人も多いかもしれませんが、親は具体的な目的を求めています。

ただ単純に海外に行ってみたいというだけでは親は納得してくれません。

論理的な理由を伝えましょう。

説明が苦手なら以下の項目を自分のノートに書き出してみてもらいましょう。

日本の大学や英会話学校を調べてみて、なぜ日本の学校じゃだめなのか。

日本の大学に行くメリットと海外の大学(または語学学校)に行くメリットをそれぞれ比較してみて海外の大学に行くことを選んだ理由は何か。

自分の行きたい大学の魅力は何か。

自分の性格を踏まえてその大学が自分に合っていると思う理由は何か。

その大学で学べることは何か、取れる資格は何があるか。

学んだことや取った資格をどう将来に活かせるのか。

帰国後は仕事なり就職なりどうするのか。

海外大学の厳しい状況に身を置くことで成長できるという基本的なことを伝え、また、英語を学ぶだけではなく、「英語を使って」知識を得られること、また他にも日本では学べないことや、海外の方が進んでいる分野で、最新の技術や知識を学べること、海外で得られた知識や経験を、就職や転職に活かせることを積極的にアピールしましょう。

留学にかかる費用をはっきりさせ相談する

ここが難関ポイントでもありますが、実際留学はとてもお金がかかります。

それは周知の事実です。

費用は自分の行きたい学校、やりたいアクティビティによって大きく異なります。

しかし、自分の努力次第ではなんとかなります。

まず、普通に日本でずっと教育を受けていた人なら、海外大学に通うのにどれだけの費用がかかるかわかっていない人が多いです。

だから、きちんと説明しましょう。

国によって違います。

地域によっても違います。

私立・公立で変わってきます。

次に、学費だけでなく、生活費と、渡航費なども合わせて一年間でどれくらいかかるのか具体的にリストアップしトータルの見積もりを出しましょう。

そのときに、日本国内の志望校や日本の英会話スクールに行った場合の見積もりも出しましょう。

そのほうがより説得力が増します。

実際わたしの周りの人は、アルバイトをしたり、身の回りの物を売ったり、またはローンを組んだり、奨学金の申請をしたりして、いろいろと工夫をして自分で工面している人が非常に多いです。

最初から親に全て負担してもらうつもりで話をしにいくのではなく、自分がどこまでできるかというやる気をしっかり見せましょう。

そもそも全て親に出してもらったお金で海外に行ったとしても、何かうまくいかない壁にぶち当たった時、自分の力で乗り越えようと頑張れないのは事実です。

例えて言うなら、高級だけど、ただでもらった時計と、欲しくて頑張って貯金してためてやっと手に入れた時計があったとします。

それが同じブランドの同じ値段の時計でも、壊れてしまった時の対応はきっと全然違いますよね?

頑張って手に入れたものはなんとか修理して直せないかと試行錯誤すると思います。

留学もそれと一緒で、自分で資金を工面するところからその価値はすでに上がってるんです。

その上でどうしても親の助けが必要な場合は、ここまで自分で費用をまかなえるけれども、あといくら必要になるか具体的な数字を出して、経済的援助してもらえないか切り出すといいでしょう。

もちろん将来返済する意思も添えることも忘れないでくださいね。

留学に行った際のシュミレーションができていることを伝える。

海外留学は自分にとっても新たな経験でしょうが、それこそご両親も同じく、自分が知らないこと、場所へ子供を預けるのは不安なものです。

海外生活やカナダが未知のものだからです。

だからこそ、できるだけ細かい情報を与えて安心させてあげることが大切です。

またカナダの国を選んだ場合、治安が良いこともアピールしましょう。

まだ決まってないことを具体的に伝えるのは実際難しいのですが、例えば、バンクーバーにしろトロントにしろ、その都市のどのあたりに住む計画をしているのか、その都市には何があるのか、ホームステイをするのか、シェアハウスはどういったものなのか、とにかく自分で得た情報で魅力的な面を細かく教えてあげましょう。

あなたの知っている情報全てを伝えてみてください。

そうすれば「あら、素敵なところね、お母さんも遊びに行っちゃおうかしらー」なんて事になるかもしれません。

あともう一押し、現代は国際電話代もかからず、ラインやスカイプでいつでも連絡が取れることも伝えましょう。

まとめ 最終的にはあなたの熱意が伝わるか。

結局はあなたのやる気を見せるしかありません、熱意は口だけで語っていても伝わりません、実際行動で示していきましょう。

留学は遊びに行くのではないことを示すためにも日頃からしっかり勉強している姿を見せ、TOEFLなどの受験したり。

学校の成績もきちんと保ちましょう。

何事も費用対価値です。

この子をひとりで海外に出しても大丈夫だ。

高い学費を払ってあげるだけの価値がある。

と、親に思わせるようなポジティブな考え方や言動をしていけば、親なら最終的には子供にとって良い経験をさせてあげたいと思ってくれるはずです。

親を味方につけて、充実した海外生活を送ってみましょう!