ワーホリへ行くのにカナダかオーストラリアは最も比較されどちらへ行こうか、誰もが悩むのではないでしょうか。
さて、迷っているというあなたはどちらの国のこともよく知らないからでしょう。
私は、2カ国のワーホリを経験し、やはり同じ英語圏でも異なる文化を体験してきました。
オーストラリアとカナダのどちらが自分に合っているかどうか、早速比較して決めていきましょう!
オーストラリアとカナダのまず抑えるべき比較ポイント
比較する上でのポイントとして、治安、気候、物価、最低賃金などの要素はいろいろあります。
それぞれの比較ポイントについて簡単に見ていきます。
まずは、『治安』ですが、これは個人的にははっきりとどちらが安全かわかりません。
どちらも日本よりは安全ではない、と心して行動するべきです。
例えば、特に女性の場合、夜中に一人で出歩くのは危険なので、絶対に避けたほうが良いです。
その点を挙げると、カナダは冬のシーズン暗くなるのが早いので、冬場になかなか一人で出歩きにくくなります。
都市部なら夜でも人通りがあるので、少しくらい大丈夫かなと思いがちですが、少し路地に入ったり注意が必要なエリアがあります。
迂闊な行動は避けるべきです。
オーストラリアも治安が良いと言われていますが、都市部や危険なエリアでは暴力事件が起こっているようです。
私自身は、怖い目にあったことはありませんが、海外ではいつも置き引きやスリに合わないように注意していました。
カフェなんかでもカバンを席に置いてちょっと離れるなんてことはできません。
そして、日本のように電車の中で寝ている人はまずいません。
それこそ無防備で公の場で過ごせるのは日本くらいでしょう。
カナダとオーストラリアの気候
そして次に重要だなと思うのが、『気候』です。
天気って、やっぱりその日その日に影響します。
イメージとしてはオーストラリアはあったかくて、カナダは寒い、まさにその通りなんですが、何せ広いのでその年によっても全然違います。
オーストラリアはシドニー、パースなどは年中晴天が続き、夏場は非常に暑かったです。
夏暑いのは当たり前ですが、おそらくオゾン層の関係で日差しが強く、日中の日焼けには要注意でした。
紫外線対策はしっかりしましょう。
また空気が乾燥しています。
それから、人気の都市、メルボルンやブリスベンも年中暖かい気候なので、寒いのが苦手な方には嬉しい気候です。
また地域によって四季があるところと一年中温暖なところがありますが、オーストラリアは南半球なので日本の夏に渡航したら冬です。
一年中温暖といっても急に夜は空気が冷えることがあるので、1日の温度差に注意が必要になってくると思います。
カナダに関しては、比較的温暖なバンクーバーは冬場は雨期になるので、本当に毎日のように雨、もしくは雪の気候が続きます。
しとしとずっと降ったり止んだりの天気です。
それより北の都市トロントなどは、冬場はマイナスの気温になるのが日常なので、外を出歩くのは厳しいと感じてしまいます。
しかし、寒さは厳しいのですが、日本の北海道のように、室内はヒーターが建物自体に完備されているのが普通なので、家の中は基本的に快適です。
また夏は爽やかでビーチで楽しむこともできます。
『物価、最低賃金』
お金に関してはワーホリ中仕事ができるので、現地で資金をどれくらいまかなえるかが、ワーホリを検討するにあたって重要視しておくべきポイントでしょう。
物価に関しては、どちらも日本と比べて家賃や食料品はちょっと高いように感じました。
ですがうまくやりくりすれば生活できる範囲なので、問題ありません。
最低賃金は、カナダも徐々に上がってきていますが、オーストラリアの方が断然高いです。
オーストラリアには、ファームジョブがあり外国人が主に雇用されているので職探しも選ばなければ比較的見つけやすいかと思います。
フャームジョブはお金は稼げますが、体力勝負な面があるので、アクティブな方にはもってこいですが、体力的にきつかったという声もよく聞きます。
オフィス系の仕事は、なかなか英語力やスキルがあっても簡単には見つからない傾向にあると思います。
多くのワーホリ経験者はレストランなどサービス業で雇用されている。
オーストラリアとカナダの違いは、チップ制度がカナダにはあるのでレストランでサーバー(ウエイトレス)として働くには時給よりもチップで稼げると聞くこともあります。
またカナダの方が移民が多くいるので、ワーホリ中の外国人として差別されることが少ないと感じます。
仕事面で正当に評価される環境があります。
注目したいカナダ英語とオーストラリア英語の違い
私の場合、語学力をある程度伸ばして、将来に仕事で活かせるようにしたい、と漠然と考えていました。
ですが発音がきれいかどうかまでこだわっておらず、相手に伝わるか、正しく読み書きできるか、という基本さえつかめば良いだろうと、オーストラリア英語とカナダ英語にそんなに違いがあるとも知らずに渡航しました。
カナダの英語はきれいと言われていますし、一方オーストラリア英語は訛りが気になります。
カナダに初めてワーホリをしたため、『きれいな』英語を1年目に身につけました。
その後オーストラリアへ。
ある程度カナダ英語のヒアリングができちゃっていたので、オーストラリアのローカルの人々の訛りに当初こんなにも違うのかと驚きと、聞き取れない戸惑いがありました。
しかしながら周りは他の国から来ている留学生も多く、カナダで身についた英語で自信を持って会話できてきたので、聞き取りやすく発音しやすいカナダ英語を初めに身につけておいてよかったと感じました。
留学経験者からもカナダの英語はきれいと、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
しかしながら、なにをもって英語の『きれい、きたない』を判断するのかは難しいところです。
しかし、もともとイギリスの植民地だったためイギリス英語から発展し、しかも世界の主流がアメリカ英語となっている中、アメリカからの発音や文法の影響を受けているところが、日本人にとって聞き取りやすいところがあるので、カナダ英語は身につけやすいと言えます。
また、どちらの国で生活しても英語を話す環境次第というのはしっかり頭に入れておいてください。
留学生やワーホリで滞在している日本人と過ごす時間が長くなってしまうことに陥りがちです。
または他国から移民、留学、ワーホリで生活しているローカルでない人と過ごす時間が多い人もいるでしょう。
ですので、英語の学習に関しては、カナダの方がきれいな英語に触れ合えるチャンスが多いというのは確かだと思いますが、どちらの国のほうが良いかというよりは、現地でどこまでローカルの人と交流し会話できる環境に自分を持っていくかということと、継続して勉強するかというのも重要です。
結局はワーホリ目的を何にフォーカスするか
私の場合、ワーホリを決めたときには、行く国にはまったくこだわりを持っていませんでした。
結局は語学に力を入れたいというのと、初めての留学は日本人のコミュニティも簡単に見つかる都市、それならバンクーバーがいいよと聞き、最終的には長年趣味で続けていたスノーボードを広大なスノーリゾートで体験したいというのが決め手となって、カナダへのワーホリを選択しました。
語学向上の目的を最重視したことで、結果として英語力が飛躍的に伸びましたし、もちろん好きなスノーボードも存分に楽しむことができたため、初めてのワーホリは大満足な経験になりました。
そのあと私自身も、この海外生活の魅力にどっぷりはまってしまい、カナダ滞在の延長後、オーストラリアのシドニーへも渡りました。
カナダである程度の会話力がついていたので、引き続きのオーストラリアでの仕事探しや生活にもさらに生かすことができました。
そして、ワーホリの目的として、やはり『ホリデー』を楽しむべきだと思います。
せっかく日本を飛び出してきたのだから、ワーホリを通して、その国の世界遺産や観光地をいくつか訪れることも大いに可能です。
オーストラリアの行っておきたいスポットはこちら。
エアーズロック(ウルル)
グレート・バリア・リーフ
グレートオーシャンロード
スリーシスターズ(ブルー・マウンテンズ国立公園)
カランビン ワイルドライフ サンクチュアリー
パロネラパーク(ケアンズ)
コアラガーデンズ(キュランダ)
クイーンヴィクトリアマーケット(メルボルン)
セント・パトリック大聖堂(メルボルン)
ラウンド・ハウス(フリーマントル)
サーファーズパラダイス
オペラハウス(シドニー)
ハーバーブリッジ(シドニー)
オーストラリアの大自然は本当に美しいです。
ワーホリ滞在中に都市を移動しながら過ごす人も多いので、広大な土地を働きながら、観光しながら巡ることができるのもオーストラリアの魅力です。
カナダの行っておきたいスポットはこちら。
オーロラビレッジ(イエローナイフ)
ナイアガラの滝 (ナイアガラ・フォールズ)
ウィスラーブラッコム(ウィスラー)
バンフ国立公園(カナディアンロッキー)
CNタワー(トロント)
ノートルダム・ド・モントリオール大聖堂(モントリオール)
ぜひ行っておきたいイエローナイフは各都市からオーロラツアーが出ています。
ワーホリ中にカナダからアメリカへツアーへ行くことも。
バンクーバーから車で行けるシアトル、そして飛行機で数時間のニューヨークへも滞在中に行きました。
アメリカへも気軽に行けるのもカナダ滞在の魅力です。
まとめ
治安、気候、物価、最低賃金、などの要素、そういった視点でカナダとオーストラリアを比較しても、どちらをとっても同じ先進国ですので普通に生活できますし、さほど違いはないと言えるでしょう。
とは言ってもせっかくの留学、ある程度もお金と時間をかけて行くのですから行き先を納得していくべきです。
あなたも目的やきっかけ、将来なりたい自分の姿などをきちんと見極め、カナダとオーストラリア決め手となる行き先をぜひ見つけてくださいね。