カナダ留学とっても楽しみですよね。
それとも不安のほうがいっぱいでしょうか?!
せっかく費用と時間をかけて留学するなら、楽しく、成功したと自信を持って言えるように帰国したいですよね。
私は4年近くの海外滞在経験があり、私自身が失敗した経験と、たくさんの留学生と出会って彼らを見てきて、ちょっとの心がけで留学が失敗か成功か大きく変わってくる、自分で変えられるものなんだということを学びました。
留学前からその心得をしておくだけで、留学先での行動も変わってくるでしょうから、是非私の紹介する成功するための心得を参考にしてみてくださいね。
心得1 成功する人は『留学の目的がある人』失敗する人は『目的がない人』
これは語学留学に限ったことではありませんが、まず明確な目標を立てるかどうかで、目標を立てた人(そして行動に移せる人)は、すでに成功しています。
一般的に『英語ができるようになりたい』というものが留学生の目的でしょう。
ただ、それだけでは絶対ダメです。
語学の習得は確かに重要ですが、語学はあくまでもツールです。
語学を使って『何か』を成し遂げたいから留学をしている、というのが留学ではないでしょうか。
私自身多くの留学生と出会い、一概に勉強が得意な方だけが、留学に来ているわけではなかったです。
それぞれが色々な目的を持って、海外へ行き、学校の勉強が不得意でも、一流のシェフを目指す為、モデルを目指す為、エンジニア、美容師、ネイリスト、起業家、などなど、それぞれ専門的なことを目指す為に、実用的な知識を吸収する為に渡航する方もたくさんいます。
将来留学の経験をどう生かしたいのか、その目的を達成するためには何をしたらいいのか。
大きな目標を設定したら、次はそのために何をするべきかの小さな目標を幾つか立て、さらにその小さな目標のために、今日何をすべきか紙に書いてみましょう。
あなたの方向性が見えてくるはずです。
ですが、留学は未知のものですから思い通り、予定通りに事が運ぶとは限りませんよね。
思ってもなかったトラブルや壁にぶち当たります。
そんな時はもう一度軌道修正した目標を立て直せば良いだけです。
結果当初立てた目標にたどり着かなかったとしても、その過程において価値があり、新たな目標に向かう事ができます。
語学は確かに重要ですが、『何のための』語学なのかを意識することが、そのためには、留学最終日を意識しましょう。
あと半年ある、ではなく、もう半年しかない、と考えることで、留学に費やす貴重なお金や時間を十分に生かすことが出来ます。
よく言う、コップに水が半分しかない、か、半分もある、のポジティブな考え方ですね。
あなたが帰国した時に、留学した価値があったと振り返られるようにしたいですよね。
しかし、留学後もまだまだ人生は続きます。
留学という経験に満足するのではなく、貴重な時間を生かして帰国後も、どんどんアクティブに動いていきましょう。
人生も同じです。
あなたが年とった時に、『意味のあった人生だった』と振り返られる事ができれば上等でしょう。
心得2 成功する人は『準備ができている人』失敗する人は『準備不足な人』
目的がしっかりしたら、そのための準備をしっかりしていきましょう。
準備ができていない人は、留学中思うように行動できず、無駄な時間を過ごしてしまいがちです。
一つは、お金に関して十分な用意があるかということです。
現地で費用が足りなくなり、やりたいアクティビティに参加できなかったり、ワーホリの人はただアルバイトに明け暮れる日々で終わってしまうのではもったいないです。
そして、もう一つは英語力です。
留学前に少しでもリスニングと発音の練習をしておくことが必要です。
留学前の英語力がまったくないのも、留学で英語がなかなか伸びない原因になります。
例えば語学学校では、S,V,O,ADJ,ADVつまりSubject(名詞)、Verb(動詞)、Object(目的語)、Adjective(形容詞)、Adverb(副詞)という品詞の英語はほぼ毎日のように出てきます。
最低限の文法は授業において必須です。
まずこういった、必ず授業で使われる単語の意味を知らなければ授業が理解できるようにはなりません。
また、ホームステイで使うと思われる挨拶などは全て覚えられなくても、事前に調べるなどしてリスト化しておくといいです。
大概のホストファミリーは留学生に慣れているはずなので、コミュニケーションがうまくできないのは承知でしょうが、『ありがとう』『ただいま』『今日は友達と出かけます』『今シャワーを使っていいですか』など必ず使う言葉は言えるようにしておいた方がいいです。
そうでないとホストファミリーもあなたが何を考えているのかわからずトラブルの元になったりします。
このように、最低限知っておくべき英語表現は最初から知っておかないと、英語の勉強も日常生活もうまくいきません。
心得3 成功する人は『はっきりものが言える人』失敗する人は『言わない人(言えない人)』
日本人の習慣として必要以上に遠慮してしまうということがあります。
日本の文化では遠慮は美徳として認識されるかもしれませんが、これは海外の生活においては欠点と言っても良いと思いますし、とても損です。
例えばホストファミリーに週末にどこか連れて行ってあげると提案されたとします、こんな時、遠慮せず、堂々と、言ってみたい観光地ややってみたいことを言えるといいでしょう。
遠慮して、もじもじしているとそんな良い機会を逃してしまいますし、相手も、あなたが行きたいのか行きたくないのかわからず戸惑います。
そして、行きたくない、やりたくない状況が来たらはっきり相手に申し出ましょう。
嫌な顔をされるかもしれませんが、それを恐れて、我慢して付き合っていたら今後の海外生活は続けられません。
海外の人ははっきり物を言います。
日本人は逆にそれがびっくりするかもしれませんが、それが海外のやり方だと思ってください。
そして、知らないことは恥と思い、知ったかぶりをしていることも後のち損をしてしまいます。
英語が聞き取れなかったら「もう一度言ってください。今何を言ったかわかりませんでした。」と素直に言いましょう。
そして日本人との付き合いにもこのことは当てはまります。
留学している日本人と付き合うかどうか、そこは自分をコントロールし、日本人グループにどっぷりはまらないようにするべきです。
他の日本人も、英語を学びに学校に来ているのです。
だったら切磋琢磨すればいいですよね。
それができない人であれば距離を置けばいいという話です。
日本人に遊びに誘われても、メリハリをつけて時には断れる人は、海外で外国人とも交流できるようになり、留学生活は成功しやすいでしょう。
それが苦手、と思う人は、初めからなるべく日本人の少ない都市や学校を選んで、自分が成長できる環境を作っていくことが成功の秘訣です。
カナダではバンクーバーやトロントの都市部に行く方が留学生、つまり日本人も多く、カルガリーやビクトリアなど比較的田舎の方は留学生も少なめです。
心得4 成功する人は『逆境も楽しめる人』 失敗する人は『楽しめない人』
海外留学って楽しそうなイメージですよね。
勿論そうじゃない人もいると思いますが、ただ行っただけで楽しい生活が待っているかというと違います。
どこに行っても、生活が楽しいか楽しくないかは結局自分次第だからです。
短期留学ならば旅行感覚で刺激的な毎日は楽しいでしょう。
しかし、長期留学ならばその楽しさはいつまでも続かないでしょう。
『海外に行けば何か楽しいことが待っている』と期待を大きくして行くのは厳禁です。
海外留学は新しい経験のきっかけにはなり得ますが、自分から楽しみに行かないとつまらないものになってしまうかもしれません。
カナダで生活を始めると、日々新しい発見があるのは事実です。
新しいことに前向きに関心を持てる人ほど、留学生活はより楽しく、より充実したものになります。
知らないこと、分からないことに対して素直に学ぼうとする姿勢のある人の方が、新しいことをどんどん吸収していけます。
せっかくの機会をフルに満喫するためにも、好奇心は忘れずにしたいですね。
そして恥ずかしがったりためらったりするのはもったいないです。
旅にも通じることですが、留学先であなたのことを知っている人は一人もいません。
何をするのか、何をしないのか、あなたが自由に決めていいのです。
もしかしたら日本では周りの目が気になったり、きっかけがなかったりして挑戦出来なかったことを、どんどんやりましょう。
自分に不似合いの分野だと思っても、日本でのあなたを誰も知りません。
新しい自分の得意分野にする!ぐらいの気持ちで取り組んでみましょう。
心得5 成功する人は『自分で解決しようと行動する人』 失敗する人は『なんでも他人を頼りにする人』
留学することは確かに大変です。
お金もかかるし、言葉も違うし、文化も違うし、準備もたくさんあります。
初めてのことで心理的に不安になるのもすごくわかります。
ですが、先に現地で留学をしている人や、留学をサポートする会社に頼りすぎて、全部やってもらうのでは、自らの成長を止めてしまうことになります。
実際のところ、留学エージェントはたくさんの情報やコネクションを持っていますし、うまく利用するのは賢い選択です。
エージェントを利用するなと言っているわけではなくて、出来るだけ自分で調べたり、意見を発したりしてトライする気持ちが必要です。
まずは自分で頑張ってみるのも良いとおもいます。
自分でトライしてダメだった場合に、先に来ている留学生やエージェントなど頼れるものがあるのだというくらいに考えて、自ら異文化の中に入っていく勇気が必要かと思います。
留学に向いている人の多くは、周りがどうであれ、自分は自分と言う意志を持って頑張っています。
自分の乗るレールは自分で敷く自立心が必要なのかもしれません。
自ら積極的に動くのが大切です。
英語学習に関しても、誰かが教えてくれると思っている人、自分から聞きに行かない人、そして自分で調べる癖が付いていない人。
こう言った人は成長しません。
語学学校でも、私の周りでは、辞書を持ってこない留学生って意外といました。
単語力がそれほどあるわけでもなく、全く分らないことばかりなのに、辞書、または電子辞書すら利用していないのです。
語学の習得は面倒であることをコツコツとやっていくことが大事です。
海外での生活をしたら自然と英語が身につく、なんて甘い考えをしていては、語学習得は成功しません。
英語しか使えない環境で、日本語を断ち、必至になって自分の意志を伝えようと努力する毎日があるから、海外での英語学習をしようとすることに意味があるのです。
心得6 成功する人は『日本の習慣を捨てられる人』 失敗する人は『捨てられない人』
せっかく海外に来ても、日本人と常に一緒に行動したり、インターネットで日本のサイトやメディアを娯楽として楽しんでしまう人が多いです。
そしてこれが最も留学に失敗してしまう要因であると思います。
インターネットを当然の道具として利用している方々については、なかなか難しいかもしれないですが、インターネットでは簡単に日本の情報を得ることが出来てしまうので、簡単に日本語環境を生み出してしまうのです。
意識して英語のサイトを利用するようにする努力が必要です。
そして、海外である程度滞在する場合は、その国の習慣や文化を受け入れる姿勢が必要になります。
これが単なる旅行だったら、日本と違うことがとても新鮮で面白く感じるでしょう。
しかし、日本で、とても便利なシステムと、サービスのレベルは世界一と言っても過言ではない素晴らしく居心地の良い環境で育ってきた私たちからすると、『日本ではこんなサービスがあるのに、なんでカナダではないのだろう』という気持ちになるかもしれません。
私は何度もそう言った気持ちになりました。
日本のようなカラオケもコンビニも基本ありません。
そして、海外では、バスや電車の時間も不定期だったり、頼んだものが時間通りに来なかったり、学校の職員のサービスがいまいちだったりと、順風満帆な環境ではないかもしれません。
納得のいく生活ができないことをついつい愚痴ってしまいます。
そうやって、いつまでも日本の習慣から抜け出せない人は、生活をする中でいろいろなストレスを感じ、異なった習慣を受け入れる事が出来ず、前向きになる事を忘れてしまいがちです。
日本だったらこうなのに、日本だったら、、そのような考えは捨ててください。
結局は環境や他人のせいにしたところで、何も解決しませんよ。
目的を達成すると言う意思を持ったのでしたら、最後までその意志を貫いて欲しいと思います。
外国は日本では無いことは、留学前に覚悟しておいてください。
カナダ人の友達を作ったり、色々な体験をすることで、カナダの文化や習慣が身につくことにも繋がります。
そんな文化や習慣の違いを自ら乗り越えたり、慣れたりすることで、こちらでの生活にも徐々に自信がつき、それは、未熟な英語でも積極的に会話をしようとする姿勢まで生まれることにつながります。
まとめ
以上心得として『留学の目的がある人』『準備ができている人』『はっきりものが言える人』『逆境も楽しめる人』『自分で解決しようと行動する人』『日本の習慣を捨てられる人』が、留学を成功するポイントとしてお話ししました。
全て心がけひとつで留学を価値のあるものに変えられるのです。
ぜひあなたもこのことを頭のどこかにおいて、留学に臨んでみてくださいね。