留学をする理由の一つとして、英語を話せるようになりたいというのは皆さん共通の目標ですよね。

英語を話せるようになって、外国人と自由にコミュニケーションを取れるようになりたい、英語を使った仕事に就きたい、洋楽や洋画を翻訳なしで見れるようになりたいなど、様々な理由があるかと思います。

だからこそ、英語を話せるようになるには実際に英語を母国語とする国へ行って、現地の英語に触れる事が重要ですよね。しかし、留学をすることによって本当に英語が上達するのかどうか不安に思う人もいるかもしれません。

今回はそんな方達の為に、

  • 英語が上達する仕組み
  • 継続的に英語を上達させる方法
  • 1年の留学でどれくらい話せるようになるか

についてお伝えしていきたいと思います。

留学中あなたの英語力を効果的に上達させる為にも、英語を習得する上で必要なポイントをしっかり押さえておきましょう。

英語が上達する仕組み

留学をすることで自動的に英語が上達するかといえばもちろんそういうわけではありません。
もし全く英語を覚えようとせず、留学中全く英語を話そうとしないならさすがに上達は止まってしまいますよね。

じゃあどうすれば英語が上達するのか、その根本的なお話をしていきます。

まず、皆さんは「インプット」と「アウトプット」という言葉をご存知でしょうか?

聞いたことがある方もいるかもしれませんが、要するにどうしたら自分の知識が記憶に残りやすくなるかという話なんですね。

簡単にいうと
「インプット」というのは知識を自分の中に取り入れる事。
「アウトプット」というのは取り入れた知識を外に発信すること。

どういうことかと言うと、
人には学んだ事を外に出して初めて自分の物になる、という仕組みがあるんです。

よく、「人に何かを教えたら自分も教わっているのと同じ」とか聞いた事ありませんか?

あれはまさにアウトプットしている状態で、学んだことを話したり自分が直に体験したり、考えて教えたりする時の方が自分の記憶に残り易くなるという事です。

これは英語でも応用できます。

例えば、「Where is the washrooms?」(トイレはどこですか?)
という文章を覚えたとします。あー簡単だ。そのくらい簡単に話せるだろう、と思いますよね。

しかし、実際に現地へ行っていざトイレの場所を聞く場面が来たとしましょう。
その時、本当にパッとその言葉が出て来ない人がいるんです。

なぜでしょうか?

それは今までその言葉を使った事(アウトプット)がないからです。
また、簡単な単語なのに発音が今いち違ってて伝わらないことまであります。

以前にその単語を発音したことが少ないから、口が付いて来ないのです。

つまり、英語をただ理解したり覚えただけでは話せないという事ですね。

どうすればいいのかと言うと、

英語を覚える→口に出して話す(誰かに伝える)→繰り返す

このプロセスを踏む事で初めて英語が身に付きます。英語の上達をあきらめる人の中には、このプロセスがどれか一つでも欠けている可能性があるのです。

例えば学校や本でいくつかの単語を学んだ。しっかり勉強したはずなのにいざ本番になるとその単語が出てこない。そんなケースを繰り返すうちにだんだん努力が無駄に思えてきて、上達するのをやめてしまうのです。

でもよくよく考えてみると、英語をただ聞いたり読んだり(インプット)しただけで、実際にそれを人に伝える練習(アウトプット)が少なかったのですね。ではどうするのが良いのでしょうか。

一番良いのは、覚えた単語を使って文章を作り、それを友達か誰かに話す練習を繰り返すことです。

その際、その自分が話した英語が相手に伝わったかどうかを確認する事も大切ですね。自分が話す発音と、実際の正しい発音が違ったりする場合があるので。

ですからできれば現地の人に聞いてもらうのが良いですが、無理ならばインターネットやアプリで正しい発音を確認してそのとおり発音するだけでも良いです。

そして何度か同じ文章を繰り返し話す練習をしましょう。
するとどうでしょう?もうその文章は自分の物になっています。

いざその単語を使う場面が来た時、言葉がスッと出るようになるでしょう。

しかし毎回友達などに練習相手になってもらうのが難しいという場合は、一人で口に出して発音するだけでも大丈夫です。そのかわりその発音や文法があっているのかしっかり調べて確認すればよいだけの話です。

覚えた単語を使って文章を作る→その文章を使う場面をイメージしながら繰り返し口に出して話す

これだけで良いです。大事なのは本当にその場面にいるようなイメージをしながら練習をすることですね。

そして実際に人と話した時仮に多少間違っていたとしても、少なくともなかなか学んだ単語が出てこない、なんて事は無くなりますね。あとは誤差を修正するだけになります。

継続的に英語を上達させる方法

英語を上達させる方法はある程度分かったかと思います。

基本的には上記で話したことの繰り返しですね。繰り返せば繰り返すほど、身に付ける単語が多ければ多いほど、英語が上達するのは言うまでもありません。

そしていつも続けて上達していれば、いつかは必ずペラペラになってしまいますよね。
では、英語を上達させるのをずっと継続させるにはどうしたら良いのでしょうか?

一つの方法として、「一日一単語を必ず身に付ける」というやり方があります。

え?たった一個?と思われるかもしれませんが、毎日毎日必ず一つは身に付けなければならないとなると、これが意外と簡単ではないんです。

しかし、たった一個なので難しくもないんです。

その一個の単語はできるだけ普段使いそうな単語にする事。単語を覚えたら必ず応用文章を作って口に出して話す(アウトプット)事を忘れず心がけて下さい。

例えば友達と話している時に、「こういう時この英語はなんていうんだっけ?」って話しながら、「そうかこう言うんだ、ちょっと練習してみよう」という具合に学べば、もうこれで一個身に付けたことになります。

また、分からない英語は「その単語どういう意味?」って聞けば教えてもらえるし、仮に理解できなかったとしてもその単語を家に持ち帰って後で調べたりできます。そんな感じで、単語を調べたら口に出して話す癖をつける事ですね。

しかも、現地へ行けば全てが英語だから、嫌でもいろんな単語の意味を調べたくなるでしょう。そうすると実際には、一日一個で済まなくなってきます。

これがもし現地の友達といつも英語で話している(アウトプット)なら、一日10個や20個くらい知らないうちに身に付いてたりする可能性だってある訳です。

仮に、本当に一日一個だけ単語を身に付けたとして、少なく見積もっても1年で365個の単語が身に付いたことになります。そして実際には、本当に365個にとどまらないと思います。

知らないうちに1日3個に増えてたとしたら軽く1000語を超えますし、実際は現地の人とたくさん話さなければならない状況になるから、2000語くらいは知らないうちに覚えてしまっていても何ら不自然ではありません。

一日一個という目標を決める理由は他にもあります。それは、人は最初の一歩がなかなか踏み出せないからという理由です。

どういうことかと言うと、一日1単語でも勉強してしまえば、流れで2個、3個、5個、10個と勉強してしまうものなんですね。

でも、始めから10個と目標を設定してしまったら、もう続きません。
もちろん中には続く人もいるでしょう。続く人はどれだけ単語数を増やしても構いません。

ただそれがもしたった1個なら、可能な数字に見えませんか?
そうやって、やる気を持続するわけです。

だから1個でいいんです。1個できたらその日はオッケーとしましょう。するとあとは時間の問題という事になりますよね。もちろん休憩したい時もあっていいと思います。

あくまで目安を決めておくことで、メリハリがつくという事ですね。

この一日一個単語を身に付けるというのはあくまでも一つの方法であり、他にも人それぞれやる気を持続させる方法は違うのかもしれません。参考程度に捉えてください。

肝心なのは続けるということですね。続ける為には大変過ぎてもダメですし、できれば楽しく簡単に身に付けたいものです。

その為にはやはり、現地の友達をたくさん作って英語で話す環境を作るのが一番手っ取り早いですね。
カナダには多種多様な国から外国人が集まってきているので、片言の英語しか話せない人は五万といます。

ですから、カナダの人は英語が話せない人への対応に慣れている人も多いです。彼らと会話する時はどんどん懐に飛び込むぐらいの勢いで良いのかもしれません。

英語が分からなくても理解してもらえます。

最初はもちろん分からない英語が多いかもしれません。しかし基本を身に付けてしまえば、あとはだんだん早くなってきます。

たまに英語に疲れたら、日本人と話すのも結構です。しかし英語を習得するのが第一優先だとしたら、できる限り英語環境でいることを目指しましょう。

1年の留学でどれくらい話せるようになるか

留学するにあって、どれくらい英語を上達させたいかというゴールセッティングのような物があるとやる気も出ますよね。

大体の人が話す経験では、半年くらいで周りが言ってることが理解できるようになるようです。
そこからは発展的に英語が身に付いてくるので、1年もあれば日常英会話程度なら問題なく話せるというのが結論です。

なぜなら一般的に日常英会話で必要な単語数は、たった1500語~2000語くらいと言われています。

もし普通に日々英語を学びつつ1年という期間を費やしたら、可能な数字だという事がお分かり頂けるのではないでしょうか。あとは個人差の問題で、もし全く英語を上達しようとしてこなかったとしたら、基本的な受け答えができる程度にとどまるでしょう。

しかし地道でもなんでも良いので日々英語を上達させようとしてきたら、結果カナダ人と十分に会話できるようになります。

もし現地の彼氏彼女ができようものなら、もっと英語力は向上するでしょう。

いつも一緒にいるから自然と英語を聞き取る回数も、英語で話す回数も多くなります。
すると次第に、だんだん同じ英語力に近づいていくのです。

これは彼氏彼女に限った事ではないですが、一つ言えるのはいつも一緒にいる人の英語力が自分の英語力に比例する、と考えても過言ではありません。

仮にいつも一緒につるんでいる人が片言英語なら、自分も片言英語になります。まあ最初はそこから始めて徐々にお互い向上するというのも大事です。

逆にいつもつるんでいる人がネイティブの英語スピーカーだとしたら、あなたもネイティブスピーカーへと近づくスピードが格段に速くなるという事です。

ですから本当に、出会う人というのもあなたの英語力を左右する鍵となるかもしれません。

もっといえば語学学校へ通えば、格段に英語力が上がるのは間違いないですね。語学学校では英会話の授業はもちろん、英語環境が整っている上、いつも相談に乗ってくれるプロの先生たちもいます。なんといってもそこには世界中から来た様々な外国人の生徒がいっぱいいるので、彼らと友達になるチャンスは山ほどあります。

そんな訳で、あなたが本気で英語を上達させたいと望むなら、それを叶えるチャンスがそこにはたくさん転がっているという事です。

この記事を書いている人

カナダ留学センター編集部
カナダ留学センター編集部でございます。