皆さんが留学してすぐにお世話になる場所と言えばどこでしょうか。
そうです。それは留学エージェントの現地サポートデスクです。
初日のオリエンテーションが現地留学エージェントで行われ、そこで例えばカナダのトロントであれば、トロントの基本的な情報や今後の生活において役に立つ情報などを教えてくます。
中には、トロントの街を紹介しながら実際に回ってみるツアーやウェルカムパーティーなどのユニークなイベントを開催しているエージェントもあります。
もし、日本で留学会社を通さず留学の準備を行った方、他国から直接入国する方又は留学が二カ国目などで慣れている方などを除き、多くの方々は必ずと言っていいほど、一度もしくは多い方では数十回以上に渡り現地サポートデスクを利用することになるでしょう。
今回の記事で一番皆さんに伝えたいことは、現地サポートデスクの選択は必ずしも一択ではなく、自分に合うサポートデスクは見つかるし、もし、自分に合うところが見つからないとしても自分の相談内容に合うまたはその分野に強いサポートデスクは必ず見つかるはずだということです。
では、これからいくつかの章に分けてより詳しく現地サポートエージェントを実際に利用したことについての感想をまとめていきたいと思います。
- 現地留学エージェントの現地サポートを利用した感想
- 現地留学サポートエージェントの規模の大きさはどう影響するのか
- どう現地留学エージェントを使い分けるのか
- 良いエージェントに巡り合うための方法
- 経験伝授
現地留学エージェントの現地サポートを利用した感想
私自身もワーキングホリデービザでトロントに来て以来、現地サポートデスクを何度も利用していますし、今でも利用しています。
ただ、今回お伝えしたいことは何かというと、最初にこちらで利用することになる現地サポートデスクは、日本で利用している留学会社との提携先になり、自分では選べないということです。
それはどういうことかと言うと、ここが一番重要になりますが、良いエージェントかどうか、もっと言えば自分に合うエージェントかどうかは運次第ということになります。
しかし、安心して下さい。現地エージェントはたくさんあり、自分自身で他の自分に合うエージェントを見つけることは可能です。
これは一見、当たり前のように思われるかもしれませんが、これを知っているかどうかは留学先における留学生活や今後の将来にも影響を与えるぐらい重要なことです。
というのも、私自身ワーキングホリデービザでカナダのトロントに来て以来、色々な機会や相談等を通して全てではないにしろ、多くの現地留学サポートデスクを利用してきた経験を通して感じているからです。
実際に私の経験では、違うエージェントを利用したからこそ、カレッジに進学するというトロント留学を決めたときには全く検討もしていなかった選択肢を選ぶことになり、その決断が自分自身の可能性を広げる道にも繋がったと思っています。
これは他のエージェントに相談する機会を得たからこそ成し得たことだと思っています。
もう少し実経験を話すと、私の友人等に多く見られるのが、自分が会員になっている(初めに利用する現地エージェント)しか利用しようとしないことです。
私がアドバイスをすることにより、違うエージェントを利用しようとする人もいますが、多くはそのまま同じサポートデスクを利用していることです。
それでもそのサポートデスクが本人に合っていれば良いですが、よく聞くのがあまり満足していないという意見です。
この満足していないサービスにも関わらず利用し続けてるというのが一番ダメな例です。
ここまで色々聞いて、そうは言っても会員ではない他のエージェントに行ったとしても本当に丁寧に対応してくれるんだろうかという疑問が沸いてくるかと思いますが、答えはズバリYESです。
会員では無いからと失礼な対応をしてくる現地デスクも中にはあるかもしれませんが、そんなところは二度と利用しなくて結構です。
本当に良い現地サポートデスクは会員でなくてもしっかりとした素晴らしい対応をしてくれます。
現地留学サポートエージェントの規模の大きさはどう影響するのか。
現地留学サポートエージェントの規模の大きさはどう影響するのかということですが、まずはじめに言えることは、そのサポートエージェントの規模の大きさや会社の歴史の長さなどの影響は大きいということです。
それはなぜかと言うと、やはりそういった会社はその都市での繋がりやより幅広い情報を小さい会社よりは持っていることが多いからです。
繋がりは例えば、カナダのトロントに会社があるとすればバンクーバーとの情報共有も出来るだろうし、日本間との生徒の行き来も多く、より多くの実績や経験があることは確かです。
しかし、ここで言いたいことは規模の大きさとサービスの質は比例しないということ。
おそらく安心感というか、安定感という意味では大きな会社の方が良いことは確かですが、現地サービスにおいてそこはあまり重要ではないと言えます。
ここからは、私の実体験に基づいて話していきます。
私は、トロントで大中小全ての現地留学サポートエージェントを利用した経験があります。
その経験によれば、個人として受けるサービスの質は中小の方が大きな規模の会社よりも遥かに良いと感じました。
私が会員となっている現地サポートエージェントはトロントの中でも大きく、私の友人や知人も多く利用しているのですが、満足度が非常に低い傾向にあります。
大きな規模の会社から感じるのは、すでにつながりが日本と構築されているため、自然と生徒が流れてくるので、あまり企業努力なるものを感じたことがないし、対応等全てに対して時間を十分に使えないというのもあるのか、満足するサービスを受けたことがなく、そこで働いているスタッフからその気概を感じたこともありません。
イメージとしては、淡々と自分の職務をこなすことが一番重要で、直接の対応等はその次という感じ。
その点、中小の会社は一人一人に対しての対応も丁寧で時間も取ってくれるので、満足度はこちらの方が高いのは明らかでした。
現地留学エージェントの規模を見極める方法
自分の会員になっている現地留学エージェントがどのぐらいの規模か知るにはいくつかの方法が挙げられます。
- インターネットで調べる(特にスタッフの人員数、会社の年数、そしてウェブページがどのくらいの頻度で更新されているかや情報量の多さ)、
- 実際に訪れてみて感じる(オフィスの大きさ、スタッフの人員数や雰囲気)、
- 友人等にどこのエージェントを利用しているか聞いてみる。(私の経験上、聞くことの回数が多いエージェントが大きい規模のことが多い)
どう現地留学エージェントを使い分けるのか
この第二章では、どう現地留学エージェントを使い分けるのかということについて話していきます。
まずは、これを聞いて、「えっ、現地留学エージェントって使い分けするの!?」と驚かれた方もいるかもしれませんが、そうです。
たくさんある現地留学エージェントにも得意、不得意というか当たり前ですが、良い面と悪い面があるからです。
そして、何よりも現地での生活をより良いものにするためには当然すべきことです。
ではどのように具体的にするかということを詳しく述べていきます。
例えば、今あなたが語学学校を探しているとしましょう。
ちなみに希望等は特にありません。
このときは、大きなエージェントを選ぶ方が良いでしょう。
なぜなら、大きな会社は多くの学校と提携していて、あなたに幅広い選択肢を与えることができるからです。
一方、あなたが条件をすでに決めている場合、特に安さで決めたい場合、小規模校又は独自性等を中心に選びたいときは中小規模のエージェントの方が良いでしょう。
または、じっくりとスタッフと相談して決めたい場合も中小のエージェントが良い選択肢になるでしょう。
他には、私生活面等の相談も中小規模のエージェントが良いでしょう。
なぜなら、大きな規模のエージェントより時間を割いてくれるケースが多いからです。
ただ、もちろん彼らも仕事はあるので、節度は守って下さいね。
良いエージェントに巡り合うための方法
良いエージェントに巡り合うためにはどんな方法があるでしょうか。
一番手っ取り早いのは、経験豊富な知人や友人に聞いてみることです。
ただ、そうは言ってもこれは簡単ではないことも承知しています。
そうなるとやはり直接現地エージェントに足を運ぶということになるでしょう。
ただ、目的も無く行くのはためらうという方も多いでしょう。
そんな方たちにおススメなのが、現地エージェント主催のセミナー等に参加してみることです。
現地エージェントの多くは毎月、ボランティアセミナーや英語勉強に関するセミナーまたはフードパーティーなどを開催しているので、そういった企画を通してエージェントのオフィスの雰囲気やスタッフの感じも知れますし、企画終了後もしくは企画前に相談を行ってみるのも良いでしょう。
エージェントで働いている方々もあなたが何度も足を運べばより親密になって、より相談もしやすくなりますし、セミナー等を通して英語の勉強もできかつ現地の他の日本人の方と知り合いになることで情報共有等も出来ますので、これを生かさない手はないでしょう。
補足ですが、セミナー等の行事の際は特に、スタッフの方たちとの時間を共有できる可能性が高いです。
経験伝授
最後に、私が経験したことをお伝えしようと思います。
先に何を一番伝えたいかを書くとすればそれは、あたなの目的やあなたの想いに合う留学現地エージェントの出会いはあなたの運命を変える力を持っているということでする。
私は、もうトロントに来てから一年以上経っていて、今二年目に入っているのですが、今でもこの自分の置かれている状況に驚いているほどです。
というのも、多くの日本人の方はだいたい留学期間は一年と決めていると思うからです。
私も日本からトロントに来る際は、同じだったし、トロントで知り合った多くの日本人は実際にそうでした。
ですが、私の場合、留学も半年になる頃、たまたま同じ現地エージェントを利用している友人が紹介してくれた違う現地エージェントを訪れたことがきっかけで運命が変わりました。
その現地エージェントでは、すでに半年を過ぎていて今後どうするかを悩んでいた私に丁寧にカレッジへの進学という可能性を示してくれたのです。
それは、もっとトロントに滞在し、英語力を高めたいと感じていた私にはドンピシャリの道でした。
そこから、ワーキングホリデービザということもあり、6ヶ月の語学学校卒業を機に、アルバイトを日本食レストランで始め、なんとかカレッジに進学するためのお金を貯め、今に至ります。
半年を経った頃に初めて異なる現地エージェントを利用して以来、たくさんの現地留学エージェントの英語セミナーや相談会などのイベントを通して利用してきました。
その結果、多くのことを得る機会に恵まれ、それらは、現地のスタッフはトロントでの滞在暦も長く、彼らから多くのことを教わったし、同じ日本人としてどう今後の道を進んでいくべきかという面でも非常に役立つことばかりでした。
これらは、インターネット等では得られない情報ばかり。
また、英語セミナーなどのイベントを通しては、いろいろな英語の勉強方法を知ることや英語の向上を果たすことが学校外で出来たし、普段は会わない日本人の方たちと知り合いになり、友人等の交流の輪も広まりました。
これらの経験というのは本当に自分にとって大きいものでした。
まとめ
最後の最後に皆さんにもう一度重ねて伝えたいことは、自分が会員となっている現地留学エージェントだけではなく、他の現地留学エージェントを利用すること又は知ることで、あたなたの留学ライフに大きく変化を与える可能性があるよということです。
当たり前の話であるが、どんな人でも会社でも完璧ということはないので、あなたに合うもしくはあなたの目的に合う現地留学エージェントに出会うことが出来かつそれがあなたの限られた留学生活をより有意義なものにできることを願いつつこの記事を締めたいと思います。