初めての留学、初めてのホームステイをする方もたくさんいると思います。
生活習慣や食文化の違うカナダでホームステイをするときに気を付けたことがいいことについてお伝えします。
- 食事はどんなものが出てくるの?食事が合わなかったらどうしよう…。
- ホームステイをするのにお土産に何を持っていけばいいの?
- シャワーや洗濯、日用品はどうしたらいいの?
- 家族とコミュニケーションをとるときは…?
- 日常生活で気を付けるべきところは…?
わたしのホームステイの経験をたくさん交え、ホームステイをする前に心配なことにお答えします。
・食事について
異国で生活するうえで気になるのが食事です。
カナダは移民の国と言われているように、ホストファミリーにもカナディアンのみならず、中東や東南アジア、ヨーロッパの家庭もあります。
私がホームステイをしていた家庭はホストファザーがカナディアンでホストマザーがフィリピンの家庭でした。
食事はホストマザーが1日3食用意してくれており、朝食はパンや果物、昼食はお弁当でサンドイッチや野菜、夕食はハンバーガーやパスタ、フィリピンの家庭料理が多かったです。
食事が合わないということはなかったですが時々「日本食やお米を食べたいな」と思ったこともありました。
カナダには日本食スーパーや韓国スーパー・チャイニーズマーケットなどアジア系のスーパーやレストランもたくさんありました。
なので、友達と外食する時はアジア系の食事を選んだり、ホームステイ先でも自炊をしたりして食事をしていました。
ホームステイに行った初めての食事の時に、食べられないものやアレルギーがあるものなど伝えておくといいですね!
また、外国の食事量はとても多いのではないか…と出国前に心配していましたが、自分で好きな量をとって食べるスタイルの食事だったので、食べれるものを好きな量だけとって食べていました。
自分で取った量を残すのはオススメしませんが、分けられている食事が食べきれず残すときは「お腹いっぱいだよ」と正直に伝えて良いと思います。
食事がおわったら自分の食器は自分で洗い、ホストマザーのお手伝いをするようにしましょう。
・ホストファミリーへのお土産は何がいい?!
日本からカナダへ留学に行くときにもっていくものの1つに、ホストファミリーへのお土産がありますね。
日本人の気遣いをみせるためにも、ホストファミリーとして迎えていただき感謝の気持ちを伝えるためにも、お土産を持っていくのはオススメです。
わたしのホストファミリーは、両親に子供たちが2人いました。
2人の子供たちは高校生でどんなものが喜ばれるかわからなかったので、お土産にお菓子を持っていきました。
日本のお菓子でとても喜んでもらえたのが「カントリーマーム」でした。
クッキーに似ていますが食感がカナダのお菓子にはないので喜んでもらえたようです。
日本出国前は日本文化のようなお土産を持っていったほうがいいかなぁとたくさん考えましたが、ホストファミリーは留学生を何度も何度も受け入れていたようで、ホームステイを始めてから食器棚の中から日本の文化を象徴したような絵柄の箸がたくさん出てきたり、折り紙がおいてあったり…。
たくさんの留学生が日本から持ってきたであろうお土産が残っていたので「お菓子にしてよかったな…」と思いました。
そのほか、地元福岡のお菓子やおせんべいなどたくさんもっていきました。
ホームステイ先の高校生の息子さんに「おいしかったよ、ありがとう」と言ってもらえた時はとてもうれしかったです。
また、友達のホームステイ先には小さな子供たちがいたようでポケモンのグッズやアニメグッズを持って行ったらとても喜んでもらえたと言っていました。
カナダで生活してみて思ったことは、日本の文具のクオリティが高いこと!
ノートの質も違いますし、ボールペンの種類の豊富さや書きやすさも日本のものが一番だと感じました。
なので、学生がいるホームステイ先へのおみやげは、文房具もオススメだと思います。
・シャワーや洗濯、日用品はどうしたらいいの?
ホームステイに行くということは、家族の一員となるということです。
ホストファミリーに迷惑をかけないように、自分も不自由がないように生活するにはどうしたらいいのでしょうか。
まず、ホームステイに行った時にはまず、ホームステイ先のルールを確認することが必要です。
事前に聞きたいことや心配なことがあればメモしておくといいでしょう。
確認すべきこととしては、洗濯のこと、シャワーは何時までに浴びればいいのか、シャワーで使っていいスペース(シャンプーや洗顔を置く場所)はどこなのかなどたくさんあると思います。
カナダの家庭には、だいたいの家に洗濯機・乾燥機がありますが、ホームステイをしていた際は1週間に1度の洗濯で、洗剤や柔軟剤はホームステイ先のものを使う許可をもらっていました。
天気がいい日は乾燥機を使わず外に干していました。
ちなみに、洗濯機の使い方とても難しかったです…(笑)絶対に教えてもらっておいた方がいいことのひとつです!
シャワーは夜10時までに浴びてほしい、シャンプーやコンディショナーは自分で用意することと説明してもらいました。
10時以降に浴びることになる際は翌日朝に浴びたりしていました。
1か月もの間お世話になるので、極力トラブルは避けたいですよね。
説明されたルールは必ず守るように注意しましょう。
日用品については、ホームステイ先でトイレットペーパーはホストファミリーのものを使用していました。
シャンプー・コンディショナーは自分で用意し、バスタオルも借りていました。
日用品については各ホストファミリーでルールが違うと思うので、確認しわからないことはトラブルになる前に聞いてみましょう!
・ホストファミリーとコミュニケーションをとるときは…
わたしがホームステイをしたあと後悔したことのひとつに、家族ともっとコミュニケーションをとればよかったなと思ったことです。
当時英語が話せなかった私は、ホストマザーとはたくさん話をしたり、散歩や買い物に出かけたりしていましたが、ホストファザーや子供たちとコミュニケーションをとることは少なかったです。
しかし、家のなかでは顔をあわせることがたくさんあったので、積極的にコミュニケーションをとればよかったなと思います。
そのほかにも、観光するところや買い物に行くといいところを聞くなど、コミュニケーションをとる機会を逃さないようにするといいと思いました。
「英語が話せないから…」と億劫になってしまい話すことができませんでしたが、ホームステイは初めの1か月だけだったりする方が多いので、1か月でカナダの家庭生活を体験するので、時間はあっという間に過ぎてしまいます。
シェアメイトがいる場合は、お互いに英語を教えあいながら英語を勉強していくのもいいでしょう。
私の友達は、自分でホームステイ先を探し学生5人とホストファザー・ホストマザーの家庭に住んでいました。
家庭内ではEnglish Onlyで同国籍の学生がいても英語で生活をしていました。
毎日1日にあった出来事を1人ずつ英語で言っていきコミュニケーション力を伸ばし、ホストファミリーとの交流もできるというとてもいい環境で生活をしている子も居ました。
ホストファミリーとの生活は日常生活の中で使う英語をたくさん学ぶことができる環境であり、英語力を伸ばすいい機会です。
英語力がないから…自信がないから…という理由でコミュニケーションをとらないよりも、たくさん話しかけて英語力を伸ばしながら、家族との関係も深めていけるようにすることをおすすめします。
・日常生活で気を付けることは?
日常生活の中で気を付けることについてです。
ホームステイ先の家族にもよるかもしれませんが、ホームステイをするということは家族の一員となるということです。
朝起きたら「おはよう」「行ってきます」等の挨拶はもちろん「何時に帰るよ」「今日は夕飯友達と食べるからいらないよ」など自分の行動についてもきちんと報告するようにしましょう。
私もホームステイ中に帰りが少し遅くなった時ホストマザーから「遅かったわね、遅くなるときはメールちょうだい、心配するから」と言われたことがあります。
カナダで携帯電話を契約すると、電話番号でメールが送れるショートメールのような機能が使えますので家族との連絡もとりやすいです。
まとめ
上記にも述べたようにホームステイをするということは、ホームステイ先の家族の一員となるということです。
日本でも同じですが、私は「親しき仲にも礼儀あり」だと思っています。
挨拶はもちろん、ホームステイ先の家族が生活するうえで「嫌だな」と思いそうなことはしないよう注意しましょう。
日本人は部屋を綺麗につかってくれる、マナーがなっているとおもわれていると良く聞きます。
ひとりひとりが自分は日本人の代表だと思って生活してください。
留学生ひとりひとりがホームステイ先の家族からは「日本人は…」というイメージとなります。
ホームステイ生活を楽しくすごすために、マナーをまもって過ごしましょう。