私が ILSC に決めた理由は、長い間学校に通うのでたくさん授業数があること、国籍に偏りがなく、たくさんの国籍の人がいること、レベル分けが細かく、カレッジもあることでした。

カナダに渡って 1 ヶ月後、困ったことがありましたが、日本人カウンセラーさんや先生に助けていただきなんとか乗り越える事ができました。

授業以外でも ILSC にはアクティビティ専門部署があり、バンクーバーのいい所を紹介してくれるアクティビティーがたくさんあるので、安心してバンクーバーを楽しむ事が出来ました。

ビーチバレー、山登り、アイスホッケーの試合観戦などアクティビティーを通して友人もたくさん出来ました。

ILSC のクラスでは日本の学校のように勉強勉強！という感じではないですが、様々な授業を通して自然と英語も身に付き、ILSC を卒業したあと TOEIC の勉強をしたらリスニングで 400 点を超えていてびっくりしました。現在、日本の大学の戻り、3 月に卒業を控えていますが、大学入学時からの TOEIC の伸びが大学全体で 4位という成績になりました。

私は語学力を身につけることで自分に度胸と自信を持ち、海外の人と接するチャンスを自分で掴める人間になりたい、そして海外で実際に生活することでその土地の文化やそこに住む人々に触れ、自分の価値観を変えるたくさんの経験を積み立てたいという思いから、この留学を決意しました。

学校初日の学力テストの後、私のクラスは下から2番目のクラス。始まってからの数週間は先生の話していることが全く理解できず、周りの生徒の動作に合わせて動くという状態が続いていました。

学校での英語のレベルはどうにか順調に登っていき、私のレベルが中級レベルに上がった時点から選択できる授業数が増えました。もともと興味のあったHumanitiesのクラスを選択できるようになったので、PPTという歴史のクラスやメディアクラス、そして社会問題を扱うクラスなどを受講しました。８セッション目で私が選択したのはフィルムメイキングというクラスで、映画をつくる工程を学び、そして実際に生徒たちが自分たちの力で1本映画を作るというもの。限られた時間内で一つのものを作り上げるということもあり、生徒同士の仲もものすごく親密になれました。完成した作品を学校で上映した時は、感動と達成感で胸がいっぱいになりました。

ILSCが始まった当初は英語に対して怯えており、先生の話していることが分からず、自分の力にまったく自信がありませんでした。ただ学校を卒業するころには授業や先生の話す内容も理解できるようになり、生徒たちとの英語でのコミュニケーションの際には、支障のないぐらいまで成長することができました。

ILSCに通った約9ヶ月のおかげで英語に対しても自分に対しても自信をつけることができたと思います。

帰国後はかねてからの夢であった歴史科の教員を目指そうと思っています。少しでも生徒に私の体験談や留学で学んだもの、見たり聞いたり感じたりしたものを伝え、生徒たちの夢を抱くことへの小さなきっかけになればいいなと思います。