東京からニューヨークまでは飛行機で約13時間、航空券が10万円前後と、多くの時間と費用がかかり、日本から旅行する機会はなかなかないでしょう。

そのため、トロントに滞在している間にニューヨークへ旅行に行こうと考えている人はたくさんいると思います。

私自身も、過去に3回NYCへ旅行しました。

ここでは、トロントからニューヨークへの移動や宿泊方法、いくつかの観光スポットについて紹介したいと思います。

安さならバス、速さなら飛行機!

まずはトロントからニューヨークまでの移動手段2つについて紹介します。

1つ目は、長距離バスです。

トロント-ニューヨーク間を運行している長距離バス会社は主にMega BusとGreyhoundの2つの会社があります。

どちらもオンラインでの予約、クレジットカードでの支払いが可能ですので、とても便利です。

チケットの値段は、予約の時期が早くほど安くなり、残りの席数が多くなっていくほど高くなっていく仕組みです。

ここで驚きなのが、Mega Busという会社ではトロント-ニューヨーク間のバスチケットの最安値が$1ということです。

$1ドルチケットを購入するためには、かなり早く予約を行わなければなりませんが、とてもお得なチケットです。

1週間前の予約でも、Mega Busでは片道約50-60ドル、1日4便のバスサービスを提供しているので急にお休みができたときなどでも気軽に旅行ができます。

またバス移動の所要時間ですが、11時間-13時間ほどです。

この時間には、サービスエリアでの休憩、アメリカに入国するときの入国審査が含まれています。

サービスエリアでの休憩では、トイレに行ったり食事を購入したりすることができます。

11-13時間ほどと予約する際に表示されているのですが、天候や入国審査の時間などで遅延することがよくあります。

また、バス内にはもちろんお手洗いがありますので、長距離バスでも安心です。

10時間を超えるバスの旅はとても長く感じますが、トロントを夜に出発し、NYの午前中に到着する便を利用すればバス内で寝ておくこともできますし、バス内にはWi-fiが通っているので、インターネットをしながら過ごすこともできます。

バス内で快適に過ごすためにおすすめなのが、バスターミナルに早めに到着し列に並んでおき、いい席を確保することです。

バスは指定席ではないので、ぎりぎりに到着すると座席が選べないということになってしまいます。

また、休日前や休日出発は大変込み合うため、平日出発をおススメします。

バスがあまり混んでいない場合は、1人で2席分利用することも可能です。

トロントのバスターミナルは、トロントのダウンタウンのDundas駅から徒歩数分の場所にあります。

次は、値段は少しかかってしまいますが、飛行機でニューヨークへ行く方法です。

トロント付近には、Toronto Pearson国際空港とトロントのダウンタウンからアクセスがしやすいBilly Bishop Toronto City Airportの2つの空港があり、どちらからもNY便が出ています。

Pearson空港を利用する場合は、NYC付近の3つの空港すべての便がありますが、Billy Bishop Toronto City 空港を利用する場合はマンハッタンから少し離れたNewark空港への到着になります。

航空券の値段ですが、時期や時間帯にもよりますが、350ドル以上はかかってしまいます。

バスの値段よりは往復で200ドル以上高くなってしまいますが、飛行時間は約1時間30分とかなり短縮できます。

宿泊方法について

次に、NYでの宿泊方法について紹介します。

NYの中心地(タイムズスクエア近く)のホテルに泊まろうと思うと1泊3万円以上することもしばしばあります。

なので、おすすめの宿泊方法は、ゲストハウスやアパートメントホテルを利用することです。

街のアパートやタウンハウスなどを短期旅行者用に貸し出しているもので、ホテルに泊まるより格安でNYの中心地に宿泊することが可能です。

中には、日本人経営のゲストハウスやアパートメントホテルなどもあり、予約や問い合わせ等、日本語での対応になりますのでなにかと安心できます。

このような宿泊施設はプライベートバス、トイレ付きの個室のものもありますが、もっと費用を抑えたい人は、バス、トイレが共同のものや、一部屋にいくつかベッドがあり、他の宿泊者さんと一部屋をシェアするドミトリータイプのものも存在します。

部屋とバス、トイレなどをみんなでシェアするドミトリータイプのものでしたら、1泊30ドル程度でNYCの中心部に宿泊できる場合もあるようです。

ニューヨークをお得に観光しよう!

初めてのニューヨークの観光には、ニューヨークの有名な観光地を割引価格で回ることができるニューヨークシティーパスや、ニューヨークパスの購入がおすすめです。

この2種類のパスはどちらとも、ニューヨーク出発前に購入が可能です。

ニューヨークシティーパスは、NYの有名観光名所6か所(エンパイアステートビルやメトロポリタン美術館、自由の女神へのフェリーチケットなど)を9日間観光できることができるもので、大人で110ドル程度での購入が可能です。

6か所すべての場所をパスなしで観光しようと思うと、180ドル以上かかってしまうようなので、格安のパスとなっています。

また、ニューヨークパスはNYの80の観光名所(自由の女神やエンパイアステートビルなどを含む)に入場可能なパスで、パスの有効期限によって価格が変わってきます。

また、多数のレストランやカフェでの割引もあるため、ニューヨークシティーパスより少し割高ですが、パスの使い方によってはかなり節約できるパスとなっています。

割引価格で観光名所を回ることができるのはもちろん魅力的ですが、これらのパスを持っていると、一つ一つの観光名所でチケットを購入するために列へ並ばなくていいため、時間の節約にもなります。

ブロードウェイミュージカルを割引価格で観よう!

ニューヨークへの旅行中に一度は観たいブロードウェイミュージカルのチケットを割引価格で購入する方法を紹介します。

まずは、tktsです。

tktsはタイムズスクエアの真ん中にある赤階段の下にある割引チケットの専門店です。

このチケット屋さんでは、当日売れ残ったチケットを安く販売しているため、通常価格の30-50パーセント割引で購入が可能です。

夜の公演を観る場合は、夕方になるまでどのチケットが売りに出されるかわかりません。

席も自由に選ぶことができないので、とにかく安くミュージカルを観たいという人におすすめの購入方法です。

次にジェネラルラッシュチケットです。

いくつかの劇場では、当日の公演のチケットを先着順でかなり安く販売しています。

当日、劇場がオープンする前に並んでの購入になるので、時間に余裕のある人におすすめの購入方法です。

どの公演がラッシュチケットを出しているかは、インターネット上で検索してみることができます。

また、抽選式のロッテリーチケットもジェネラルラッシュチケットと同じく格安で購入が可能です。

公演開始の2-3時間前に受付を行い、その場で抽選会が行われます。

ラッシュチケットやロッテリーチケットは、購入できない可能性もかなりあります。

しかし、購入できた場合、席が最前列から5列目ぐらいのいい席で観ることができるので、試してみる価値はあると思います。

日本に上陸している話題のお店に行ってみよう!

ニューヨークには、日本に上陸し話題になっているお店がたくさんあります。

例えば、2015年に日本に上陸し、連日数時間待ちと人気のハンバーガー屋さんのShake Shackや、サンフランシスコ発、コーヒー界のアップルと言われ、2015年に日本へ上陸し東京で店舗を増やしているブルーボトルコーヒーなどです。

このようなお店は、NYでは日本の店舗より空いていることが多く待ち時間も短いため、NYでも試してみてください!

まとめ

以上、トロントからニューヨークへの旅行について紹介しました。

ニューヨークは世界で最も有名な観光地のため、すべての価格が観光客向けで高いことがよくあります。

バスやアパートメントホテルの利用で少しでも節約していろいろなところに観光へ回ってみてください。

観光地ですが、夜間には危険な地域もあるようなので、そのようなことにも気を付けて観光を楽しんでください!