日本学生支援機関JASSOをご存知ですか?

日本学生支援機関JASSOは、金銭面で修学を諦める優秀な学生を支援する機関で、奨学金の給付、貸付をしている機関です。

奨学金だけではなく、海外留学にも力を入れていて、毎年、海外留学フェアや、海外留学説明会なども頻繁に開催していて、世界に羽ばたく若者を応援しています。

その中で1番大きなイベントが、この海外留学フェアです。

2016年は、6月25日に東京で留学フェア開催されました。

このページでは、日本学生支援機関JASSOが主催しているフェアや説明会などについて書いていきます。

  1. フェアの内容
  2. 今から参加できる説明会
  3. フェアや説明会前に、考えておくと良いこと
  4. フェアに参加する前に質問リストをつくろう

フェアや説明会の開催予定日は、日本学生支援機関JASSOのサイトか、日本学生支援機関JASSOが運営するサイト『海外留学支援サイト』を確認してください。

日本学生支援機関JASSO:http://www.jasso.go.jp/

海外留学支援サイト : http://ryugaku.jasso.go.jp/

1、フェアの内容

プレゼンテーション

日本学生支援機関JASSOでは、毎年、海外留学を希望する学生、社会人を対象に海外留学フェアを実施しています。

ブースを構えている機関は様々で、各国・地域の大使館・政府関係機関・試験実施機関等、日本学生支援機構の奨学金担当者、留学経験者などが集まり、海外留学について話をしてくれます。

参加費用は無料ですので、誰でも参加することが可能ですし、予約などもする必要がありません。

広い会場は、各ブースに分かれていて、各国の大使館のブース、資料コーナー、3つのセミナー会場に、総合案内、留学体験者コーナーなどがあります。

2016年度のフェアに参加した国は、韓国、台湾、中国、フィリピン、マレーシア、フランス、イタリア、ドイツ、スウェーデン、イギリス、オーストラリア、カナダ、アメリカ、コロンビア、トルコ、南アフリカ、ポーランド、ハンガリーで、なんと18ヵ国で、他にも韓国教育院、エラスムス・プラス(EUの大学院留学プログラムと奨学金機関)、公益財団法人・日本英語検定協会、TOEFL、そして日本学生支援機関JASSO のブースがありました。

各国の魅力や特徴を大使館のスタッフから聞ける機会はなかなかなく、どこに留学に行くか迷っている人は、各国の説明を聞くと進路が決めやすくなります。

セミナーの会場も3つに分かれていて、いろいろな話を聞くことができます。

セミナーの内容も幅広く、主要都市のアメリカ、カナダ、オーストラリア留学についてはもちろん、ポートランド留学など、あまり留学事情が知られていない国の説明なども聞くことができます。

また英検、TOEFLなどの試験の概要なども聞くことができます。

スタンプラリーもあり、4つスタンプを集めたら景品が貰える嬉しい特典もありました。

自分の行きたい国が決まっている人は、その国のブースで話を聞けば、もっとその国について知ることができますし、まだ決まっていない人は、いろんな国のブースに行き、話をすることで、行きたい国が少しずつ決まってくるでしょう。

また留学に不安がある人は、体験者コーナーに行けば、不安に対してのアドバイスがもらえます。

留学フェアは、情報交換の場でもあり、留学に対する不安を解消できる、そんな場所です。

2、今から参加できる説明会

オフィス

留学フェアは、年に1回、東京で開催されます。

また日程も1日のみなので、参加したくても行けない人もいます。

そんな時には、各地方で開催される説明会に参加しましょう。

フェアに比べれば、規模も参加する機関も少なくなりますが、その分知識が豊富なスタッフが相談に乗ってくれます。

この説明会は要予約になっていますので、必ず予約をすることを忘れないでください。

説明会以外にも、公的機関主催の海外留学イベントも開催されています。

新しいイベントはアップデートされていくので、『留学支援サイト』で確認しましょう。

3、フェアや説明会前に、考えておくと良いこと。

海を見つめる男性

留学フェアや説明会の会場には、たくさんの人が集まっています。

せっかく参加したのに、質問できなかったり、何を聞いたらいいのか分からなかったりするのは、もったいないですよね。

もちろん、漠然とした留学計画で留学フェアに参加することはできます。

そんな中で、情報収集をしてから留学先を決めたい!と思う人も多いですが、どうせ参加するなら意義あるものにした方がいいですよね。

質問の仕方次第で、返ってくる答えも変わります。

例えば、『留学にいくらお金がかかりますか?』と聞くとします。

そうすると答えはきっと、『1年の留学で平均◯◯円くらいです。』
と返ってきます。

アバウトに質問すると、アバウトな返事が返ってくるので、あまり参考になりません。

相手は、留学関係者でプロです。

細かい質問をしてもきちんと返してくれます。

もしも、あなたの貯金予定額が決まっていたり、行く期間を決めていたりするなら具体的に質問してみてください。

例えば、

『3ヶ月の語学留学を考えているのですが、生活費と合わせていくら資金が必要ですか?』とか、

『100万円の貯金で、こんな留学をする場合、何ヶ月滞在できますか?』

など細かい質問をすれば、あなたの聞きたい答えが返ってきます。

限られた時間の中、また人も多い会場では質問する時間も貴重になります。

何を聞きたいのか、メモなどに書き留めておきましょう。

国によって、留学費用は大きく変わります。

物価が高い国に行けば、家賃、食費、通学費、医療費が高くなりますし、物価が安い国に行けば、その分留学費用は抑えられます。

質問リストを参考に、質問を考えてみてください。

4、フェアに参加する前に質問リストをつくろう!

吹き出し

では、質問リスト作ってみましょう。

あなたが質問リストを作る参考として読んで下さい。

①1ヶ月の生活費を聞く

生活費で、留学資金は大きく変わります。

1ヶ月の生活費がわかれば、後は希望滞在期間をかければ必要な金額がでてきます。

国によっては、学生は公共交通機関代が無料な国もあります。

②就労許可があるか聞く

学生ビザの中には、1週間に決まった時間以内なら働いてもいい国があります。

働くことができるなら、生活費の足しにできて、資金も少なくすみます。

何時間働けるのか、時給は平均どのくらいなのか、聞いておきましょう。

カナダは大学やカレッジに通うための学生ビザなら週20時間まで働くことが可能です。

またカナダでは、ワーキングホリデービザがあれば自由に働けますが、国によって色々とその国のルールがあります。

たとえば、オーストラリアでは、同じ会社で6ヶ月以上働けません。

③修学することのメリットを聞く

カナダでは、大学の滞在期間と同じだけの就労許可が卒業後にもらえます。

このように国によって、ビザに対するルールの違いがあります。

④申請できる奨学金があるか聞く

日本学生支援機関JASSOの留学フェアに参加したなら、奨学金について聞いてみましょう!

支援してもらえれば、留学への近道になります。

このほかにも、治安や天候、日本食が手に入るのか、自分の趣味ができるところなのか・・・聞いてみましょう。

しっかり質問をまとめて、十分な情報を得て、満足して帰れるようにしてくださいね!

まとめ

日本学生支援機関JASSOの留学フェアは、通常、春にあります。

また興味がある方は、説明会にも参加してみてください。

日本学生支援機関JASSO以外にも、各留学エージェントで留学フェアが開催されていますので、そちらにも参加してみましょう。