カナダ留学に必要な英語力

留学に行く際に、出発までや学校に申し込むのにどのくらいの英語力が必要か気になりますよね。

留学中の滞在方法などでも英語力の必要性は変わってきますが、ある程度の指定がある場合もあります。

このページでは、各留学に必要な英語力について書いていきますので、参考にしてください。

  1. 高校留学に必要な英語力
  2. 大学留学に必要な英語力
  3. 語学留学に必要な英語力
  4. ワーキングホリデーに必要な英語力

学校のレベルによって違う場合もあるので、各自治体や学校に確認しましょう。

1、高校留学に必要な英語力

本を読んでいる女の子

カナダの高校に進学する場合、特に指定されている英語力はありません。

カナダの高校には、留学生が世界中から集まっていることもあり、英語を第二言語とする学生たちのために英語の補修授業も行われています。

しかし、カナダに行った際には、学校の説明やホームステイや生活面などの説明は自分で聞いて理解する必要があり、日本人の先生がそばにいたり、日本語に翻訳された説明書を渡されたりする訳でもありません。

そのためカナダについた時点で、相手の言っていることがわかる程度の英語力が必要になります。

文法理解のみではなく、ネイティブスピーカーが話す英語を聞き取る力や、相手がわかるように話すスピーキング力も必要です。

可能なら短期でもいいので、外国人講師の英会話教室に通ってからカナダに行くことをお勧めします。

カナダに行くまでは、支援してくれる団体や学校、留学エージェントなどが日本語でサポートしてくれますし、カナダについてからも留学生のサポートは沢山ありますが、ある程度の語学力はつけておいてください。

英検でしたら準2級程度と言われていますが、リスニング力の目安は英語のドラマの内容がなんとなくわかり楽しめる程度、スピーキング力の目安は何も台本がない状態で、自己紹介(趣味や住んでいる場所など)ができれば大丈夫でしょう。

日本にいる間に英会話教室に通えない人は、アメリカのドラマを借りて見てみましょう。

英語字幕をつけてみると何を言っているのかわかり易いです。

またわからない単語をすぐ調べて、その言葉を使って日記を書いたりするのもお勧めします。

今日あった出来事を英語にするのは、スピーキング力アップに繋がります。

最初は難しかったり、同じ文ばかりや短い文ばかりになったりしますが、すこしずつ長い分が書けるようになります。

留学中も同じように繰り返していけば、あなたの英語力は上がって行くでしょう。

よく留学したら英語が話せるようになるといいますが、その考え方は間違いで、留学中に努力をした人だけが英語を話せるようになります。

英語が話せるようになって帰ってくるか、わからないまま帰ってくるかは、あなた次第になるでしょう。

カナダの高校に進学した場合、大学もこちらに進学することが可能になり、大学に行けば2年間の就労許可(働ける許可)がもらえ、永住権を取るのも夢ではありません。

カナダは奨学金制度も日本より発展していますので、大学進学も視野に入れてみましょう。

2、大学留学に必要な英語力

大学で卒業試験に備えている青年

カナダの大学に入学する際には高い英語力が必要になりますが、大学の場合も学校が指定している語学力というものはありません。

しかし、大学の勉強となると高校よりも更に専門用語も増え、出てくる単語も難しくなります。

また語学力のみではなくプレゼンテーション能力も必要になり、大学のテストの20%をプレゼンテーションの発表に当てている学科もあります。

カナダの大学に入学するのに入試はなく、高校の成績などで選考されます。

高校の時の成績が半分以下の場合は入学が困難になるでしょう。

また語学力の証明としてTOEFL iBT79~80(PBT550)ほどあれば、優先して選ばれるでしょう。

行く大学で英語資格の証明が必要な場合と必要ない場合がありますが、取っておいて損はありません。

英検やTOEICはレベルが低いので、大学留学には必要ありません。

学科や大学によっては、日本の高校で習っていない教科が必須科目になっている場合もあるので、その時は専門学校やカレッジに大学入学前に行って資格や卒業証明などをもらう必要があります。

授業を理解するだけの語学力がない場合も、語学学校に行って勉強する必要があります。

日本の高校からカナダの大学に入学する条件は簡単ですが、入学するまでに資金も時間もかかります。

高校からカナダに留学し、大学進学を目指しましょう。

カナダの高校に進学すれば、アメリアの有名大学に入学することも可能になりまし、カナダの高校は教育水準も高いのでアメリカ留学を目標にしている人にもお勧めできます。

大学に入学する際には、語学力、プレゼンテーション能力、専門知識が必要になることを覚えていてください。

先ほども言いましたが、カナダの大学を卒業すれば、2年間の就労許可が下りるのでカナダでの就職が可能になりますし、永住権の申請にも有利になります。

生活水準も高いカナダでの生活は、仕事のしやすさ、子育てのしやすさ、休暇の取れ方すべて日本とは異なります。

世界中の人にカナダが選ばれている理由を、あなたもすぐ実感するでしょう。

3、語学留学に必要な英語力

語学留学に必要な語学力はありません。

どの学校にもエレメンタリーコースがあり、まったく英語が話せない人のためのクラスがあるので、初心者でも安心して通うことができます。

また語学力が上がった時点で先生の方から進級するよう言われるような仕組みになっている学校が多いですが、語学力の低い語学学校で、通っているだけで英語を話せるようにはなりません。

目標を持ち、夢を持ち、次のクラスに進級する努力を惜しまなかった人だけが少しずつ英語が話せるようになっていきます。

翻訳や、ヨガの資格などレベルアップを目標にしている場合は、学校指定の語学力が入学時に必要になります。

日本にいる間にその英語力を身につけておけば、お金もかかりませんし、時間の節約にも繋がります。

カナダに行ってから・・・と後伸ばしにせずできることから始めて行きましょう。

また語学学校は日本人が多いです。

もしも語学だけが目標の留学ならバンクーバーやトロントなどの都市に留学するよりも、少し田舎の都市を選ぶことをお勧めします。

日本の留学エージェントが紹介してくれる学校も日本人が多くなります。

学校やエージェントによっては、日本人率なども教えてくれることがあるので、聞いてみましょう。

留学中はどうしても不安になるので、日本人が周りにいるとどうしても甘えてしまったり、日本人とばかり一緒にいてしまったりします。

『日本人が学校にいても大丈夫!』と思う人は大丈夫だと思いますが、もしも語学力アップを目標にしているなら大きな都市は選ばないようにしましょう。

カナダで日本人が少ないと言われているのは、バンクーバーアイランドにあるビクトリアやケベックにあるモントリオール(英語とフランス語)、ノバスコーシャにあるハリファックスはまだ日本人留学生が少ないです。

4、ワーキングホリデーに必要な英語力

ストレスがたまっている学生

ワーキングホリデーに必要な英語力は特にありませんので、どのレベルの人でも参加することができます。

英語が話せない人が比較的多いので、最初に語学学校に行く人も多いです。

またワーキングホリデーの場合は就労許可があるので働くことができ、英語力次第で働ける場所が変わります。

語学学校も適当に過ごしてしまい、特に英語力が伸びないまま学校を卒業する人も少なくなく、その後が日本食レストランなどの厨房で働く人が多いです。

英語が話せるようになれば、ウエイトレスになることもできます。

現地のカフェやバーで働く場合には一般会話くらいはできないと雇ってもらえないことが多いですが、こちらも裏方のお皿洗いなどは語学力関係なしに雇ってもらえるでしょう。

日本人用のツアーガイドなどの仕事もホテルの予約や問題解決などもしないといけないので、基本英語力が必要になります。

バンフやナイアガラの滝周辺は日本人観光客用の仕事も多いですが、その状況で英語を上達させるのは少し難しいです。

最初に行く語学学校での努力次第でその後の仕事先が変わるので、しっかり勉強しましょう。

ワーキングホリデーで語学力アップを目指すなら、なるべく日本人と一緒に住んだり、一緒に働いたりすることを避けましょう。

日本食レストランで働くなら、家は外国人と住むなど工夫をしなければいけません。

ワーキングホリデーで1年間過ごしてTOEIC500点と言われていますが、実際にはほとんど英語がわからないまま帰国する人も少なくありません。

自分でしか決めることができない状況なので、目標を持ち1年を過ごしてください。

まとめ

英語が話せるようになるまで2000時間かかると言われています。

留学中は少しでも英語を聞き、話し、勉強してこの2000時間に近づけて行きましょう。

英語が話せるようになると、どこの国に行っても通じます。

どこの国の人でも話し、分かり合えることができます。

日本から出て、広い世界を見ることもできます。

高校留学も大学留学も語学留学もワーキングホリデーも、語学力の指定が特にないのは、少しでも多くの学生がカナダに留学しやすくするためでもあります。

英語が話せないからこそ留学しましょう!

どの留学でも、夢を持つことが一番の英語習得への近道になるでしょう。